（キーワード検索はCtrl+Fキー）
ガリレオへの 弔い
人間同士の不仲
地球と他の惑星の生き方 対比
開設 2022/03/20
更新 2023/07/31
ガリレオの引用はこのＨＰでも多く行っている。彼は地動説を唱えたが、説を曲げないので、最後は投獄されそのまま死んだ人である。実はこれに似た人で「ジョルダーノ・ブルーノ」という、同じイタリアの人が居る。彼もガリレオと同じ研究熱心な人（宗教、哲学などの研究）で多くの著書を残している。邦訳も多く出されており、詳しい方も多いだろうと思われる。ブルーノはガリレオと同じように捉えられたが、罪はガリレオとほぼ同じであった。最後は火炙りの刑になり、彼は少しもひるむことなくそのまま焼死したようである。ガリレオより少し先代の人であるが、罪は地動説や、他の惑星（地球と同じような）の存在を主張した嫌疑で、ほぼガリレオと同じ罪に問われた。地球や他の惑星のことで、これほど凄惨な事件は他にはない。その後の事件の処理については報じられていない。ガリレオのときは別項にも述べているが、実に簡単な公的報道（ローマ法王庁）がなされたのみで実にあっけなかった。ブルーノの場合、これらの報道がなされたかは、私は知らない。ともかく現在に至っていずれもヒッソリと後始末をしたことは推測できる。法王庁が報道したと云ってもその罪は、実は彼らだけのことにはならない。実質大衆もいずれも断罪されなければならないはずであったと思われる。
問題はこの始末の方法である。ガリレオのときは法王庁が誤りであったと詫びを入れたが、新聞の隅っこにベタ記事で済ませてしまったのである。ブルーノの場合も今では同じ扱いになっている。教会は外部から見る限りこの件に関しては、少しも悪いとは思っていないようで、詫びでチョット会釈をしただけに見える。大げさに頭を下げると、コケンにかかわるからと思われるからだろう。事の重大さから考えてみると、このような謝りで済む問題ではないように思われる。特にこれから宇宙時代にかかり、大衆が宇宙の実態を知るようになると、とてもこの会釈で済まされるものではない。本当は教会を挙げて、または地球全体で上げて懺悔をするのが本当のような気がする。しかし本当の真の宇宙時代はまだ来ていないので暫くはこのごまかしがきくだろう。
ともかく言い訳として「科学はその後、進歩したのだからしかたがない」と言い訳するかもしれない。しかし出来ればガリレオ達への詫びは徹底的にやる必要があると思われる。なぜこれを言うのかというと、実は他の項目で述べているように、人間は生まれ変わるのである。魂は死なない。ということはガリレオ、ブルーノ 本人達は今も生きていることになる。地球ではない、当然他の惑星にである。そして今でも彼らはその惑星で、感じているはずである。「地球ではあの事件の後どうなったのだろう？」と案じていると思われる。彼らの真実への思いは私達より遙かに強かっただろうから。
ところで今生きている地球人であるが、教会を含め、大衆は一体何をしているのかと言わざるを得ない。あの時とちっとも変わらず、今もお互いが殴り合った生活をしていると知ったら、彼らはなんと思うだろう。おそらくガックリするのではないのか？ 「相変わらず変わってないな」 とも思うだろう。「私達は命がけで真実を語ったのに、今も大衆は解らず屋のままで全く変わりがない」、と嘆くに違いない。その時に私達は言うだろう。「そのお陰さんで、科学は飛躍的に進歩し、よい生活が送れるようになってます。有難う御座いました」 と。 しかしこのお礼を言う割には、いまの私達の生活法はその当時のスタイルとちっとも変わっていないように見える。反省はないようである。
何かがあると、直ぐに個人を攻撃し、マスコミなどでとっちめて面白がり、何かあると、直ぐに人殺しの戦争を始める。大衆の精神レベルはガリレオ時代と少しも変わらない。第３、第４のガリレオのような人がでると同じような事件が起きてしまうだろうこと。実はガリレオ事件が教えるのはこの点である。単に責任を問うて罰するのは、実に意味のない行動であったということ。これは教会と大衆は同罪だということになる。私達の認識の甘さ、浅さにある。誰もがものごとの真相の深さを全く知らない、痛烈な失敗である。ものごとの対応の仕方、思慮の無さが目立つ。これではいくら宇宙の真実が示されても、全てチャランポランにしてしまう、精神的な軽さが私達には有るのではないだろうか。
ともかくガリレオ達は今も生きている。過去の人ではあるが、転生で生きている。ならば過去の私達の過ちを正式に、正しく、改めなければならない。「俺は当時、居なかったから関係ないよ」 という人が多く出てくるだろう。しかしこの地球に今住んでいる者にとって、転生を考えると、誰かれなく地球で起きたことは、時代を飛び越えて皆関与しているのであり、その事件も全く清算していないとなれば、当時を今までしっかり引き継いでいる私達にとっては、一切知らんでは済まされないということ。今も日ごとに同じ過ちを、飽くことなく日々私達は繰り返しているのであるから。同罪である。これに異議を唱え、俺は当時、そこに居なかったのであるから全く関係が無いと言えますか？ もし言える人が居たら、事件のその後、ずっと同じことをパスしてきたのが今の私達ではないのか？ と問われる。
このように人の転生を併せて考えると、総じて考え方や行動を変えていかざるをえなくなる。ましてや、今の時代は宇宙時代の始点にあり、自分の本体をいよいよ知る時代に入っているような気がするときである。少しは私達も賢く考える必要があるし、ましなことが少しは出来なければ、何んにも進歩がないとは実に情けないではないか？ ガリレオ達に本当に怒られるのではないの？ これは現在の法律がどうのと言うレベルで書いているのではない。私達地球人の無責任さをきつく、問い詰めているのである。知らんぷりが出来ますか？ と。このことを今迄通りほっておくと、今後はいよいよ何の進歩も出きないことになる。
ところでキリスト教の内部では、幹部の者達は本当はこのことをどの様にとらえているのであろうか？ これは推測であるが、ガリレオ事件はともかく他の惑星の様子の一部を、すでに昔から幹部たちは知っていると思われる。しかし信者にこのことを直接話すと、相当に感覚のずれがあり、全く理解で出来ないので 話すわけにもいかず、戸惑っているのではないかと思われる。もう一つの制約は、実際にはこのような情報は完全に内緒になっていると思われる。１９６３年にヨハネ２３世という法王がかつてバチカンにおられたが、彼は他の惑星の事情はご存じのようであったが、さる事情で急死された。ある人物と会見をされたが、その直後に亡くなられたので、明らかに暗殺のようである。その会見が他の惑星に関する情報の交換だったからである。陰にいる彼等はいざとなると緊急であろうと何でもやる。怖いものなしである。秘密裡に直ぐに行動する。そして後は何もなかったよう騒がない。一般大衆は何もないのだとしか感じられない。全く誰も騒がなかった。
このように他の惑星に絡む情報は、裁判にかけた者もかけられた者もいずれも犠牲になっている。特例かもしれないが、法王を簡単に葬り去る程の勢力が、バチカンにも及ぶということが知れる。この体制は現在も変わらないだろうと思われる。この状況では大衆や信者はどうなるのかとなる。一番のガンは法王達ではなく、後ろで法王達を脅してくる陰の者達であろう。そんなことは上の方の話で、普通は下々は知らなくてもいいかもしれない。が、実はこの無関心が問題。 多くの人が、ガリレオ、ブルーノの問題などに、注意深く目を向けるようになると、法王も動きやすくなるのではないだろうか。陰の集団にも意見が言えるように（今は全く言えないが）なると、彼等も今まで通りにはいかなくなるだろう。
ともかくこれからは単なる知識や情報ではなく、大衆が地球の本当の実態を知るか否かの瀬戸際なのだから。この情報に関しては負けてなどいられません。
聖書の造り
聖書は日本では一般には馴染まない。しかしこの聖書に関し、これからの新しい地球を予想するに、ガリレオ事件などと同じ、又はそれ以上のことを暗示する出来事を書いた、ある本があるのでここで紹介をする。キリスト教徒でなくても関連が出てくると思われる。
聖書は不思議な書物である。中身を見ると、前段に旧約聖書（３９巻）が先にあり、そしてその後に新約聖書（２７巻）がある。本の厚みは旧約の方が相当に厚く、新約はこれより薄いので、初めて見るときは新約がまるで旧約の付け足しの様な感じを受ける。或いは旧約がメインでこちらを先ず読むべきという印象を受ける。
この新旧の関連はイエスの両親の生い立ちにある。かれらはユダヤ族の王家の流れにあり、本来イエスはその長男であり、ユダヤの王となるべき人物であった。このためイエスの物語りは聖書の最後に付け足ししてある感じである。しかし聖書を見るのは興味の持ち方にもよるが、旧いユダヤ教に興味のある場合には旧約の方を手にするであろう。イエスに興味がある者は、直ぐに新約を手にするであろう。
では聖書を手にした時に、一般人は旧約の最初から真面目に読むべきか、それともこれを省略してよいのかを思う。両方とも読めばそれこそ一生かかってしまう。特に旧約は膨大な民族の歴史書であるから、ここで外部の者の見方としてお勧めしたしたいのは、旧約はこのような歴史書があるのだというくらいにして、パラパラ見た後に新約の方を詳しく見たらよい。但し別項にも書いているように、イエスの直言に興味を持つ者は、いきなり新約のイエスの言動を中心に捉えるのがよい（新約の中の共観福音書）。こうすると膨大な資料の勘所を知るには手間が省ける。私達現代人の目的はこの宗教ではなく、キリスト教でもない。一番の肝心な部分はイエスの言ったこと（直言）と、その内容そのものにある。それが知れれば、膨大な聖書の読書は必要がない。
実はイエスは自分の言動などをネタに、宗教は造るなと弟子達に直に伝えている。これは本ものの証拠でもある。普通はその兆しがあれば、周りが大騒ぎしで教祖を担ぎ、そこに収まるのであるが、イエスは最初からそれを自らは全くしようとしなかった。かれは旧約の長ったらしい宗教の中身を十分に身をもって知っていた。かれはその宗派の生まれでもあったから。現代でも宗教は勘所が理解できるなら不要と思われる。イエスの時代とその判定は変わらない。しかしイエスの直言は今迄も、そしてこれからも重要になってくる。だからキリスト教徒でない人は、次のような聖書の読み方をしたらよい。前後のつながりや、イエスを取り巻く実情は新約で知ることでもよいが、もう少しイエスのことを、或いは磔刑の前後のことを知りたいと思う場合は、この新約のみでなく、「イエスのミステリー」という別の本を見るのが早い。この本は今は絶版であるが、相当に売れていたから古本（インターネット）でも直ぐに手に入ると思われる。著者は別項でも紹介しているがバーバラ・スィーリングという女性の方（オーストラリア生まれ）である。この本を読むことで、イエスの実像はかなり解るようになる。この本はイエスの言動そのものにはあまり触れていないが、実態に近いイエスの伝道の様子が判る。実在したイエスの行動が判る。ちなみにこの本は聖書学会などから相当に嫌われていたようであるが、素人にはイエスを知る最も良い本である。翻訳者は日本人で元からキリスト教関連の研究をされている方で、この本で適役をなされているようである。
ところでイエスの誕生のドタバタであるが、この場面もこの本で詳しく述べられている。要約すると、イエスの誕生は、実は生まれた日にちが合わなかったのである。つまり予定より随分早く生まれた。ヨセフとマリアは許婚のあいだ柄であったが、この両方の愛情が大きかったためか、出産が早すぎたのである。こんなことは今の世の中では珍しくもないことであるが、当時の王家の出産としては大騒ぎとなったのである。聖書には苦し紛れで 恭しく「精霊のみごもり」 と説明されているのであるが、信者の手前、この婚前の出産を何とかしようと、当時、このような場合は私生児として生むのか習わしであったようで、このためマリアは「馬小屋又は女王の家」といわれるところで出産した。当時は誰でも私生児はそうしたのだから。馬小屋とはその場所を示すのであって、特別な意味はない。この大騒ぎでの中でイエスは生まれた。これがBC７年である。その後次男が生まれた（AD１年）ようであるが、この次男をユダヤ教では結局、長男（王）として扱ったようである。そこでイエスにまつわり、二つの派が出来た。イエスの個性能力を十分に認める派（王と認める）と、そういでない批判派である。この批判派からはイエスは最初からのけ者にされた。そのために正統ユダヤ教徒からはイエスは偽物、偽り者、という汚名を生まれた時から着せられていたようである。当時としては（旧来派）仕方のない処置であったろうと思われる。そしてイエスは成長するが、子供の頃のイエスは神童ぶりを大変に発揮していたようで、何事にも周りを驚かせていたようである。小さい頃より既に子供ではなく、大人と対等に話をしていたようである。
その後、かれの行動は良く判らない。相当の期間が過ぎたのち（その間パレスチナには居なかった）、突然かれはパレスチナの地に現われ、自分の伝道を始めている。３０歳半ばの頃である。この頃からの言動は新約聖書にまとめられているものである。その後の次第もスィーリングは書いているが（後の出版の別冊後編）、これは当面見なくても肝心な部分は、この前編の本で事足りる。
さてこの経緯でイエスの本当の姿が見えるようになる。スィーリングが聖書学会から嫌われた理由が実に良く判る。彼女は自分の解読に（これは実質聖書の暗号解読のようであり、素直に聖書の字面を追いかけても素人は全く解読理解出来ない代物のようである）相当に力を尽くした。この技は他の人では困難かも知れない。これは完全な専門研究書である。特別に彼女個人の研究色が強い。そしてイエスをその出生のときからの経緯を、そのまま裸にしたので、教会は怒るのは当然である。これは他項でも述べているが、その後暫くしてから、スィーリングの書籍に対し、おもむろに反論の論文書らしきものが世に出たが、私は念のためにそれを複数を買って読んでみたが、案の定、スィーリングの論調に太刀打ちできる内容ではとてもなかった。とりかかりは厳かであるが、途中から後は内容が大変に粗雑、幼稚でヒステリックになり、論文ではなく単になる彼女に対する個人的誹謗中傷の内容であった。私も驚いた。スィーリングの論文を事細かに打ち砕くのは相当に困難、厄介であろうと私も思う。教会は完全にお手上げの状態なのだろう。それでも何とかケチをつけたというものである（黙ってはいられなかった）。反対派は相当に困ったであろうことがこれで良く判る。この事変でむしろキリスト教教会がどのよなものか、どのような精神レベルなのかもよく理解した。イエスの正しさや奥の深さは、その後私の中では、益々際立つものになったのである。
反対派は実に話にならない。イエスの教えを全く理解していないこと、誕生のおとぎ話をそのまま信じており、この嘘を大衆に広め大々的に広めていること。この二点で教会は大きな罪を犯している。そもそもスィーリングの研究は最初、イエスの実態を暴くためではなかったと思われる。研究をあまりにも正直に行った結果、成り行きで自然のそうなったのである。そして教会に気を使って嘘を彼女は書けなかったのである。それだけのことである。では彼女は今のキリスト教のために嘘を書けというのだだろうか？ 出来ないだろう。クムラン文献や、新約聖書の暗号を導かれるままに解いたのである。そしてこれは駆け引きや誤魔化しは無かったと思われる。この書は実に稀なる書である。普通の人や、信者の方はまともに読めないだろう。無い方が良いと思うだろう。私個人としてはさらにこの翻訳に少しばかり疑問に思うこともあるが、これは今は言わないでおく。
さて聖書であるが、先ほども書いたように、前段に分厚い旧約を乗せ、その後に新約を付けた形である。この方式はユダヤ宗教家（キリスト教の親に当たる）がそのように仕向けたものと思われる。これはユダヤ教に頭が上がらない形である。ユダヤ教あってのキリスト教であると言いたげである、しかしイエス自身は旧いユダヤ教を否定している。「旧約では△△といっているが、私は〇〇という」 というように旧約を言い換えている。が、その後イエスの目的とはことなり、民衆はかれを大いに賞賛信奉し、担ぎ、宗教に祭り上げたのである。そしてこの宗派はヨーロッパに広がり、その後は本部のローマ、バチカンまで造ってしまった。イエスは自分をネタにした宗教は造るな当時自分の回りに言ったのに。
すると、一般の私達からするとキリスト教とイエスとは、結局関係はなくでもよいものと考えられる。キリスト教（初期キリスト教）が勝手にイエスをひき込んで飾っただけで、イエスの直言や、本人の素性は完全に浮いてしまっているのであるから。これはイエスの本意とはかけ離れてしまった状態である。そしてこの状態をきちんと説明できる人が教会関係者に今居ないのだと思う。なぜなら精霊によるイエスの身ごもりなど大嘘をついて、信者を集めてきたからである。このまま続けばイエスの直言は全く違ったものにならざる得ない。何故なら特別な生まれ方をした人の言葉は、通常の意味では無くなり、普通の人間も近付けない人になるからである。イエスの現存の頃の様子は、そうではなく、親しみ易い若者で、誰とでも屈託なく話しかけたと思われる。そして自分を宗教のネタにするだろうことを良く知っていたのである。案の定、周りは直ぐ後に立派な宗教に仕立て上げた。イエスの本意の逆である。そしてイエスの直言は神がかりの状態のものになり、本意を大衆が解釈できることはなく、かれは今も天井部屋に上がったままの状態なのである。民衆のところに降りて来ることはない。来れないのである。キリスト教とその裏方がそのようにしてしまったから。これからみるとイエスとキリスト教は実際には関係が無いとみるべきであろう。イエスは死後、旨く利用されただけなのである。利用した人は当然、旧約をそれまで堅持してきた人々に違いない（この辺のカラクリは大変に複雑で別項で詳述している）。
ここで宇宙空間の話に移る。別項でも述べているように宇宙飛行士の言動である。月へ行った飛行士は真の宇宙空間では彼らは非常にテレパシックのなったと述べている。ある飛行士は突然、イエスの言葉が頭にひらめき、二千年前のイエスの実在が、確信できたと述べている。これでイエスの直言は証明されたと言ってよい。つまり宗教的解釈は全く不要ということである。これで宇宙を私達が少し知るようになると、イエスの言葉は非常に現実的になることが解る。絵空事ではなくなり、私達の実生活に有効な手段となる。
そこでこの経緯を知ったのち、イエスの直言読むと、素直に私達誰でも読めるようになる。変な前提条件が取り払われるからである。何処かの宗教書のように小難しくはない。子供でも判る。つまり状況説明を当時のままストレートにし、かれが普通の若者になったことを想像すると、かれの言いたかったことがよく理解できる。つまり宗教的解釈を一切なしに出来る。ただし、その内容は地球人がストレートに理解できない部分が少しある。が、神ががりではない。かれのバックボーンである、他の惑星を想像すると、始めてその辺の解釈が出来る。つまり現代になって、私達がやっと地球以外の宇宙に出掛けようとする今が、イエスのことばの重要性が理解できるようになると思われる。宇宙の情報が全く無いと、イエスの言葉は理解し難い。だから今が最適の時代であろうと思われる。二千年たってやっとイエスの言葉が日の目を見ることになる。イエスが言った「多くのやかた」の意味もいまは良く判る。これが「他の惑星」を意味していたことが明確になる。私達の転生を含めた、実に現実的な話なのである。イエスは当然、他の惑星の様子（多くの人々が住んでいる）は既に知っていたということになる。転生と別の惑星については別項参照のこと。
二千年前のイエスに対し、このように生まれの経緯もあって相当の偽物呼ばわりがあったのである。しかしそれを精霊という言葉で生い立ちを覆い隠し、かれを聖人に仕立て上げた。そうしてイエスの真の価値までも完全に隠してしまったのである。そして当時イエスを嫌った者達は、本当に嫌っていたようである。徹底的にかれを潰そうと考えたと思われる。宗教の死活問題だったから。ある意味イエスが大変に怖かったと思われる。今でも彼等からイエスは怖がられているはずである。そしてキリスト教会は昔のままであるが、この三者の関係から、ある状態の想像がつく。今の私達地球人の精神状態のレベル現状維持のことである。
私達はこの殻を破る必要がある。精神レベルを現状から上げる必要がある。ぼんやりしていては、大衆の今の幼稚な精神状態がまた今後何千年も続いてしまうということ。これはキリスト教徒に限る話ではない。広範な意味を含める必要がある。ヒントは既にイエスが与えてくれている。私達はここで大きな決心をする必要がある。本ものは何か？何処にあるのかを各自で探す必要があるということ。自分自身に振り返る必要がある。他人の意見をいつも頼りにしては何も一切進まないからである。各人が各人の内部からの意見を明確に意見を出すことが必要である。そうすれば彼等も手は出せなくなる。イエスのことばはそこで十分に生きてくる。彼等が最も恐れていた事態が訪れる。
共生にたどり着く具体例を挙げてみる。少し長くなるが、まず消防のことである。これについては別項でも述べているが、消防の要諦は防火に尽きる。先に火を出さなければ消防署は要らないからである。ならば防火に専念すればよい。このため、建築材には防火材、耐火材、難燃材などを使うように法的にも縛りを付けている。そして炊事場回りは火の出ない構造に気を配り、最初から火を出さないようにする。これが防火の鉄則になっている。火を消すより火を出さない、これが肝心の要領になる。或いは今後火を使わない料理法が沢山出てくるかもしれない。消防署はこれで暇になった分は、救助活動などに人材を投入し活用している。
同じように警察はどうだろう。消防と同じように、犯人を捕まえるのが本職のように思われるが、これもやはり防犯に力を入れるのが正解である。しかし防犯は防火のようにはいかない。なぜか？ 相手がすべて人間だからである。防火のように何かの材料であてがうことが出来ないからである。かつ最もややこしい人間関係に立ち入らざるを得ないことになる。これに立ち入ると大変に複雑で一筋縄にはいかない。人間の生い立ちから、犯罪行動が複雑で割きりが出来ない。しかし私達の犯罪は無くすのが目標である。
ここで犯罪発生の原因を推察すると、直接原因はともかく、最も大きい原因が犯罪人の過去の経歴である。本人の子供の頃、特に幼少期の育ちである。これは本人もあまり覚えていないlことであるが、この時期が後の犯罪に最も関与するものと考えられる。この時期の不幸（両親から育んでもらえないことや片親など）は直ぐに犯罪者の範疇に入りやすい。差別ではないが、幼児期の子供の寂しさ、ストレスはその後のその子の生き方に多大の影響を及ぼす。良いことは一つも無いことを私達は知るべしである。例外もあろうが、これは特に注意すべきことになる。また金持ちの子は大人になって他人の面倒を見るのを嫌い、自分勝手が多く問題を起こす傾向にある。その面からいうと、子育ては貧乏所帯に限る。激貧も困るが。このように防犯から見ると、どうしても生活の中身、人間関係に立ち入らざるを得ない。
これ等の中で防犯を進めるには結局国民の生活規範や生活条件、人間関係に立ち入らざる得ない。「親がどうしようもない子育てをするから、大人になって社会に大変な迷惑を掛けるようになるではないか」 とその親に問い詰めなくてはならなくなる。そしてその親が出てきてみると、今は知らんぷりする。私と子供の行動は関係もありませんとアッサリ逃げてしまう親が多くなっている。そこで捜査はプッツンし、原因調査はここまでとなる。犯人の経歴はこれ以上追跡はしない。実際にはこれからの地道な捜査が大切なのに、それ以上は追及する気もない。そのような時間もないし、とりあえず直接犯罪の立件のみの捜査となる。
しかしこの犯罪の基本原因はその根っこがあり、表の原因を厳しく追及しても結局真の原因は追及できない。犯人もそのことは自覚している。真相の詳しい部分は言わないだろうが。このように犯罪は防火のようにはいかない。同じことは別項でも述べている、子供の虐めの問題と同じところに行きつく。「虐めをしないようにしましょう」と標語をかそこら中、壁に貼っても、真面目な追及は不可能である。根が大変に深いから。共に犯罪を無くすには根本原因を取り除くしかない。するといずれその子の子供、幼児期にさかのぼり、それをやり直すしかない話になる。その子供の環境に手を付けるしかない。つまり今の子は既に戻れないので、次の子を改めて育て直すしかない。時間がかかるのである。数十年、それ以上のスパンがかかる。ここで子供の前世のことが気になるが、前世を考慮すると、人の犯罪はそこまでさかのぼるのが多いと思われる。無関係ではないのである。遠因はそこまでしっかりつながっている。明確な証明はそこでは出来ないが。
話は変わるが、次は病院のことである。これは防犯と同じようにして把握が出来る。病人はなぜ出るのかと考える。防犯と同じように考えると、よく把握が出来る。消防や警察の事例である程度は推測できるが、病気の原因は結局本人が自分の体を大切にいたわらなかったということが、根本原因である。誰しも同じ。例外はない。体のいたわりが各人で行われると、病気は極端に減るだろう。すると病院は立ち行かなくなる、その内に皆潰れてしまうだろう。国民からすると大歓迎である。病院は困るが、国民の判定は病院が無くなることで皆大歓迎となる。町の中で立派な病院が増えた、或いは田舎では立派な病院が出来ると普通はみな喜び、これで町は安心だと普通は思う。本当は病人が出ること自体が問題なのに、私達は病院を大歓迎している。同じように体の具合が悪くなって病院に行き、検査と診察をしてもらい、病名が判ると、私達は大変に安心をする。変な安心であるが、本人はほっとしているよう様子。立派な病院で立派な病名を貰えたと言っている。
病気も原因は自分で勝手に作る。これが基本である。これこそ消防、警察と同じパターンで同じ経過をたどる。子供の頃から始まると思われる。人体の痛み付けは長年にわたるので、ついに寿命は僅か数十年で終わる。人体は適切ないたわりがあれば、今の私達の寿命より遙かに長く、現在の数倍以上になるのではないだろうか。例えば５００年或いはそれ以上。まさかと思われるが、他の惑星では珍しくはないようである。その年でも皆若々しいと言っており、３０歳位にしか見えないと。ついでに彼らの人体の扱い方は、小さいころから体の扱いのレッスンを受けており、人体コントロールに優れているとのことである。地球ではこの時何をしているか？ 恐らく幼児教育（外国語や算数などを尻を叩いて）などを盛んに教えているだろう。地球では幼児期からストレスを与えている。しかし彼らのやり方は全く異なる指導をする。彼らの世界には病名のようなものがない。なぜか。自分の人体のコントロール方法を小さい頃からマスタ－しているので、悪くなる前に自分で治すのが基本だといっている。だから地球のように大げさな病院はどこにもない。
いま述べた消防、警察、病院はお気づきと思うが、みな同じ重要な部分のパターンがある。するとこれをまとめると私達個人としてこれ等にどの様に対応したらいいのかが、少し判ってくる。火事、事件、病気が発生してから大騒ぎするのではなく、発生する前の防火、防犯、病気予防に尽力した方が遙かに賢いということである。起きてからの対応は私達は既に多くのノウハウを持っている。多大の研究もしている。しかし事前予防はあまり真剣になっていない。今のところ成功しているのは防火だけであろう。他は判ってはいるが当分だめだろうという予想になる。防犯、予防は起きてしまったトラブルをひたすら追いかけている状態である。その基本原因を追及する気分が皆に行き渡っていないのである。事件が起きてから常にドタバタすることになっている。いかに効率が悪いかということに尽きる。この大きな原因は縄張り意識などの弊害が大きい。縄張りを超えると誰しもうっかり手が出せないからであり、自分の責任ではないと高をくくる。
防犯は結局、子供の小さいときからの扱い方に尽きてしまう。事件を起こしてから急いで捕まえるのはやってはならないし恥ずかしいことである。防犯は幼児からその対策をするのが最も正しい。そして病気の予防であるが、これは個人の身体のことであるので、例えば人体の仕組み、心の持ち方、心配やストレスを無くす方法などを、子供の頃から各自マスターさせるのが先決である。私達のように余計で無駄な唯物教育を止め、真に実用的なことを子供に教える。医者程度の知識を子供に持たせる。そして身体のコントロールが各自で出来るようにする。するとここで私達人間の心の問題が出てくる。この辺から、子供とは言え、宇宙や哲学の話が必要になる。実はこれらの学ぶべきことは、宇宙の中での本来の生き方、学び方になる。この基本を私達地球では今まで全く何もしてこなかった。完全な手抜きをしているのである。難しい文字や、外国の言語を幼児教育などするより、更にこれら生きる基本の事項を子供に与えるのがよいのである。哲学と言って煙たがる必要はない。人間とは、宇宙とは、自然とは、人間の心とはなど、この項目でその基本哲学を教え、肝心な自分の身体のコントロールが各自が出来るようにし向けるのである。そして子供を抜けるころには、大げさかも知れないが、いっぱしの哲学者程度は習得させたらよい。地球の小難しい哲学者とは大違いの実用的な哲学内容になる。地球製の哲学のようなものは最初から見る必要はない。子供に遠慮なく人間や宇宙の作りを最初から教えるのである。今の地球では考えられないが、この基本が子供に解っていると、大人になってからしつけがましいことを言う必要は全くない。人間、宇宙などの仕組みが大概わかっているから。すると、子供は大人になるが、全てはその時点で理解できるので、改めて教えることはない。大変に効率が良いと思われる。
幼児期から、子供時代にわたり、人体、宇宙のあらゆる学びをこのように習得した子は、自分の体は自分でコントロールし、病気をしない要領を自ら獲得するようになる。今の私達のように日々詰まらぬことで、あーしなさい、こーしなさい と子供に言うのは止めたらいい。子供は転生を考えると最初から立派な大人であり、本来全て自分で決めきるものである。この教育方針はこれらを全てを満たす。子供も自立がキチント保てて自発性が出て、最初から完全に大人扱いとなる。
結局病気の予防は、宇宙に関わってくる。無関係でないのである。しかし問題をここ迄大げさにする者は地球では何処にもいないだろう。しかし人体、心の研究を進めると、このことは直結するものであり、むしろこのような全体教育をするのが正しい。これが出来る人や社会には病人が居ない。
ここで誰しも、そんな大げさなことは出系ない、病気は病気としてかかった時に直せばいいのではないかと言うだろう。が地球の片隅で起きるていることは、同時に地球全体でも起きていることと等しい。だから地球人の病気を治すことは結局元に戻る必要がある。
以上で三つの点で地球の症状を述べた。この解決法はある意味で共通のものがありそうである。この三つの同時解決法はあるのかということであるが、個々に対応するのは今の私達にやり方である。事件のそれぞれに分けて対応する、そのために各専門部所は常にてんやわんやとなる。これが今迄の地球的解決法である。しかし宇宙的解決は、地球のようにバラバラに対応する必要はない。その基本の根源が見つかっているからである。ここでピンとくる人はさばけている。この解決の基本は皆同じということに。おそらくこの人達は私よりも解決策を知っているのではないだろうか？
個々にバタバタするよりも、基本を押さえてそこから始める。これが正しい。今のように消防と警察、病院がバラバラに対応するよりも、スタートの原因を抑えればよい。ならば人間の生きる意味、正しい生き方、正しい身体の制御の仕方が問題になってくる。根本のところをキチント抑えるなら、原因が取り除かれるので障害は発生しない。結局、私達人間の生き方そのものに帰結する。正に生きる目的、意味をよく知っているなら、私達はバタバタしないようになる。これを更に突き詰めると、縄張り意識のない、「共生」社会に行きつく。各個人やその団体が猛烈な努力することよりも、各個人が共生をイメージして生活をすると、全ての活動が無理なく無駄にならない。地球では猛烈な個人の努力は殆ど自分の為である。しかし共生はその猛烈さを求めない。そのようなものは要らないからである。適宜普通の生き方で自分のためだけでなく、皆のために自然に行動するのが共生である。個人は生活のために猛烈に頑張る必要はない。リラックスして皆に貢献する方法が最も正しい。自分だけ、部所だけで頑張ればいいという狭い考えではなく、常に自分と全体を配慮する生き方、これが共生である。人間は本来この生き方が最も相応しいと思われる。
ここで私達の生き方を共生に修正すには、まず今の貨幣経済を無くすことが上げられる。そして無駄な競争意識を徐々に廃止すること。これらを幼児の頃から平和裡に教えること。そして今ある進化論を完全撤廃し、かつこれらのお金などの介在物（異物）を人間の付き合いの中から全て取り除くこと。私達の中からこのような不要な物を先ず取り除くのが大きな今の改革である。先入観の撤廃というものである。これがあるがために私達は今まで大変に苦しめられてきた。今まで自分でこのカラクリに気付かなかった。これが不要なものとは今の私達自身が全く気付かないであろう（自分で作ったのに）。当分は続くと思われるが。「お金が無くては何もできない！」 これを私達地球人は誰でも信じてきたし叫んできた。実はこれが先ず大嘘である。お金は無くてもよく、有るがために多くの苦しみを作ってきたから。
そして同時に私達はもう一つのかん難の元である、「各人の利己主義の廃止」である。これは小さい頃から教えられものであるが、これを全廃するのである。すると共生は思ったより早く実現するだろう。そして消防、警察、病院はすべて無くなる。お金は実は利己主義の結果である。私達がこの障壁を自ら無くすことが出来なかったということが判る。
さて問題はこの利己主義の根源であるが、わが身を守る、何が悪いか? と普通は思う。しかし己を捨てて他を助ける、この行動も私達は理解が出来るのである。時にはこのような英雄も出現する。つまり人のために行動をすることは自分のためにもなっている。実はこれが共生の基本である。万物、自然はよく見るとそのように最初からやっている。出来ないのは横着なこの人間だけなのである。この行動は本当は人間の基本的な行動ではないのか？ 私達は自分の行動の動機を見誤っていたのかもしれない。最初から。
自分のために全てを行動する、それは良いのであるが、人は回りのために貢献するという、この行動が元から備わっていると思われる。これが幼児期の子育て環境に関係しているのである。いつも書いているが、幼児期のこの環境は徹底的に子供に影響する。全てと言ってもいい。これを正常にするなら、その子は自然に人に接し易しく、回りに貢献することが出来る。これは間違いないこと。幼児期に大切にされた子は大人になってから、自然に社会貢献がスムーズ（自動的）に出来る。この点をしっかり知っておくことである。
すると共生の要諦が見えてくる。難しいことは何もない。教育指針も論文も、古来の哲学もそのようなものは要らない。必要なことは子供を徹底して慈しみ育てることに尽きる。これが共生の基本になり、これからも大切になるだろう。不要な縄張り争い、強い者が勝つという不要な神話、自分が目立つことを必要以上に思わせない、つまらぬプライドは持たせない、などこれらから私達が早く卒業するための基本の生き方である。スポーツなどで人間教育するのは、先ず動機そのものが安直であり、これ等からよいものを得るのは少なく私達への実入りは、大変に少ないことを早く知っておくべきである。
私達は競争で生き抜くのではない。共生で生き抜くのが本当である。この大間違いを早く抜け出さないと、何時までも互いに無駄な紛争、競争も駆り立てられ続けなければならない。むしろこのような無駄を続けさせられている。実に馬鹿げたことである。早く皆が自分の実態に気付くべきだと思われる。競争することは体力の強い者はいいが、皆は殆ど関係がないから。競争は共生とは馴染まない。共生は精神レベルが数段違うことなのである。私達は何時までも子供じみたバカな競争だけををやっている場合ではない。冷静にどんなものにも気を配る大人の世界、ハイレベルの共生社会を作らなければならない。競争は共生には全く馴染まないことを改めて知る必要がある。同居させてはいけない。
ウソ、ホントウの判定は大変に難しい。専門家などの言っている話は本物だと主張すると、一時は周りもその気になる。翌日もそのままその気が続くかもしれない。そして長い人はそれがそのまま続き、一生続くかもしれない。この一例として私達の義務教育などがある。この教育は最初から日本の子供にとっては、正に義務（戦後）として受ける教育であるが、これを正しいものだと思うのは、本当は難しいものである。戦前戦後を挟んでいる年代の者はそのように感じていると思われる。戦後のみが正しいとも思えないものが多々あるから。また逆に今の教育を大賛成とし、これは不可欠と思っている人も多数いるだろう。ともに政府が大上段で勧めた教育なので、大きな責めぎ合いもある。
教育以外のテーマとしては、私達の生き方、死や、生まれ変わりの問題、宇宙人は居るか、地球はこのままでいいのか、皆これ程頑張っているのに、なぜ平和に穏やかな社会にならないのか？ などの大きな質問項目が目白押しにある。一方でこれらの疑問に何の疑問も抱かず、今を生きている多くの人が居るのも確かである。それがどうしたの？と。 しかし世を変えていこうという人も確実におり、小数であるがこの小数者（割合は不明）はこの社会で必須の人材で、必ず沸いて出て来る者達である。この小数意見が結局、社会を実際に変えていくと思われるが。
ところでこのテーマの中で、ウソ、ホントウの判断が最も問題になる。今では多くの意見を聞いて、その結果を割合で示して、皆で安心をする方法が最も一般的である。マスコミでは今ではこれが常識になった様子である。いわゆる多数決というもの。多ければ皆のまとまった意見だとなる。そこでこれが真に正しいのかの問題がある。余り正しくないなら、多くの意見であっても、おそらくたちどころに雰囲気がひっくり返るだろう。私達の意見や判断はいい加減であり、それ程確実なものではない。このようなことは皆が民主主義で多く経験していることである。しかしこの多数決で決められないものも多くある。先に示した、生き方、死の問題 などは多数決では決まらない。決めてもいいがあまり意味がないものになる。民度が互いに低ければ、それだけの結論しか出ない。頑張っても限界がある。
そこでこれには情報が決定的となる。そしてもう一つ大切なものはその素直さ、感度、直感の高さが最も大きな影響を及ぼす。今までの私達の生活の中で、これ等を問題にすることは殆どなかった。そんなことより他人に比べすばしこく、強く、ズルくなるのが大きな目標だったから。しかし特に感度、或いは直感の部類は今後は大きな要素になると思われる。私達はこの部分を今までそれほど重視をしてこなかったからだ。特に直感は最重要になろう。そしてこの判断は今の私達のように一々証拠を必要としない。意味が解るだろだろか？ 直感は無駄な証拠や、多数決、言質を一々とることはしない。証人も全く要らない。簡単である。しかもいきなりホントウの中身が直ぐ判るから。誤魔化しようがないからである。誤魔化そうとしても皆直ぐにばれてしまう。多数決とは大違いのところである。
その情報がウソ、ホントウを究めるのに重要なものは、今までのような多数決では決してない。何となく聞いた意見を数で決めるのは本当は愚かしいことと思われる。ましてやウソ、ホントウを決めるのは多数決では決まらない。これこそ直感の部類になる（ガリレオのときもそうだった）。すると私達は直感をはたらかせ、直感を磨くのが最も正しい方法ということに気付くだろう。確かに直感は間違いもあるだろう。しかし私達生き物に、最も素晴らしい判断力を与えてくれるのはこの直感力である。他の動物もそうだし、本来人間にも与えられている力なのである。これを究めて使わない手はない。つまらぬ理屈をこねる人間はついに多数決を編み出したが、これが今は最良だと思って安心している。自分たちの判断は間違いがないのだと。
私達は手持ちの基準や規範を大切にする。経験のなせるわざである。これを積み上げて、そして多くの協議、競技を行って物事を決める。良いことであろうが、私達はこの前にこの直感の判断を入れるべきである。大いに活用すべきで、がんじがらめの理屈よりもこの方がものごとは遙かにさばけるし、最も真実に近く、スマートで時間もかからない。そして公正である。なぜ直感が公正か？ 直感が生まれるには、まず情報を出す本人が公明正大でないと出てこないこと、謙虚さがないと公明で正しい直感は生まれないこと、これが理由である。今まで直感は隅っこに追いやられて、私達の目の前に大手を振っては出てこれかった。直感は証拠が見えないのが特徴である。今まで引っ込んでいたこの直感をこれからは大いに前面に出し、生活の革命を起こすべきと考える。ただし直感が正しいという証拠を、シツコク求めてはならない。
この直感が理解できると、ウソとホントウの区別がキチント出来る。私達は先ほどのように今はもっぱら多数決の時代であるが。但し自由主義の国での話である。直感と多数決との違いは、その決断の深度の違いで、大勢で雰囲気で決める多数決より直感の方がより、真実に近いということ。ただし決めるのは少数者となる。この大きな違いがある。これは人の特徴の住みわけでもある。特異な者に特異なことをさせる、或いはこの役目をやってもらう。これが共生の基本である。つまり直感が得意な者に、将来に関して決めさせるという方法である。全く直感のない者が多数決で決めるより、小数の直感の優れた者に担当させる、これが正解である。そして、ウソ、ホントウの真偽も大衆に投げるのではなく、この直感の優れた者に判断させるのが望ましい。これが住みわけであり、共生のやり方である。誰でも平等は大きなロスが生まれる原因である。皆を均等に扱いのはいかにも良さそうであるが、ロスが大変に大きい。本当にやるべき仕事を、能力、特性のない者に均等にやらせるより、適者にやらせる。これは差別ではなく、共生の基本的なやり方になるだろう。自然界はそのように適者に適宜にやらせている。
ウソ、ホントウを仕分けるのは、その能力がないと分別は出来ない。皆が分別能力を持っていればいいのであるが、当面は得意な者がそれを受け持つのが最も正しい。すると皆が判断しかねるときに、そのように仕分けをすればよいのである。この場合、誰かが偉いとか、誰かが立派だとかは一切言わないことである。役目、特技、特徴でそれぞれ皆が協力すればいい。つまり基本的な平等（各人の特技を互いに生かすこと）を徹底することになる。誰しもその特技で差別はしないし、強いて言う必要はない。それぞれが役目だから。真の平等はこのようなやり方で行う。何でも等分にして、選挙権が一人分だというのは真の平等ではない。これは単に訳もなく等分割したに過ぎない平等である。真の平等は各人が自分の持っている能力を、皆のために十分に発揮して役に立つこと、これが平等であり、共生の基本である。
そしてウソをなくすこと、これは私達の基本である。そしてウソを無くすのは、それを暴くことではない。ホントウにするには、私達の生き方に直接関与してくる。ウソのないホントウの生き方は、結局各人の謙虚さが最重要になる。謙虚さを突き詰めると、最後はホントウ以外はなくなってしまう。直感を得られれば、両者を使い分ける意味が全く無くなるからである。そしてその後が大切である。ホントウの社会になってそれから建設的な社会の構築が次に出てくる。私達はここに至るまでが大変な時間がかかるだろいう。今はこの状態が少し覗ければよいという段階である。今はウソのとホントウの使い分けに懸命に多くの時間を潰している段階だから。
テレパシーの教育は、幼児期にすでに始めた方がいいようである。大人になってからは既に遅く、能力が潰れた後の獲得は、如何にも遅すぎるし、獲得には時間がかかりすぎるから。地球の大人の訓練にはこのように大変に時間がかかる（私自身も同様）ので、出来るだけ早い時期に始めること。私達が今言語をたくさん習っているが、これと同じようにテレパシーの種々の方法を、幼児の時から身に着けさせるのがよい。言語は今のように沢山学ぶ必要はなく、一つの言語程度で十分である。大方はどこの国、惑星でもテレパシーが備われば、基本は全て通じると思われるから。テレパシーを私達が獲得出来るうようになると、私達から今までの途方もないほどの無駄を、日常生活から無くすことが可能である。そしてテレパシーを基本にする情報内容の深さは、言語の比ではない。なぜに早く身に着けなかったのだろうと悔しがるに違いない。
いま私達が習得することで最も重要なことは、現在のように自分のために、勝つことや、欲得のために自分の財産を多くすること、スポーツで無限の努力をすること では決してない。これ等と全く逆に方向転換し、自分以外のために自分の能力を向上させると、特にテレパシーを高めることである。今の努力に仕方を逆方向（自と他）に変換するのである。これが大正解。 周りのために、人のために全力を尽くす、すると必ず周りが自分を必然的に世話をするからである。この原理は自然界のものであり、私達が進んで学ばなければならないやり方である。 現在はこの全く逆の努力を膨大に日頃行っている。 このままで世が少しも良くなるわけがないではないか？ 事実、今は何も良くなっていない。恐ろしく思いやりのない金融システムなどが高速で回って、無味乾燥な符合や言語が飛び交っているだけ。
テレパシーを獲得すると、更に高度なものが望める。日頃の話し合いは今よりも少なくなるだろう。言った言わなかったの争議が無くなるし、弁護士も全く要らなくなる。今まで大切にしていた、体面やメンツ、プライド なども不用になる。テレパシーが入るとそのような古めかしいこだわりは、全く誰も使わなくなるから。そして手続きが非常に簡単になるだろう。実用的な部分のみをチェックすればいいので、圧倒的に役所的な手続きは殆ど要らなくなるだろう。このように共生の利点は数多く出てくる。その殆どが今まで大事にしていたものごと、その大半が要らなくなるからである。私達はつまらぬ経済戦争や武器戦争、プライドのこだわり戦争などに、何時までもこだわっている時ではない。こんな馬鹿げたいがみ合いは、さっさと止めて次の新しい生き方に大変換しなくてはならない。私達にはそれが何時でもできる。
私達の生活は即物的、物質的な考えが大変に重視されている。精神的価値をおろそかにし、意味も無く長く生き抜くことや、個人的財産や社会的名誉を多く貯め込んむことに注意が行き過ぎている。精神をおろそかにし過ぎている、つまり根幹の部分でしっかりした思想を持たなくなったが、これは一見気楽な生き方に見える。が実際にはその場限りの享楽などに流され、社会全体としては、少しも良くはならない。道筋を誤った放浪者に近い精神生活をしている。現代人は人格的な中身がほとんど備わっていない。学校の成績の評価（即物的学業）は解り易く良いのであろういが、肝心の人間性が全く養われていない。さてここで言う人間性であるが、生きる価値観を最近は全く誰も言わなくなっている。どうしてなのかは判らないが、逆にスポーツなどは更に盛んになって、花盛りの様子になっていている。スポーツに逆に精神性を強いて肉つけする見解が多く見られるようになっている。スポーツは精神性が高いのだと。その上、スポーツで好成績を上げると、ともかく有名になり、コマーシャルも手伝って鼻高々である。これは新しい信仰になりつつあるように見える。しかもスポーツに精神性があるかのようなニセ情報も多く出回っている。
このスポーツに熱中するのはよいが、価値観が大変に低劣になるのが特徴である。勝てばいいと、ただそれだけの価値観になる。スポーツマンシップをよく問題にするが、実に狭い範囲のことを言っているだけで、共生につながるがるものは殆どない。つまり体のみを鍛えて、肝心の精神を鍛えていない間抜けなことになっている。体を鍛えることで、私達の精神が立派になると信じるのは作られた物語りなのあり、空想に過ぎない。精神をスポーツに特化しているだけで、関連性はない。この神話をいつのころからか、私達は沢山作るよいうになっている。今は皆がこの神話を益々信じ込んでいるように見える。見方によってはこの社会現象が異常に見える。底のない浅い価値観である。日頃、私達には沢山ストレスがあるので、スポーツで発散させる目的という見方もある。
スポーツに皆で狂乱している間に、本当にしなくてはいけないことを、私達はすっかり忘れているのではないか。これが大変に心配である。踊っている間に肝心な時間が過ぎて、気付いた時には何も出来ず手遅れだったということが無いようにしたい。享楽や、面白いことだけを追い求めていると、最後はどうなるにか？ 社会全体は節度がないことに傾注しているので、勿論、全体のことを考えている人が全くいない状態になる。これが問題。地球惑星は大きな負荷を抱えてあえいでいる状態なのに、このまま私達人間がこの野放図なやり方を続けると、自然の大変化をいよいよ来すことになる。つまり人間中心でそれが自己中になっているから。
これらの思想の趨勢が単純化していき、勝ち負け、優位、などの価値観が主流を占めるようになると、誰でもその先頭に立ちたいを願うようになるなるだろう。勝って賞金、栄誉を勝ち取りたいという雰囲気になる。勝ったものは更に次も勝ちたいを願う。勝つことこそ全てだと完全に勘違いをする。これは極端の事例である。しかし私達はこれを望んでいるようである、そして勝つことを逃したその他大勢はその勝者をたたえるのみである。
この社会の動きで、ハタと気付くのは、大衆操作である。皆が雪崩を打って勝つことに向かっている。何という単純さ、次元の低さ方と思われる。人間本来の価値観をすっかり忘れているようである。気付かせないように功名に仕組まれているとも感じられる。学校でも常に勝ついこと、他を押しのけて自分が優位に立つことのみを教えているからであろう。学校でも家庭でも、この他に価値観を見出すことが出来ないのだと思われる。私達の生活は完全に薄っぺらになった。単純化が激しい。
特にマスコミを通じて多くの単純化の方針が、進んでいるように感じられる。本来私達の価値観は相当に複雑である。今のように勝ち負けや所有物の多寡で決まることもあるが、もう一つは目に見見えないものの価値が沢山ある。人間は実はこの価値を従来、大変に大事にしてきたものである、見えない価値、例えば、平和で進歩のある歴史を積めること、人間同士が慈しみあって付き合いをすること、子供を平和の中で育むこと、他の惑星と付き合いをすることなどである。何でもない小さな平和と価値観を大切にすること、実はこれが最も重要であることを敢然と認めることにある。大げさなことではない。人より目立つことではなく、目立たなくても、自分の役目を社会の中で果たせること、そしてこのことが皆から認められることに尽きる。特別に目立つ者は一人もいない。が全ての人が等分にしっかり認められること、漏れなく誰もが大切にされること。これが本来の人間の生き方であり、全てである。大げさなものは何処にもない。そして真の価値観はこの中で自動的に各人の中に確認が出来るようになる。
逆に言うと、何かで人より目立つのは、極端に走ることである。平凡が嫌で目立ちたいということ。ガキのような目立ちたがり屋、負けず嫌いを、元の自然に戻すことが正しい方向である。社会は個人が特別に目立たなくても、生き方は考え方でいくらでも大きな価値観を知ることが出来ることを、知らしめることが役目である。子供をほったらかしにして、勝手に遊ばせておくのではなく、共生の基本を最初から自覚させるのは重要になる。ここでは個人が目立つことはさせない。このような個人技をやる必要が全く無いことを、子供にも最初から自覚させるのである。努力するのは決して自分個人のためではなく、皆に貢献するために努力することを知らしめる。
このように子供の育てのときに注意すべきは、決して勝ち負け、物取り優先に集中させないこと、人は皆互いを競わせるのではなく尊敬させること、人それぞれに特徴があり、社会にそのまま貢献が出来るように学ばせる。人間は社会に貢献出来ることで、最大の満足が得られることを小さい頃から自覚させること。これが最も重要事項である。個人だけが目立って自慢するような低次な地球的価値観を決して教え込まないこと。これが共生の最初の教えとなる。
逆にいうと、反共生になるもの、それが競争社会の強力な推進である。勝ち負けに大変にこだわると、その欲はとどまるところを知らない。勝利に欲深くなると、これを陰から推し進めている者がいるようであるが、これは共生に反するものであることを知っておくべきである。このままでは何時までもこの社会は平和を知ることはない。競争こそが、勝利こそが目的としている、ガキの単純な考え、これは共生の社会を破壊する。両者は共存できない。確かに今の私達にはこの共生は判りにくいと思われる。しかし人間は元々そのような生き物であり、競争ばかりをやるような動物を真似している単純な生き物ではない。人間は考え方、生き方でどの様にもその価値観は変化し、視野を広げることも可能である。私達の価値観はある意味、無限と言ってもよい。この人間は競争などの部分に押し込めるのは、人間を知らないか、意識的にそう誘導しているとしか思えない。
競争の社会では、人間の価値観が大変に薄く単純であるので扱いやすいが、人間として勿体ない扱いである。人間を馬鹿にしている扱いに見える。人は単純な競争社会などに、強引に引きずり込むことのないようにする必要がある。民度を上げ、豊かな精神活動をするためには、この共生社会を目指すのがよい。共生の社会を皆が少し解るようになると、社会は精神的に相当にレベルアップすることになろう。個人の目立ちたがりの傾向を無くすことも出来るから。すなわち謙虚さを徹底して身に着けることになる。競争社会では謙虚さが全く維持できない。同居が出来ないのである。謙虚になると、人を押しのけで勝つような競争が出来ないからである。人を押しのけるなどの発想が沸かないのである。それより相手の良さを見つけ出し、社会貢献の方法を提示するのが先だろう。そうすると相手も共生に寄与できるから。人間社会は競争を基本にするのは最初から間違っている。それを知って誰かが駆り立てているようである（進化論を推進している者達）。私達人間の能力を、強いて狭い範囲に押し込もうとしている。共生の真反対である。
競争の思想からすると、謙虚さのある生き方は腑抜けのように感じられると思う。全く面白くないと感じるだろう。しかしこの貧相な考えで長年月にわたり私達は紛争を続けてきた。この日常的な紛争、トラブルを無くしてしまいたいとも思っている人も大勢いるだろう。その際に必要なのは競争心を別のものに変換することを工夫しなければならない。単に競争を止めようと言っても止めないだろうから。その力を共生の方に転換するのである。そして生き方、精神性をレベルアップすることに留意し、価値判断を根本から変えさせるしかない。レベルアップは徐々に行うなら、誰しも出来る。同じ人間だから。
粗雑な社会は粗雑な人間を育てる。回りを真似して育つからである。環境を綺麗にし、その粗雑さを遮断すると人は、まともになるのである。いつまでも悪ぶる必要はない。そろそろ地球はまともな考え、思いやりのある惑星に変革をする必要がる。そのための長い間の地球人の苦しみであると考えられるから。苦しみがただの更なる苦しみを継続させるのでは情けない。私達人間は無駄に苦しみを受けているのではない。この信じられない長い苦しみを、これからは新しい変革、収穫のときにするべきと思う。
だからと言ってまた改めて戦争をするわけにもいかない。これら多くの今までの紛争を知ったうえで、新しい生き方をする、これが共生である。念仏ではない。おまじないでもない。現実に地球の楽園を造ることをイメージするのである。これがなくて何を望んでいるのかと問いたい。人間らしいとは何処にある？ あるのは全て私達の内側にあり、遠くの彼方に天国があるのはない。それは本当に目の前にある。自ら気付くだけのこと。
自分の中の天国を知らずに、いつも何か自分の外側に良いものがあるのではと、キチガイみたいに探しまくっているのが私達である。天国と良きことの全ては必ず自分の内側にある。同時に最大の敵も自分の中にある。するとチャンネルを自分自身で切り替えることが全てになることが解る。つまらぬことは私達人間が最初から最後まで計画し造ったものであるが、最初からこれを造らないようにするのも人間である。私達はそのような正解も作ることが出来る。今と逆な真の平和な社会も私達の手の内にある。残りは私達の踏ん切りだけとなる。本当に社会を変えるのは私達の決心の一瞬である。私達は今は残念ながら最も詰まらない社会を、いやというほど現実に作り出しているが（自慢もあろうが）、これとは逆に、信じられないくらい平和な社会を実現出来るのも間違いないことである。私達に全てに対する謙虚さの獲得と、今までの多くのトンデモナイ勘違いを素直に直してしまえばいいのである。天国は私達の直ぐ裏側にいつでも用意してある。貴方任せの今の宗教や政治では、この改革はできない。変革は自分の中から始めるしかないのである。
自己研鑽の方法には二通りのやり方がある。一つはひたすら自分個人のために研鑽する方法、そしてもう一つは自分のためとは一切考えず、ひたすら周りの者のためにという動機をもって研鑽すること。 いづれも研鑽には変わりがない。一番目のやり方は大変に解り易い。人にも説明がしやすい。私達の地球では誰もやっているからである。学業にスポーツにといって誰しもがのこスタイルで日頃いそしんでいる。他人のことなど眼中にはなく、ひたすら自分が中心になっている。しかも家族、仲間もそれを勧めて応援までしくれている。だからこれについて長い説明は不要であろう。
ところでもう一つのやり方、これが他人のため、周りのために自分が努力するという生き方である。一見、今の私達にはこれを聞いて、馬鹿ではないかと疑う。今まで見たこともないし、やったことも無いから。しかし逆に自分だけのためといって必死に努力するのは、本当はそれほど立派なことでは無いとも思われる。自分のことにそれ位の事は誰でも、他の動物でもやっているではないのか？ 人間はつまらぬ生き方のままでいいのか？ これが一番の疑問である。自分のことをいくら一生懸命にやったところで、せいぜい自分の身内の範囲に過ぎない。何ほどのことでもない。それを自慢するのは幼い子供のようなもので、その精神は幼稚に見えるというもの。
今まで私達はこのように研鑽は、全て自分中心であり、みな最初のやり方であったのである。これは認めざるをえない。つまり了見が大変に狭いのである。ただひたすら己のために。これが私達がやってきた研究態度であった。そしてそれを少しも悪びれることもなく、堂々と突き進んできた。しかしこの利己主義をただまい進していいのだろうか？ 自分が頑張れば、回りは褒めてくれるので少しも悪い気はしない。何が悪いのだろうか？ となる。価値判断は自分は間違っていないと確信している。
この価値判断を一旦引っ込めて考えてみる。そうするとどうだろう、何を研究しようとも、何を努力しようとも、最終目的が常に自分が先頭に立っているのは、これが異常であることに、本人とその仲間が気づいていないこと。これが宇宙から見た時に、異常に小さく見えるのである。ひたすら自分のために立ち向かっていること、それは幸せかもしれないが、人間はそれだけでは済まない生き物である。これが問題。自分勝手に思いつめたことを突き進む、単にそれだけでは済まない。なぜか？ 人間は自分の欲求だけで生きていいものではない。人間はもう一人の自分が付いており、その自分に常にこれらを相談をすべきであるからである。
私達の欲望は通常、自分の中に感じられるものであるが、実は私達にはこれ以外に自分の内奥から生じる衝動というのがあり、このサインを自分で感じることが出来る。言葉を変えると「良心」というものになる。これが私達を内奥から突き動かす第二の衝動であり、利己的な自分をコントロールする本体である。これが全く感じられない人も沢山いると思われる。常に我欲をセーブ出来ない人である。ものごとを全て自分中心でやる人物、回りの配慮が出来ない人達である。勝つことしか目がない人達、小さい頃からそのように教えられて来ているので、公共性などに全く気付かないのである。勝てばいいのじゃないのと、単純化している。この人達は研鑽するにも単純化し、回りのバランスは考えない。実はこの単細胞が問題。
私達はもうそろそろ大人の生活が出来るように、少しはマシになる必要がある。いつまでも精神的ガキでは宇宙の中ではそれだけでは済まない。もっと何事も慎重に行動すべきである。その上私達が身に着けるべきは、単に自分のためという単純化した目標は、一旦取りやめて、常に周りのためという動機をつかむように訓練しなおすべきと考えられる。動機のレベルアップである。特に思想、哲学の類も同じように考えるべきと思われる。今までのように自分が勝つためだけの研究をいくらやっても、人のためにならないならと気付いたら、一旦その活動はやめるべきである。そして動機をまず自己チェックし、公共性があるかを調べるとよい。そこで自分だけの研究なら、それは一旦棚に上げるのである。
私達の研究、研鑽が、単に自分個人のためになされているから、その結果は当然公共のためにならず、単に個人が努力しただけになる。しかし常に公共性をイメージして研究されるなら、それは回りともつながりが出来て、皆もよく理解出来るようになるだろう。どちらが良いのかは自明の理である。直ぐに誰しもわかるだろう。つまり動機の中に公共性を入れ込むことで、途端に研究自体は生きてくる。
私達の研鑽は真面目なものも多くあると思われる。出来ればこの真面目さの中に、この自分内部からの印象を大切にすることに、気付いてもらいたいものである。これを常時できるようになると、各自の研鑽は次第に本物になってくると思われる。これから宇宙時代に私達は向かって行かざるを得なくなると思われるが、このとき、私達の研究は個人の動機のみを常にひっさげては、全く前に進まなくなると思われる。この場合、一旦自分の個人成果という考えを捨てさり、周りのためにという動機を導入することに気を配る必要がある。というよりこれは必須である。
私達が公共の為という動機を知るようになったら、その後に何をやるにも、自分のために何かをやることは、その時、非常にチンマイことをやっていたのだということに、私達は自ら気付くようになる。自分の行動パターンの中で、自分を客観的に見れるようになると、自分の行動自体を自分のためではなく、皆のための方が十分納得がいくようになるだろう。そして今までの自分だけのための行動が、大変に恥ずかしくなるのである。つまり自分の行動を客観的に見ることが出来るようになったということ。これが私達の目標である。
個人のためにいくら研鑽しても、たいした全体の成果は出ない。しかしこれに公共性が含まれると、或いはその動機に自分以外が含まれると、その行動価値はるかに大きな意味を生むようになり、影響範囲が大きくなる。これを私達は常に求めるべきと考えられる。自分のための動機と他を含む動機のそのスケールの違いは圧倒的である。私達はこの違いを早く感じ取るべきである。
地球ではあまりにも、自分中心の価値感が席巻し過ぎている。何でも個人の成果、業績を問題にする。しかしこの価値観は、宇宙では全く通用しない。宇宙から見るとその成果は、実にみみっちいし、狭い価値観でしかない。そのような価値観は宇宙では全く役に立たないし、宇宙から見ると個人的価値観は大変迷惑なものになる。そのようなことは早晩、止めた方がいい。
このように研鑽、努力は良いのであるが、その動機を厳重にチェックする必要がある。このとき私達は自分の内部から来る動機を二つに嗅ぎ分けて、今までの単純な自分中心の動機と、もう一つの客観的な自分からくる動機を嗅ぎ分ける必要がある。慌てると直ぐに今迄通りの自己中心の動機に捕まってしまう。だからこれは日頃の生き方にかかってくる。生き方の全てにそのスクリーンをかけるのがよい。
この切羽詰まった生き方は、おそらく特有の匂いがするのだと思われる。自分達で気付かない匂いである。そして原住民には直ぐに気付かれてしまうもの。この匂いを強制的に相手にくっ付けることは出来ないのだと思われる。なぜなら嫌がるものを強制すると、逆に文明に慣れ、丁度麻薬でマヒするようなことがあるからである。マヒすると文明に被れ、原住民も民度はその時トタンに落ちるのである。麻薬にかぶれると救いはない。いかなる原住民も激変してしまう。それが現在である。真の未開の者は既にいなくなったであろう。
未開の人から私達は学ぶべきものは沢山あったと思われる。しかしその肝心な見えないものを私達は感得出来ないまま放置している。私達人間の生き方などと云うものは実に繊細で、微妙である。この細かなところに文明人は気付くことは一切ない。ちょっとしたことで見失う、そして改めて探すことはかなわない。気付いてから後ではもう手が出ないことになる。これが今である。肝心ななことを確認が出来なかったと。後の祭り。さて無くしたもの、その時文明人が感じるべきものは何だったのか？ 勿論先ほどの 思いやり、優しさ、 は当然である。しかし本当はその先にある。この生き方から私達人間は何を得られるのか、これが一番重要になること。 これがイエスが言った「カギ」になる。聖書には書いてあるがそれが何か、中身は書いていない。実は字や絵では書けないものである。私達は何でも字や芸術で、或いは電子メールなどの表現で何でも感じを写しとることが出来ると思っているが、私達人間の感じるものを何かで表現するのは、実際不可能である。
この奥深い感じるものを私達が表現するには、どうするのか、この最もいい方法は自分でその中身を感じることでしかない。これがズバリいい方法になる。言葉や文字や紙は全く要らない。フィーリングと言われるものである。これに勝る物はない。そしてフィーリングを得るに最良の方法が、実は先ほどの 思いやり、優しさ がその人に本来備わっていなければ出来ないという法則である。
このあたりが判ってくると、原住民と文明人の本当の価値が少しづつ評価ができるようになる。ガツガツした生きかたでは到底、このフィーリングが理解できないことになる。夢のまた夢である。ガサツで落ち着きのない文明人にうっかり カギ を渡しても直ぐに無くしてしまうので、やるわけにはいかない。
例えば 思いやり であるが、これを皆が本当に徹底すると、多くの手続きが不要になることが想像できないだろうか？ 別項でも述べているように、例えば私達は日頃金銭の取引を盛んにしている。しかし実はこのやり取りは、徹底した思いやりを基本に付き合うなら、どうなる？ 徹底した思いやりが互いにあれば、最後は金銭は要らなくなる。そんなものは要らないよと皆がそうなってしまう。その内に金銭は皆が捨ててしまうだろう。徹底した思いやりを通すなら。 そして 優しさも 同じ結論になる。この両者を徹底すると、競争、いじめ。差別、などは生きていくところは無くなる。相手が徹底しているから。ここで初めて住む世界が変わる。想像できますか？ 私達文明人は本当に狭い了見で生活をしていることが。視野の広さでは未開発の彼らが実は遙かに大きいのである。
書店などでは ただ見はお断り とよくある。でも普通の本屋では、ただ見は仕方がないと考えているようである。時には本を紐で縛って見れないようにしてある本もある。これを見ると、この本屋なんかでは買いたくないという気持ちにもなる。難しいところであろう。私も本屋には大いに世話になった。むかし、古書店にもよく行った。福岡に住んでいながら、東京へ仕事の出張帰りには神田神保町に出掛け、大概は目的の本を探し回ったり、当てもなく歩きまわったこともある。この古書店では新刊は当然ない。しかし、日本の古文書から洋物までの専門店は驚くほどの収集力である。今ではこの書店めぐりはしなくなった。インターネットで全国古書店検索があるからである。任意の古書が検索確認できで、即入手が出来る。しかし全国でもあっても探してないものはないが。そして貴重なものは高価でもある。
書店で何時の頃か私が気付いたのは、遅ればせであるが、本は本来、新刊本を本屋で買うべきであるということであった（旧い本は別にして）。ある本屋さんで店の主人と話している時、気になったのは、本屋の敵は 貸本屋、古本屋 だと言ったからである。それまではあまり意識していなかったのであるが、主人は「古本屋」が栄えると、私達は売り上げが止まり、商売が立ち行かなくなる という話をした。よく聞くと成程と思われる。同じ本なら客は古くても安い値段の本を買う、あるは貸本屋で読む。一度読んだら捨てるのだからと、すると新しい本を売る隣りの本屋は、てきめんに新刊本は売れない。つまり読む人は著作権なんて何も知らなくてもただ見が出来るというわけ。
これを考えてみると、著者の立場からは、本を書いて生活している人の本は、売れなければ死活問題である。著者からすると、本は正式に本屋から買ってほしいとなる。古本屋が栄えては、新しい本の創作が進まない。新刊本を書く著者の方が衰退する羽目になる（今後の取材費用等も手にすることが出来なくなる）。もちろん新刊本を扱う本屋さんも困る。お金を元に生活をしている著者をはじめ、出版社、本屋さん達は踏んだり蹴ったりである。これにに対し陰でぶら下がる古本屋さんは、出版業界や著者の都合は一切考えなくて、自分の都合のみを考えて商売をしている。古本屋さんは実は出版業界や書いた著者の足を、一生懸命に引っ張っている形である。何とも皮肉な商売である。何も違法ではないが、後ろめたい商売に見える。やっている人も、周りには言わないがそれを感じているかもしれない。それなりに。
これと同じことが実は公共の図書館でも起きている。本を大衆に ただ見 させているからである。実は本屋さんもそのように説明している。公共の図書館は、本屋さん潰しだと。すると図書館は同時に出版業界や著者を一生懸命、潰している或いは足を引っ張ていることにもなる。宣伝効果はあるかもしれないが、結果的に著作活動を阻害しているのは本当のようである。図書館で本を読むことは、今まで公に批判されたことはない。読む方も何も悪いことはないと考えている、がその一方で著者や出版業界をいじめをしているとは、図書館員も考えないであろう。図書館は本が無いと話にならない、なのにその本を製作する大元をイジメているようなもの。が図書館員はこのようなことは考えもしないであろう。自分は立派なな図書館の仕事をしていると信じている。それが実は本のただ見をさせているとは。皆の読書の便を支えているとの考えだろうが。
本来、著作物は関心のある人に公開し、広く読んでもらいことが一番である。その意味ではみな無料公開するのが最も正しい。が今は貨幣経済のためにやむなく 読み賃 が要るということになる。その賃金、本代を払ってくれと言っているのである。これが書いた人、著作者が生きている間という意味で、何時までもという訳ではない。例えば神田の古本屋街で、書いた人に著作料を取るという所はない。書いた人は遠の昔に死んでいるので、それは問題ないというわけである。本代は書いた人にお礼をいうものである。このお礼をするという礼儀を全くしない人が多くいる。ただ見は儲けもの、ただで読めて儲けたという人は多くいる。著作料という感覚がない。これは書いた人への礼儀であるし、言い換えれば著者に対する思いやりということになる。
すると、ただ見 はいうなれば、ぬすっ人になるわけである。ただで読んで儲かったとは言えない。中身を見て精神的に得したのではなく、相手に礼儀をしていないので、それ程徳はしていないということになる。卑しい癖はそのままである。ここまで言われたら人は ただ見 はしたくないであろう。つまり礼儀をするか否かを言っている。無神経にただ見をしますか？ 事情を知ったら人は考えるであろう。そして自分が書いた方の立場ならと考えるものである。考えない人もいるが。 ところでこのただ見は、本の中身をある程度見ないと買えないという事情もある。表紙を見て直ぐに買う人は少ない。本気で買う人は全部をパラパラめくり、最後に値段を見て買うものである。高価な本は誰しもこうするが、これは半分がただ見になる。
さてここで話を変える。私も相当長い間、自分が気になる本を探してきたし、本屋にも多数立ち寄った。それだけで楽しいこともあるが、歳をとってくると本を買うことが、空しくなる時が来る。楽しみが薄くなるのである。目も悪くなってくるし。私も今までそれなりに買ったが、同時に 立ち読み もしてきた。ただ見である。本を読むのは自分にとって、外部からの情報であり、ひたすら答えを周りに探している態度になる。外側向きのもので、それを暫くしたのち、後は自分で考えをまとめるというものになる。がこの外部情報を無くすとどうなるか？
普通は情報は外部からだと、一方的に考えているが、情報にはさらにもう一つの貴重な情報があるようである。今まで殆どそのように感じられていないが。全く知らなかったものでもある。これが外部から受ける情報ではなく、内部情報 というもの。この内部とは自分自身の内部という意味である。だから今までのように書籍、マスコミ情報は要らない。これはどういうことかというと、私達人間には言葉や言語で伝え聞かなくても、言葉以外で必要な情報は自分の内部から得られるという点である。情報は常に外部から必死に集めるものだと今までは誰しも思い込んでいたのに、それを自分の内部からとは？ これは初めてではない。かつて二千年前にイエスという人は既に述べている。 かれは不思議なことを述べていたが、これがどうやらそのことの一部をを指すようである。自分の内側を探せと。
私達の第二の情報源である。さてこれは一体なにを指すのか？ 聖書にも詳しく書かれてはいないが。ヒントだけ出してあるだけである。しかしこれはそのまま私達に通じるヒントである。 「あなたたちは私と同じ能力がある」 などである。人間は誰しもその力を出せば思わぬことが出来る、ということになになる。ではどうしたらそうなるかは詳しくは判らない。可能性のヒントに出してあるが、それだけである。現代で同じことをいうと、自分の内部から情報を得よということになるかもしれない。今まで情報は誰しも散々外部に求めてきたのであるが、情報は外部からだけではない、自分の内部にも多くの情報が隠されているというと。
今まで私達の生き方は、何かを知ろうとすると、誰かに聞き、マスコミや文献に頼る。つまりもっぱら情報を外部に求めてきた。しかし実は情報はこの外部からだけではない。たとえば自然に生きる野生の動物は、究極その情報を目や匂いで判断できない時は、最後の判断は自分の内部直感に頼るのである。これと同じように人間も情報の最後は自分の直感が必要になる。この内部情報は実は常に用意されており、何時でも利用できる。書籍がなくても、人に意見が聞けなくても大丈夫。つまり本や人の意見が無くても、自分の行動や考えを自由に進めるには、自分の内部で当面間に合うということになる。ガサガサと外の情報を探し回らなくても、私達にはすでに自分内部に情報源があるということになる。
私達はこの自分の内部を自由にのぞけるなら、一切慌てなくなるだろう。目や耳で受け取る情報は参考にするが、究極は自分の内部情報が優先するようになるだろう。特に現代人はこのやり方をあまりしなくなったと思われる。しかし日頃悩んだ時に最後に 「しょうがないな、こうするしかないか」 と結論を出す。これが実は最後の直感だと思われる。しかしこの意見を積極的に先に出し、自分の行動を決めるのは迷いがなく、有効な手段である。実は本を読んだりするのは、今から行動するから、そのために読むのではない。これからの先の足しにするから読むのであって、結局判断は直前の直感になるということ。
私達は日頃、この直感を積極的に利用できるようにするのは、その前に行う外部情報の優先度である。いつもやっている外部情報の取り込みを優先するのではなく、先ず何はともあれ全て自分の内部情報からの、直感を優先するのが正解である。つまり人や外部の情報は優先しないのがよい。その場の自分で、内部で決めるのである。外部情報に常に振り回されるのは本当はよくないこと。内部情報の重要性を知ってからこれを行うなら私達は進歩が出来る。そしてこれが積極的に行えれば最良である。外部情報だけに頼らず、自分の判断が出来るからである。自分の判断で何事も行えるのは、これは実に正しい行動である。しかし私達はこの本来常識的な行動が出来なくなっている。常に自分の判断以前に多くの条件に阻まれ、自分の判断が出来ない。哀れな程に周りに振り回されている日常である。自分の判断をする以前に、周りで決まっているものもあるし、意見を言う前に人や周りが自分の行動を決めてしまっているものもある。自分の内部情報を取り出す時がない。今の私達は日常が実際そのようなものだろう。
私達は 「自分を知れ、するとすべてが解る」 という言葉を稀に聞くことがある。古代からのいわれというようであるが、私達はこの意味を普通はよく知らない。後代の人達がこれに種々の解釈をほどこしているようである。イエスもこれと同じことをほのめかしているが、中身が判らない。この真意は、先ほどの情報を得る時の姿勢を説明しているようである。私達は普段、情報をともかく外部に求める、人に聞く、資料に頼る、これが優先する。これは子供の頃からの教育の仕方にもよるのであろう。しかし本来、意見やアイディアは自分の内部に既にあって、それを素直に取り出せばいいというのが、元のようである。私達は人に習い、学習したことを直ぐに思い出すが、これは常に情報は外部から仕込むのだと信じているせいでもある。本当の情報は実は外部ではなく、生まれながらに各人が既に持っているというのが正解。しかしこの内部情報を得るにはその子の育て方、考える方法、導き方で大きく変わってくる。本来はこのように誰しも自分内部の真の情報を取り出すのが本当のようであるが、普通は積極的にれをすることはない。外部からの情報を自分なりにまとめたものを普通は自分の意見としている。しかし本当はこの自分の内部（さらに深い）の情報を意識して取り出すのがベストのようである。 言われてこれが直ぐに出来るのではない。私達であれば子供の頃からこの訓練をし、内部情報のことを知っている者に指導してもらうのが最も良い。
話は変わるが、空海という人がかつて居た。彼は中国に派遣されて、仏典の研究をした人である。当初十年の滞在予定が、空海自身の判断で二年に短くして、サッサと自分で決めて日本に帰ってしまった。これは約束違反である。そのため当時の日本の官憲から怒られたのであるが、それでも彼の業績があまりに大きかったので、これ以上は咎めなったようである。彼は何故早く帰ったのか、本当の原因を知るならさもありなんとなる。彼は中国文献を一通りみて、見切ったのだと思われる。真の中身は何処にもないと。だから中国に何時までも居る必要がなかった。そこにある文献では、自分が今まで以上の習得するものはないと感じたのだと思われる。ではそれ以上のものは何処にあるのか？ おそらくこれが 自分内部を見る ことを知っていたのではないだろうか？ 彼は中国に行く前にも、国内での相当の予備知識があり、これらを踏まえて中国を早々と見切ったのだと思われる。当時、中国賞賛の風土はこの時点以前から日本にはあった。中国に見習えと。そして今の現代ですらも中国賞賛の風土は沢山残っている。この風土をキチント見切った人は少ないと思われる。見かけや、大げさな表現に惑わされされず、中身をキチント見ることである。派手ではないが昔から日本には、物を見る落ち着いた独自の風土が陰ながらあった。これを空海は中国に行く前に既に身に着けていたのだと思われる。最後は 「仏典は見るな」 とも言っている。そんなものは要らないと。文献を見てそれに惑わされるなと。彼は書き物には惑わされなかったのである。もう一つの自分の内部の知識に気付いていたからだと思われる。そしてこれ以上のことは空海は周りに言わなかった。本ものはその先にあると思われる。
現代の私達が今必要になるのは、この先の情報を得るその手段である。空海は具体的には当時説明しなかったこと。当時はこれを公開するほど、周りのレベルが高くはなかったし、公開してもい良いことは何もないことが判っていたのであろう。 伏して表で出さなかった。しかし今はそれを公開してもよいと思われる。現在は情報がデジタル時代もあって、情報は沢山流れている。しかし真の情報とはこのようなもので決して得られるものではない。もちろん身の回りに溢れている書籍でもない。空海が感じていたものを具体的に表に出す方法が、今は求められる。これは決して秘術などではないものである。途方もなく身近な情報になるだろう。書籍は自分外からの重要な情報源である。しかしこれだけに気を取られていると、自分に必要な真の情報は最後まで入らないことになる。最後は誰しも一人になって、自分の内部情報を最も大切にすべき時が来ると思われる。
私達の身の周りでは、多くの問題が山積し、いつまでも解決しないものも多く、長年悩んでいることも多い。これを全く気にしない人もいるが、生きている者にはいずれ捨て置けないものである。誰しもそこまで神経が太いわけではないから。気になるし最後は大きなもめ事にも発展する。解決には次の世代の代わりを待つという気長な方法もあるが、或いはものによってはこれが一番かもしれない。気長に待つという方法である。ところでこれら皆のもめ事の基本は何であろう。「もめごとはあって当たり前」 と達観している人にとっては転機にはならないだろう。 ところでこのもめ事の真の原因は？ 除ければよいのであるが、それぞれに自前の理由があり、簡単には互いに譲れない。
もめ事の基本は一見して、各人の ”こだわり”、”思い込み”、そして ”思いやりのなさ” が大きな原因であると思われる。すると、解決するには、この ”こだわり” ”思い込み” ”思いやりのなさ” を当面解決すればよいことになる。 このように単純化するとすごく簡単である。 ではこの こだわり からはどうして抜けられるか？ 誰しも持っているこの執着は相当なものである。一旦そう決めたらテコでも変えない、動かないという何処でも良く見かける人の癖である。最後は主張する本人が死ぬのを待つしかないとなる。口論でもこのこだわりが多く出てくる。言葉の掛け合いで、言った言わないの大論争になる。最後は意地の張り合いとなって、話し合いの余地なしとなり、フリーズする。これは近所同士でも、或いは国際同士でも全く同じである。内容レベルはほとんど変わりない。大国同士でも同じ内容をいつまでも論じ合っているのである。外交などでは近所付き合いよりも、もっとチンケでエゲツナイことを日夜言い合っていると思ったらよい。確かに議論の内容に互いに矛盾点があるかもしれない。しかし本当の原因は鉢合わせとなった時に、その時点で争いが既に始まったようなもので、出鼻から紛争をしている。これは互いに最初から親和の念を、持つようなことがなかったことによるもので、これでは最初から紛争だらけとなり、平和はないし、来る訳もない。
そしてもう一つの 思い込み であるが、これは互いにものごとの見通しが出来ないところからくる。これも互いが良き直感が出せずに、結論を短絡すると更にもめ事になってしまう。見通しが立たないということは、日頃落ち着いた考えを持っていないということになる。常に忙しく、ガサガサしていると、見通しも絶たず、短絡してこの思い込みのみがどうしても先行する。思い込んだまま相手に出会うなら良いことは何もない。日頃の、冷静で、余裕を持った生き方がどうしても必要になる。
最後に 思いやりのなさ であるが、これは決定的である。これが実は最も大きいものになるかもしれない。思いやりのなさから、先の こだわり 思い込み が生じるだろうから。するとこの 思いやりのなさ は最も大切なことだということが冷静になって考えると判る。つまり 思いやりのなさ は相手に対するものだから、相手を考えずに勝手に自分の都合で こだわり を持つということになる。同じように相手を考えずに 思い込み でやってしまうことになる。基本は相手に対するこの 思いやり が最優先ということがよく判る。
さてここで相手に対する 思いやり であるが、ともかくこの気持ちを私達が日頃相手かまわず、持ち続けることが普通に出来たならどうだろう？ 理由の如何を問わす、誰しもがこの情念を持つことが出来たら、先の こだわり や 思い込み は一切無くなるということが理解できる。すると、肝心なのは ”人に対する思いやり” という単一の結論が出せると思う。 ではこれは何だろう？ 思いやりで頭に浮かぶのは、”赤ん坊や子供に対する親たちの思いやり” というものがある。 これは目立たず普通であり、何でもない私達のやり方、習慣とも思われているものである。 実はこの習慣が最重要なものということが、地球だけを見ていては判らない。別項でも述べているが、親が子供を育む（はぐくむ）行為は最重要の行為で、最も身近なことである。世情が荒れた国が最近は沢山増えているが、これで最も危惧するのは、子供の境遇である。しっかり育まれていない国の子は、しっかりした国を造ることも、人材を育てることもでいないのである。よく考えてみたらよい。もし自分が周りから育まれていなかったら、自分が人の子を育てる気はサラサラ起きないであろう。そして結果、国は更に荒れ果てる。自明の理である。誰しも判る。連鎖するである。そしてその国は相当長い間、荒れたままとなる。自国では元に戻れなくなる。人の手助けや他国の援助が要るだろうということ。テロを国絡みで育てている所がある。テロをしている大人たちが、孤児の子をかき集めて、人殺しや戦争を教えている。この子達はその後どうなるのだろうか？ 直ぐに推測できる。次に同じように周りの子を集め、テロの子を育てるだろうと。
ではなぜ子供は親の育みが必要なのか？ これも大自然を見たらよく判る。このための大自然である。本当によくよく見たらいい。どの生き物もそうしている。人間でも親に自分が育まれたら、この意味が自分でもよく理解できる。これは言葉で説明する類のものではない。感じで伝わっていくものなのである。こうするとその子供は次の自分の子供達を自然に育むようになる。自動的にこれが出来る。今まで昔の人はそうしてきたのである。しかし現代はこれがまともに評価がなされていないことが多い。子育ての本当の意味が判っていない場合が多く、伝たえることを怠っているのである。今はあざとい知識頼みや利己主義、自己主張が強く身に付いてきているからである。これを養育義務とか言っている。しかも日本でもこの感覚が多くなっている気がする。他項でも述べているように今はこの唯物主義が蔓延し、丁寧で手間かかる育みということが、次第に評価されなくなっているからであろう。実際にはとんでもない話であるが。国潰しなのに。
この子供の育みというものは、私達や生き物の基本中の基本であるが、生きる者の最重要な行動なのである。これを機械や代用品（ロボットなど）にポーンと任せられないことは理解できるだろうか？ 人や生き物のハート連鎖をつなぐものである。生き物のつながり、フィーリングの基底部分になるもの。そしてここで重要なものは、見かけ倒しをしないということ。本物で互いに付き合うという態度で伝えなければならない。赤ん坊や子供達はみせかけ倒しとか、代用品では全く通じないし、その場の雰囲気ですぐにかれらは見破ってしまうから。何か文字で残すとか、誰かに言い残すということでは出来ないものである。生きた人間同士で感じで伝えるもの、これを育みで伝えるのである。直接でないと伝わらないもの。
子供にこの育みを伝えられなかった時の現象は、別項で既に述べているが、これが欠落すると、その子が今度は孫に肝心なもの（体感フィーリング）を子に伝えることが出来なくなる。そうすると、次のその孫は代々、更に肝心なものが伝わらず、断絶する。ここで伝承するものがプッツンするのである。すると自分達のみでこの見えないものをここで復活させることはできない。この人たち周辺でみな育みが無くなるという現象になる。これで民度（みんど）が、がた落ちとなる。大切に長年維持してきた民度は維持できなくなる。これを私達が更に続けると、真の会話や感じ合って通じるものがなくなるのである。思いやり、優しさ、気遣いが 出来ない民衆が出来る。これは現代の日本でも既にこの中途にあるような感じがする。民度が低く、付き合いがそっけなく、スカスカの付き合いをかろうじて行っている。現代人は恰好だけは良くしてあるが。このように人間は育まれていないと、肝心な感度が鈍り、中身のないみすぼらしい生き方が身に付き、最後は動物以下となる。表向きの対応は一見きちんとしているようであるが、それだけのことに過ぎない。
これが続くと、私達には 信念 というものが解らなくなる。それは何だ？ となる。 思いやり、優しさ、気遣い の後に続くのが実は最後はこの 信念 になる。 これ等が合わさると、私達は何事も実行が可能となり、将来に良き変化をきたすことが出来るようになる。何でも乗り越えられるというもの。これが私達の当面の目標になるものである。但しこれには後述のように環境の条件が要る。今はそれを望むべくもない状態であるが。そして問題はいつまでも空回りとなり、真の解決は何処にも見えないままとなる。勘所を私達は知る必要がある。恰好ではない。本当に肝心なことを知って、感じる必要がある。そして本物は更にその先にあることを感じてもらいたい。
今ある多くの難問をどの様に解決しますかと、いきなり問われたときに、本当にどうします？ 誰しもドギマギするであろう。 「そんなことは私では無理です。政治家にでも聞いてください。」 となる。そのための選んだ政治家だからと。確かに難問を含めあらゆる問題を議論解決するために、政治家やその他大勢を選んで各種の分業をやってもらっている。しかもこれら人材の多くに税金を投入している。だからやってくれるのが当たり前だろうと。
しかし彼等は問題解決は当座の問題に対応するのが関の山で、根本解決は当分無理ということはある程度の人は判っていると思われる。 なぜか？ 根本的な解決は今までの議論や、選挙などの方法では全く手が出せなかったから。議論もなかった。何年、何千年かかろうとも、今の考え方ではそれは出来ない相談である。根本解決には、早い話、地球内の議論ではとても無理ということ。では何をしたらいいのか？ このままの議論、検討を続けては根本解決が出来ないとなると、他に良い方法があるのか？ これがこの ＨＰ で多く述べている解決法である。つまり地球だけの議論を一旦中止し、他の惑星の意見を聞いてみるということである。私達は地球だけの意見を今迄散々取り入れてきた。その結果では、一度でも旨く根本解決したという事例が、何処にあるだろうかと、聞きたくなる。もしあるのであれば、それを参考にすれば良いのであるが。実は今迄、私は難問解決の基本手法を一度でも見たことがない。恐ろしく議論好きである私達が、その議論で一気に解決したためしはない。議論のたもの議論（くたびれる）は山ほどあるが、自分を完全に捨てた万人のための議論は一度もない。我田引水ばかりで常に空回りである。
この本当の原因は、実は私達が 「自分の真の正体」 を知らないという、根本原因にたどり着く。このように考えると、混乱の根源も解ってくる、しかし議論している本人たち自身が自分が何者かを全く知らない、そこでいつまでも喧嘩をし、議論争いを長年月に亘って続けるのである。もしかりに自分の正体（真の）を知っているなら、私達は最初から争いはしない。出来ない。真の正体が解ると、戦争など出来る訳が無い。今私達が戦争をし、争いを何時までも続けているということは、自分の正体を知らないということの、はっきりした証拠になる。これ以上の立派な証はない。
これを言われて ピン とくる人は居るだろうか？ 自分の正体を知る、これは宗教などでやればいいという生易しいものではない。従来の地球哲学や道徳では手が出ない。私達は進歩のない繰り返しを何千年も同じことを繰り返し、そして未だにその解決手段を全く見い出せていない。誰もが本当の正解を一切持っていない。闇夜でひたすら、自分は、自分達は、正しいとわめき散らして、互いに殴り合っているに過ぎない。これが現在の地球の私達である。そんな私達の意見に賛成できるだろうか？ そんなことはない、今迄私達はこれだけ努力したので、その結果は更に良い結果と時代が来ると思う、と説明する人も多いだろう。 だが本当に自信をもってそう言えますか？ おそらく誰しも確信は無いと思われる。方策のただの一つでも見通しがあればよいのであるが、どれをとっても決定的なものはない。つまり根本が私達は何も判っていないように思えてならない。早い話が、揉めて、今後の争いをするために、ただ生きているというのが解り易い。これだったら誰しもそうだと言うだろう。
本当に私達は自分を知らないのだと思われる。何処に生まれて、何処に死んでいくのかも知らない。誰一人も答えられない。生まれ変わりのことすら、トンチンカンで答えられない。このような状態では、先ほどの解決なしの長年の生活は当然なのであろう。つまり自分で招いた生活というしかない。一方では陰で、このドサクサを大いに喜んで推進している者達もごく少数であるが居る。私達の本当の実態を強いて知らしめなかった（公開しなかった）者達である。今も公開を阻んでいる。この一部でも公開されるなら、私達は今の紛争を相当に無くすことが出来るだろう。どの国でも事情は違うだろうが、これが根本のもめ事を無くす方法である。地球の本当の混乱の原因の一つがそこにある。そしてもう一つは私達自身（過去世含め）の確認にある。そして最後は私達に相応しい哲学の習得である。
先ほど、混乱の解決法を示し、”思いやり” が重要であることについて述べた。これに気付いて皆が賛同するには、必要な環境が必須である。ドサクサや紛争のさなかに 思いやり などは思いつかないからである。それなりの環境を先に造る必要がある。そしてこの環境を一方的に破壊しているのが、先ほどの長年月にわたる環境破壊者である。つまり ”周囲がそれをさせてくれない” ことにも大きな原因がある。 解決の方法は先ほどのように判った。しかしそれを実行する環境を作らなければならない。実は陰の彼等はこの解決方法に環境的妨害をするのに必死である。面白がってやっているのではないと思われる。彼等自身はその立場なりに必死の生存競争を裏方として行っている。そのため死に物狂いで紛争を振りまいていると思われる。しかも善かれと（私達の立場で）考えながら。私達からすると、逆なのに、私達の望みの全く逆を思考している。実はこれは、別項で述べているが、イエスが当時言ったことが、未だに彼等は怖いからであると思われる。イエスの直言、それは余りにも大衆の心を安定させ、人間本来の働きを取り戻させるからである。こうなると、最も困るのは、今迄社会を思い通りに進めてきた陰の彼等であり、これに同時に悪乗りしてきた多くの者達である。当然紛争屋もこの内に入る。兵器産業も入るだろう。実はこの他に関連した者がいっぱいいる。
この辺が地球の紛争を無くす根本の仕掛けである。いきなり綺麗なことを並べて、正直に生きましょうと言っても、全く効果はない。本当の仕掛けが必要なのである。私達は地球の大衆の実態を晒すと同時に、裏側に昔から住み着いている陰の役者を、表に晒さなければ、本当の解決はしないし、平和などはいつまでも来ない。つまりこのままでは平和の努力は常に空回りする。風ぐるまのように。
私達地球人は、長い間自分の惑星だけにこだわって生きてきた。そのために他の惑星の人々などという感覚が全くなかった。現代に至り、地球人が他の惑星に宇宙旅行をするという段階が来ており、この期に及んで、他の惑星には生物がいるだろうか？人間のようなものはいるだろうかと、噂している。これを先行してか、映画や漫画では先取をして、少し前から、多くの空想物を掻き立てて、ムードを先行させようとしている。だが、空想が先行してやりたい放題の感がある。勝手に空想が先走りして、何の結末もついていない。早く言い出した方が宣伝勝ちの様なものである。子供達にも無駄な空想を掻き立てられ、それが娯楽商売になると言って、何の決まりや制御もなく、無責任で身勝手な創作作品を絶えず出し続けている。この原因は、別項でも述べているように、大切な地球情報、他の惑星情報の真実の部分が全く知らされず、コントロールされていないからである。いわゆる出鱈目の相を呈している。この出鱈目を良いことと勧めている陰の集団もいる。
私達に未知の情報は、娯楽作品などで先頭を切って、勝手に先入観を皆に与えるのは、本当は私達にふさわしくはないと思われる。今の時代は地球人が宇宙に出るきわどい時期である。既に月（地球の衛星）は探査衛星を仕立てて地球人は出掛けた（１９６９年）。そしてもちろん月には人がいるとは全く言わなかった。しかも月の裏側ですらも詳細はサッパリわかっていない。事前から大気はほとんどないと言われていたが、探査の結果でもその通りとなって、真空状態を否定しなかった。重力は小さく、行く前からこれも予想が立てられており、地球の１/６と予想されていたが、結果はその通りのような（少しおかしいところもあるが）説明になって、飛行士も事前予想の通りに行動した。しかし１/６にしては体が重そうで、実際は地球重力の約６０％のようであったようである。意外に月の重力は重かったのである（ウイリアム・ブライアン著「アポロ計画の秘密」和訳参照）。そして月の大気であるが、地球ほどはないが、かなり濃密で、地球の高山程度のようで、そのまま生活が出来るようである。チベットかアンデスの高山に住む人々と同様な条件である。またそれ程実際には寒くもなかったようである。ともかく惑星、衛星など天体には最初から大気があるのが必須で、岩石だけの惑星の創造物はないのが原則なようである（惑星などの構造、又は創造上の基本条件から）。すると月には大量の大気があり、人が住むことが出来るのが当たり前と思われるのである。水も当然ある。天体はその全てが地球とあまり変わらない成分で構成されているのが、本来太古からの当然の造りと考えられる。地球から見て他に別種の成分があり、地球では考えられない生き物などが、居ると想像するのは勝手であるが、そのようなバリエーションを考えるより、私達人間そのものや、他の生物の汎用性、広大な適用性の可能性を考えるのが、今は正常な考えと思われる。
では火星とか、金星ではどうか？ 地球と同じように生き物（動植物）や人類は住めると考える方が素直で正常な感覚である。但し地球外の情報を真摯に受けとれるならばである。この情報に対し、地球の為政者や大衆は今では大反対である。地球外に人間なんてそんなものは居ないはず、「地球では私達人間が最も進化した生き物で、他の惑星に同じ人類が無条件でいるわけがない」と、彼等は大きな声をあげて説明する。もし他の惑星に人間の様な知的生物が居るなら、全く別種のものだろうと。それはお化けだろうとヒステリックに拒否をする。同じ人間が存在すること自体が気に食わないのである。それもそうだろう、ニセ進化論でさんざん今まで洗脳されているから。かねてから地球の人間は最も進化した生き物だという、ニセ神話を聞かされ続けてきたからである。今でもその神話は生きており、常にニセ情報が満ち溢れている。
ところで他項でも説明しているが、本来、地球の人間（人類）の起源はどこだろう？ 進化論が嘘であれば、私達人間は何処から最初来たのか？ 他項でも示しているように、この正解は、あまたある他の太陽系や惑星からの移住である。これが地球人類の起源と思われる。移住はどうして行われたのか？ 惑星間の移住は今では地球でも大変である。地球人としては今はロケットを飛ばして移住しか考えられない。地球的考えでは昔、私達が移住したとはとても考えられない。これが今の常識であろう。しかしこれも大変に地球的ローカルな考えであって、実は宇宙船は遙か昔から惑星間を飛んでいたというのが実態のようである。旧約聖書の中にも宇宙船らし記述は多数ある。しかし地球の私達は未だにそれを宇宙船とは言わない。摩訶不思議な空中物体で、それをまともに扱おうとはしない。これがずっと続いているのである（現在のＵＦＯ騒ぎもこれと同じ）。しかも地球では偽進化論がまだ続いている。他の惑星の宇宙船などは信じられないし、見たくもないのだと思われる。自分たちの理論や常識が壊れるからである。尻込みをして実態を見たくないのが正直な感じであろう。昔、ガリレオを皆で寄ってたかってイジメた時と同じように。
この考えを打ち破り、宇宙船は実は遙か昔から飛来していたと考えると、私達地球人の起源は判りやすくなる。そして人間は最初から宇宙的で、どの惑星でも共通だという法則が素直に理解できるようになる。地球がスタートではない。それは私達地球人が勝手に組み立てた自前の考えであることが判ってくる。苦し紛れに進化論を作り上げ、それをいつの間にか人類にも適用してしまった。これでさらに私達の理解力に混乱が生じたのである。そこでいつの間にか「他の惑星に人類がいるわけがない」と固く信じ、安心するようになった。進化論は大変な罪作りな論理である。私達地球人間の考えを内向的にしてしまい、発展性を潰してしまうものだからである。これほど被害の大きい論理はない。早く見抜くべきで、ほって置くと今後更に甚大な弊害が出る。地球人はこぞって未だにこれを信奉したまま。ちなみにマスコミでは４０数億年の地球の歴史とよく説明（シツコク）されるが、これらの話は一旦、見直した方がよいと思われる。地球の正確な歴史は、他の惑星と私達との交流が始まるならいずれ判ることだから。私達は近隣の惑星のことすら何も知らず、今までさんざん情報オンチであった私達自身が説明する、これらの情報はこの際、一旦横においていた方が賢明であろう。
このようなことから、地球人の起源は他の惑星、太陽系からの移住が正解である。すると他の惑星の人々はどうしているだろうと、その情報を知ることこそは、今の私達地球人の本来の役目ではないか？ これが正常な感覚、常識になる。そんなもの知らないよ、と言うわけにはいかないでしょう。ぜひとも私達地球人はその様子を知るべきである。実は移住元の人々もその後地球を心配はしていたようであるが、私達は地球へ移住後しばらくは平和でよかったものの、その後地球内ではその本性が現れ、互いに紛争、領土争い、だまし合い をさっそく始めたのである。そのしこりは長く続き、何時までももめ事は収まることはなかった。収まらない大きな原因は、私達地球人の横着さ、謙虚さのなさ、にあった。平和に共に生活を進めることが、何時までも出来なかったのである。その内に自分たちの起源（他の惑星からの移住）をすっかり忘れ、今では自前のウソの進化論にしがみついて振りかざすようになってしまった。だから今は他の惑星の人類などという話は「とんでもないタワゴト」になったのである。だからと言って他の惑星の人類が居なくなったのではない。彼らはその後、優れた文明を築き、更に先へ今も進歩している。地球では物質的進歩はともかく、特に精神的劣化が激しく、同時に価値観の低劣化も進んでいる。このため真の情報が得られず、宇宙から取り残し（閉鎖状態）の状態となってしまった。
この様な状態から地球を見ると、地球人の他の惑星情報をおろそかにする理由が明確に判るようになる。今さら他の惑星の情報などは要らないよ、自分達で何とか出来るさと、いつまでも高をくくるのである。現在もそれが激しい。このせいで、大勢の一般市民は常に大きな犠牲を払ってきている。たえまない犠牲である。多くの市民はすでにこの争いに飽き飽きしている。争いを演じている当事者はしかし真剣に争っている。国のためだとか言って。
こんな紛争の中で、そろそろ他の惑星に人類がいることの情報を再度、私は確認する必要があるのではないか？ 情報を元に戻すのである。地球は思いっ切り激しい、誤解、無理解が続いている。トンデモナイ地球人の認識の誤解を、今解いて正常な私達の生活に戻す必要があるのではないか？
そのために、先ほどの様にまず、自前の進化論の誤解を解き、先に他の惑星の人々のことを認めるのが最優先と考えらえる。「他の惑星に人はいない」など宇宙から見たら笑われそうな認識を最初に私達ははっきりと見直す必要がある。真逆の真実を今認める必要がある。彼らの情報によると、多くの惑星に人が居るのは、元からの宇宙の真理であり、出鱈目に生き物がいるのではないこと、そしてこれらの生き物は、人類を含めて互いに共生し、助け合って生きるのが元からの真理法則だと言っている。地球人のように互いに争い、競争して生きるのではなく、助け合って生きるために、多くの惑星にも人が居るというのが真実のようである。私達の地球真理、宇宙真理とは全く違った説明をしている。多くの惑星に人が居るのは全くの当然で何の不思議もない、当たり前だと。すると地球の今までの進化論などがウソということが明瞭に良く判る。他の惑星に人が居ることは当然で、全く当たり前になる。何の不思議でもないのである。地球だけの論理が如何に誤ったものかが実によく判る。
すると、進化論だけでなく、私達が今信じている社会の多くの常識は、トンデモナイものがまだ沢山混じっているのではないかということが予測される。実はその通りである。進化論はその中の一つであり、多くの仮説、例えば貨幣経済であるが、他項でも述べているように最初から私達人間には必要が無かったのである。貨幣無しでの物のやり取りで私達は生活が十分に出来る。貨幣は全く必要でなかったが、いつのころからが、互いに誤魔化したり、嘘をつをくので、人間同士が信用が出来ずに、この不便さで貨幣を使い始め、そして人の労働を貨幣に賃金換算するようになってしまったのである。強いて自ら今の様に社会のシステムをややこしくしてしまったと考えられる。複雑な金融などというシステムを造り、多大な手間暇を互いにかけている（自縛状態）。他の惑星ではこのややこしい取り引きなどは一切していない。要らないからである。人間同士が信用できるように、子供の頃からものの考え方、人との付き合い方、生き方の基本を学んでいるので、地球のように人間同士の中にこのような金銭など介在物は存在しない。そして私達のように無用な競争心、勝利欲、プライド などは最初から掻き立てたりはしないのである。地球では逆で、他人を蹴飛ばして生き抜くように子供を四六時中、指導しているのであるが。
ところでこの人間であるが、地球に住んでいる人々は、言葉が国によって違い意思の疎通が出来ないことが多いものの、身振り手振りで相当に意思が通じる。全く逢っていない初めての人でも直ぐに出来る。人々は地球でもその裏側まで皆共通部分があり、分かり合えるには言語はさほど重要でなことがっ解っている。例えば赤ん坊であるが、どの国でもそのあやし方は変わらない。赤んぼうは言葉は理解できなくても、親愛の情はそのままストレートに即通じる。これが人間の共通性である。そして他の惑星に出かけて同じことを試してみるとよい。同じように通じるだろう。これが人間であり、宇宙の中の生き物というあかしである。基本的にこの辺りは地球と同じであるので、恐れる必要はない。つまり他の惑星に出かけても同じように通じることを私達はよく知っておくことである。他の惑星にお化けが居るのではない。どの惑星、太陽系でも基本は同じである。これを明確に私達は知っておく必要がある。つまらぬお化けの心配は全く無用である。姿かたちも同じ。但し他の惑星との大きな違いは生命や人間に対する理解度である。これは格段の差があるのでその意味で私達とはレベルの壁がありなれなれしくな出来ないだろう。そして明確なのは彼らは地球人のように無意味な敵対行動をとらないことである。地球人のように礼儀なく極端に近寄ると相手に迷惑がかかる。そのとき彼らは地球人を避けるであろう。いずれも私達の行動には礼儀、謙虚さが最も重要である。これは地球内でも同じであるが。
地球惑星と私達の転生、そして多くの惑星の必要性については別項を参照願いたい。ここですでに多くを述べている。地球惑星は、宇宙ではありふれた惑星であり、その中のたった一つに過ぎない。同類の惑星は数限りなくある。ただし地球人の精神レベルと同じ惑星はそれほど多くはないと思われる。残念ながら地球人は勝手に進化した生き物と自認しているが、実際は逆で遅れた（特に精神的に）惑星のようである。これは認めざるを得ない。私達はこの遅れた精神レベルを挽回すべく、実際には日夜自ら苦労しているというのが、実態である。地球は残念であるが進歩した惑星ではないのである。物質文化はともかく精神文化では全く逆。それでも挽回すべく、頑張るしかない。そしてより進歩した後には誰しも、次のステップに進んでいく。これが生まれ変わりによる転生の仕組みである。元の地球人は他の惑星からの宇宙船による移住であるが、その後各人が他の惑星に移住する手段は、もっぱら転生が利用されてきたし、今後もそうなる。そのために多くの惑星が用意されているのである。この場合もちろん宇宙船は要らない。しかし地球人の場合、自分の転生前の惑星をみなは覚えてはいない。だから勘違いをして、今知っているこの地球だけが自分たちの住屋だと思い込む（転生のカラクリは別項参照）。
このような理由から、「他の惑星に人が居るか」という質問をすることは、愚問であり、実は私達が自分の本体を何も知らない、思い出せない、ということに過ぎないことになる。各人はその真相を深い魂のレベルで知っているものの、表の自分では何も知らないと言い張っている状態にあること。地球内でお互いにいじめ合って、苦しい生活を強いられているが、これは自分達で招いたもの、周りの誰かがそのように強いたのではないことを知るべきである。人を恨むより自分を恨めということに尽きる。地球に今住む者は、誰であろうとも原因は皆同じ。
すると、宇宙を含めたこの現実を真に知るには、いよいよ他の惑星との交流が必要になる。このために必要なことは大きく二つある。一つは私達自身の 心構え にある。もう一つは当然、宇宙船（地球製）の建造である。心構えについては、このＨＰにも既に縷々述べてある。これには相当の時間がかかるであろう。しかし全ての人々が精神レベルをガムシャラに上げる必要はない。ある程度の人が居れば間に合うと思われる。問題は宇宙船の建造になる。これに成功するには、今の地球人の精神状態では到達しない。また今のロケットに頼った原始的宇宙船に拘るのはそろそろ諦めた方がよい。それより真の宇宙船（宇宙力を使ったもの）を開発する必要がある。それには地球人、オンリーでは不可能なこと。彼らの援助をもらう必要があることを知っていた方がよい。私達地人だけで頑張ろうとするのも良いのであるが、心構えとして「謙虚さ」を基本として研究に取り組むことが重要なことのようである。今迄の企業秘密や、特許という秘密めいたものではなく、地球人のために、脱出するために無私で貢献する姿勢がどうしても必要になる。特に謙虚さは必須である。この宇宙船の開発で、企業的考えで望むのは良くない。なぜなら開発にはこのように地球人のみでは不可能で、ある部分はどいうしても他の惑星の彼らに、ヒント（間接的）を得なければ開発出来ないからである。では宇宙船を彼らから貰えばいいではないか？と思われる。しかし宇宙船は原則、地球人でその基本を開発すべき法則があるからである。このための地球人の自力開発にならざるを得ない。これは私達へのレッスンと思われる。これの過程を飛ばすとどうなるのか？ 私達地球人は次に新しい課題に直面したときに、直ぐに他の惑星人に完全に依頼してしまうであろう。これでは癖になって地球人の真のレッスンにはならないからである。
私達地球人はこの二つの準備で、他の惑星に旅行、交流が可能となる。私達にもその可能性があるということ。時間は少しかかるだろうが、これは試してみるべきである。早い方がよい。ぼやぼやしていると、地球自体がおかしくなっているから。自前の宇宙船で、他の惑星を少し知るようになったなら、今までの宇宙情報は大きくその内容が変えられるであろうから。地球で無理に作り上げた今迄の一切の情報は即、お蔵入りとなるだろう。そして新しい情報をもって私達地球人は、宇宙的に再スタートが出来るようになる。但し今まで地球の精神を牛耳ってきた一族からの横やりが一切入らなければであるが（いずれは入ると思われる）。
ここ迄くると、他の惑星に人が居るか？という話は、鼻から問題にならなくなる。居るのが当たり前になるが、ではどうするのかが次の一番問題になる。人が居るかどうかの問題はしなっくても良いのである。私達地球人はとっくに、次のステップに入るべき時期ということが十分理解できると思われるから。大きな問題は、他の惑星に人が居るかを何時までも議論するこの初歩的なことではない。もっと私達の問題はその先を真剣に見つめなければいけない。では今をどうするのかの真に緊急な課題が目の前にあると考えられる。二歩目、三歩目を勇気をもって進むことが今である。この新しい試みをする専任の人はそれ程沢山でなくても良い。みんな一緒に理解するのは無理だから。宇宙問題を進んだ考えで直ぐに対応出来る人々が地球内にも既に必ずいるはずだから、数は少なくてもよいので、この人々に今からの重要なことを担当させたらよい。今の政治や行政に関係ない人でもよい。生まれつきの適任者が必ず居るはずだから。しかし一般の人々も宇宙に無関心でいいことではなく、それなりの関心を持ってもらう必要がある。特に今までのように地球人同士が互いに争い、いがみ合い、プライドの競り合いをしないことなどを励行する必要がある。これなら地球全体が今より段違いに住みやすくなるのは間違いない。
これで、私達地球に真の平和が来るのは、地球だけでは不可能ということが良く判ると思われる。私達地球の人類はこのように、その起源が他の惑星であり、平和に暮らすには、元の惑星起源をはっきりと知り、近隣の惑星とも友好に交流することで、始めて平和裏に生活が出来るようになる。これは多くの惑星が存在する真理でもあるようである。特に地球内だけの活動では、いくら進めて平和は全く実現出来ないということを自覚する必要がある。宇宙は元から共生の作りになっており、私達の今のように地球人だけで意固地になって頑張るのはよいものの、近隣惑星の協力を積極的に得ることは、宇宙的にも正しいことなのである。そのためにはまず、私達の心構えを見直ししないと不可能である。彼らは今のままでは地球人には危険で積極的に近づくことが出来なかったから。これは至極当然のことである。
ここまで判ると、他の惑星に本当に人が居るのか？ という先ほどの私達の疑問は、可笑しくて質問も出来なくなる雰囲気になる。他の惑星人は私達を昔からそのように見ている。しかし彼らはこの状態を見て、決して私達を批判をすることはない。私達地球人が体験、経過すべき道だということを良く知っているからである。
ところで私達地球人と他の惑星人は、上記の様に厳密には初めて逢うのではない。遠い昔は互いに知っていたのである。そもそも人類が惑星に存在するのは、偶然では決してない。当然の人間の住屋として、最初から惑星が造られていると思われる。地球のニセ進化論のように偶然に人間が出来てしまったのではない。最初から創造劇は人間をイメージしており、その通りに太陽系、惑星群を創造したと考えらえる。人間は最後の付け足しで生まれたのではなく、人間を最初から主体にしており、その生息のために多くの惑星を創造したというのが正解のようである。偶然にしてはあまりにも出来すぎなのである。地球外の多くの惑星も、どこもそこに適した精神のレバルの人間で満たされている。そして人を囲む万物など（植物や動物）も含めて、惑星全体が過不足なく機能するように創造されていることを私達は、真摯に認める必要がある。ここ迄理解できるなら、地球を認めると同時に、他の惑星も同じように認めるのが、正常な人間の素直な考えであろうことが次第に判るようになる。地球は私達にとって大切な惑星であるが、同時に他の惑星も生き物、特にそのに住む人間、諸生物の生き物にとって大切な惑星なのである。意味のない惑星、衛星は一つもない。私達はこの宇宙の連続をもっと素直に認めた方がよい。そのように感じることによって私達自身の生き方も素直になり、今までのように片意地を張らずに、生きた方がよいとうことを互いに知るようになる。突っ張って生きているのはこの辺りでは地球だけである。
人間は外見で進化するのでは決してない。進化、進歩するのは、私達人間の認識の拡張、つまり自分の内部を知ること、自覚することが問題のようである。人間はその題材が最初から既に備わっており（神の一部として）、人間が進歩するのは、それを何処まで自分で知るかが一番の問題である、今までのように常に外に向かって何かを探し回るだけでは進歩はない。また人体を研究して進化のあとを見ることだけではない。人体は既に昔から完成しているようである。そして私達はこれを内奥で既に知っていることになる。これを確認することだけが残されている。広大な世界を惑星や、そして自分を含めて知ることにあると思われる。当然他の惑星とは交流を行って情報を交わすのは、私達の本来の生き方であるが、私達地球人は今その入り口に、やっとたどり着こうとしている状態のようである。
ボランティアは私達の生活では、日頃よく利用される。これは政府、行政などの既成の組織を使用せず、困っている人々を直接救援しようとするもの。国内でも国外でも、この形の救援はよくなされる。あまり細かな規制に拘らず、目的事を先にやってしまうもので、支援を緊急的に行われるものが多い。その場の一時的なものが多いが、地元で困っている人には、最も助かる救援である。常時のことではないが、災害、戦争、緊急の事故の発生などである。このように私達はイザとなると、皆が助け合うことが何時でもできるという、適宜の順応性がある。国を問わなくてどの国にも、そのような個人の能力があるように思われる。
実はこの活動は緊急であるが、これを常時の活動に出来ないだろうかと思うことがある。つまり緊急時の私達の行動を、常にそのように行動するということ、日常がいつもボランティアであるとしてしまう生き方である。この考えは、世の中での貧富の差はそれほどないかもしれない。統計は知らないが、日頃苦労をしている人は、他人の苦労も知っているので、ボランティアはやりやすいかもしれない。また日頃苦労を知らない人もボランティアは、機会があれば出来ると思われる。本人自身が社会で苦労をしていると、このボランティアは直ぐに賛同が得られ、何の抵抗もなく奉仕活動が行われるだろう。ともかく私達は身の回りで、緊急事態が発生すると、異常な献身的行動が出来るのである。つまり瞬間的共生生活である。
その他日常的にもこのボランティが行われているものも多くあり、これらを合わせると、私達人間は、ボランティアの有効性をよく知っているものと考えられる。この生き方をさらに進めていくと、どうなるか？ すべての日常活動をボランティア基本で行うという考えが浮かぶ。つまり真の共生の社会運営である。ボランティアとは言わず、生活は全て共生でなされれるという、宇宙的常識への大きな変換の可能性である。
さらにこれを進めると、金銭を無くす生活が可能となる。社会活動を物流のみにしてしまう方法である。すでに金銭のない共生社会については別項でも述べているが、この共生の社会を私達が実現するには、このボランティアを旨く利用すると、その道程はそれほど遠くはないように感じられる。本来私達には無かった金銭取引を、元の様に生活を物々交換のみに戻すということになる。どういうことかと言うと、日常の必需品に値段をつけることなく、そのまま一切をタダで互いに物のやり取りすることである。物が欲しいときには公共の保管庫に自分で取に行くだけとなる。その際に金銭は要らない。そして必要な分を自分の家に持って帰り、自宅の冷蔵庫に入れるだけである。自宅の冷蔵庫は小さいので、自分に必要なだけを日ごとに補完するのみ。余分なものは要らない。金銭のない社会は、これらの物は個人が沢山所有していても、誰かに金銭取引で何処にも売れないので、余分に持っていても意味が無いのである。これが共生の社会の基本になる。また保管庫で働く人々は同時に、給料は貰う必要いもない。皆と同じようにそこにある必要品を、タダで手にするだけである。それでも泥棒にはならない。そして誰しも何処に勤務しても報酬は貰わないで、タダ働きとなる。これで誰も疑問は沸かない。労働は皆への奉仕と理解しているからである。
徹底したボランティアは、このように共生の社会に結び付く。不可能ではない。これを可能にするには重要な条件が要る。それは地球の私達各人が持っている日頃の感じ取り方、性分である、がめつさ、強欲さ、プライド、勝ち負け意識、差別意識、嘘つき、貯め込みなどの完全撤廃になる。これらの余計なものを私達の中から無くすこと、これが必須の条件である。この共生は実現不可能ではないと思われる。こうすることで世の中のトラブルは俄然、少なくなって静かになるだろう。すると、問題になるのは私達のこの〝性分”が大きな改良点になることは明白になってくる。
ここで解るのは、共生の能力が私達には既にあるという点である。問題は私達の修正すべき性分、根性が残る。これさえ無くせば共生は割に簡単かもしれない。世の中は金銭取引が無くなるので、圧倒的に住みやすくなる。はるかに少ない手続きで生活できる。無駄な活動も相当に無くなる。生産物自体も必要最低限でよいので、余分な生産は一切しなくなる。広告宣伝、コマーシャルなど無駄なことは一切要らなくなる。人々の生き方は基本から大きくで変化するのである。地球にも優しくなるし、人にも互いに優しくなる生き方が主流になるだろう。
このことを実現するには、前記のように私達の〝性分”自体が、最後の問題としてそこに残ることになる。私達の性分は曰く付きである。性根が悪く、生まれた時からすでにしっかり身に付けており、親が口先で言っても、簡単に直るものではないように思われる。どの子も性根が座っている感じだから。このあたりの原因はやはり 各人の生まれ変わり も理解しないと根本は解明できないと思われるかもしれない。人が惑星を飛び越えた生まれ変わりである。少しは私達地球人も賢く変化しなくてはいけない。昔のままでは滅びるのみ、この惑星に生まれ来ているからには少しは進歩して、争いのない生き方に進むべきであろう。そのために今持っている私達の性根を、良いものに変化しなくてはならない。
これには周りの根気と丁寧さが必要になると思われる。短気では決して成功しない。根性者のこの子供達、親たちについて、良き方向に誘導するには、こちらがその前後をよく知った上で誘導するしかない。強引に導いても成功はしないだろう。地球人の中にはこの経緯を良く知って、手助け出来る人々が僅かだが既に居るのは間違いない。落胆することはない。この人達がいる限り、成功の見込みは十分に残されている。またこの貢献できる人達は決して目だないので、注意しないと気付かないであろう。またボランティアをする人の中には形だけ、あるいは自己満足ためにやっているニセ者が、紛れ込んでいるのでこれには特に留意すべきである。自己満足のためのボランティアは、共生には要らないからである。
神様については別項でも述べている。あまり縁がないせいか、日頃口にすることはない。但しキリスト教信者などであればそうでもなかろう。信仰上で常に口にするから。また日本ではこの神様というものは昔は身近であった。神社との付き合いが多かったからである。日頃の年中行事や身近な祭りは、みなこの神様に因んだものだったから。最近はこの神様を口にすることが少なくなったように思う。
神様は居るのかという話題がたまにある。普通は人は生きていく上で、難儀な目に合うと、神様はこの世に居ないのかという感じになるが、勝ち続けている者はこれとは逆で、神様は居なくても、そんなものはどうでも良いと感じるだろう。当面、商売で儲かっているならその話は無くても良いと、強気で居られる。しかし自分の周りが旨く行かず、行き詰まるとだんだん心細くなり、その内に神頼みで近くの神社に、お願いをしに行かざるを得なくなる。一生懸命、丁寧に拝むのである。こんな時は自分の都合で神様は必要になる。
ところで神様の存在は昔から詮議もされてきた。そしてでは一体この神様は何処にいるのだろうかと。見えないのが普通である。しかし私達は居るならそれを見たいのが心情でもある。が、今まで神様を見たという人は居ないし、録画にも撮られたことはない。撮れたら大変であろう。もともと見えないもの、これが神様のようである。日本の神社でも神様は形そのものとして飾ったものは何処にもない。それに近いもの、代わるものとして象徴的なものは飾ってあるが、神様の現物はいくら覗いても神棚に置いてはないのである。
私達人間は大変に複雑な生き物で、今は動物以下になり下がり、これほど争って生きていながら、神様を想像するのだから、それを考えたり、感じたりする範囲は相当に広いのである。神様も当然個人が感じるレベルで、捉え方が大きく変わるとも思われる。例えば自分の事だけで一生懸命のガリガリ亡者であれば、神様は当面感じなくてもいいだろう。しかし逆にうちしがれた者、負けを多く経験するものであれば、先ほどのように神に頼ろうとするだろう。この世が理不尽で混乱を極めればそれだけ、この神様は現実に見えてくる。何故神様は助けてくれないのかと。この傾向は国が違っても大方は同じと思われる。
ともかく神様は見えないもの、これが原則のようである。私達は名称があるなら、それは見えるだろうと思い込むが。しかしこの神様は呼び名はあっても、姿は見えないのである。見えない代わりに私達にはそれを感じることが出来る。つまりフィーリングで神様を知ることこが出来る。これが唯一の手掛かりとなる。だから元々目で見ることは出来いが、そこに居るだろうことを感じるだけである。皆一斉に目では見えないので、同時に知るには皆で感じるしかない、あるいは各個人でフィーリングすることになる。神様はどのような分割も可能だし、統合も出来る。変幻自在である。固定されたものではないと思われるから。つまり各人で感じられた神様がそのものになる。当然、呼び名も決まっていないが、ここでは解り易い神様と言っている。
自分の側はいつも一人であるが、各人で自分自身の背後に神様を感じることが出来るなら、それが各人を今支えてくれている神様と思ったらよいようである。いつでも迎えられる神様で、その人が向き合える神様である。元から皆に完全に共通に感じられる神様は居ないと思われる。実際には人それぞれに少しづつ感じる神様は違うと思われる。理解度も体験も個人で異なるのでそれで良いのであろうと考えられる。しかし根は同じでもので宇宙全体を含みその神様は一つのものに集約されると思う。これがバラバラになると、この違いで私達の間では今のようにすぐにもめ事が起きてしまう。神様の違いでもめているのは私達地球人ぐらいであり、最後はキチント集約統合されなければ、それは実は偽物神様と思われる。地球独特のものであって、宇宙に対する汎用性ないのだと思われる。
世には先ほどの様に、この神様を忘れた人が居る。あるいは全く感じない人である。この人達は、人前で横暴な行動をする。平気で人が困ることをやる、迷惑をかける、暴力を行うこの人達は自分の内部に神様を感じていない、あるいは忘れた人々である。もとは持っていたのであるが、あるキッカケ、体験でその神様を忘れたか捨ててしまったのである。捨ててしまうほどの体験をしているとみてよい。人であるからには元の神様が住んでいるはずであるが、全く自覚をしない程に忘れてしまってるのである。これは本人せいか周りのせいかは判らないが。しかし結局は本人の責任となるだろう。
この神様は、忘れようとしてもいずれ各人に現れてくる。否定しても最後には出てくる。忘れてはならない相手である。本人からすると、神様の不在はその場ですぐに肉体の死にもつながるからである。神様は実は、私達の体も動きの基本さえも日頃支えているものであるから。目には見えないが、毎日私達が世話になっている大切な本体そのものである。それを忘れて私達は日頃この神様をないがしろにしている。悪さばかりをして周りに悪態をついている。普通はこれを〝罰当たり”というものになる。俺はそんなものは知らないよと、強がりを言う者がいるが、何を言い逃れしようとも、神様から逃げられない私達の元からの造りになっている。この造りから逃れるすべは何処にもない。神様は実は私達を造った張本人だから。私達の生まれ変わりや、身体の日頃の維持に関して、表面の私達はをそれを知ろうが知るまいが、これを全てコントロールしているのは、実は誰であろいうこの神様である。神様なしには、一歩でも私達は歩くこと、息をすることすら出来ない。この世に生まれ時から神様の手の内にあり、残念ながらそれから抜けることは出来ない。私達自身を造った原因であり、大元である。
私達は神様は何処にいる？と自問したときは、すでに自分の中にいると回答するしかない。この神様は常に自分にくっ付いており、私達を離れることはない。そして地上での死を迎えるときも、その直前まで私達の肉体から離れることなく、その本体（神様）は転生をする。今までの肉体を捨てて次の肉体に生まれ変わるのである。地球の私達には、このカラクリがよく理解されていないようである。そのために神様は何処にいるのだろうと、自分で不思議がる。何のことはない、自分の直ぐ後ろに常に付いているのに、疑問を多くの者が持つ。神様はこのように各人に、見えない形で常に身体の周りに取り巻いている。フィーリングという形で感じられるものであり、まだ実証主義の現代科学では、物的に証明されていないもの。だから居ないのではなく、確実に存在するもの。別の言葉で言えば、その人の生きている〝意識”と言われるもので、この意識が無くなると皆からは死んだという。
この神様は、このように転生を含めて最初から宇宙的である。地球では他の惑星に人が居るのかと直ぐに騒ぎになるが、何ということはない、私達自身が神様のレベルで、他の惑星に行ったり来たりして（転生）いつも世話になっているのに、それを自覚していないトウヘンボクを日頃私達は演じている。皆ではないが、その殆どの人が自分の本体（神様）の動きを感じていない。ごく一部の人間はその実態を知っているようであるが、周りに大声でそのことを喋ったりはしない。話してもこの地球では誰も信じないし、周りとの付き合いが当面旨く行かないので、そのことをとりあえず言わないで黙っているのだと思われる。
今までは神様は何処か遠くの方にいるイメージで、私達は日頃互いに付き合っていたが、上記のように神様は大変に身近で、誰しもすぐそばであり、自分の背後で常に張り付いており、同居していることを知るなら、自覚するなら、神様のイメージは断然今までとは違ってくるだろう。最初から神様は私達と不可分であったのである。しかしいつしか私達（表側にいる自分）は、その神様を自ら見失ってしまった。理由は、余りにも私達は自分の身の周りのことで、ガツガツと自己中心（自分の本体を見失った生き方）で生きてきたからである。それで今までは何とか生活できたから、改めて神様は何処にいると聞かれた時に、振り向いて、それが判らなくなったと思われる。そこには誰もいないと。だから改めて聞かれたときに、恐るおそる「神様は元から居ない」と答える羽目になったと思われる。人間は他の動植物と違って、特別な機能と役目を持っているようである。これが自分の本当の機能を自覚できる生き物だからである。その機能とは神様の能力を、一部各人がそれぞれ持って生まれているという点である。問題はこの機能を自分で自覚出来るかということになる。
神様が居なくなった人、人間達はどうなるのか？ 聞くまでもない、やりっぱなしの生活になりがちとなる。自分の生きたい放題となり、統率は効かない状態となるだろう。今でもこの状態で生活している個人や国が多くある。〝強い者のみが生き残る”という神様を忘れてた生き方、信条である。これこそが正義だと言い張って周りにも譲らない。そして先ほどの各人の内部にある神様は、宗教という形でも変形をし、それぞれの人間から抜け出し、隔離された形をしている。彼等が信条とする神様はこのように存在するが、完全に変形し、いびつな神様で誰にでも通用するものではない。その神様は真の自分の神様からは抜け出してしまっているものであり、本来の各人に潜む神様ではない。このようにいびつな神様の形にしてその集団が独自に崇めているものになる。本来は自分の内部で直に知るべきものであるのに。このように私達は神の考え方でも精神分裂をしたままである。宗教の形と同じようなこの分裂状態が、いつまでも続いたままと思われる。だから宗教の神様とここで説明している本来の神様とは相当に、あるいは全く異なる。これを混同すると、自分や宇宙が解らなくなる。今の私達のように。
本来私達の神様はすでに自分の中に備わっているもので、先ほどのように探すまでもないものである。そしてこの見え方は、各人で異なり、それをよく知って見る者と、僅かしか見えない者には、内容が異なってくると思われる。つまり神様は、その本人の理解力に応じて変化すると思われる。各人で幾らでも神様は感じることが出来るし、幾らでも隠すことが出来る。神様は私達のような身勝手な自己意思を本来持っていないからである。その使い方は各人に任されている。この意味で神様は一様ではないのだと思われる。一人ひとりが様子の違った神様を持つのだと思われる。ただ各人が持つどの神様も大枠では、常に人を善き方向に指導しているもののように感じられる。宇宙の中でこの神様が表現を行うときに、私達自体を具体的表現として用いるのだと思われる。私達自身（人間）は神様の意図を表現する道具である。そのため多くの人間を用いて、種々表現するのだろうと思われる。
こう考えると、人々が地球に多く住んで、そして転生を通じながら多くの他の惑星にも人が住み、それぞれ表現をして、生きて行く目的そのものが理解できる。神様は誰にでも何処にも住んでいること、そして神様は本人の認識で、何時でもそこに同居を感じることができること。これが本来の神様だと思われる。では得手勝手に神様は個人の自由に解釈出来るか？ そうではない。神様には宇宙の全体意思があり、私達個人で勝手に左右されるものではない。逆に私達は神様の意思の一部を分けて貰っている立場である。そして第一にその意思を個人ごとに感じるのが、私達の当面の課題であるように思われる。神の意志を各人で知ること、これが今私達に最も求められている点のように感じられる。これは今までの宗教に似ていると思われるかもしれないが、そのものではない。既存の地球の宗教は、宗教同士でまとまることはない。それぞれ宗派を固く守り、全ての宗教は他に対して大変に排他的である。これが原因で私達は、殺し合いや戦争まで行う。この分裂を直さないと真の宗教や、真に世のためにはならないと思われる。地球の宗教の過ちはこの点で完全に、勘違いをしていることが判る。神様とはそのような地球人の勝手な都合で造られるものはない。
今までのこのような地球人が言う宗教（各宗派含めて）が本当に正しいのなら、とっくに平和になってるだろう。沢山の数えきれない宗教があるのだから。同時に地球の哲学、道徳でも同じことが言える。しかし依然としてその気配はない。また前述のように人に既に神様がくっつているなら、あるいはそれを各人がそのことを明確に自覚できているなら、同様にこの世はすでに平和が実現したであろう。しかし今はその逆で平和が来ないというのは、私達はこの辺で神様について、何か大変な勘違い、取り違いをしているのではないかと思われる。特に神様の真のありかを間違っているように見える。この神様のありかと、その扱いを間違っていないなら、私達地球人からは、トラブル、紛争、戦争などが今はでは無くなっていたはずである。だから今の地球宗教の教える神様は、私達にはもう要らないと思われる。
結局、先ほどの様に神様の在りかは、自分の外側や、宗教の形ではなく、すでに人の内部に潜んでいること、最初からすでに神様は自分の中にこそ昔からいること、これを各人が素直に自ら気付くなら、この世の混乱は急速に収束すると思われる。この神様は私達の中だけでなく、宇宙全体へ常時つながっており分離はないから。そして真の神様は、今までの私達の手持ちの神様のように混乱したり、争いをしたりは決してすることはない。このように私達は自分で気付きさえすればよいようになっている。
このためには各人の精神的独立が必要と思われる。自分で考える力が要る。なんでも他人任せや、難しいからと言って人任せでは何も解決しない。自ら解決する意思がないと平和や神様を現実に感じるこは出来ないと思われる。神様の呼び名は実は決まりはない。かつ各人で自由であるので、何という呼び名でもよいのであるが、むやみに勝手に名称を与えると誤解を多く生むもとにもなる。
Ｇ・Ａの情報ではこの神様を〝意識”と表現している。これは地球では神様と呼ぶと、他の惑星で表現しているこの意識を私達の神様と同一視するからだろうと思われる。地球の神様とは相当に違いがあるので、そのようにしたと思われる。なぜ違うのだろう？ もし神様としたら、私達の日頃の神様と全く同じと勘違いし、私達が今まで自分の外部にある崇める対象物と全く同じになり、前述のように自分の中に神様を取り入れることが、出来なくなるからだと思われる。先ほどのように意識は私達の外部に有るのではなく、私達自身の中に存在し、かつ宇宙に偏在するものと同じであれば当然である。神様とは表現し難くなるのである。そのために意識と表現したと思われる。神様と言ってもよいが、この辺が決定的に違うことを知っておく必要があるように思われる。ともかく神様（あるいは意識）は私達の内側に既にあると同時に宇宙にも存在しているとうことになる。（既に別項で述べている 「人の本体」 も実はこの神様であり、意識である）
ただこの神様を、自分勝手に都合のいいように利用すると旨くいはいかない。自分が真摯にその神様に付き合うようになるほどに、何事も勝手には出来ないからである。自分の内部にあると言いながら、常に宇宙全体と協調している神様だから、個人で自分勝手など出来るわけがない。これを犯すと私達から真の神様はさらに遠のいてしまうのである。次第に感じられなくなるという意味。 この神様という名称にも、あまりこだわりを持つと、いよいよ私達はその本質を見逃してしまうが、強いて名称を与える必要もない。そのようなものがあるという程度におさめて、感じ、フィーリングを各人で認めるしかない。そこに有ることは判るが、目では追えないもの、不可視のエネルギーを感じるしかない。日頃私達のいうような証拠は何処にもないのである。
ところでこの神様については、人間以外の生き物は問題にしていない。例えば動物達は神様の存在を気にとめてはいない。気にするは人間だけである。何故だろう。前記のように人間は神様の一部をすでに持っており、その神様が宇宙全体とつながっていることも、その内奥では知っているものと思われる。神様は遠くに在るのではなく、自分の身の回りにすでにくっ付いていることを知ってるのだと思われる。実は何を隠そう私達人間が、神様の一部だったということになる。これを横着に表現するか、謙虚に認めるかは、私達の生き方に極端に大きな違いになってくる。神様の自覚の仕方で、私達の生き方は大きく変化する。自分が神様ならどのような行動をとるのか？ この考えは今の地球ではあまり通用しないが（キチガイと思われる）、他の惑星ではこのことこそが常識となっている。自分の内部に常時神様が居るので、それにふさわしい行動がとれるという判断になる。何もおかしいところはないのである。この考えは実に合理的でる。他の惑星では各人が感じる神様は、私達のように混乱を決してしないからである。同時にこの神様は宇宙全体とも通じるものであるので、地球人のようにその判断や行動に、心配や不安を感じることはない。
私達地球人も自分の内部に、神様に住んでもらう（自覚する）のが先決である。日頃の自分がそのことをハッキリと、自覚するのが重要になる。そうすると私達は自分の行動で、おかしなことは日頃から出来ないし、出来るわけがない。自身が神様なのだから。他の惑星ではこれを日頃めざし、実行している。私達が目標とするのは、端的この生き方になるであろう。
地球ではこの考えは、妄想と思われている。出来るわけないだろうと、頭ごなしに言われるのがオチである。しかし考えてもみてもらいたい。私達は実は自ら神様に最初から堂々となろうともしなかったし、出来もしなかったその成れの果てが、今の私達地球人ではないか？ と考えると私達のことがよく理解できる。神になり損ねの地球人集団、という境遇が明確に理解できるようになる。言い方が悪いがこの状態が私達現状だということ。地球では悪ぶるのはそれなりに恰好はつくかも知れない。しかし逆に聖人ぶるのも中途半端で今までできなかったのである。しかし人間は本来が、神様であることを自認したら、逆に日頃の行動は激変するのではないか？ 神様であるなら変なことは出来ないだろう、モット真面なことをしなければと、生き方を変えてしまわなければならなくなる。他の惑星ではこの辺の配慮が、地球とは異なる。堂々と神様を自分から実演するのである。悪びれることは全くないのだと思われる。地球のように変な格好をつけることもなく、自分をそのまま演じるのである。これが彼らの生き方。素直に生きる、そうでないと日頃のアイディアは自分から生まれないし、自分の本来の能力、活力を生み出せない、自然にそのように配慮しているのである。それが自然だから。
ハッキリ言って、地球では自分自身がこの神様になることを、ためらっているのだと思われる。今までの環境がそうさせるのであろう。「とても自分が神様などとは」のように常に遠慮しているのである。そして全て方向違いの所に神様を祭り上げている。だからいつまでも私達には本当の行動や、本来の社会貢献が出来ない。中途半端な行動が多いのであろう。皆が少しずつウソをつき、自分が神様になることから逃げているのだと思われる。本当に正面から生きることに逃避しているのではないか。そのために全ての行動が徹底しておらず、中途半端で定まらないことになるのではないだろうか？ 神様は自分の中、各人の中に既にある。それを自信をもって日頃から生活するなら、私達は神に近い生活を享受できるに違いない。今の地球人は全く信じないだろうが、他の惑星ではそれが既に昔から出来ているのである。地球人の横暴さ、信念のなさ、神様の扱いの乱暴さ、などの本当の原因はこの辺りにあると思われる。私達には既に全て必要なものは揃えられてある。しかしその扱い方で大間違いしているように見える。私達に不足なものは最初から何もないのだと思われる。
ゆめ、地球の安すっぽい、経済価値観とか、倫理観、道徳感、宗教感、勝利感、善悪感などに振り回されないようにしたらよい。これ等を思い切って捨ててしまい、神様は本当は私達の身近にいることを感じればよい。但し素直でたじろがない神様である。するといつでも私達が神様と身近になれる。この時点で私達は他の惑星とも、素直に交流が出来る資格が得られるようになるのだろう。また本来人間が他の生き物と大きく違うのが、この辺にあるように思もわれる。神様については別項でも後述る予定。
人は本当に開発すべきことを何もせず、ほって置いて自分の好きなことに時間を潰し、何か事件があると、それは誰か取り締まってくれる、あるいは取り繕ってくれると思い込む。自分の責任の税金は既に払っているからと知らんぷりをする。一体このシステムでこの世が旨くいくと思いますか？ 私達の今のやり方は、通用しないことはこれからも益々明確に事態が証明されるてくると思われる。ここで話はＵＦＯ現象であるが、ＵＦＯ現象が現れたその発端は、先ほどのように地球での核開発にあった。これが他の惑星にも大きく影響するので彼ら（他の惑星の人々）は地球に警告のために来たのである。これが約半世紀以上も前に。その時点で多くの私達への改良ヒントと、方策を既に私達に伝えている。過不足なく伝えてある。ただ私達はそれを真摯に学び、手本にすればいいのであるが、それを大々的に行われた形跡はない。彼らの情報はシツコク与えられることはないだろう。確実に一回のみだと言っている。チャンスはその時だけのようである。
さてこの情報であるが、ＵＦＯ現象の説明は初期から説明されている。その飛行原理の初歩ヒントも示している。そして肝心の私達人間の生き方、哲学についても十分な情報が含まれている。この情報は短期には習得が困難だと思われる。時間がかかる。一見してＵＦＯ現象の様にすぐに飛びつけるものではない。私達地球人のここ数千年来、或いは数万年来の、生き方に関するものだからである。
各人の独立は、大人になると自然にそうなると思われている。子供から大人へ、ほっておけば身体的も精神的にも独立すると。肉体的にはともかく精神的な独立は実は今の私達にとって大変に難儀である。まず何をもって独立かを私達は知らされていない。経済的に独立であれば普通はそれば許されるであろう。が精神的なものはそれだけでは済まない。本当の独立とは子供の頃から社会から教えられてきたことを、各人で全てを再吟味することと思われる。中身を確認することである。日本では以前は儀式的にこれを 元服、髪結 といって年齢にけじめをつけて、子供が自立したことを自認させたのであるが。今では当面、学校の卒業となるだろう。
この中で、「確かなこと」、これが実はこの地球では殆ど見つかっていないし、教えてもいない。実に奥深く隠されており、簡単には見つけられない。偽物は山とあるのに残念である。子供の頃は、将来何かあるのではと淡い期待があるが、真実を求める者には現実に目を向けたとき、期待はずれでがっくり来ることが大変に多いと思われる。これが若いころに既にある。逆もあるかもしれないが、生き生きとして期待の仕事に就けた人もいるだろう。しかい長年仕事に携わると、その矛盾も多くなり、世界の中であるいは国内外で多くの揉め事が絶えず起きることに、疑問が誰しも沸くものである。地球での出来事が理不尽に思える。何も感じないという人もいるが、これは現状が全く認識されず、自分のことのみで一杯のためであろう。地球では実際には異常事態が常に起きていると思われる。
各人の精神的独立とは、これらの混乱を自分でキチント認識出来るということが独立のそれになる。判らないでは済まされず、本当の解決策を自分なりに持つことが正しい。実現する、しないは別にして。当然他人任せでその原因や解決策を見つけるというのではなく、正当に自分で説明できるのがよいとい思われる。
が今の世の中はその原因や解決策が殆ど見つけられないことが多い。すでに解決した輪の中であれば問題がないのであるがあ、最初からその囲いがあれば人は苦労しない。しかし大概はその囲いが無い場合がある。会社や組織の囲いもあるが、これが実に心許ないものである。そして苦労が始まる。しかも根本問題が何も解決していない中に入ることになる。理不尽なことは山ほどあるし、不都合なことは絶え間なく生じるのである。この中での精神的独立というのであるから実に大変である。本来最初からやるべき事（成人するまで）があるだろうに、その前に前置きの段階で沢山のゴタゴタがある。これを乗り越えてその人の本来の仕事が、やっと死ぬ前頃に気付けば出て来る感じである。
精神的独立とは、本当に私達には難しいことである。私もその一人であった。人生の大半を迷いの中でさまよっていたようなものである。何とか仕事の口を得て生活はこなしてきたが、肝心の生きる意味、地球の意味、惑星の意味、はては地球がなぜ回るのだろうという素朴な質問などが次々出てきて往生したものである。これに何とか答えられるようになったのが、この今の人生の終盤である。体に病気を抱え、いつ死ぬかわからない時分になってから、何かが見えたようなもので、遅いというか、なんという遠回りなこと（情けないほどにいらぬ道草）をしていたのだろうと、その無駄な時間が情けなく思いやられる。これは結果から今そのように見えているのであって、あるいはヒントがなければ今でも暗闇のままである。何も判っていない状態が未だに続いているということ。
この原因は何だったのだろう。これは私だけの話ではけしてない。地球で住んでいる人々全てに当てはまることだったのだと今は思われる。地球で精神的独立は、今のままの状態では当分無理なように見える。しかし何かのきっかけができると一気に進むのかもしれない。何かせっぱ詰まったときのように一気に走るかもしれない。私達はそのきっかけを作ればよいと今は思っている。
返すがえすも残念に思われるのは、情報の封鎖、情報の閉塞である。肝心の情報が地球では塞がれていること。大切なものも埋もれて腐ってしまっているので、だれも気付かないし、ありかも判らないし、あることすら皆が知らない。この根本原因は、今のままの地球が住み心地がよいと思っている、一部の人々がそのように誘導したのであると思われる。その他大勢はそのことを知らされなかった。ここ数千年、数万年前からである。諸悪の本源はその辺りにある。私達地球人が情報オンチで、精神的に劣化した本当の原因の一つである。この原因については他項で既に多く述べている。今まで多くの求道者達も、これと同じものを追い求めてきたが、哲学であろうと、宗教であろうと、自ら大きな洞穴の中に迷い込んでしまった感じがあり、抜け出せなくなってしまったようである。
地球の文明は進歩したのではなく、完全に退歩している。精神的に敗退したということである。一見物質文明は進んでいるが、人間そのものの質は退化し、子供じみてきている。大人ではない。ただ目の前のものの変化に明け暮れた人間という言い方になる。精神的豊かさは衰えており、本当の闊達さも無くなっている。この文明は子供の中にあるべき楽しさをも無くしてしまった。例の意味のない飽くなき 唯物教育、繰り返しの教化、レッスン のためである。せっかくこの世に生を与えられた子供を、ひたすら最もつまらない子供に、大人がせっせと仕立て上げているその成果でもある。そして真の生活の知恵をまるまる捨てて、要らぬ何かを追い求めている、肝心なものを置き忘れて何を得ようというのだろうか？ その先には大したものはない。殆ど価値のないものを、あるように見せかけたものを追い求めている。結局他人を蹴落とし、より多く自分のものにと欲をかいた生き方は直らない。
このような中で、個人の精神的独立はほど遠い。見せかけの成功や、個人の功績は何の役にも立たないことを知るべきである。この逆説の方を皆が当然と受け取れるようになるまで、私達の苦難は続く。本当の力や、本当の人間力を私達が感じることが先決である。私達には差別なく万人にその力が与えられている。これをフラフラした他人に任せるのではなく、各人が自覚することが最も肝心。そのやり方は各人で全く異なるが、そのルートはどのようなものでもかまわない。が、集結する点は皆同じと思われる。
この第一歩が個人の精神的独立である。普通は国家の独立というが、国家どころではない。各人がもともと風来坊のままである。これをしっかりアンカーで留めなければならない。これが最優先にすべきであろう。不安定な個人はいくら組織や国を造っても出来たものは何であれ、大した国にはならない。見てもみすぼらしいのは最初から判ろうというもの。大衆はただ目立つ先導者に操られて右往左往するだけとなる。
では個人の独立とは？ 一人の個人として確かな歩みを進めるには、生きる自信が要るのだと思われる。闇雲に生きてもそれは見つからない。この自信や方策が今の私達にはない。あるのは、「それはお金でしょう」 などとその多くが信じている始末であるから。このみすぼらしい価値観を、真の生き方に方向転換するのが今の私達の目的になる。そのためには私達は在来の地球的価値をあっさり一旦捨ててしまう方がよい。出来なければ、二刀流でもよい。つまり今までの価値観で当面生活し、その間に新しい価値観をしっかりと身に着けるのである。それで時が生きた時に一気に乗り換えるのである。一種の二重生活となるが、変換するには仕方がないと方策だと思われる。
では新しい価値観の生活とは、どのようになるだろいう。まず真の情報公開が前提となる。今の私達の生活には多くの隠し事があり、大半は闇の中である。これをオープンにするのが最初であろう。しかし今の貨幣経済ではそれが出来ない。オープンにしないことがこの前提であるから。するとこの貨幣経済を廃止することから始めなくてならないことが判る。出来るのか？ このように今は全て貨幣経済で成り立っている。膨大な量の取引で物流、貿易を行っているが、これもすべて貨幣取引で行われている。身近な買い物もそうであるが、みなこの貨幣に換算されて商活動、日常生活が行われている。これを私達は当たり前と感じているが、これが大間違い。このようなややこしい取り引きをしているのは地球だけ。この異常感覚が理解できないと、地球の改革は一本も進まないだろう。
では情報公開するならどうなる？ このことで隠し事のない取り引きが求められる。駆け引きのない生き方をするのである。駆け引きをする今迄の不真面目な生きかた（程度をしらない）を廃止するのである。そのまま一切を正直でよいという生き方に変えてしまうのである。すると、仰々しい取り引きは不要になる。金銭や法律などは要らなくなる。素直に付き合いを互いにすればいいという簡単な行動規範だけが残る。誰も誤魔化さないし、だましはしない。素直に生きればよい。ただそれだけで簡単になる。これは他の惑星人が多く行っている普通の考え方、規範になる。出来ないわけがない。例えば私達の生活の中では、よく賭け事、博打をする。私的な中で行うと、違法だと言って大騒ぎで役人の取り締まりが始まる。堂々と公に取り締まれるのである。しかしその公が博打を主催する（競馬、競輪、ボートなど）をやっても違法にはならない。地方の公共団体がその胴元になり、儲けを公共のために使うからという理由である。子供にどうやって説明できるだろう。私達のやることは完全に精神分裂している。やり方はヤクザとそっくりである（実際それを真似たのである）。俺にやらせろと、そのやり方を乗っ取ったのである。これはその一例になる。
これらの生き方の規範を真面目なものに戻すのである。かつて大昔には私達はそのような生活をしていたようであるが、いつ頃から互いに駆け引きをし、嘘をつき、隠し事をし、自分だけを目立たせるような、おかしな生き方をするようになったのである。これを元に戻せばいいのである。すると素直で率直な生き方が常識になるのではないか。今までのような不真面目しなければ、残るは真面目しか残らない。ここから私達は次の新しい生き方、感じ方が生まれてくるのではないか。私達の身体は最初に作られた正常な条件を与えるなら、まともな活動ができるようになると思われる。同じように精神的にも、日頃の緊張する金銭取引、駆け引きをしなくなれば、人間は遙かに穏やかな生活をするだろう。そして病気などはめったにしなくなる。すると日常活動で発想が全く異なってくるだろうことが考えられる。駆け引きしないので互いに生活は圧倒的にし易くなるだろう。何処の誰に逢っても駆け引きしないで済むのであるから、何という楽しい身のまわりになることか、何という居やすい環境となることか、ぜひ想像してもらいたい。
この環境で私達は新しい発想をすることが出来るようになる。すると私達は今までとは全く異なる内容を言い出すだろう。いちいち他人に警戒をする必要が無くなるので、皆が闊達となりオープンな関係となる。個人の発想が自由に行われ、まず直感が多くが動き、働くようになるだろう。つまり理屈ではないフィーリングである。このことにが私達少し気づき始めると、今までのごてごての付き合いや、手間のかかる取引がバカバカしくなるのは請け合いである。私達は今まで正直に生きることは損な生き方になると勘違いをしていたが、そうではなく全く逆で、共生の生活が実現出来ることを実感で感じるようになるだろう。人間は束縛がなく、自由に活動が出来るようになると、本来の人間能力（今まで互いに感じなかった）を更に発揮するようになる。その一つが直観である。証拠や、金銭はなくても、私達に必要なものを手にすることが出来て、人間互いに助け合う共生が直ぐに実現出来るようになる。丁度ミツバチ達のように生き方に無駄がなくなるのである。これが本来の人間の精神的な生き方になる。ここ迄くると,今迄の私達の疑問は一気に無くなり、人間各人が自然と精神的な独立出来るようになる。皆が協力関係になるからである。今までの様に金を払わなければ、物はやらないとか、金を払わなければあなたとはものが言えないとか、見せられない などの難しいことは言わなくてもよくなるから。
この時点で私達は個人が完全な独立が出来る。物事の判断が自分で出来るようになる。そして各人は自信をもって未来を見ることが出来るようになるだろう。「明日はどうなるかわからない」という地球人の口癖は一切誰も言わなくなると思われる。同時に人間自体、社会全体も独立が出来るようになる。大人の社会の出現である。そして皆は自信を持った生活をすることが出来るようになって、これからの将来のことに不安を持つことは、一切なくなると思われる。各個人が完全に独立し、自信を持って自分の将来に対し、期待が持てるようになるだろう。今の混迷社会とはけた違いに進化した社会が出現する。圧倒的に簡素であるが無駄のない高度な社会（ミツバチにも負けない）が構築出来る。
この説明がピンとくるように、私達は新しいこの情報を身に付ける必要がある。直ぐには判らない人が大勢いる思われる。しかし他の惑星情報が、ある程度理解できるようになると、地球の大騒ぎの基本もきれいに判るようになる。その理由や、改革するにはどうすればいいのか、などが手に取るように解る。〝明日はどうなるか解らない” という私達地球人の口癖、最大の悩みも、地球内では今は解決不可能であるが、実は彼らの情報を真摯に研究するなら、解決が確実に可能となる。今であろうが、未来であろうが、すべてが私達地球人で自ら解決できることが判るようになる。やる必要もない、バカみたいな私達の土丹の苦しみは、最初からあえてしなくてもよいことがスッキリ判る。自力で避けることが出来るのが判るようになる。
人間は本来、仲良く過ごすのが自然であると思われる。しかし私達はこの対人関係が日頃から旨くいかない。仲の良い者同士ではそれでもよいが、少しでも趣向が違うとすぐにいがみ合い、争いを起こす。最初から仲よくとはいかないのである。曰くウマが合わない、そりが合わない、流儀が違うなどと言って合わせようとはしない。またその違いで自分の流儀を相手にひけらかそうとする。つまり存在感の誇示である。 みなヤクザと基本はたいして変らない。
更にこれに相手と旨くいかない大きな理由が、金銭関係になる。よく考えてみると、私達はその行動の殆どが金銭関係に根差しているのである。きっかけは金銭のやり取りでその付き合いの一切が生じていると思ってよい。自分の生業にしてもそうだし、サラリーマンにして皆そうであろう。金銭の介在しない付き合いは皆無である。金銭は互いに強い絆になっている。
ところで金銭の”発生”は他項でも示しているように、恐らく最初は互いにその付き合い方が素直でなかったためであろう。物のやり取りで誤魔化すとか、ウソをつくとか、チョロマカスの類のことである。そしてあまりに多いのでついに共通の変換通貨を考え、貨幣というものを造った。これなら文句はないだろうと、共通の労働換金物の開発である。
この貨幣の最初は便利であったろう。なんでも共通の通貨に置き換えられて、その労働対価を貨幣に置き換える。そしてその貨幣は何処に行っても使用できるので大変に便利である。貨幣はその国内では使用制限はない。またどこの職場で働いても同じ共通の通貨が得られる。実に便利である。
しかし私達はこの金銭の便利さには、同時に人間関係の遮断、疎遠につながるというものが付いてくるということには、あまり気づかなかった。「金さえ払えば文句はないでしょう」 と相手に現金を支払うような行動が出来る。「金の切れ目は縁の切れ目」ともいう。人間関係をつなぐのも、分断するのもお金になったのである。つまり金を介して人と付き合うことが重要になった。これが必須の条件になってしまった。もちろんお金を無視して付き合うことは沢山ある。例えば友人とか、家族内の付き合いである。しかし一旦家を出ると金の付き合いの渦に巻き込まれる。このことを私達はその後、全く不思議に思わなくなってしまったのである。そして人間同士の付き合いが、そもそもこれで不自然になっているということ自体にも、全く気付かないし違和感すらを持たなくなった。誰しも子供の頃に少し金銭に最初は違和感（買い物などのとき）があるが、その内に皆慣れてまうのである。お金は当たり前だと。
一旦このように、人間の間に貨幣という異物が挿入されると、正常な人間関係を維持することは難しくなる。人間関係の前に金銭が先行するからである。これで人間同士の付き合いを旨くしましょうと言うのは、本来無理に思われる。
これが実は人間同士の不仲、疎遠のそもそもの原因であると思われる。金銭で人間関係が遮断されているといってもよい。かといって互いに金銭をなくすと今は生活が出来なくなる。これでは困るのである。だから喧嘩しながら互いに金銭付き合いを私達は続けてきたように思われる。他項でも述べているが金銭を無くすには、私達の基本である、生きていくときの姿勢、態度を、“正直にする”こと以外にない。互いに誤魔化しや嘘をつかなくなれば、初期の生活のように金銭が要らなくなるからである。生き方を元に戻すことになる。これが出来れば、金銭がなくなり、嘘もつく必要がない。誤魔化す必要もなく。ただ最初から正直に行動すればいいのである。
これでも更に素直になれない人がいる。「何でも正直なのは俺はイヤだ、少しは嘘や誤魔化しをさせてくれ」と言う人たちである。そのために金銭はあってもよいではないか、手間はかかってもいいから金銭を無くしてくれるなと。ここが私達の大きな転換点である。
では金銭のない社会はどうなるのか、いちいちものごとを今のように金銭に変換する手間はなくなる。給料自体もなくなる。金融業が一切無くなるのである。今は物流には全て金融決済が付きものであるが、この金融を無くすとでは社会は回るのか？ 心配せずともしっかり回ります。 ただし給料はないが物資の配給は無条件に配布（等分に）されるので、誰も心配する者がいないとう社会になる。つまり共生の社会の出現である。今やっている仕事（生活に必須の生産）はそのまま続けていいということになる。但し金融関係の仕事は一切が不要になる。そして当然ながら、変な嘘つきの人は排除されることになる。 俺だけは沢山物を貯めたい、人より良いものを横取りしたい、などの欲張り屋である。しかしこの一部のアブレはいずれ淘汰されるであろう。ガツガツしなくても皆が毎日が安心して生きていけるから。そして日々生きていく上の価値観が次第に激変してくるからである。これで今までのお金に執着する生き方から、人間同士の生き方（お金を介在しない）に大きくシフトされるから。そして 「なんで今まで金銭に拘っていたのだろう？」 と多くの人は思うに違いない。
これまでお金中心の生き方をして来た私達、そしてこのシステム自体に大いに盛んに手を加えてきた人々（金融屋）は、この辺でどこかに消えてもらいたいのである。つまり今まで地球の経済活動を牛耳ってきた人々である。この人達はこれからの私達地球人の生活には、全く必要がなくなるだろう。お金が無くなるので居なくてもよいことになる。 では今迄の大騒ぎしてきた経済活動は本当は要らなかったのか？ その通りなのである。金銭や金融が要らないと、取引は大変に簡単になり、単に物のやり取りを等分にするだけになる。金利も、為替操作も、貯め込みも、これらよこしまな行動一切が要らなくなる。本来の私達人間の生き方に戻る。するとどれだけ私達は今迄膨大な無駄を、金銭のための労力をつぎ込んで来たのだろうと、はたと気付く。
実は今の私達地球人は元来、金銭のない社会（他の惑星）に、元は（大昔）住んでいたと思われる。しかしあるとき、その正直な生活態度を見て、「俺はこんなくそ正直な生き方は出来ない、面白うない、もっと悪をしたいし嘘もついて人を騙しもしたい」 と言って、その天国のような生活から抜け出した。これが私達地球人の元のような気がする。その天国から移住したのが今の私達地球人ではないか？
この辺の事情が分かると、地球のカラクリも少し判ってくる。天国とは何なのかも判る。なぜか「天国」は私達自身が昔から口にしていたものであるが、それは空想なんかではなく現実に、実際にあったと思われる。自分たちの本当の故郷でもある。この辺が理解できると、私達の現在の生活の性根らしきものが見えてくるのではないだろうか。なぜややこしい、今のような混乱した生活（金融、紛争、戦争など）を強いられるのか、なぜ一貫性がないのか、なぜ見る目がないのか、なぜ人間自身の生きる目的が何時までも見つからないのか、この辺の明快な解答が見えてくるのではないか？
冒頭の表題にある 「人間同士の不仲」 の原因はこれではっきりする。私達は天国を自ら抜け出したと思われる。しかも自分でその道を進んで選んだと思われる。それが今の私達である。苦労するのも当たり前に見えてくる。自分でその迷路にはまってしまったのであるから。避けるには自力の努力が要る。誰のせいでもない。正に自分でこの惑星（地球）に迷い込んで来ているのである。 この惑星地球では災難にあった時に、自慢気な顔をして「こんなにも私は苦しい」とこれ見よがしに叫んでいる人が時々いる。これには二つの意味がある。苦しいから早く助けてくれということと、そしてもう一つは自ら選んだこの地球の土丹の苦しみを楽しんでいる地球人という自覚のある行動である。わざとらしい地球人の典型といってよい。無意識にその原因（深い訳）を内奥で知っているのではないだろうか？ すこしもかわいくない地球人である。
このように私達地球人は神の国からの失踪し、逃げ出した者の惑星人（ワル）であろうと思われる。その移動はもちろん宇宙船であったが（他項を参照）、当時他の惑星人がそれに手を貸したのである（つまり厄介払い）。そして私達は進んで地球へ降り立ったと思われる（新天地の開拓だった）。イヤで来たわけではない。その後の地球の歴史はご存じの通りである。この歴史を詳しく調べたとところで（地球の歴史研究）、人の生き方としても殆ど見る価値はない。恐ろしく低次元にまで精神的に急落し、今では見るに忍びないものになった。それが現在ではないのか。
その結果 「私達は今住んでいる地球惑星が唯一の人類生息の場であり、かけがえがないから大切にしようと」 言いながら、その一方で地球を片っ端から破壊している。なんとう不合理だろう。そして人類は地球しか居ないと大騒ぎして、かつ他の惑星の生命の存在や人類の存在は頭から疑って否定している。この大衆の考え方は宇宙から見ると、完全に逆に仕立てられている。この状態のままでは住んでいるこの地球や、他の惑星の様子が解ろうはずはない。私達はメクラの状態なのである（させられた）。そして真面目な情報がどこから与えられても、それをまともに受け取る能力は出せないし判断力はないと思われる。
このようにこれまでの経緯が理解できると、次に私達が何をしたら良いのかは明確に判るようになる。私達は神の国に戻ればいいのである。元のようになればよい。神の国に私達が帰るのである。悪びれず、「堂々と神様になる」 これが正解である。恐るおそるではなく、自信を持って昔のように神になる。それが私達には最もふさわしいからである。今のようにいくら悪ぶってもたいしたことにはならなかった。ならば諦めて故郷に帰るのが正解ではないか。
今でも私達には元から”良心”というものが身にくっついていることを知っているだろう。誰しも持っているものである。何故だか判らなかったが、この良心が、実は昔、私達が神様であったその証拠（痕跡）と思われる。先ほどのように今まで身に付けた奇妙な地球習慣で、お金を介在した生活をとらされ、強制されてきたがこれを一切忘れて、この介在物を取り払った生活を思い切ってしたらよい。すると人は真の人間同士の交流のみが出来るようになる。ここからが本当の人間の付き合いになるだろう。やってみたらよい。この介在物無しの真の人間交流である。これをやるに、その必要な情報は既にそろえてある。手を出すだけである。地球や他の惑星の生活は、互いに揉めることなく生活が出来ることが自ら判り、大きな魅力があることが次第に判る。今の地球よりはるかにハイレベルな生活が再度享受できるし、何より互いに仲たがいや紛争する必要がなくなる情報である。今の糞詰まりの地球には最適の選択と思われる。良心の根源を知るべし、感じるべし。
ジョージ・アダムスキー著「宇宙のパイオニア」 は1949年に彼が書いたものである。日本では正式に出版販売はされていない。そのため殆ど我が国では知られていなかった。その後1952年に彼は異星人とコンタクトしたが、これはその3年ほど前の書である。 この書の特異な点はその内容が、コンタクト以後に出版された Ｇ・Ａシリーズ書籍（第1巻）1953年の内容とよく似ていたところがあったからである。
そこでＧ・Ａを批判する人々から、Ｇ・Ａのコンタクト物語りはすべて作りごとで、後で出したものは、前に出した売れない本の再販であり、売らんがための商売である、・・・・ など相当に批判を浴びた。実は現在でもそのような批判が出ている。
先にＧ・Ａシリーズのみを読んでいる者にとっては、先行している「宇宙のパイオニア」を後で読むと、違和感を持つのは確かである。そしてこのような足を引っぱる情報などに普通は直ぐに惑わされてしまう。
この「宇宙のパイオニア」は前記のように一般の書籍では販売されておらず、Ｇ・Ａを研究している人達が持っているであろう参考文献として存在するので、見せて貰ったらよいかもしれない。これは竹島正 氏の訳である。あるいは 円盤工房（北海道） のHPからでも直接訳文が手に入る。
さてこの本の内容であるが、注意して読むとまず初めに「前書き」がある。この中に 「この本は現在（1949）のところフィクションの分野にありますが、科学の進歩はとても速いのでこの本の中の全てのことが現実になることはそう遠くないでしょう ・・・・・」 と前書きしてある。そしてその後に、パロマ天文台のデータが書いてある。 「建設はロックフェラー財団の寄付によること、鏡筒200インチ 第1回の撮影1947年 ・・・・ 」 などです。
そしてＧ・Ａはこの書物の中身に書いてあることは、今後この地球でもあり得るだろう、という添え書きをしている。将来の予想を込めて書いたということである。事実アメリカのＮＡＳＡ宇宙開発はその後急速に進み（中身は結局相当いびつになったが）、月面へ人を実際に送ることに成功した（1969）。本当に行ったのかと、このことすら疑っている人々も今は増えているが。
さてここで真実の情報がいかなるものかが問題になる。「宇宙のパイオニア」で書かれたものはＧ・Ａはフィクションであると先ほどのように、はっきり本人が前書きで断りを入れている。しかし1952年のＧ・Ａコンタクト以降の書籍にはこのような断りは入れなかったし、その必要が無かった。事実彼本人が現実にコンタクトしたから、フィクション話の断りはここでは不要であったのである。だからその後Ｇ・Ａはコンタクトの事実を坦々と書いた。彼には最初から隠し事はなかったしする必要もなかったからである。どのケースにおいても。
1969年に、ＮＡＳＡはその後月面に現実に行った。しかし残念なことであるが前記のようにその情報内容の殆どは公開はされなかった。出来なかったのである。ごく一部だけを公開したが、肝心な点は隠したままにした。例えば、月の重力は地球の1/6（出発前から地球で言われていた通説）ではなく、実際には地球の半分近く（正確には6/10）だった。そして月の大気は殆どない（それまでの通説）ではなく、地球の半分近く（実際には地球の50～ 60％）、気温も常時、地球とあまり変わらないこと・・・・ などである。これは正にＧ・Ａが「宇宙のパイオニア」で述べているほぼ同じ内容であった。 ではＮＡＳＡが知ったこれら月での真の情報は誰が知っているのか？ NASAはその後も月面の真実の発表はしなかったのであるが、他からの漏れ出た情報として、その様子を少し知ることが出来る。
別項でも述べているが、その後 「アポロ計画の秘密 たま出版 ウィリアム・ブライアン著2009 」 の中にその真実の一端が書かれてある。まとめると、月面は早い話、人が普通に住めるのだということになる（おおげさな宇宙服なども要らなかった、ただ低圧なので事前の気圧調整などが必要であった）。 これ等のことはブライアン独自にＮＡＳＡ情報を解読し直した結果である。NASAの隠蔽体質に不信感を持ったブライアンが、独自の調査を行った結果である。NASAが月面の肝心なデータは出さなかった理由には多くが考えられ、簡単には説明できない複雑な地球事情が絡んでいるということが推理される。ごく一部は飛行士からも漏れていたようであるが、しかし彼らは箝口令で多くは何もしゃべらなかった。殆ど肝心なことは言えなかったのである。
ところでＧ・Ａはなぜ月のデータを事前にこれ程よく知っていたのであろうか？ NASAの発表前に、同じようなデータを前書の中で多くを述べている。大気、重力、植物、生き物、これ等の様子を月に行く前にどうして知っていたのか？ しかもＮＡＳＡも探り当てた真のデータに近い数値や状況を、なぜＧ・Ａはそれより前に知ったのであろうか？ 実はブライアンはＧ・Ａの情報もたどってその内容をNASAのものと照らし合わせ、彼なりに納得したのだと思われる。つまりNASAの発表が正しいか、Ｇ・Ａのものが本物かを彼なりに判断したのである。そしてＧ・Ａの情報の方が正しいことを知ったのである。Ｇ・Ａ情報にはコンタクト前であろうが、後であろうが一貫性もあったのである。
普通であれば、Ｇ・Ａの情報を一過性で見るだけなら誰でも疑うだろう。単に地球の、あるUFOと哲学研究者が、突然に月の様子を知り、その様子をＮＡＳＡの探査前に書いたというのは、普通は理解しがたい。 しかしＧ・Ａ情報を長年研究すると、彼の生い立ち、能力からして何も、彼の言動が不思議ではないことが次第に理解できるようになる（実際には納得するには相当時間がかかるが）。そして宇宙の情報に関し、少しも不思議ではなくなる。むしろ従来の私達地球側の異常さ、感度の低さがはっきりと理解が出来るようになり、かつこの地球人側の見方は、宇宙側から見てごく少数者の部類になることも判明する。とても宇宙的に非常識、少数派なのは私達地球人の方なのである。そんな馬鹿な！ と思うだろうが。これ現実のようである。
Ｇ・Ａのコンタクト1952以前の著書を読んでも、このことが十分理解できるようになる。彼はこの中で人間の本性、能力について相当に詳しく説明している。「人間は心静かに、適切な修練すれば、いながらにして遠くを透視することが出来る（誰でも）。時間はかかるが能力向上は出来る。 また意識の移動も可能と云ってもよい。これは地球でいう金儲けなどとは全く無縁の内容であり・・・・ 」 などと多くを述べている。 また彼の過去世（過去世、転生の記憶は別項参照）についても、多くの代（生まれ変わりの代）のことを自分の個人記憶として覚えていたようである。私達の回りでは事例が少ないが実際に存在しており、希少である（地球事例は別項参照）。 Ｇ・Ａもその明確な記憶を維持していたようである。その中にＧ・Ａは他の惑星での生活様子をはっきりを知っていたのだと思われる。 そして当然惑星に連なる衛星（地球では月）などについてもある程度知っていたと思われる。これらの天体は、何処も同じで、皆人類が住んでおり、他の生き物も普通に生息していることを、十分に知っていたのであろうと考えられる。
地球でこの類のことを述べると、それは宗教でしょう、UFOを絡めた新興宗教でしょうと、直ぐに勘ぐられることになろうが、ものは何でも相手の言い分をきちんと聞くことから始まる。もうしばらく我慢して聞いてみたらよいのではないだろうか？ この情報にはそのようなイカガワシイものは何もないことが次第に判ってくる。今迄のように地球内だけで考えるものごとと、地球を飛び出し、その外から地球を考え、感じることは天と地ほどの開きがあることである。試しにやってみたらよい。そうすることで他の惑星に住む人々の様子が少しずつ判るから。今は私達の近隣惑星に人が居ることすら頭から否定し忌避をしている状態であるが。そこで地球の宗教などとは全く異なる情報ということが、私達にも理解が出来るようになってくる（区別が出来るようになる）。
さて話しを戻しこの様な中で、Ｇ・Ａは月、火星、金星への旅行（仮想）について1949に旅行記として世に出したのである。これが先ほどの「宇宙のパイオニア」だった。 将来このようなことが起きるだろうと、フィクションとして先に断りを入れて書いたのであるが。その後Ｇ・Ａに本当のコンタクト劇が無ければ、これはなんでもなく済んだことだったのである。が実際にはコンタクトが3年後に現実に起きてしまった。Ｇ・Ａにしてみればやっぱりということになったが。そしてその後本当に、他の惑星などの旅行（宇宙船による）に恵まれ、以前に出した彼の著書の中身が結果的に自ら追認されたことになった。
この出来事を後で読む者は、この経緯やＧ・Ａの実態を知らないでいると、今でも言われている、インチキなのではと疑うことになる。後で起こったコンタクトは二番煎じではないのか？ と批判者が不信に思ったのである。事の前後事情、Ｇ・Ａのこの様な内実が解らないからである。つまり物事にピンときていないから、トンデモナイものへ想像をするのである。
私達は先に起きたことをフィクションであると納得せずに読むと、次の後半で起きた本もののコンタクトが飲み込めなくなる。理解できない。しかしＧ・Ａのそれまでの能力を明確に知ると、それは不思議ではないのである。ここで問題なのは、遠隔透視、過去世記憶 テレパシーなどの能力利用などである。私達は現在このような能力が誰しもない。あっても貧弱である。というよりこのような能力自体をインチキとする風潮がとても強いからである。
Ｇ・Ａは私達地球人がこの能力（テレパシーなど）をより高める必要があると、啓蒙の目的で至るところで必死に説いている。特にテレパシーについては今後地球人の必須の能力であると（取得すべき）力説している。 この人間の能力を誰しもが常能力のように利用できるなら、いま私達の身の回りにある多くの 紛争、もめ事、競い合いなどの無用な摩擦（私達は日々これにひっきりなしに翻弄されている）は一気に無くなると説明している。これは私達の生活方法の最良の改善提案である。地球内の今の議論とは全くその可能性からみて雲泥の差がある提案である。 テレパシー能力が私達に備わっているなら、もちろんＧ・Ａのこのコンタクト事件も、これで解決できるし理解可能である。それが真実か否かは直ぐに判るし、その体験はＧ・Ａ本人が言っているから。そして私達も自分でテレパシーを使いそれを追認できる。一瞬にだれしも簡単に納得することになる。ややこしい証明はハナから要らないのである。
このようにＧ・Ａは月や他の惑星の様子は、行く前からある程度想定できたと思われる。だからコンタクト以前にその様子を“もの語り”として書いたと思われる。前置きしながら想定ですといって書いた。しかし事情を良く知らない人や、テレパシーの全くない者にとっては、「それはおかしい、後で書いたのは二番煎じだ」 などの尾ひれが沢山ついたのである。そして二番煎じで金を儲けようとしたのではないかと要らぬ疑いまでかけられた。
彼の弁明になるが、実はＧ・Ａは金儲けが実に下手で、結局死ぬときは何の財産を残すことなく、生前の資金繰りなどは、その殆どが彼を支援してくれた回りの人々の手助け、支援寄付などによるものが多かった。著作物で金を儲けるなどは、彼の信義からすると、とてもできないことだったのである。そんなことをあくどくすれば、彼の周りに集まっていたこれ迄の支援者はとっくに居なくなり、その後の世界的な彼の啓蒙講演活動は出来なかったろうと思われる。
今の世の人々は、自分自身ではケチなことを陰でこそこそ沢山しているものの、人に対して少しでも高尚なことを言おうものなら、その情報は無料でしろ、そんなことで金を取るとは何事だ！ と怒る。そのボラティアは当たり前だ と不思議にここで相手の清廉さを強く求めるものである。これで金を取ると完全に新興宗教になる。この地球はボランティアですらも少しの金銭はかかるのに。これが我が地球の金銭社会のどうしようもないお決まりだから。Ｇ・Ａは自分が提供したこの情報から金銭を強いて要求などはしなかった。そのためＧ・Ａもこの意味で大変に金には困ったと思われる。彼の講演で旅費などの実費を慮って負担をしてくれる人が少なく、いつも講演では金に困ったと、何処かでボヤキのように書いている部分がある。本当にそうであったと思われる。しかし困っている事にもこれ以上文句を言わず、各地からの強い講演要請に応じ、勇気のあることをよくここまで世界中で啓蒙し、行動したのは驚異的である。彼は決してニセモノなどではない。私達はいまその本質を知っておくべきである。だからと言って神様扱いはすべきではない。彼もそのような扱いを最も嫌がっていたようだから（身近な者にこのようなことをくれぐれもしてくれるな、と頼んでいたようである）。地球ではテレパシーに関しても、直ぐに超人扱いの雰囲気が出てまうものであるが、Ｇ・Ａはこのような動きを極端に嫌っていた。それはテレパシーの実質の中身、他の惑星の様子を知ると、個人を能力で特別扱いにすることは、あってはならないことが自然に判るからである。
こう見るとＧ・Ａは別項で述べている ガリレオ事件と正に同じである。今はＧ・Ａの言動は、その実態を知らない人々にとっては、ただのトウヘンボクにしか見えない。一方同じようにガリレオはその冤罪がすでに解けたのであるが、未だにその内容を真に理解していない人が沢山いる有様である。ガリレオの功績の意味が全く理解できていない今の地球の社会と人々。
するとＧ・Ａが真に理解されるのは、あるいは100年か、数百年先か そのようなレベルかもしれない。事の真実を伝え通すのは実は大変なことなのである。特にその言い出しっぺはこのようになるようである。そしてこの変人にしか見えない人達を面白おかしく攻撃するのは、その真相を知らない先導者や大衆である。それは楽しいことだろう。 しかしこの先覚者を、自慢気にいまのように批判する側も覚悟をしておくべきであろう。その責任は重大だからである。その批判行動は、このために内実を知らない多くの人が大切な情報を手にする機会を、無造作に奪ってしまうことになるのであるから。これは甚大な損失になる。それは言い知れない程のものである。先導者はこのことを全く自覚していないであろうが。
ところでこの問題で今の私達が最も理解できないのは、先ほどの、透視と転生、過去世記憶 などのことである。私達が今後、進歩した暁にはすでにこの議論はしなく無くなると思われ、その心配は無用になるだろうが。誰しもこのような能力を身に着けて、容易に透視、感知ができ、自の過去世を知り、互いに尊敬しあった生活をしているだろうからである。このためにＧ・Ａはその一生をかけて地球人間の本来の能力開発や、その情報提供に努力を傾けたのである。そこで私達はＧ・Ａの諫言を素直に取り入れ、考え方、価値観の方向転換をすることが肝心となる。
もう一つのＧ・Ａの大きな目的は、人間の能力を高めるほかに、前述のように“他の惑星の様子を知る”ことで、私達地球人が宇宙の実態（他の惑星の様子）を直接知ることにあった。 今の地球人は他項でも述べているように、言いにくいことだが大変に了見が狭く、地球内の自説にだけこだわり、その結果人間同士のいがみ合いが止まらない、この習性をやめないと、地球惑星自体が更に異常な変動を起こし、自滅につながりかねないこと、それが我が太陽系の他の惑星に大きな影響を及ぼすだろうということ。私達地球人だけで勝手なことは出来ない事実を、早く私達自身が気付くことが大切であること、他の惑星にも私達の騒ぎの影響が大きく出ること、これを知らせることが大きな目的であった。これがこの情報の中心的な眼目であった。（これらの弊害について詳しくは本HPの他項も参照）
この情報は夢物語りではないのである。私達はＧ・Ａの情報に後ろからケチをつけて、いい気になっている場合ではない。もっと真剣に彼の情報に耳を傾け、真面目に取り組むべきと考えられる。ケチつける人の特徴は、相手の中身のその殆どを詳細に調べておらず、中身の本質を見切っていないやり方である。内実を知っていたらとても言えないことを、平気で批判し口にしている。後で恥ずかしい思いをするのは本人である。トンデモナイ方は実際にはこちらの方なのである。
やるべきことは沢山ある。これまで私達は余りにもこの情報に関し、自前の軽はずみな態度でフザケ過ぎてきた。この貴重な情報を今以上に粗末に扱うと、この先大変に痛い目に合うだろうことが予想される。Ｇ・Ａの情報はいくら掘り下げても私達は直ぐに追いつくものではない。がこれを少しでも習得して、これからの地球全体のあり方を真剣に、真実味をもって改善していくしかない。目の前の浅はかな個人攻撃だけで済まない。 いままで地球でなされた自前の地球改善手段、提案、議論はその殆どが、実現不可能で改善の現実性がないものばかりと思われる。先駆者を批判する前にこのことをよく見たらいい。地球の解決策で根本的に実用的なものは、はっきり言って何一つない有様である。皆、立派でたいそうな議論はするが、根本改善の兆しのあるものはそれこそ何一つない。私達は直ぐに「明日どうなるか誰にも分からない」といずこも常につぶやいている。これは宇宙から見ると実に馬鹿げたことである。地球だけの土丹に自ら入っているだけのことである。これは断言できる。私達地球人の今迄の努力は認めるが、このままでは何も解決しない。残念であるがこれがはっきりした現実的評価である。自力で私達は地球を改善できないことは、Ｇ・Ａの情報をみても明確に判断が出来る。彼の指摘の通りである。しかし私達がここでＧ・Ａの言うように、その生活手段、考え方、感じ方を大きく転換するなら、特に近隣惑星情報を積極的に取り入れるなら、大きな改善が、そして地球からの飛び出し（真の）が出来る。これは今一番可能性の高い方法である。ポイントは究極、地球人が人間自身の本質を、自分で知らないことにある。地球ではこの大切なことを希求する機会をいつの頃からか、放棄してしまったからである。これは自ら、そして外部からの干渉の結果である。Ｇ・Ａはこのことを解り易く説明した（出来るだけ地球レベルに近い方法で）。ここで一つだけ私達が注意すべき情報を挙げると、地球にはびこっている“進化論”である（この件は他項を参照）。相当に注意深く大衆の中に導入されており、その本質が解っている人は大変に少ない。他にもこれに似た神話が振りまかれているが、その本質をキチント見抜く目を持っておく必要がある。この弊害は計り知れない。ぼんやりしていては、彼等にいい様にしてやられてばかりである。
ところで前述のパロマの望遠鏡であるが、Ｇ・Ａがこのことを意識してわざわざ本書の冒頭に紹介したのは、地球人が当時月への関心を持ち始めていることを見計らってこの著書を出版したと見ると、彼がこれを紹介した事情が理解できる。この望遠鏡が出来た理由は、実は造ったその資金源の財団側にある。財団の主は、当時種々の望遠鏡で、官民併せて月面観測の結果が多く出されて、月面に動き変化があるとの報告が（当時の月理学者などから）頻繁に出されており、それが彼等にとって大変に気になっていたのである。地球の今迄の貧弱な望遠鏡では埒が明かないと思い、当時びっくりするような大きさのものを、財団が金にあかせて作ったのがこの大きなパロマ望遠鏡であった。しかしながらこの観測結果そのものは当時一般には詳細に発表されてはいない。主人の彼等は情報公開をする気を最初から全く持っていなかったから。
望遠鏡はそれまではせいぜい直径が1ｍ位で解像度も制限されていた。そして新しいその観測結果から、宇宙探査の今後の目標を（彼等の内々の目標）を作ったと思われる。併せ、当時は既にUFO情報が全米でも頻発していたからでもある。それなら何かを知っておかないと、地球のボスとしての示しがつかないというもので、彼等なりに焦ったのではないかと思われる。そして相当の月面変化の観測をパロマ情報から得たと思われる。現実にその変化が確認できたであろう。同時に月の現地に行って、直に詳しく調べさせねばならないと彼等に決心させた。
その頃より実はＧ・Ａも月面観測、UFO観測を独自に始めている。ある部分の観測は米軍などから逆にＧ・Ａに依頼を受けたりしている。Ｇ・Ａは宇宙探査では当時かなり先行していたのである。そのためＧ・Ａが何をしているかを米軍は知っていたということになる。この辺の事情を知っていたから、この「宇宙のパイオニア」では、その冒頭にパロマに関する資料としてわざわざ紹介している意味が納得されるのである。唐突に書かれたのではない。
”アポロ計画の秘密”を書いたブライアンについては、前述のように日本でも邦訳された本がある。しかし残念であるが、中身について、月面はよいのであるが、ブライアンが同時に原著書の中で紹介している、Ｇ・Ａについての記述を、日本での翻訳者か、あるいは出版社の判断かで、本から削除されていることが大変に残念であると同時に疑問に思われる。翻訳にくたびれて途中で止めたのかは判らないが、諦めて章ごとバッサリ省いているのである。これはブライアンに対しても失礼なことをしているのではと危惧している。最後の10章と11章のことである。この章では、ブライアンがＧ・Ａのことをしっかり紹介しているのであるが、この翻訳ではこの章が全く無視されている。この意図は判らんでもないのであるが。
ここでアメリカ大統領のケネディのことに話を移す。ご存じのように彼は1963年に大衆の面前で無残に暗殺された。誰でも知っているだろう。しかしなぜ暗殺されたかは未だにはっきりしない。実行犯は誰かそのうち判るだろうが、問題はその黒幕が誰かである。実はＧ・Ａは1960年前後頃から秘かな連絡をケネディととっていたようである。ケネディと異星人とのコンタクトもあるいはなされたのではないかと思われる。この頃はＧ・Ａは既に異星人と多くのコンタクトをしていたので、それは容易だったに違いない（Ｇ・Ａの仲介）。そして先ほどのＮＡＳＡの月面探査であるが、探査結果の多くの真実は隠されたと書いたが、仮にケネディが暗殺されず、月面探査のときまで存命であったら、この情報は今のように隠蔽されることなく、確実に全米に或いは世界に公開されていたであろうと思われる。ケネディはそのような人であったから。その結果、今では多くの宇宙情報を大衆が知ることになり、全く違った地球環境になっていると思われる。今はこれが仮定の話で力になれないが、1963年は地球の私達にとって、真に際どい年であったと私はいま思う。ケネディは多くの改革を断行した。既成の権益を超えて実に敢然とやっている。そしてパロマ望遠鏡を造った一味の彼等とも張り合ったであろう。従来の大統領とはまるでその判断行動内容が違うのである。（マスコミではこれとは逆のケネディのマイナー宣伝が多く後々まで、しつこく出回ったが）同じように宇宙に関しても、UFO情報に関しても、この大統領は同じように改革をするだろうことが今では想定で出来るからである。そこで陰のボスたちの、彼等から見たケネディは消去せざるを得ないことになったと思われる。彼等もその行動を見て緊急事態になったのである。大変に慌てたであろう。つまりケネディは世の中を影で操作しているメンバーにつながる者達の逆鱗に触れたということである。彼等からすると最もやってはならないことなのであった。暗殺の真の原因はこの辺りにあるのは確実と思われる。 ちなみに1960年代に地球人類が月への到達をすると宣言したのはケネディである。大統領就任演説（1961）であった。 この話はこれ以上書かないことにする。ケネディの話はこれでおしまい。私は暗殺当時、Ｇ・Ａ情報も何も知らない高校生であったが。
Ｇ・Ａ著「宇宙のパイオニア」の弁明もこれ位にする。人を批判するなら、上っ面ではなくお互いに真実を少しでも深く知るべきである。そのことで私達多くの人々を無知の闇に追い込んでしまうから、無知のその責任は本当に重大である。このＧ・Ａ情報の価値は、どん詰まりに来ている私達地球人の最後の解決手段になるのは今でも変わりない。それこそ地球の今後の「パイオニア」になると思われる。何処までこの情報を素直に受け入れ出来るか、これが私達の社会や各個人とって大きな試練になる。
地球と他の惑星の生き方や考え方を、具体的に項目を分けて その違いを左右に並べてみる。左側が地球で右側が他の惑星である。地球の悪口が多くなると思うが、解り易くするためであるので建設的に受け取ってもらいたい。
ここに記したことが、その現実性はどこにある？ といぶかしがる人も多いと思われる。
地球の生き方 |
他の惑星の生き方 |
政治 |
|
民主主義と言われるものは、皆に等分の権利があり、皆で投票をして代表を選ぶ、一番多くの票を勝ち取った者が代表となる。このために選挙に勝つように多くの労力が使われる（繰り返しの宣伝や集票努力）。一票が全てなので、投票する各人の判断力の差、中身は加味されない。単に数の過多だけが決定権を持つ。 強権的独裁政治のときは力、武力や脅し、強引さで一人の代表が限られた人数の内輪の中で選ばれる。一般人は全く何が起こったか判らないままとなる。
共に選ばれた者には利権が多く絡み、贈収賄や腐敗が横行する。
|
投票などはしない。皆に差別なしで等分な投票権などでは選ばない。その代わり皆が納得する人達で代表者を選ぶ。数や力で代表を選ばない。選ぶ人その者（選任者）も皆が納得する人達で人選が行われ自然な形で選ばれる。だから選挙自体で本人や選ぶ側は選挙工作などの労力、資金集めなど一切使わないし、要らない。すんなり真に適切な人がスムーズに選ばれる。地球のように、なりたい人が強引になることは一切ない。真に適材適所が行われる。選ばれても利権や金銭の取得が一切無いので、公共のために無償で貢献する人を選ぶシステム。このため真に優秀なアイディアマン（そのポジションに適した）が推薦される。当然贈収賄などは一切なし。 法律条文などはない。各人を条文でいちいち細かく縛るようなみっともないことはする必要がない。基本は各人は個人内部のコントロールが出来ており、元から公的にも社会的な活動規範が各自で備わっており、それをさらに作った条文などで縛るようなことは必要がない。勿論罰則もない。但し生活の一定のルール（その惑星に適した）のようなものはあるかもしれない。 |
経済、貨幣 |
|
物資のやり取りは全て金銭（貨幣の換算評価）で決済される。タダはない。物のやり取りの全てと、人間の労力自体も金銭で価値評定がなされる。国同士の品物のやりとりも金銭で行われ、国が違うと金銭が異なるので、その仲介に為替取引（貨幣変換）がなされ、今では各国が日々為替相場の評価を行ってい変換操作をやっている（為替相場自体すらも投機の対象にになっている）。国民全てはこれらの金銭のやり取りだけで日々相当な労力が強いられる。大きな会社から、小さな会社までこの金銭管理（会計処理）を強いられ、このための膨大な労力を自ら課している。会社はその上、利益を得ることが目標とされ、赤字となると、会社は倒産し、従業員は路頭に迷うことになる。そのための心配事、やりくり労力はどの会社も、殺人的なものを強いられる。会社の大小に関わらず売り上げ、利益性を常に強要され、達成出来ないと担当者、責任者は交代を迫られ、あるいは会社は哀れな倒産に追い込まれ、冷や飯食いとなる。一瞬の油断もしてはならない。このストレスのため地球人の寿命は大変に短命。自殺者も多く発生する。 思いやりですら、この金銭で換金されて行われるので、直接の援助はなかなか得られない。このため人間間の融和がし難く分断が激しい。常に互に競争の世界に住んでいる。競争思想は常に強いられており、これこそが生き延びる手段だと大衆は信じ込まされている。 |
金銭の取引は一切ない（金銭自体がない）。地球のように人間の労力を金銭に変換し直すという無駄なことは一切しない。物や食料は全て、私達人間を養う神聖なもので、人体と同様に大切に扱われる。
生産は全ての人のために無駄なく等分に行われ、配分も均等で、不公平は一切ない。共生が原則である。不公平を元から考えない生き方をする。このような生活では貨幣は全く必要でない。必要は物資（食料、衣料などの日用品など）は一括の「取り扱い所」に各人が出向いて好きに貰ってくる、又は配布される。もちろん無料である。かといって地球のようにタダだから沢山横取りすることは誰も一切しない。いつでも貰えるから必要最小限を自分のものとしてその日に貰えばよい（欲を出して貯め込む必要がないし、これを売っても買う人はいない）。つまり泥棒の考えもないので、生活の方法がシンプル。
|
宗教、哲学 |
|
|
|
教育 |
|
|
|
戦争 |
|
|
|
差別、貧困、飢餓 |
|
このような中で差別された国や社会は、最後は犯罪の巣窟となる。救われない家庭、地域、国が続出し、救いようがない人々が多く発生する。差別された社会は自分達のこのような不祥事を自力で旨く治めるとが出来ない。破綻状態をさらけ出したままとなる。 競争社会、個人主義が徹底した社会では、行き詰った者は遂には犯罪や、自殺に走るのが当然であるが、これを理解して介助をする集団は陰には居るが、公然と行われない。常に日陰者の扱いになり表に出ることはない。予算もない。日陰物は大きくなると、テロ集団に変貌する。 |
|
環境破壊 |
|
|
|
人口、家族問題 |
|
|
|
科学、自然研究 |
|
ものごとを分割し、微細に仕分けして自然を研究する。しかし各分野の研究が統合されることはあまり望まない。自分達の研究世界に閉じこもりがちとなり、全体共生に基づいた研究をしようとする者はなかなかいない。そもそも統合しようとする柔軟な人材がいない。統合の意味やその効果を知る人材、膠（にかわ）材となる人材は稀で、多くは居ないし養成もしていない。これからはこの人材が大変に重要になると思われるが、地球人はこれに気付いていない。分裂の科学を、互にくっ付ける人材の重要性である。個々の分野の研究はやたら時間と人材を掛けるが、統合が出来ないのが地球の大きな欠点がある。個人主義、成績主義の弊害に気付いてないせいでもある。これは或いは統合力、融合力というものである。 テレパシーを重要視すると、地球でも自然研究などは急速に進歩すると思われるが、テレパシーはイカサマという判断、評価を信じているので、大衆も真剣にこれを開発し使おうとはしないし、試そうともしない。テレパシーを学問研究の対象にしようとしたことも昔あったが、何処も失敗している。 地震の研究などで盛んに予知しようとしているが、危機全般に自前の今の機械のみに頼り、人間自身の予知能力自体を全く信用していないので、いつも手遅れになる。動物達も持っている危機管理能力を素直に旨く利用しようともしていない。これは地球人の自前科学一辺倒偏重主義、プライドのせいでもある。 |
|
病気 |
|
|
|
|
|
|
|
|
行 |
|
|
|
|
|
|
| プライド、 | 差別、嘘、金銭 |
|
|
|
|
金銭社会のために、人間同士が常に分断されている。何事も金がまつわり、ワンクッションが入り、人の付き合いがギクシャク、よそよそしい。この根本原因に自分達で気付いていない。人生の目標は個人的なものが多く、共生などを目標にすることは殆どない。個人主義が基本にある。人のために無料で何かを行動することは、バカバカしいと感じる。社会常識もそれを支持する。真に公共的に活動する無私の人もいるが極まれである。 |
人間の生は一回きりではなく、死んだらその魂は連続し、多くの転生連続をして次の人生を始めることをよく知っている。転生先は地球でいう「あの世」、「霊界」などではなく、現実の惑星そのものであり、その一つが今住んでいるその太陽系の惑星であることを各人はよく自覚している。現実的な生命観を持っており、人間は宇宙の旅人という考えが徹底している。各人はこの生き方の中で迷うことはない。転生先は今の自分の精神レベルに適合した惑星であり、今迄の進歩の具合で宇宙的に適切な太陽系や惑星に転生がなされることを良く自覚している。（転生は新しい学びの機会と捉えている）。地球人のように死んだらどうなるかを知らず、むやみに不安や心配になることは一切ない。死は肉体の生まれ変わりでもあり、喜ばしいことで、子供の誕生のように祝うべきものと考えている。同時に転生はその人の精神レベルの進歩の度合いにより適切な惑星に移動する機会でもある。地球以外の惑星人は、特殊な目的のため以外は地球へは殆ど転生して来ないし望んでいない。彼らが住むには地球は進歩的価値が殆どないからである。これは差別意識でからでではなく、単に住みわけだと言っている。 金銭は地球のように無いので、人の付き合いはストレートで隠しごとも必要はない。そして実際互に隠せない。基本的に生き方は個人的なことを目標とはせず、非個人的なこと、共生に役立つことに興味を持つ。個人主義はない。ただし社会に貢献することが本来の生き方であるので、貢献の仕方で個人の特徴をだす。その意味で個人が出来る社会的役割を十分に出したいと願っている。社会もそれを支持する。 |
| 判断力、 | 直感、テレパシー |
| 地球での物事の判断は、知力と言われるが、これは殆ど学校で訓練されてきた物事の判断力と考えている（唯物教育）。この事例以外では、直感力を感じるとこもあるが、それが主力とは考えていない。実際にはこの直感力が最も大きな力を持っているのであるが、積極的に直感力を養い、判断に用いようとはしていない。それより過去のデータ、その分析に信頼を持とうしている。地球でも将来開発に関した分野では、この直感力が実は大きな力を発揮していたのであるが、地球でも現在を含め、この直感力を優先して使用するなら、私達の生活も更によくなることは間違いない。しかし地球ではこの直感力に頼った結論、方針は先輩たちから普通は否定されることが多い。根拠、データ、事例がないという理由で否定される。直感に事例などないに決まっているのに。 芸術分野で（絵画、歌、演芸）などでは地球でもこの直感が重要な働きをするのであるが、この直感のなすのもは普通地球では理解されにくい。随分後になってから、これら芸術家達（先進的な科学者含む）が、その直感功績を認められ、死んだ後に褒められるケースが多い。いつも大衆は後追いなのである。 地球でもこの直感が生まれつき判る少数者がそれなりに居るのであるが、正しい評価を受けたことがない。直感やテレパシーは証明する手段が無いので、地球では無いことになっている。いつも彼らは日陰者である。 |
直感は魂の囁き、テレパシーの本質ということをよく理解している。地球のように目に見えるデータのみをイジリ回して、最悪の結論を出すことはしない。直感の囁きを重視し、このレベルで互に協議をし、物事を決定していく。判断内容はその得意な分野の人材を適宜用いるので、大きな誤りをすることはない。縛りのない直感（フィーリング）こそは、人間の生きる基本であることをよく知っている。 テレパシーは人間の本体に響くものであり、四感（視聴臭味の感覚の心の作用）を通じなくても判るものである。地球ではひたすら学習事は四感（知力）にたよるが、彼らは四感には頼らず、全身を通じてくるこの直感を非常い大切にする。本来この直感こそが生命そのものの言語であり、これを知ると、宇宙、生命、の本質の理解が出来るようになる。この言語を知らないと、宇宙は真に理解出来ることはないと彼らは説明している。 芸術分野でもこの直感は最重要視され、この分野で得意な人は自分の好きな活動ができ、社会貢献が自由にできる。地球のように社会運動などに絡めて命がけで反社会と言われながら芸術活動する必要は全くない。 |
感覚器官と |
|
地球では人間の感覚器官は五つあると考えている。視覚、聴覚、臭覚、味覚、そして触覚である。直感はこれとは別に第六感ではないかとも言っており、明確な分類も出来ないで、これは果たして感覚器官なのかが未だに解明できていない。また触覚については、他の器官と同様に考えており、四感とは別物とは考えていない。触覚は単に皮膚の触った感触の器官と同じで、先の四感と同じような機能と考えている。これを併せて五感としている。 この直感を信用せず、言葉や文字を用いた視聴臭味蝕覚（五感）のみの情報に頼ることが主体であり、地球では多くの日常の過ちを見逃してしまう。直感を重視するなら、この過ちはかなり無くなるがこの利便性に気付いていない。このため直感を未だ積極的に信用していない。あくまで証拠や物証、過去のデータの照合を求めるような生活をする。地球でもテレパシックな能力を生まれつき持っている人は、少ないが存在しており、この人達は生きて行くのに大変な苦労をする。相手とのツーカーの関係が出来ないから歯がゆい思いをしており、この思いを回りに直に説明が出来ないでいる。 このように地球ではこのテレパシー（直感）が理解できていないので、情報は全て言語、電子データ、画像データ、紙データに頼っている。これ等は情報量自体は少なくて済むが、情報の深みそのものが究めて浅く、表層部分しか伝えることが出来ない。真のイメージはその先にあるからであり、これを今の言語等のデータの形式では表現できないことにも気付いていない。 地球人は上記の五感を主として使用し、普通これを心の知力作用として認識しているが、五つ目の第五感の重要性に気付いておらず、心の活動はこれで全てであると思っている。心以外には何も考える必要はないのだと。他人の扱いもすべてこの要領で扱われている。教育も、社会システムも全てがその範囲で組み込まれている。五感以外はみな不思議の世界か別世界で、真剣に扱わなくても生きていけると考えている。しかし、この第五感は他の惑星の人達の説明とは基本に全く異なる。
|
人間には本来四つの感覚器官があり、視覚、聴覚、臭覚、味覚、までは地球と同じ説明をしている。しかし次の触覚（又は意識、第五感、神の部分）は別物で、前の四感を束ねているもの、人間の本体であると彼らは説明している。そしてこの第五感がテレパシー機能の本体であり、互いの真の会話の主と考えている。 実は人は前段の四感を無くしても人間生活は可能であり,正に人間であること。四つの機能が無くても人間同士の意志を通じることが出来る。例えば盲人、オシ、聴覚障害者などが、それまで正常にものごとを感じていても、第五感を無くすとそれは地球でいう死であり、肉体は途端に反応をしなくなる。そのときに無くなるのが人間の本体である。肉体自体（四感含む）は本体ではなく、死んだ後の体は単なるナキガラであると考えている。 この前段の四感は別名「心」といわれるもので束ねられており、日常の生活をつかさどっている。この心は通常の地球での地上生活の主体であり、地球では最も幅を利かせている主人である。実はこの心は少しばかりの第五感要素（触覚、神の部分）を持っており、このためあたかも全能のような感覚を持ったかのように地球人は感じている。このせいで地球では自分のこれ以上の英知は何処にもないと思うことが多々ある。全ては自分（心）と自然、宇宙 これだけだと勘違いする。しかし実際にはこの心の持つ知力（地球人が最も頼っている）は、ごく部分的なものであり宇宙全体を含むものではなかったのである。これが地球人が大きな勘違いをしでかす元凶になっている。この心は別名「自由意志」といわれるもので、私達が感違いをしており全能なものではなかったのである。ごくローカルで、自分勝手で、旨く回りをコントロールできない生き物（自分を含めて）、まさに私達地球人の生き方（悩みが多く先見性のない）そのものである。自分勝手なこの「心」を回りに大いに振りかざすので、地球は今のように出鱈目な利己主義主導の惑星社会となった。互に自分達でコントロールが効かない人間ばかりが沢山住むようにもなった。このことを彼らは説明している。 この今の認識を改める、つまり私達の第五感自体が真の自分であることに気付くこと、これが地球のいまの最大のテーマであると他の惑星人は提言している。 そして四感が私達の日常の心をつくっていること、また心の判断は汎用性が狭く、テレパシーが含まれていないので常に間違いが多い特徴がある。地球人はこの心の真相、作用状況をよく知って、自分の中に潜んでいる、本体の五感のテレパシー能力を引き出すのが今後のが地球人の最大のテーマであると、説明している。 そもそも人間を含め、万物はこのテレパシー通信が昔から基本であり、万物と互に交信が可能。さらにテレパシーは宇宙の創造の基本にもかかわっており、これは惑星全体、宇宙へと通じるものである。また他の惑星でも同様で、どの惑星でもテレパシーが理解できるから、何処でも意思伝達が可能で、惑星間の通信も居ながらにして可能である。 この通信手段を、彼らは昔から使用しており、彼らからみるとほんの常識なのであるが、地球では左記のようにそのさわりですら、理解されていない。もっぱら四感を主体（心、自由意志）にして通信をしている状態。今、地球の生き方の最重要な点は、この人間内奥の能力（第五感）に心の側が自分で気付き、これを自ら引き出すことだと彼らは説明している。 いま私達が多用している「心」の機能は、実はこれも高度に進歩する可能性があり、この元になる直感を頼りに心の訓練をするなら、心の要素である、視覚、聴覚、臭覚、味覚の機能自体もいまよりもっと高度になり、宇宙的になる可能性があると言っている。心は前述のように神の要素がそれぞれ含まれているからである。先ずは人間は本来自分の第五感の本体自体に気付き、更にこの心の発達を目指すべきで、人間同士の虐め合い、自然破壊、無意味な競争、紛争、経済騒動などに、この心の能力を決して使うべきでないと彼らは提言している。 心の目的は神の意志を伝えるための伝達道具であること、心の機能は宇宙的に利用するために存在し、心の側が自由気まに自分の回りを破壊するために使用してはいけないと説明している。心は神の創造物であるが、しかし心は自分勝手には出来ないものだと。そして各人の心自身は私達の中に昔から潜んでいる真の本体、第五感（魂、フィーリング）に早く気付くように修練すべきと諫言している。 肝心なことは、私達の探求は「心」から出発するしかないのであるが、これを手ズルにして、自分の本体（意識の部分）に近づくしかない。心は媒体、道具でもあり、今の私達には全ての拠りどころであるから。そのため探索するのはこの心であり、すべてここから今は始めるしかない。そして心を如何に静かに、謙虚にし、聞き耳を立てて、本体の無音のささやき、つぶやき、サインを感じ取るかが、今後の私達の全てである。本当に大切なことは自分の内部の能力に気付くことにある。今のように外部にのみひたすら探し回ることではない、と彼らは説明している。 |
|
|
|
|