[アワのこと-6] 目次

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 ある病院での出来事

 子育ての難問解決

 明治維新と宇宙維新

 地球宗教の起源

 ニセ情報はよく広がる

 資本主義と専制主義の国家

 神様の在りか

 付き合いのもどかしさ

 この世の楽園

 夜空になぜたくさんの星があるのか?

 転生のその後

 新聞ニュースの追

 震災3.11と原発

 

 

 

 

開設 2023/09/01

更新 2024/07/05

 

 

 

 

 

 

 

ある病院での出来ごと

  大きな病院の待合室でのことである。あるとき廊下の遠くの方で、男の子(2歳くらい)が大きな声で泣きながら私達の方に近付いてきた。段々と声が私の方にも近くなる。一緒に母親も傍について来たが、何か様子おかしい。親は泣いている自分の子供の方を全く見ていない。子が泣いていてもその親は全く知らん顔で済ましている様子。子供は少し薄汚い恰好をした子である、親は子に対しては全く他人のような素振りである。そして皆から少し離れた椅子の所に親子は歩いて行った。それから親はその子を、物でも投げるようにいきなり首根っこをつかまえて、椅子に乱暴に投げるよういにして座らせた。遠目であるが本当に投げ付けたように見えた。その扱いが物のように乱雑である。子供は泣き続けている。そこで私はこの母親は子をネグレクトの状態で、養育放棄をしていることを直ぐに理解した。単に子供が泣いているのではない。彼女は生んでから育児を放棄していることが判った。わずか数分の出来事である。 母親の過去の境遇は、あのツンとスマシタ顔を見て直ぐに想像が出来る。プライドはしこたま高そうである。しかし子育てなんかまっぴらという態度である。そしてこの母親を育てた先代の爺さん婆さんのことも直ぐ目に見えてくる。恐らく今の母親もその先代から同じようにネグレクトにあっているのだろうと想像がつく。

     さて問題は泣いている子である。生まれた時からこのようにネグレクトの目に遭っている。まともな育児、愛情はさらさら受けないで今後もずっと過ごすだろう。これで恐らく三代目のネグレクトが続いていくと思われる。今後この子は肉体的には何とか大人になるだろうが、問題はその先である。最も可能性のあるのは、泣いているその子は自分の子(ひ孫)を何時かは生み、そして先ほどと同じようにして、自分の子をネグレクトするだろうことが明確にいま予想できる。つまり今の目の前の小さい子の跡を同じように継ぎ、ひ孫をネグレクトするということである。

    ところで、このような子が泣くのを止めるには、どうするか? その答えは実に簡単である。ただ優しく抱いてやればそれだけで済むのである。しかしネグレクトの今の親はそれがまったく判らず素直な行動が出来ないし、その行動理由が理解出来ないのであろう。彼女自身は既に幼児の頃に良心、優しさをすっかり無くしているから(両親から優しさを継承できていない)。今さら周りが彼女に教えても全くトンチンカンになるだろう。自分が優しさを受けていないので、自分の子にこの優しさを返せないのである(愛情の継承ができず、プッツンした状態)。子供が泣いたらどうしたら良いのか、全くその対応出来ないのである。普通の母親がする無意識の愛情の行動が出来ない。普通ならおかしいと思うが、この本人は周りに言われても全く理解が出来ないのである。

   今、泣いている子を小さい内に優しく抱いて、真面に育てれば、その子は普通に育つ。しかし今のままだと、負の連鎖がいつまでも何代も続く。この場合育てるのは、今の生みの親は関係なく、さっさと切り離して全く他人がよい。親身になって他人が育てるのがよい。そうすれば子は社会人になっても周りに貢献できる人材になり、普通の大人に戻れるだろう。そうすると、今迄の負の連鎖はそこで止まる。正の連鎖に変わるのである。実は子育ては難しくはないのである。いま目の前いるこのような子育てが全くのド素人の母親に、人間の子育てを決して任してはいけない。直ぐに子を取り上げるべきである。今の親本人にもそれが良いし、何より子供は助かる。社会も助かる。周りの社会は直ぐにこれを見てやれ、 法律、人権、金銭、養育親権利、多くの施設、の手配などとさわぐだろう。しかし子育てにはこれらは本来全く関係が無いのである。

    このように私達地球の子育て環境はどこも劣悪化しており、最悪である。子供にとっては受難のときである。もちろんこの環境は今に始まったことではない。しかし今後はますますこの劣悪環境が強化されるであろう。この状態を基本の時点に取り戻し、各人がその原因、解決策を見出すのは、今では途方もない迷いの道のりとなりそうである。ますます迷路にはまっており、子育ての本道に戻すのは絶望の感じがする。あの母親の横着な態度の原因は大変に根が深い。しかし原因さえ解ればその解決策は誰でもすぐに見つかる。

    子供は大変に困っているのが現実であるのに、いまの社会では誰でも簡単に手が出せない。勝手に手を出すと人さらいにもなって大騒ぎになる。 ここで私達の仕組みを考えてみよう。まず子供の保護であるが、生んだ親にその責任があるのは普通。しかしそれをやってくれる親なら問題はないのであるが、これが長年、あるいは代を重ねて難儀なこのような事例が出てくる。まともな育児を受けられない子供の行く末は、あるいは一旦ルートから外れた子供は、なかなか正規のルートには戻れない。アタフタやっているうちに子供はグレはじめ、その内に手が付けられなくなるのが普通のパターンのようである。色々なケースを考え、子供の保護については行政側も手を尽くしている、それなりの機関もある。しかしグレタ家庭を基本的に矯正し、面倒を見たりするのは後手後手の施策なのである。本当はグレタ家庭を最初から造らなければそれが最も良い。しかし世の施策などはすべて事件が起きた後からの後付けの対応が決まりで、事前にキャッチする方策は全く考えられていない。丁度警察の方針と同じなのである。事件が起きて大変になった、市民からの通報があって、そこで初めて警察が駆けつける(押っ取り刀)、そして初めて彼等の事件が発覚する。それ迄は事件の予兆があっても警察は手が出せないのである。それでなくても警察は警らや取り締まりで忙しいと。普段は予兆があっても防犯に付き合ってはっくれない。つまり予知をして、徹底した予防をすることは、警察の仕事を目の前から奪うことにもなるからである。本当はこの事前防犯が最も効果があると思われる(消防署の防火と同じように)。しかしこれにのめり込むと、事件が本当になくなるだろうが、そのときは、「事件も無いのに何をしているかと」担当警察署は怒られるのがオチである。だから防犯は本気ではしない。何処の警察署も防犯には熱心ではない。やると所長もから怒られる。事件が起きるのが彼等の嬉しい仕事なのである。

   同様に子供の家庭環境の改善も、それほど簡単にはいかない。問題の家庭を閉鎖状態にするしかない。子供が生まれたら直ぐに周りがその子を引き取ってしまうとか、そのような強硬手段に出るしかない。本来は子供を愛情もって慈しむことを親に悟らせるのが良いのであるが、この段階では本人の自覚が全く無く、根が深いので無理だろう。これがダメなら当面、この引き抜き作戦がよい。代を重ねたネグレクトは簡単には直らないから、一時的には強硬手段もやむを得ない。ほって置くと結局その代償は、このような子が多くなって、社会で大きな事件を起こし、その代償を社会全体(周辺に住んでいる人々、警察、少年院、刑務所)がどうしても支払うことになる。そして刑務所から出たその子はどうするだろうか? 基本的な魂が小さい時に抜けてしまっているので、いくら矯正しても本人は理解しないし直らない。だからこの子は社会に反抗するのが常道である。この原因は前記のように根が深く、本人にも原因を追究する力もない(社会にも)。一生を棒に振って、社会に貢献することなく、なんの反省もなく、ぐれたまませっかくの人生を棒に振る。

    子育ては、本当は簡単ではない。人の子供は良く見え、自分の子供は客観的には見えないものである。しかし何処の子であろうと、子育ての基本は根っから子供の見方になることであるのは間違いない。しかし大きくなるにつれ、次第に社会貢献を自覚させる必要があるが、この基本は子供の時代に、まずしっかりと面倒を見ること以外にない。手抜きをするとその分、大人になってからその子の欠点となって出てくる。面倒見過ぎても良くないのであるが、適当に自立心に任せることも重要である。この兼ね合いは子供の性格、特性に合わせるしかない。ゆめ大人の都合で手抜きをしたり、子に嘘をついたりしてはいけない。徹底的にその子に合わせて世話をする、これが基本。そして世話が出来ないときは、その旨をキチントその都度、子供に説明をしておくこと。子供は明確な一人の人格者(大人と全く同じ)として幼児の日頃から丁寧に扱うのが正しい。“子供だから”の感覚は最初から一切持たないことである。もちろんお腹の中にいるときからである。私達は子供の誕生を家族や社会で歓迎するのが基本である。歓迎でいないときや育てられないときは、原則子を生んではならない。

   社会自体が 金銭や、利権、勝ち負け で分断されている今の私達のやり方は、弱い立場の者に常に当然のように大きな負担がかかる。そして多くの犠牲者を生み出す。この子の場合に限らず、社会集団や、国同士などでも、全く同じようなことが起きる。起きるのが当然である。例えば国同士で、国民を虐めると、そのしっぺ返しが何代も後になってそのひずみが出てくる。このことが今の世界の情勢にも大きく影響が出ると思われる。これは現実に世界で出ている現象である。人も国も同じである。子供や国は大切に扱うことが原則である。

    すると解決の方法は皆同じパターンで出来ることが判る。どうするのか? これ以降の解決策は、話が長くなるので次項に述べることにする。

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子育ての難問解決

     このことをキチント説明出来る論者は少ない。各方面で勝手な理論評論は沢山あるが、人間社会のトータルを考える思想は殆ど育っていない。自分さえ良ければ、勝ちさえすれば、自分の業界だけのことであるが、と思い込んでしまう思想が何処にでもはびこっており、手が付けられない状態であるからである。近年になるほど個人、集落、会社、国 のそれぞれの単位で同じようなことが行われている。しかしこれをキチント総合する基本の思想はまだ何処にも現れていない。あるのは単独の自分の立場だけの小さな理屈(宇宙からにると屁理屈)のみである。聞いてみるとそれぞれ立派であるかのように振舞っているが、それだけのことである。トータル的に説明できる人がいると言っても、どこかの高名な大学の先生であるとかで、現実味は無くなる。実質これらをまとめる者が何処にもいない。なぜだろう?

    この真の原因は、私達が自分自身の正体をハナから誰も知らない或いは感じていないからではないだろうか? 私達は今の社会生活では、先ほどのように全てが分断されている。別項でも述べているが、金銭、法律、習慣、今までの教え、国際的縛りなど地球的約束事でガンジガラメであり、何一つこれから抜けることは出来ないでいる(自縛)。この縛りは宇宙の縛りそのものには(これが本当の縛り)あまり気づいておらず、これ以外、私達人間が作った社会的縛り、のちのちに私達が勝手にくっ付けたものばかりであるしかも宇宙的には本来不必要なものばかり

    そこで私達はこの後付けの縛りをまず、自ら取り払うのが最初のような気がする。つまり金銭、法律、習慣、慣例 などを取り払うのが先決のようである。そこで残るのはこれ等、金銭無しでも生活できる方策を考えるのが最初の方法ある。つまり大昔の考え方に戻るのである。大昔? といぶかる人もいるだろうか、このHPでは世に言う、“進化論”などは全く信じていない。逆である。つまり金銭などはこの世に無いほうが、私達はよりまともな生活が出来ると考えている。金銭による人間関係は途方もない歪み(ひずみ)人間同士の分断化、摩擦を生んでいる。これを止めさせなければならないのが本当の社会施策である。この不要なシステムを廃止すること。これが第一であろう。 次に法律である。私達は別項でも述べているように、金科玉条のごとく法律を今は重んじるようになった。立法国家だと言っているものの(これを自慢さえしている)、しかし実情を知ると、これほど日常生活に手間の掛かる生き方はない。先ほどのように私達が最初からウソを互いつかなければ、それで済むだけのことである。たったこれだけの習癖(悪習慣)のために、この基本をすっかり忘れ(悪習を直す前に)、膨大なこれらのシステム(ウソの取り締まり)に時間をかけて先に造り上げ、正に自爆の状態が今の私達ではないか? 基本的悪習慣を直すのが先なのに、それを全くやろうとはせず、ほっかむりをしたまま 金銭社会、立法社会のこの複雑なスステム構築に血道を挙げ続けている。この様は、私達が自分の行いを日頃誤魔化そうとする単純な行為(根っからの嘘つき)から生じていので(これが根幹にある)、これを直せばよいだけのこと。ただそれだけのことに過ぎない。この単純で重要な点を無視し見ぬふりをしているから、その内にだんだんと複雑でおかしくなるだけのこと。手順が全く逆になっているのである。このための膨大な社会ルールが無限に生まれたことに気付いていない。相当にお馬鹿さんなのである。この説明にピンときますか? つまり皆が根っからの誤魔化し、嘘つき、の癖をまず先に直せばいいものを、それを一切しないで先に法律や取り締まりだけに時間を費やしている、 正にこのお馬鹿さんの意味が解りますか?

   自分達のこの悪い癖を最初からきちんと直すなら、私達の社会生活は途方もなく、簡単になる。このどうにもならない嘘つきの癖を直すことなく、今のように縛りを山のように作ろうとするのは、正に愚者のやり方ではないか? つまり“愚か者”を自らせっせとやっているだけのこと(後手後手)。これが今の私たちの現実である。この現状をこのように把握し、ものごとを見るなら世は実に簡単に直せるのではないか? 今までの理論や、法律、裁判、弁護士、議論、理屈、言い訳 の繰り返しは、これまでのようにたくさんは要らない。実にすっきりするようになる。これらの議論は単に、自分(人間自身)の嘘つきの本質を誤魔化す理論に過ぎないことがハッキリする。これを私達自身が直視するのが先決だということ。私達はこのようはっきり言われると、いやな顔をする人が多いだろうが、全ての原因はここに尽きる。

   さて人間の本体、本質であるが、今の私達にはこれを他人に言われるのが最も苦手な課題である。なにせこの方、長年に亘って人間の本質を問うてこなかった。すっかり忘れたのである。自分たちで作ったこれらの縛りに自ら混乱させられて、考える暇さえなったのである。「人間とは何のために生きているのだろう、私達の本体は何だろう? 地球は何? 宇宙は何?」 これにまともに答える人もいない文献もない。というより暗黙の了解で、いつの頃から問わないことにしてしまったから。あっても意識的にその知識は捨てるか文献破棄をしてきたと思われる。そんなことより、金儲け、勝ち負け、立法、裁判、法律、言い訳自分の権利、無駄な会議、スポーの勝ち負け、賭け事、娯楽などを楽しむのが先でしょうと騒いできた。皆がこのように騒いでいるので、人間の本体、正体などとは誰も気にしていない。そんなものは好きな者に言わせておけばいいと。全く物事の本質の捉え方が真逆になってしまった。

   これを放置していると、当然のように私達人間はいやでも最後に自滅する。誰もコントロールできなくなり、地球環境も簡単に破壊してしまう。この理屈が理解できますか? 私達はこのことを事前に予知できないし、しようともしない。なぜか? そんなことは知りません、俺の責任ではないからと、分裂分断精神で皆がこのように強く言い張っている様なものである。私達は各分野の分析はいいのであるが、分野で全て分断されており、これを自力で超えることがでいないのである。最初から各自が自縛の状態だから。地球が大きな変動を起こしてもその時まで人々はこのことに気付きもしないだろう。自縛、自滅とはこのことである。

   このように私達は、法治国家?とはいいながら、遂には精神分裂分断国家となったのである。金銭、法律で構築された人間関係は、途方もなく、人間同士の分断を生む。これ等のシステムは結局、人間社会を幸せにはしないことが、明確に理解できるのではないだろうか? このように人間の基本を押さえていない社会は、何をやろうともブザマなことになる。 今のこの準化の一つである 個人の自由、個人活動の自由 はいいのであるが、今のように無限に進めると、結局自己と社会の崩壊、破綻を招くことを予想出来る。これはおバカな者にもわかるのではないか。一部分では、今のままの社会で大そう満足している人々がいるかもしれないが。基本に戻るということはこのように非常に大切なことと思われる。

   ここで“他の惑星”の情報を少しでも私達も持つようになると、このあたりの地球の現状が更に明確に理解出来るようになる。地球だけの情報では分析不可能なことにも、これらの不自然さにすぐに気付くようになる。地球だけの研究は、結局視野が狭いままで(視野狭窄症)、おかしいなと思っても、真の原因に私達だけで気付くことは決してない。他の惑星からの情報はいま迄多くは私達に提示されたことはないので、すぐには理解がしがたい。彼らの情報は最初は違和感もある。がよくよく吟味すると、私達地球の言い分の方が段々とお粗末に感じてくる。如何に立派な地球の思想、哲学、宗教、経済性 山ほど並べても、私達のこれら自前のものとは格段の開きがあり、私達のものはお粗末すぎて、比べることさえ出来なくなってくる。(後述対比表を参照)。

   すると、今までの矛盾を無くすには、昔あった各人の中にある神の部分を取り戻すことが必要ということが理解出来る。まさかと思うかもしれないが、これが本当の里帰りである。素直に神の里に帰ることが出来るなら、少しずつ私達は自分の何たるか、自分が何をしたらいいのか、各人のそれぞれの役割が見えてくる(自覚出来る)、これが本当の進み方、生き方ということが理解出来ると思う。「こんな馬鹿げたことが出来るわけがない。誰も信じないと思う」 と地球ではこれに直ぐに反論大勢の中から出ると思われる。まだ他に方法があるのでは? と思う人もたくさんあると思われる。 では代案をここで出してもらいたい。はっきりした代案が誰しも欲しいのである。誰もが解り易い方法を示してほしい。これ以外に端的ここで誰かが出せますか?

   この土壇場になって示し得る案として、最もふさわしいものは、今のままでははっきり言って地球内からは出ないし、出せる訳がない。私達は宇宙から見ても、極端に自己中心の思想に染まっているから。こんな時、一番頼りになるのは、近隣惑星の情報であると思われるが、どうだろう。 別項でも述べているように、近隣惑星は自分達の情報を地球でも利用してもらいたいと言っている。それを知らないのは(本気にしない)当の地球人のみであると。勿体ないことこの上ないもので、今この情報を使うのは最上の機会であるし、最適だということ。ボンヤリして見逃すことはない。それこそ私達のいう費用というものは掛からないし、誰でも試すことが出来るので、勇気ある者はこれに挑戦すべきである。宇宙の情報は直ぐには取っ付きにくいかもしれない。今迄すっかり忘れていたから。注意すべきはこれに対し逆情報(イカサマ)がたくさん出回っているから。これに注意さえすれば、私達も必ず可能なことである。

   地球では多くの挑戦を人類としてやってきたかもないが、今までのような自己満足、自分中心がいっぱいの自画自賛のものではない、ここで述べる挑戦は、無私で皆に真の貢献をするものである。これからの地球に必須で、絶対に必要な生き方、指針である。駆け引きも全くしないもの、これ迄の自分中心を一切止めて、真に必要な改革である。今までの小手先の小さな改革は皆ニセモノに過ぎない(申し訳のような社会ボランティアなど)。本当の改革は、自他を区別しない無私のやり方でしかやれないからである。

   そして最も知るべきは、人間はその生き方を学ぶときに、自分だけ、あるいは地球だけで独断で決めないことである。なぜかというと、人類は元々自分だけで、あるいは地球だけでものごとを決めずに、キチント他の近隣惑星と相談する、というのが本来の宇宙的生き方であるからである(他の惑星の情報では大昔からそうなっている)。これが最も正しいと思われる。他の惑星の彼らはこのことを何度も説明している。これを無視すると、地球は本当にトンデモナイことになる。現在のやり方の単なる延長になるからである。この結論は誰でも判ると思われる。この説明をすれば小さな子供ですら判ること。 それから彼らは人間の本質を自ら考えよと勧めている。他人から教えられても、ものにはならないから、自力でそれを考えよ、人間の本質、ヒントは自分の中に既にあると言っている。ものの本質は宗教や高名な先生が教えるものでは決してないと。有志ある者は真摯に各自で取り組まないとモノにはならないと。ここまで言われて自覚出来なければ、私達は今までのようにお粗末な生活を依然として続けるしかないということ。

  「子育て」のことで、ここまで話したが、物事の本質は、何処を取り出してもみな同じになるはず、でなければならない。地球のように分断し、分裂したやり方(それぞれの専門家が回答する)では何時までも解決しない。物事は全てがリンク、関連しているからである。これからは全て宇宙的に物事を解決し、今までのようにやたら個人の功績に気にして自慢などすることは、宇宙的に意味のないことに早く気付くことではないだろうか。個人の功績等は最初から私達に必要のないことであり、現実的に如何に皆がまともな生活(宇宙的)に戻せるか、これが今の最大の目標であると考えられる。

   子育てについてここまで事前に判ると、子の接し方も自然に判る。徹底して子供の立場で考え、感じればよいことである。今のように自分(親個人)の都合を最優先するのではなく、まず子供の都合を優先させることである。そして産んだ子を大切に育む(はぐくむ)ことである。それに自信がなければ、子供は自分で産まないということ。無理に生むと子供は必ず不幸になるし、社会自体が困る。要約するとただこれだけのことになる。そして個々の私達は前記のように早く宇宙の大人になるのが先である。わけも解らず、やみくもに子供を産むようなことはしてはいけない。産んだ子供に対しも大変に失礼でもあろう。このように答えは実に簡単である。そして私達は“真の共生の生活”の手法を地球人として、独自に各人が創らなければならない。これが私達の本当の努力のしどころである。決して今のように個人の財産を貯めたり、高価な車を自慢したり、勝ち負けにこだわったり、プライドを沢山持つこと などこのようなチンケなことは一切しないことである。そして何よりもっと地球外の宇宙(他の惑星)を早く知ってもらいたい。他の惑星は今も立派に生活をしており、私達地球よりも遙かに効率よくスマートに平等な生活を謳歌している。これは確かな事実である。今の地球が事実であるのと同じように

  
(注)文中にある「彼ら」とは他の惑星の人々のこと

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明治維新と宇宙維新

  明治維新はご存じのように、今から150年以上も前に、日本の国の大きな開国解体の一大事件であった。当時、最も活躍した人々は、ご存じのように名もない下級の武士の多くの人々であり、それまで目立たなかった人々である。そして彼らは突然表に現れ、日本と世界を見据えて国の改革をして見せてくれた。またこの武士たちだけでなく、たとえば島津斉彬(なりあきら)は地方の大名であったが、自ら文明開化の波を強く感じ、部下とも率先してその改革に当たった。彼の行動は驚異的である。同時に西郷らを従えた彼らの活躍も見事なもので、大きな影響を国中に及ぼした。部下だけではなかったのである。(もし斉彬ではなく、君主が久光であったならまるで異なった出来事になったであろうが、改革にはならなかったかもわからない、それほどの違いもあるが)。ともかく島津藩だけでなく、全国の藩はその有志達が国の改革に精を出し、外国勢力に侵入されることもなく、独立したまま大きな改革を獲得した。この経緯は多くの人が知っているし、ここでは簡単に語りつくせないものが多くあるだろう。

  ところでこの維新に似た雰囲気が最近、感じられるようになった。これは明治維新という範囲のものではなく、宇宙維新という感覚である。もっと大きなスケールでこの維新が起きるかもしれないと。つまり地球スケールで行われるかもしれないという感じである。地球自体はよく見ると、私達人類がこれまで暴れ回り、荒らしまわってどうにもならない状況である。これ以上何をするのであろうか?という雰囲気になってさえ来ている。地球を探索したい放題、ほじくりまわし、紛争で人を殺しまくり、暴れ放題である。どうしようもない地球人という雰囲気がいよいよ強く出ている。いずれ私達は地球の外に出るしかない雰囲気があるのではないか。これがすでに出始めている、今はほんのおしるし程度のことであるが。これを本格的な宇宙開発、宇宙維新を始めてた方が良いのではという感じが私達はしている。地球だけにしがみついて生きるのは、これぐらいでやめにして、他の惑星、他の太陽系を知る必要があるのでは? という感じが強くする。

  どうであろう、今後は今までの能力、精力を地球の中だけで使うのではなく、宇宙開発へ向けて使ってはどうだろう。これが宇宙維新である。そして今迄の地球人の評価による人材ではなく、全く今まで見い入られなかった人材の中に、宇宙開発に適した人々が地球にすでに居ると思うわれるのであるが。この人達を引っ張り出して、今からは大いに活用する時代と思われる。丁度明治維新のように隠れた人材である。人材を選び間違うとトンデモナイことになる。つまり当面は、斉彬、西郷のような先見性のある人材(現在あるいはこれからの時代に適した)を探すのである。今度はそれほど昔みたいに人が目立つ必要は全くない。静かにそっと、しかし迅速に始めるのである。宇宙は地球人が騒ぐように慌ててはいないのであるが。これから行うそのスケールは相当に違うが、しかし本当にやりがいのある仕事だと思われる。今までの地球の価値観とは違い、戸惑いもあるだろうが、その価値観の基本を見直しするなら、その意味で大いに維新なのである。地球は私達にはすでに狭すぎる。ならば出るしかないのである。その感じが最近してきた。良くも悪くも地球は地球人に荒らされ過ぎた。元の綺麗な地球に戻すべきである。そのためには、地球の真の姿を、他の惑星から一旦みて見る必要があるのではないか。地球だけを四六時中見ているだけでは何も判らない。この場合、他の惑星のことを私達が知るのが何より一番である。

  このHPでは相当以前から、他の惑星のことをG・Aの手助けを借りて紹介している。そして地球は狭い井戸の中だと言ってきた。この考えは明治維新と同じである。「狭い日本」と昔は言っていた。これを今度は地球から宇宙へ広げるのである。気分は同じ。そして中身のスケールをこれより無限大に広げるのである。私達は今まで地球だけが住屋だったと思い込んできた。それを宇宙へ大きく広げるのである。そしてかつてと全く異なるのは、人間の認識の度合いを更に大きくする必要がある。今度狭い地球だけの感覚では物事が収まらないから。今迄の自分自身を含めて、宇宙に対する考えを改める必要が出てくる。

  つまり個人の認識改革、これが最初に来る新しい維新になるだろうということ。社会の生き方だけでなく、各人の生きかたそのものを問われる変革である。宇宙と自分、人間、社会、これ等の関係を私達が宇宙的に捉える試みは今回が初めてである(大昔には知っていたがその後忘れたもの)。それを改めで確認する作業でもある。このことを同時に並行して進めないと、旨くいかないだろう。なぜなら、私達地球人が自分の何たるか、宇宙の役目を全く知らずに、宇宙にいきなり出向くなら(今迄の地球だけの都合で)、この維新は旨くいかないからである。今迄の地球常識を保持したままでは効果がない。明治の維新のときはそうではなかったし、地球をそこそこ知っていればよかった。しかし今回の維新は真の人間改革が含まれる。ただ宇宙に出かければよいのではない。他の惑星人が大勢居るからである。つまり他の惑星人と自分自身を理解することがまず必須となる。今までのような感覚で勝手に宇宙に出て何でも出来ると思ったら大間違い。地球人は人間自身の立て直しがまず最初に出てくる。宇宙は 採算性優先、早い者勝ち、嘘つきが勝ち などの地球的価値観は全くそぐわないし、通用できないからである。この地球人の習性をまず止めることが前提であり、先決条件になる。それから宇宙に通じる宇宙船を自力で早く開発することが急がれる。他の惑星人は容易に宇宙船を貸してはくれないから。宇宙に通じる本物の宇宙船がどしても必要になる。今のロケットは危なくて使えない。技術が幼稚で宇宙を汚染してしまうだけだから。そこで真の宇宙旅行にふさわしい、宇宙船を必死で開発し、自力で宇宙に出かける力がないと、彼ら(他の惑星人)は真に相手にはしてくれないだろう。これは自力が基本であり、他の惑星人を全面的に頼ってはならない法則があるからである。

  ところでもう一つ私達の現在の価値観、動機であるが、日常は経済性や金銭をかなり重視している。採算が合うかどうか、儲かるのかといつも盛んに気にしている。今後、宇宙を開発するにあたって、直ぐにこの採算性を前面に出してくるだろう。本当にこれでよいのか? この発想がまづ第一に心配になる部分である。つまりこの価値観が私達地球人は余りにも薄っぺらで内容が自己中心的であること。この動機で宇宙に出てもおそらく何の成果も得られないのではないか? というより自分で行っている行動を客観的に見ることが全然出来ないのではないかと心配をする。これまでは誰しも自分は優秀だ、選ばれた人間だ というプラインドが常に高く、客観的に自分を見る素直さが殆どないために、自分を素直な目で見ることが出来ない。競争社会育ちで余りにも育ちがいびつで非宇宙的なのである。これは地球人の特徴である。それより今まで地球で目立たなかった人材が宇宙に適してると思われる(宇宙ではまるで逆の評価になるだろう)。何でもないそこいらの人材の人々の方が宇宙には適していると思われる。目立たないが、重要な人材はこの中に居る。この人材を真剣に発掘しなければならない。今の地球での目立ちたがり屋さんは、宇宙にはこれからの人材としては全く向かない。だ当面の資金調達段階等では必要になるだろうが。が本格的に宇宙の開発に入ると、人材は宇宙的な人々に変える必要がある。これが本職の人、適任者が自然に沢山出てくるはずである。ゆめ、これをとり違った選定にしないように注意すべきである。

 この宇宙維新に必要なことを纏めると概ね以下の通り。 

①開発の趣旨、目的を地球人自ら明確にその内容を自覚すること。 

②特定の個人、集団、に利するものではないことを明確しておくこと。 

③宇宙を学ぶのが基本の目的にすること(地球的商売はし一切考えないこと)。 

④近隣惑星に植民地を作るのではないこと。  

⑤他の惑星を侵略することではないこと。 

⑥必要な資材、人材は地球で賄うこと、宇宙船も自力で建造すること。  

  他の惑星に、自力で地球人が出かけるだけで、今の私達は大きな衝撃を受けるであろう。今迄の私達は直ぐに何か記念品とか、獲得物、褒美を欲しがるが、宇宙を知ると、そのようなものはどうでもよくなると思う。もっと大切なものに気付かされるであろうから。 これが私達の目的(宇宙へ出かける)の核心部分である。人類自身、そして自分自身を知ることがメインになるから。今まで私達は自分の本当の姿を知ることはなかった。この宇宙維新を体験することで、地球人は皆、地球での本当の生き方を知ることになるであろうということ。つまり見た目の世界だけでなく、自分の中を良く知るようになる(人間を知る)こと、これが真の目的である。何か好きなものでも分捕って来るという感覚ではけっしてなく、本当の自分の中にある宝を知る旅行になる。宇宙旅行から帰ったら、その人達は生き方を激変させるであろう。これからどうして生きて行くのかの、指針が明確に判り自覚が出来るようになる。宇宙維新を真に体験するからである。またこの体験には終わりはない。この学びに終点はないからである。地球人は次の旅行にまた出かけるであろう。

  この着手を今やってみませんか? やるとしても当面は相当難儀であろうと思われますが、それだけの見返りは十分にありますよ。今まで以上の宇宙の魅力が私達にも判るようになるということです。

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地球宗教の起源

   私達地球惑星の本当の秘密には、地球人自身が気付いていないことがあると思われる。この状態はいつの頃より始まったのであろう。その一つ、まず私達自身は天からの移住者(他の惑星から)であるが、この肝心なことを私達自身で隠してきたと思われる。この点は別項でも少し述べているが、これをもう少し詳しく見てみよう。

   その後、移住に関する秘匿が行われたが、その代わりに、私達の精神不安を補うものとして、宗教というものを慌てて造ったのではないだろうか。そして移住元(他の惑星)のことを大衆が忘れるように秘かに操作したのではないか。つまり地球人の出自の根源を宗教の中に秘かに隠してしまい、私達大衆が魂の迷い人になるように、仕立て上げたのではないだろうかと思われる。その後この真実(宇宙船で移住したこと)を完全に秘匿(ほっかむり)したのではないだろうか? 

  ともかく私達も移住当初は生活も旨くいっていたと思われる。なにせ元は皆が「神の生活」をしていたのであるから。しかしその内に勝手にものごとを進めるヤカラが多く出てきて、自分等でこの混乱を次第に始末しきれなかったのであろう。身勝手な者達を自ら取り締まらなければならなくなった。そして社会で大小の騒動が起き、精神不安を申し出る者も多くなったのではないだろうか。この時点で宗教的な教え、教義を述べる人がぼちぼち現れたのではないかと思われる。いわゆる精神指導者、または宗教指導者という人達(専門職)である。

  このために宗教は人々に必須のものだと、その時シツコク、テイネイに教え込んだのではないか。精神不安には宗教が最もいいのだと。私達の真の故郷を忘れさせるためにでもある。このように考えると、今の私達は自前の“宗教の根源”がより深く理解できるようになる。というのは真理が今はすべて逆になっているからである。つまり、このように逆転の発想をすることで、今までの地球の多くの不合理、混乱がきちんと説明、理解がしやすくなるからである。元は各人が自分主体で考えなければならない「自分や宇宙のこと」を、今はどこかに居る神様の方へ関心が誘導され、人間や自分が肝心なものと乖離(かいり分断)した形をとっている。そして神は各人の中にはおらず、本人とは違うはるか彼方に追いやってしまった形にしたのである。この頃から神様は私達から完全に縁遠くなったと思われる。本来、神は最初から私達身近な中に居たはずなのに(自分の中に)、これを誰かがアザトク隠し、私達から見えなくした(いんぺい隠蔽)のであろうと思われる。この仕業はまさしく大罪、愚行である。宗教のスタートとはこの仕掛けがあったのだと思われる。宗派、国に限らず。そして宗教はことさら難しく、ややこしく神様を今のような宗教的な説明にしたのであろう。人々がこれを真に理解できないように。そこで地球では結果的に神様とその存在が誰しもよく理解されないものになった。個人から神が離れた瞬間である。

  これと同時に、時の為政者も同時に民衆の精神安定を求めた。大衆が騒ぐので安定剤が必要であったのである。そこで為政者側と宗教者側との結託みたいな暗黙の了解が生まれたと思われる。政治をする側として、宗教者との相互協定をするなら、互いに旨くいくだろうと。ただし為政者側と宗教者側に、人間の神様の本当のカラクリを教えないよう、互いに暗黙の合意をしたかもしれない。本当のことは言うまいと。この変革から地球の大衆は互に自分自身を完全に見失い、宗教側に精神的根拠や主体を委ねるようになったと思われる(魂を抜かれること)。当然、肝心な当初の「他の惑星からの移住」のことなどは、誰しもすでに忘れかかっていたのでちょうど都合がよかったのではないか。勿論、これを信じない者もいたであろうが、これを脅すのにわけはない、“これを信じなければ地獄に落ちるぞ”と言えばよいのであるから。

  この辺の事情があって、私達地球人が魂を失くした根本原因があると思われる。それを見抜けなかった私達大衆にも大いなる責任があるが、ことの発端はその仕掛人(これらの段取りや仕組む者)が居たと思われる。そのときの知恵者は、現在誰に引き継がれているか私達は知らないが、今も確実に現存していると思われる。その後、各人に神のいないことが原因で、地球では人間同士の混乱、もめ事、殺し合い、戦争などが次第に大きく起き始めて、結局自分達で今の様に社会のコントロールが出来なくなったと思われる。神を人間の外に追い出すと、本来いろいろと都合が悪くなる。その結果が長く続き、現在の混乱の根本原因になっていること自体に、誰もが気づいていないと思われる(知っているのは陰で仕組んだ者達のみである)。それでも真面目な人たちは、自分なりに多くの工夫をし、話し合いを持ってきたのであるが、いずれも本質が的外れとなり、最も良い方法は今に至っても何一つ見つかっていない。民主主義といって最良のシステムと言いながら、問題だらけである。これに拮抗している共産などの専制主義も同じ。 それもそうであろう。自分の本体(神様)の真の在りかを両方ともすっかり見失っており、あらぬところをやたら探し回り、未だに自分を見失っているからで、本物は絶対に何処にも見つかるはずはないのである。神の居ない私達の行う方策はその全てが的外れになる。そして宗教の教義の中に全てを曖昧に押し込んで、神そのそのものの在りかが未だに判らない(各個人の中の真の神様が隠されているので)。これで肝心なことは明確に言わないように世の中を仕込んだ。あたかも神は宗教の権威の中や、空のかなたや神秘の世界にあるようなイメージ、各人の外部に神が居るかのように、大衆が抱くよう誘導したと思われる。これが現在に至っている。このままでは今後も同じような混乱状態がいつまでも続くであろうことがきれいに判る。

  そこで、この状態を無くすには全く新しい考えを説く必要はないことが判る。ただ元の状態に戻せばいいということ、考え方は簡単なことであることが知れる。「神を本来の各人の中に呼び戻せばいい」のである。この時点で難しくこれを説明するのはニセモノであろう。そして今までの宗教専門や宗教家に、この世(地球)から撤退して貰えばいいのである。つまりこの地球上から宗教、迷信、神秘ごとを無くすのである。そのために私達が宗教自体への考え方を変えること、元あった本来の生き方考え方(哲学)を復活させることにあると思われる。この哲学とは、本来生き方の本質を知らせるものである。つまり自然に即した元の生き方を取り戻すことになる(各人の独立)。元からある人間同士の優しさや、親切さ、回りのために徹底的に無私で奉仕すると、などの哲学である。そしてなにより自分の中の神様を取り戻すことになる。これは実は子供にもすぐに判る内容である。但し今迄の宗教、迷信の教義は、完全に廃棄するのが絶対条件である。

  これをいきなり行うと、今のままでは精神的に一時不安になる人々が多く出てくるかもしれない(今迄の宗教的習慣から)。そのため、同時にこれまでの地球の経緯を理解してもらわなければならない。きちんと包み隠さず説明をするのである。逃げずに事の経緯を説明し、理解してもらうしかない。その代わり今迄の曖昧な人間や神様、宇宙に関する説明を、皆にきっちり行い納得してもらう必要がある。あやふやなこれまでの説明より、明確な説明が必要である。まずは他の惑星から逃げてきた私達の先祖の経緯を理解して貰い、そして神様のカラクリもキチンとその時に説明をする必要がある。同時に当然、他の惑星の人々の存在の説明を十分に行う必要があるだろう。

  そもそも神様は宗教が教えるように、人間以外のどこか遠いところに居るのではない。神は常時、私達自身の中に最初からずっと事実存在しており、いつも私達の中で活動してきたし、今後もそうすることなどである。考えてらいたい。神がいなければ、私達自身は今でも一瞬も生きて行けないのであるから(宇宙もしかり)。自分の身体ですらそうなっているこの事実を、先ず私達が自ら認めなければならない。まさかと思うなら、自分で確かめたらよい。人は死ぬ直前まで意識(生きている感じ、フィーリング)をずっと持っている。そして周りにキチント反応を示す力、能力がある。しかし肉体の死と同時に自分の「意識、フィーリング」は無くなる。その亡くなった意識、フィーリング、魂こそが私達の生きる本体であり、神が存在する部分そのものと考えたらよい。この神は私達の身体をこれまで統括し、陰からコントロール(身体機能から内臓の動き、心や精神活動全て、私達の魂)しているもの。宗教的には何と表現出来ているかは判らないけれど、ともかくこの本体は精妙で私達肉体、心の部分そのものまでも、造ってきたもので、“エネルギーの塊”のようなものである。そして肉体の死とともに、この魂の部分は実は無くなることなく、肉体を離れ、次の肉体に移っていくのが実態と思われる(転生のエネルギー移動)。ここで思い出すのは、地球の「エネルギーの不滅原理」である。私達自前の地球科学でもエネルギーの不滅が既に証明されているのであるが、これと同じようなものと思えばよい。この科学が示すエネルギーは種々に形が変化するが、魂のそれは継続するエネルギーであり、勝手に無くなったりはしない。

      ここで私達が迷うのは、日頃の「心」の部分である。心は基本的に「肉体」に属しているが、同時に「神」にも一部が属しているのである。ここが微妙な人間の造りの部分と思われる(私達の混乱のおお元)。つまり私達の身体と神様との仲介者が、私達の{心}であることが重要である。心が両者の仲介者であることを、私達は今まで全く教えられたことがなかった。いままで精神活動などの全てが(自分で考えること)心だと思っていたが、そうではないこと、このような分析は、今まで私達に示されたことは一度もない(他の惑星からの情報のみ)。各人の心は、神と同じある種のエネルギーの一部を引き継いでいるということになる。それは身体にも属しており、かつ神の分身でもあるということ。ここで注意すべきは、心は本来、神に従う従者の役割と思われることである。この従者の方だけで、今まで地球では単独行動をしており、神と逆行して主人となっていたのである(このため神が何処にいるのかを知らず、判らないままの状態)。この構造のために自分の心、神(魂)の区別がつかずいつも精神混乱、錯乱して、無意味で多大な努力をこれまで行ってきたと思われる(能力が潜んでいるのに気づかない)。このように私達は神の存在のありかを知らず、しかも心と神の主従関係が知らぬ間に正に逆になってたのであるが、このことさえ日頃感じていない。あまつさえ、神を自分の外側にあるように宗教などの影響で今まで誘導されている。これでは人間がまともな生活が最初から出来るわけはない、過ごせるわけがない。つまり私達は今まで自分の中に住んでいる神を真に認知することもなく、完全に自ら外に追い出して生活しており、心のみの生活をしていたと思われる。神を邪魔物のように実質扱ってきた(無視)。今では「神様は居るだろうか?」と一般人に聞いたらよい。居るはずだと確信を持って言える人は殆どいないと思われる。「いないんじゃない?」と答える人は沢山いる。「はい、いると思います」と言える人は殆ど宗教人である。この神は宗教者の教えるニセの神様になる(知識として教えられたもの)。つまり自分で本当に感じる神ではないのである。結局、地球の現代人はいずこも神の存在を知らないままに、平気で生きているということになる。これで真の平和が来るわけはないと思いませんか? 

  いくら平和を心で願っても無理というものになる。そして「明日はどうなるか」を誰しも全く知ることはない、迷いの人間となって本当に情けない生活を日々行っている。地球の私達は寝言のように明日はどうなるかを問うている。不安で仕方がないのである。それもそのはず、自分を解明できていないから。 “自分を知る” とはこのことを指していると思われる。

  宗教はこのようにアカラサマな説明は一切しない。そして魂は別の世界(霊界や別世界、神秘の世界など)に出かけるとか、魂は動物に生まれ変わるとか、最後はオドオドロしい話まで付いてくるものまである。しかし人間の転生の実態は、このように不可解なものはなく、本当は実に解り易く現実的で単純と思われる。今まで私達がこの死の実態を知らないがために(情報が遮断されていた)、恐ろしい死を考えたり、神を難しくしてしまったと思われる(宗教側で作為的に)。しかし真実はこのように単純である。しかも転生による厳粛な魂エネルギーの移動であることが実態である。人は人に転生し、人間が他の生き物に転生することは決してない。宇宙はそんなバカげた、無駄、無意味なことはしないことを知ってさえいればいいのである。常識で考えればいいことである。

  私達に死の実態がこのように誰でも知られたら、ものごとを難しくとらえることは必要がなくなる。もちろん宗教などは要らない。葬式も全く要らなくなる。子供が日常生まれてくるように、死ぬこととはその魂が淡々と生まれ変わるだけであるから。翌日は別の子供の肉体に生まれ変わるので、新しい生活がそこから始まるというだけに過ぎない。新生児や子どもたちをよく見たらよい。人の生まれ変わりということが実に良く判るから(その子特有の個性を最初から持っていること)。ただし今の地球人全てがそのまま地球に即、転生とは限らない(直ぐ地球に生まれ変わる人もいるが、しばらくしたあとて地球に再度転生してくることは沢山あるだろう)。そして転生は狭い地球だけには限らない。これは別項でも述べているように宇宙的になされ、地球以外の多くの惑星にも転生するのである。そのための沢山の惑星、太陽系の存在だから(転生先については別項も参照のこと)。

  ここで注意すべきは、この転生で一人の人間はそれまでの体験を同時に継ぎ足して、次の新しい肉体で生きると思われること、つまり神(魂)の部分はそのまま前と同じ実態が継続されるということである(記憶を持つ)。その魂は自分が経験できた範疇(はんちゅう)の中でその後を継続し、同じように生き方を理解して生きて行くのである。ところが地球の場合、この転生の機会で必ずしも進歩だけするのではない。過去のものが継続されるというのは保証されるが、身体を新しくしたから同時に魂まで無条件で進歩(レベルアップ)するのではないようである。ここが肝心。今までの私達のように、生き方で横着をしていると(あるいは神を知らないで生きていると)、精神レベルはそのまま直前の状態、或いはそれ以下の状態となって引き継がれ、魂は進歩することなく、そのスタイルを繰り返す羽目となる。この自分の実態を地球人は知らないままの方が多いのであろうと思われる。当然この場合は生まれ変っても、本人は過去世を思い出せない。思い出せない真の原因は、先ほどのように、今、生きている間に本当の神の在りかを自ら見つけられていないからである(迷い人)。

  この転生で注意すべきは、死ぬ迄のその人の生き方そのものに決定権があることが判る。横着のまま生きるか、真摯に自分の神、魂の部分を大切にして来たかで、新生(新しく生まれた)のときの設定が決められるようである。この時は日頃の個人の“趣味や好み”だけで転生先(生活環境、惑星)は決められないのである。なぜならこれは、自分の中の神が決めるのであるから。表側の自分(心、自由意志、好き嫌いをいう日頃の自分)は決してその決定事項に口は挟めない。勝手な自由意志の自分は、転生には手が出せない仕組みである。別項で示しているように人間はこのように、二人の自分が潜んでいるから。

  逆に建設的に日頃ものごとを処理し、公明正大であるなら、ある範囲で自分の目標とする場所に再生(生まれ変り)が出来ると思われる。このとき今のような地球の土丹の環境にわざわざ生まれることはないし、生まれ変わりでステップアップ(他の惑星)も叶えることが出来るであろう。できるなら私達はステップダウンではなく、アップの方を望みたいものである。私達地人は結果的に今までこの転生で進歩がなく、平行か繰り返し、あるいはダウンが多く、互いにこの精神的進展が無かったことの真の原因であろうと思われる(地球惑星はその具体例になる)。残念であるが社会自体の劣化もあり、同時に魂の劣化が多く、人そのものが相変わらずメクラ状態(相乗効果)になっているのである。あるいは類は集まるという法則のためである(同じレベルの惑星に同類が集まる)。 実はこれが問題。そして地球は科学技術の進歩はよいのであるが、残念ながら精神の向上がサッパリ(アンバランスで片手落ち)なのでその結果、皆が知るようにその積み上げで、自ら地球惑星を破壊するかもしれないところまで来ている。技術の向上と精神レベルは、この場合決して比例しないのである。これ肝心。地球ではこの辺りも勘違いしている(宗教と同じように)。技術の進歩は、精神的に同時に進歩があるだろうなどと言う人が地球では大勢いるが、これはトンデモナイ大間違い。今の文明論者にはこの手合いの人が多く、文明とやらを大きく勘違いしている。

  この辺りが地球の最大の課題である。一人の個人としては、そんなものは知らないよ、と知らんプリするのは勝手であろうが、互いの相乗効果を考えると、この無関心は絶対に避けるべき思われる。分断、分裂の思想は結局自分のためにも社会のためにもならない。

  このように、自分の本体の在りか、神の在りかをしっかり知るということは、実は私達の生活の仕方を根本から変える働きをするものである。宗教の縛りから自分を開放すること、これだけでも大きな改革ができ、基本的な「自分と宇宙の真の関係」を知るキッカケになると思われる。これは個人でなすことが求められ、この認識を少しずつ周りに互いに広めることが有効と考えられる。この世で効果があることは、このように目立たず、確実に、現実的にものごとを進めることであり、今までの社会運動などのように、派手に大きく宣伝し改革することでは決してない(個人が目立つことは厳禁)。また宗教のようにうわの空で、人間や、神を理解することでもない。すると牧師や僧侶の生活のためにお布施をするのは、少しも建設的なことではないことが判る。もっと現実的な人間の実態(神の存在)を知って、それに沿った現実的な生き方をすること、これが今からの地球人の新しい生き方になると思われる。宗教は決して私達を救ってはくれない。宗教家自身は民衆が今迄のように、無知である方が最もふさわしいいと常に考えている。しかし今後の私達はこれでよいと思ってはならず、自力で自分を救うのが、これからの時代には最もふさわしい考え方と思われる。つまり宗教、そして今の政治、教育などを当てにせず、各人が自力で基本に戻ることになると思われる。

   宇宙は本来ものごとを簡単にして考えるなら、判りやすいと思われる。必ず自分の神を意識して行動すること。今のように神を疎外し自由意志(心)のみで難しくするなら、社会は今のように益々、とんでもなく手に負えなくなるから。今後は近隣惑星の情報を誰でも手に入る機会も多くなると思われることから、積極的にこの情報を利用するのが得策である。難しく考えずに、この基本を元に新しく仕切り直すのが、今の地球には最もふさわしいとやり方感じるのであるが、どうだろう。 要は私達地球人の出方次第である。情報が無いのではない。すでに肝心なものが今は目の前に示されている。それを個人が利用するかどうかである。考え込んで落ち込むのか、思い切ってさっさと切り替えるかの選択肢である。

  他の惑星の人々は今まで、ではなぜ積極的に地球に情報提供、干渉をしてこなかったのか? と誰しも思うかもしれない。実は戦後の間もない頃、今から70年ほど前までは彼らは積極的に地球に干渉やコンタクトはしてこなかった。情報も出さなかった。しかし彼らは地球のことはそれ以前から実に良く知っており、地球人が日頃何を価値観にして生活しているか、科学技術はどのようになっているかを、常に把握してきたようであるが、これまで大きな問題はならなかったから、そのまま静観の態度であった。しかしその後、地球では科学技術のみが急速に進み、核実験、核爆弾の投下などが始まり、その影響が他の惑星(太陽系)にも及ぶことが彼らでも解り始め、そこで始めて地球への警告を出そうとしたのである。この核物質の爆発や拡散は、地球だけでは済まない(もちろん地球の環境にも大きく影響する)ことを彼らでも判り始めていたのである。そこで彼らは地球に直接警告をしてきた。これが年である。これはアメリカで行われ、米国行政府にも直にそれを伝えられたのである。この時点で地球側の情報提供に携わったのはG・Aである。しかしこの警告は事実上、無視された(地球内部の強力な抵抗のため)。そして地球での核物質の開発、実験はその後も続けられた。地球側は他の惑星人の存在を当時もよく知らなかったからであり、今も地球の中枢の者達で、これを信じない者が多く居るのではないだろうか。また一部はこの現実をよく把握しているが、一般人の知識が既存の政府、宗教などのために、低次元でいまのこの現実を把握公表できない。政府や宗教の高位者の者が、この現実を率先して認めるなら、市民や信者は短期間に今の地球の現実を知ることが出来ると思われるが。このとき住民は一気に情報閉鎖の呪縛から解放されるかもしれない。

   現在は核爆弾についてはこの作動抑制が間接的になされており、今は核爆の使用は出来ないようになっていると思われる(爆弾のメガトンがどの程度かは不明であるが)。いつの頃からかも判らないし、方法、技術も知らないが、爆発しないよう、なんらかの彼らからの処置がなされるようである。核の担当者自身(地球人)が“幾らボタンを押しても核爆弾は発動しない”と言っている。地球は私達がすでに勝手に出来る惑星ではなくなっているように思われる。このようしたのは私達自身の責任と思うしかない。このことを知っている地球の国の指導者と、知らない国があるようにも思われる。

  これに限らず、他の惑星の人々は私達の知らないところで、既に地球惑星に相当に手を打ってきており(危機の回避)、知らないのは住んでいる当の私達地球人だけのように感じる。わめいているのは地球人だけということ。実に恥ずかしいと思いませんか? 地球は勝手に科学技術が進んだから、好きに何でも出来るとは限らない。宇宙から見て平和的でない、あるいは利用出来ない技術なら最後は制限を受けるということ。このような爆発物は地球にかぎらず、他の惑星にも大きく影響があるものは、他の惑星からの見えない干渉が入るということを知る必要がある。地球は自分だけの惑星ではなく、最初から太陽系の一員であるからである。このことを私達地球では、子供達に学校でも全く教えてはいない。現実的に公然とこれら肝心な情報は教えるべきであり、これこそ秘密にするべきではない。地球と他の惑星の関係を含めて皆が知るべきである。

  つまらぬ、人間同士の競争事(非宇宙的)、紛争事などを一切止めて、大昔の共生の生活を早く取り戻すのが最優先である。いまマスコミ等でシツコク宣伝されている“ニセ進化論” “ニセ競争原理” などはとっくに見破られてしまっている。これらを信じる必要は私達にはそれこそ全くない。そして他の近隣惑星には途方もない昔から大勢の人類(地球人と全く同じ)が住んでいるのが現実、実態であること。地球での宇宙に関する情報は、先ほどの宗教と同じ手法で、ごまかし情報が絶えず優先し先行していると思われる(地球人は宗教などのために宇宙情報オンチ)。よくよく心を静かにしてこれら情報を、自分で、自力で分析してみたらよい。何が本当かを自分で決めるのである。決して宗教者、政治家、国家、マンガ、マスコミ、トンデモ逆情報 などのいうことには残念ながら真実は一つもない。自分で分析できない者は、彼等の言う通りにするしかないのであるが(物まね)、自分で決めようとする者は、自分の責任で進むべき道を最初から自分で決められる。これが本来の人間の生き方と思われる。他人やマスコミの意見はほって置いて、まず自分で考えてみてもらいたい。これ等の基本の考え方は原則、子供でも理解できる内容である。神の在りかに迷いがなければ確実に通じるものである(神の在りかの詳しい続きは別項でも述べる)。  

 さて地球では先ほどのように、誰かが宗教を大衆に広めた。ずいぶん以前のことである。そしてそれまでの本物の哲学を潰し、隠してきたと思われる。日本でも同じことが起きたようである。時代が古くなるほど、哲学は次第に正しくなるからである。日本の宗教は元々大陸系(韓国、中国)の伝来もので、仏教のように既に劣化しているものが多かった、最後は戦後、民主主義として別の宗教が改めて入ってきた(レベルは更に相当低下した)。また、これ等の低劣な宗教の仕上げとして、いわゆる進化論、競争原理、スポーツ論などのニセ物が追加で多く現われ、いまでもこの補足のダメ押し論が多く出されている。この進化論などは今までの宗教の双子の兄弟とみられる。セットものと思えばよい。これを見破れない現代の科学者、教育者は、むやみにこれを信奉し、いまもこの趣旨に沿って研究、教鞭をしている。さらに今では恐竜の世界的発掘研究もその類と思われる。その努力はいじましく大変なものであるが、これらの目的は、地球外の宇宙にも多くの人類が昔から存在するという、宇宙の真理にこれは目を背けさせようとする学問なのである。判りますか? これ等は全て“私達人類が最初から宇宙の住人だ”ということを忘れさせるための工作と思われる。他の惑星(近隣にも)に多くの人がごく普通に現実に居ることがはっきり判ると、このような旧い化石の研究や、進化論に偏執狂みたいにこだわる必要な無くなりますからね。地球の周りの”惑星人”達のことをより早く知るのが最優先だろうと皆は気付くから。化石などはホッポリ出して。

   気付かないだろうか? 私達人類が最初から宇宙の住人なら、進化論なんていらないということを。生物が永遠と進化してその結果、最後に人類が現れるという、この貧粗なこれまでの思想、哲学、これが実は進化論です。宜しいでしょいうか、生きものはどのような生物であれ、その生き物として最初からその時代の惑星環境に適して発生し消滅すること、それで宇宙に貢献するように神が作ったものと思われる。神は試行錯誤を繰り返し、よたよた進化して創ったのではけっしてない。その気候や環境に適した生きものがその都度適切にサッサと出現しただけなのに、進化論が言うように、個体の形質の微細な変化などは進化ではない。この変化は環境対応で当然なことであり、新しい種を生むものではない。これらにいつまでも拘泥していると、私達はその本質を見誤る。同じように人間もその本質は変わらないものと思われる。人間は人間として最初から「万能」で生まれたもので、進化論などが当てはまるわけはないのである。実はこの進化論の変な理屈は、人間の感度を地球に閉める強力な作用をしており、十分に注意すべきものである。多くの人はこれに気付いてはいない。つまり最初に言っている、宗教と同じ部類のものなのだと思われる。この類似に気付きませんか? ピンときませんか? 早くこれ抜け出してください。

   宗教、進化論、を信じていると、私達は肝心な他の惑星の人々に何時までも気づくことはないだろう。同じ目的で発想された唯物論も同じ部類。それでなくても、他の惑星には人が居ない、空気がない、水がないなど 恐ろしいことをNASAなどが陰に陽に今まで世界中に情報をバラまいて発表をし皆を洗脳している。実際はこれが全く逆と思われる。逆転の発想を私達が自分で出来るようになると、宇宙は綺麗に見えるようになると思われる。残念であるが、このようにみると、地球はニセモノの情報ばかりで、まともなものは殆どありもしない。それこそ一つもない。地球で真実といわれるものを、逆の方向いで見ることでその真実が初めて現れてくる。地球はそのような惑星だと思われる。そろそろ私達大衆もそのカラクリに気付き、本当のことを自分で知る時期に来ているのではないだろうか? 

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ニセ情報はよく広が

  世に、「ニセ情報はよく広がる」と言われる。するとこの逆は「真の情報は広がらない」ということにもなる。程度もあろうが、本当のことは広がらないし、皆はそれを見ようとはしない。気付いても見ぬふりをするし、強いてそれを避けるのである。それよりも少しはニセ情報の方を知りたい、どれ程の嘘かを知りたい、などと私達は嘘の中身を知りたがる。嘘でいいからそれをと言って強いてそれを乗り越えようとしているし、その境遇を乗り越えるのが人生だ、などと言って突き進むところが大いにある。私達は平和を本当に望んではいない。

聞きたいし見たいと思っているのである。私達はこのように綺麗ごとのみでは済まない生き物になっている。日常のトラブルでも刺激が必要である 

  平和と戦争のことであるが、大きな戦争を体験すると、その直後は誰しも二度とあんな戦争はまっぴらだと、頭から否定する。しかしそこから数十年や百年も過ぎると(世代が変わる)、このことをすっかり忘れる。そしてまた騒いで紛争、戦争をし始める。歴史を引っ張り出して、昔はああだった、こうだったと言ってその自分達の正当性を言い張る。相手側にも同じような詮索好きな人物がいて、両者は互に言い争うようになる。だからこんな時に「歴史の研究」が私達には絶対必要になると言い張る。そして昔をやたら掘り返しこれが新しい紛争の始まりにもなる。

  このような中で、ニセ物本物の情報が飛び交うことになる。そして真に本物はその陰に次第に引っ込んでしまうのである。不思議であるが本物であればあるほど、表には出ない。皆が少しずつ嘘をつくからだろう。力では嘘の方が強いようである。僅かな嘘でもその内に次第に大きくなるということか。冷静で物静かな真の情報はその内に蹴飛ばされ、より刺激的な内容がより好まれ、それが本物でなくても残される。本当は陰に隠れているものが正しいと知りながらが、表向きは賛成するが、結局ウソの情報を手に取り、喜んでいるようなものである。

  さてここで宇宙の情報である。地球以外のことに関しては皆が素人である。これに関し本当の玄人はそれこそ何処にもいない。そのためこれに関し、皆が嘘のつき放題が出来る。何が本当かを誰も知らないので(随分昔に忘れたので)、何でも嘘が許されると思っている。そこで子供にも宇宙に関する情報を、大人はキチントしたものを教えることが出来ないでいる。しかもその嘘で金儲けが出来るなら、これほど嬉しいものはないと考える。儲けなくてもぜひやりたいという人すら出てくるだろう。嘘は大好きだから。宇宙もので子供向けの劇画などはその例である。宇宙の話で本当はウソなど決してついてはならないし、実はこれはトンデモナイことである。嘘は地球内だけで、ついてもらいたいものである。他の惑星にこれを地球人の癖でいつものように持ち出されては困る。もっとも地球の嘘などは他の惑星では直ぐにばれるのがオチであるが。最初から宇宙に関してはウソの付きようがないのであるから。事前にスッカラカンに見通しされているからである(彼らから)。それでも嘘をつくなら、いよいよ私達は彼らに相手にされなくなるだろう。今までがそうであったように。

  ところで真の宇宙情報であるが、これは当然ウソの逆になる。私達地人は元の神の世界に戻るという話を前項でも話した。私達は昔帰りをするのが良いと。この本質は、私達は日頃から嘘が多いので、この生き方を止めて、素直な生き方に大変換をするのが良いというものである。これが出来るなら私達は地球外の進歩した惑星にも、そのまま住むことが出来る。そこでは今のようにいつまでもウソを付き合った生活をする必要はないのである。素直な生活がそのまま営める。このことから、私達が素直になることは進歩した惑星に移住するのに、必須条件だと判る。要するに、地球は思いっ切り嘘つき合戦の惑星である。地球は本当のものごとを教える惑星では決してない。

   よく見たらよい。地球で真実を知ろうと思えば、探求者は相当な苦汁、深刻な悩みを強いられる。「はい、本ものはこれですよ」とは誰も決して教えてはくれない。相当な回り道を強いられる(真実を探すのはウソより断然難しい)。そこで探求者はウソの“逆情報”を探し回ることになる。つまり何が正しいのかを見極める真剣な各人の作業である。

  これにはかなりの時間がかかる。繰り返しの確認作業である。これ等のことから 今、地球の中で真の情報を探すには、嘘の逆を探せば良いということに行き着く。つまり目立たぬ情報、誰も気にしない情報、道端に無造作に屑と一緒に捨てられた情報など、これが本物のカケラ(歪になっているものもある)につながる。真の情報はないのではない。そこにあるが最も目立たないもの、これこそが私達がこれから探すべき情報につながると思われる。今、世に目立っている情報はおそらく、みなニセモノに違いない。つまり今の時代の風潮、流行りに見合った情報などは特にそうである。最先端情報などもニセモノの代表みたいなものである。このように逆の在り方を知ると、本物は探しやすくなるということ。道端の野草のように持てはやされず、ごくヒッソリと、探してやっとあるモノこれが本物、あるいはそのカケラにつながる。あるいは今はニセモノとして蹴飛ばされ、踏みつぶされているものである。この中に私達に将来役に立つ本当の情報が隠されている。本物を知りたかったら、今流行のものに自分の牛耳を取られてはいけない。全く誰も触りもしない、見向かないもの(人が顔を背ける)ものこそが重要である。これが真の最先端の情報とするのが正しいようである。地球にある真理とはこのような特異の形をしている。地球はともかく皆が嘘つき合戦中の只中にあることは違いない。この根本原因は、私達がからきしテレパシーを互いに持っていないからでもある。これが嘘のまかり通る全ての原因でもある。

  テレパシーは私達を正直な生活をとり戻す要諦である。地球の嘘つき合戦をいい加減止めたいのであるなら、結局、このテレパシーを各人が真剣に獲得するしかないという考えに行き着く。これで他の惑星人の言い分が、身をもって理解出来るようになる。地球人の生き方、嘘つきの修正、テレパシーの獲得、これらはみなリンクしていることがよく理解できる。本当に地球の生活を良くしようと思っていますか? そうならばやるべきことは、自分と冷静に向き直り、生き方を正直にすること、そして掛け値なしにこの方向に自分自身で立ち向かうしかない。浮ついている回りの他人は暫くほっておいて、自分で立ち向かうしかないと思われる。これが本命である。そして判断はいつも自分の直感、テレパシーである。得票数や多数決、噂、SNSなどではない。多数決などは真実の判定に全く何の役にも立たないことを知るべきである。

  この肝心なやり方を私達は今まで明確に気づかなかった。特に重要なのはこのテレパシーであるが、これを大変におろそかにしてきた。そのつけが今の世の中の多大な不合理が生じた原因になったと思われる。それでもテレパシーの重要性に内々気付いている人は、それを秘かに個人で有効利用してきたであろうが、世に知られることはなかった。私達のやるべきことは今までのようにウソや言い訳を沢山並べることではなく、その前にテレパシーを獲得することであったと思われる。

  すると、今までのややこしい人間同士の手続きは一切しなくてもよいのであったと思われる。嘘つかなければ、いろんな証明や、お金を互に支払うこと(金銭決済)も一切必要が無くなる、皆が素直で正直に生きればいいだけのことである。テレパシーは原則、人を素直にさせる。素直でないとテレパシーは出来ないから。格好をつける必要も本来ないし、ただスーッと生きればいいのである。そしてテレパシーを知っていれば多くの苦労もすることは一切ない。生き方はただそのまま素直で良いということである。ここから本物の情報の根源が少し見えるのである。これに近づけば近づくほど本物になる。逆にこれから遠くなればなるほど嘘になる。私達は今その一方に偏った生き方をしている。全て自分次第である。この辺りでイエスの言葉が一つ二つ、フイと思い出されてきませんか?

  いまのように下手な嘘をついて、長年苦労をするぐらいなら、その生き方を一切止めて素直に生きる方向に転換したらよい。もっと私達は生きること自体で気が楽になると思われる。気が張っている人ほど、本当は自分や他人に嘘をついたり、強がりを言っていることにもなる。全てが自分次第になる。そしてこの素直な生き方はただそれだけではない。テレパシー能力と同時に全く新しい生き方がその次に見えてくるのである。そこで今いる地球がはるかに小さく見えるだろう。そして今までになかった大きな世界、他の惑星の人々との多くの付き合いが可能となる。この転換をいま私達は始める必要がある。この転換は今までになかった途方もない転換になると思われる。自分のためにだけ、朝から晩まで嘘ついて頑張る時代は、これからは流行らないと感じられるだろう。この広がりを知ったら、今迄の時代は完全に終わったと思われるだろう。もう古くて見るにしのびない生活のスタイルに見えるだろう。早く私達は自身の姿(後ろ姿)に気付く必要がある。ニセ情報に付き合うのはこれ位にして、真の情報を皆が身に付ける必要がある。あまりに身近で目立たない考えかた、目立たない行動、言わなくても判る(感じる)判断、これを知ってよくみていると判るようになる。

  ウソの渦の中で今まで通り生活をまだ続けますか? さっさと抜け出しますが? 決めるのは私達自身である。今までのような地球全体で嘘つき合戦をやっていてはキリがない。はやく本物を互いに取り戻し、ウソのない真面目な生活を地球全体で取り戻したらどうだろう? そうすると断然生活しやすくなると思われる。大昔はそうだったのだから。 そんな生活は何処にある? と思うなら他の惑星を調べたらいい。それが多くの惑星の常識だから。逆に地球はみなとても非常識でだから。仕方なく自分から、多くの しばり、会議、約束、条約、決まり、金銭取引、裁判 などを無数の約束ことを作ってきた。そのためこれらが足かせとなってこの取り締まりに大わらわ。こんな惑星は近隣にはない。他の惑星の状況を少しでも知ったら、この地球のやり方は大変にバカバカしく、やっておれなくなる。恥ずかしくて見てられない(地球人は何も知らないのでこれらを法治国家といて自慢している)。逆である。真実は全く逆。多くの他の惑星ではまるで、この反対の生き方をしている。

  そろそろ気持ちを取り直し、私達は心静かに自分の内部のささやきに気を配り、真実の生き方を求める必要があると思われる。嘘つき合戦はこれ位で終わり。真面目な生き方を各自が徹底して探る必要があると思われる。地球全体が浮かれ、浮足立った今迄の生き方はこれでおしまい。過剰な利益、過分な資産、余計干渉、余計なプライドの追求、在りもしない恐怖への恐れ、過度のこだわり、などを持たなければ(今の支配者たちや一般人の特性)、世界は直ぐに平和になると思われる。たったそれだけのことに過ぎない。ではなぜこれが出来ない? 私達の根本思想(価値観)が、幼児のまま遅れているということを私達自身認めるしかない。残念であるが、これが宇宙の中の地球の真実。この幼児性を覆い隠すために、自らの神を隠し、膨大な約束ごと(法律等)を自分達で造ったのであるが、その始末に大変に困り、足元がからまっている状態、これに自ら全く気付いていないこと。競争社会、進化論、唯物論などはそのために随分あとで追加で創作されたもの。しかもこの中に真実は一つもない。早く見切ることである。

  今までの縛り、約束事、法律をこれから幾ら作っても、焼け石に水だろう。それこそ私達には何の役にも立たない。もとの基本をすっかり忘れているから。昔から泥縄式といっているものがあるがこれがそれ。本来の人間に生き方を変えるしかない。それを自ら悟るしかない。この生き方を確信するには近隣の惑星人の生き方をただ知るだけでよい。

  私達はその上、大変に頑固である。そのためこの新しい情報を見ようとはしない。 私達には情報が無いのではない。私達が見ようとしないだけ。判れば実に簡単。今はその瀬戸際と思われる。頑固のままで今の生活をしつこく続けるのがよいのか、あっさり素直になって切り替えるかの瀬戸際になる。本ものの情報は実に見えにくいが、すぐそこにあることは確かである。本気で探しさえすればよい。

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資本主義と専制主義の国家

  別項でも述べているが、この両国家は、住んでみると結局たいして変わらないという評価がある。この両方の国に住んだことのある人の言である。その両者には住んでみて一長一短であると。もう少し調べてみよう。資本主義では、原則誰もが自分の生き方の方針を、他人から強制されることはない。この選択は自由である。学校に行って卒業をし、自分に合った職業を選ぶことが出来る。身分や家柄などでは原則その制約を受けない(この制約を未だ受けている人もあろうが)。この意味で生き方は自由であり、自分に合った生活様式を決めることが出来る。自分の能力に合った選択が可能なのである。貧富の差で多少のルート選択の違いがあるかもしれないが(生まれた境遇など)、ともかく選択の幅が広く見える。

  一方の専制独裁国家では、学校生活の中で、自分の適性が判断され、本人に向いた仕事の中身を体制側から告げられるであろう。「君はこの方面の仕事をするのがよい」とあてがわれる。その指示通りに就業するなら、スムーズに仕事にありつける。ここで文句でも言うなら冷や飯食いの道となるだろう。ともかく自分で選択するより、自分の適性は国の方で見つけ出してもらい、それをあてがって貰えるということ。国民はその国の資産であり武器あるから。あまり個人で自分の将来を考える必要はない。国の方は適者を適宜配属で旨く人材を使おうとするだろうから、将来の選択の苦労は個人がするには及ばない。勿論本人の希望もあるだろうが

  両者を比較すると、自由度は確かに資本主義の方がある。しかしこの資本主義の方法はともかく自分で決めるのが基本である。国は決めてはくれない。自分の仕事が何に合っているかの判断は、若い頃では誰しも判らない。そこで社会に出て、あれこれ沢山の仕事をしてみることになる。これは体験にもなるが、ある意味大いなるムダでもある。達観的に仕事の向き不向きを先輩や他人に任せた方が楽かもしれない。自分で勝手に職業を決めるのは、社会的に大いなる無駄かもしれない。それより、専制主義の国は個々人に養成の段階から、適者配属を分類整理して決めているので、個人的にはこちらの方がが大変に楽であろう。

  それから個人の生活であるが、資本主義ではこれも一切自分で仕事を探し、住み家を自分で探し、そのすべてを段取りするのである。大変な苦労である。この苦労が体験的にいいという人もいるだろう。しかし専制政治はある範囲は、国やその担当部所が、個人の仕事、住まう家などは皆あてがってくれる。自分で段取りは不要である。文句を言わなければ楽に生活のスタートが切れる。自由度で言うと、資本主義は自由度が広いということ。しかし専制政治はこの自由度は狭い。そこで自由を求めれば、その後の縛りがきつくなり、自分勝手に何かをするかでその後の昇進も難しくなるだろう。

  両体制で大まかなこのような違いがある。そして住んでみた実際の体験談からは、この両者に大きな違いはなく、不自由さ、不合理があることでは、互いに変わりはないという点である。資本主義からは専制がより窮屈に見え、解放してあげたいという気持ちにもなる。だが専制政治の中で住んだことのある人々からは、逆に何でも自分でなさねばならず、何でも自分で探し回るのは大変だろうと。ともかく自由競争の世界で互いに食い合いを自ら演じることは、うっとうしいと思う人も大勢いるだろう。自由経済は互に自由競争なので下手をすると、最後は落ちぶれて乞食にされてしまう可能性もあるが、逆に大きな個人的な進展が見込めることもある。しかし専制では上司の言うことを聞いてさえいる間は、食いはぐれはない。贅沢を言わなければ最小限の生活は出来るのである。生活安定性から見ると遙かにこちらが良いのではないか? となる。そこでこの互いの欠点が見えるから、これを以前からその体制同士で非難し合っているのである。結局この差は僅少差というとこであろうか。また専制体制側では、この窮屈さを多少緩めるために、資本主義の自由度を導入したシステム(金銭の自由市場採用)に次第に制度を作り替え、折衷案の方式に実際は変更してきている。完全な共産体制は現実的に出来ないからであろう。

  この両体制に共に不足するのは何であろうか? このままほって置いていいのでは? 勝手にそれぞれの体制で社会を維持しようとするのであるから、手を出す必要はないという結論も出る。しかし私達がこれらの社会システムを互いに今のように造ってからも、両者の言い争いが収まらない。昔からある国境紛争、宗教紛争と同じで、主義には関係ないようである。どちらが正しいと思う生き方かを飽きもせず、互い揉め合っている。この両者の紛争原因には、本当の解決策はあるのか? 

  第一に私達には根本原因を探して、解決しようという意図がないようにも見える。第二にそもそもこの原因を探す力がないこと。第三に有効な解決策をどちらの社会も未だに一度も出せてないこと、これらの生き方の方向違いが大きな原因となって、常にもめ事が繰り返されているだけ。つまりお互いに争いが維持出来ることが、それ自体で良いことだと判断している節もある。争い、紛争、戦争、これらのことは私達地球人にとって普通であり、戦争などはある時代の間隔で、必須の出来事、年中行事の催しの出来事ぐらいに捉えている節もある。その内に本格的な戦争になって社会のすべてが、“トンガラガ”となることを秘かに願っている人々もいる位である。それまでの自分の行為はご破算になるという願望である。やりかえせる、ならそれで良いではないかと。一種の悪い悟りのようなもの(社会を造り変えてしまえというもの)。私達の争いの原因はこのように絶えない。それだけではなく私達の社会では混乱のために沢山の犠牲者が出てしまうが、これを全く気にもしていないように、その都度たくさん葬式を出すのである。 これは民主主義、独裁主義に限らないのである。このような沢山の犠牲を出さなくて、もう少し私達に利口なやり方が他にないのだろうか?

  平和になろうとするなら。どうしても平和になる根本原因を見つけるしかない。そしてそれを自力で探すしかない。さらにその対策を自力で立てるしかない。まずは私達の地球の混乱の原因は前項でも述べているが「各人が人間の本体を知らないこと」、ここに大きな原因があると思われる。つまりお互いが自分自身を知らないことにあること。 「自分を知らないとは、そんなことはない!!」 私はこのように自分は日頃しっかりしているのに、と皆は大きな声で反論するだろう。私達はこの言い文には間違いはない。紛争、戦争が常にあったが、これからも続けるだろうということ、しかし何時までも自分達で、紛争を克服することは出来ないだろうということ、これを自ら認めるしかないのではないか? なぜなら私達の長い歴史を見ると、紛争だらけで自慢できるものはそれこそ一つもなかったから。紛争、戦争の中止はいつも単なる中休みに見過ぎなかったから。

  ではその方策は各人が自分を再度見つけ出すことになるが、これをどうするのか? 本当に見つめ直すことが出来るのだろうか? まず大きな手段として、私達地球人だけでこれらの難問を解決できるか?ということになる。地球人だけで解決できたなら、今までの過程でその手段がたいがい見つかっているだろう。何度も同じ過ちをして来たことだから。しかし同じ地球人のままで根本原因に気付くことは不可能というのは、誰しも判るのではないだろうか? それは無理だと。ならば人を変えるのか? 人の入れ替わりなんて簡単には出来ないでしょう。ならば私達地球人が考え方の根本を変えるしかないことになる。「人が変わらなくて生き方を変えるのはむりでは?」と誰しも思うが。ここが問題。

  達はいずれの主義を使っても、はっきり言って常に糞詰まりの状態。何を対策しても良きことを見つけられる状態ではない。今ではこれを直感的に皆、感じるのではないだろうか? 資本主義であろうと、専制主義であろうと同じなのではないか?と。 どちらもドングリの背比べ、たとえ新しい政治体制が今後発明され、革命が起きても同じことという直感がさきに働くのではないか? 地球人のいまの知恵で何かを絞り出してもたかが知れている(失礼だが)。観念してもいいのではないだろういか? これまでの私達の自慢?の地球の歴史を幾ら調べまくっても、より進歩的な新しい、アイディアを生み出せるレベルにないことが、それこそ直感で納得が出来るのではないか? 私達の自由体制側では、資本主義などが最も進歩した政治形態だと自慢する人が多くいるだろう。あるいはこれからもこのシステムは発展するのだと、かたく信じている人もいるだろう。これは果たして本当か? 

  しに身の回りの人達に聞いたらよい。著名な方でなくても、そこいらの普通の人に聞いた方が早いかもしれない。恐らく同じ答えが多く出てくるだろう。今のままではこれ以上良いアイディアは出て来ないだろうと。同じ繰り返しではないの?という答えがあっさり返ってくることが予想される。議会制の先進国である、ヨーロッパでも議会は日々無数に運営されているが、中身はどうだろう? 同じ党員の員数を数えて、多数決をとり、ものごとを決めているが、員数を揃えるのに四苦八苦、党派を多くしたり寄せ集めたり、同盟を結んだりするのに多大の苦労をしている。その裏工作、駆け引きで苦労のしずくめ、しがらみ、因縁、頑固、どうしようもない昔からの駆け引き。これを永遠と繰り返しているだけではないか?

   ここで行うのは思いっ切り発想の転換である。地球人だけでどうにももらないときは、自分達だけで考えるのではなく、他の惑星の生き方、考え方を入れるのがとても有効と思われるが、どうだろう。 「そんなこと出来るの?」 実はこれが端的、他の惑星の生き方を知ることは有効である。他項でも多く述べているように、地球は元から単独の惑星ではない(大昔から)。地球のこのように糞詰まりのときは、何でもいいから他の惑星の情報を手にしてみることである。今のように地球の先行きの全くない対策をやたらこねくり回すより、騙されたと思って他の惑星情報を手にしてみたらよい。そこにヒントが全くないのか、本当にあるのかを現実的に自分で確かめたよい。それから判断しても全く損はないのである。それほど時間もかからないから。残念ながらこの方法は今まで誰も試したことがない(長年)。これが欠点である。みな勇気がなくて。

   この情報手を出す興味を持てれば、あるいは自分で手を出せれば、後は簡単である。この切り替えが大切であるが。今まで地球の低次元(精神的)の極みを私達はこのように突っ走ってきた。いきなり他の惑星の情報はショックが大きいかも知れない。しかしこの転換をある程度(ある割合)の人が出来るようになると、話はもっと早くなる。そして今迄、無言ではあるが、この話を納得できる人がすでにある程度の確率で、住んでいるということを知った方がよい。なぜなら多くの一般人が、今までの地球人の生きざま、やり方、行状、もめ事などに長年ウンザリいているからである。どうにもならない生き方でどうにかなるだろうというレベルではないと、地球に「見切りをつけている人々」のことである。かなり達観をしている人々は多いような気がする。彼らは証拠が無いので今まで黙っているだけで、それを静観しているが、すでに薄々変化を感じている人々である。この人達は社会が動き出すと、急速に自分達も行動をするだろうと思われる。この類の人々は馬鹿ではないので適切な行動を自分の判断を取るだろうと思われる。次の新しい時代を率先して周りを引導していくと思われる。そのような予感がする。時を待っているという感じ判りますか?

  このように地球の今の状態の脱出には、大きな変革が必要である。しかし暴力的ではなく、これらは平和的に行う必要がある。これ行うには私達地球人の大人達が、まず自分の状況を上記のように知るべきことが少しある。予備知識である。いままでの資本主義、専制主義など政治システムに頼らず、これ以前に全く示されなかった、人間の本質についての確認である。人は何のために生きている? 生きる目的は何? 死とは何? 他の惑星はどうなっているのか? これらの質問に的確に答え出し、明確な回答、将来ビジョンを示す必要がどうしても生じてくる。次に私達の回りにあった長年月に亘る誤った常識を、問い直すことが非常に大切になるだろう。その理由と、明確な目的を示す必要がある。今までの資本主義や専制体制に優るものを、キチント示さなければならない。でないと誰も見向かないだろうから。現時点までこの世は真の統率もなく、長年、常に荒れ放題になっていた。だからこのチャンスがいいのではないか? 今まで気付かない人もこの機会に何かを知るだろう。私達は今のままで進んでも何の解決策も出せないことは、日を見るより明らかなこと、ここらで自分達が今お手上げ状態であることを自認するしかない。イヤだろうがこの認識が最も肝心なこと。

  その次に私達が認めなければならないことは、他の惑星人の存在である。“地球だけにしか人は存在しない” などという地球的の社会常識(大変に遅れた情報オンチ)を自ら意識的に破ることである。これが現存の一般の普通の大人達には最も困難ことなのかも知れない。地球は今まですべてにわたって確かに頑張ってきた。何でも身の回りのことをしっかり責任をもって生活してきたと自認(誤認)している。しかし私達の活動の場、考える基本条件が余りにも知らなさ過ぎたことがあり、これが地球だけが私達の生活の場という縛り(思い込み)である。この大いなる縛りは、今後は完全に解除されなければならない。私達人間の生活の場は地球だけではなかったのである。地球はそのたった一つであり、他にも多くの住むべき惑星があったことを知る必要があった。これを知ると知らないでは、桁違いに認識の差が出る。子供と大人の認識差とはこのことである。私達は子供の感覚で長く地球内で狭い生活をしてきた。地球の中にのみ顔と頭を突っ込んで、他の惑星のことなどを全く知らず、気付かず、無関心で長く過ごしてきた。この真の原因は多くある(別項で詳述)。がこの原因を今知ったからとて何も戻るものではない。それより、これから現実的に他の惑星の人々の存在を、先に素直に認めることが重要であろう。この人類が存在する惑星は我が太陽系でも当然であり、他の太陽系も同様であること。その内容にはこれら太陽系に例外はないということ。

  惑星の中で地球にだけ人類が存在し、進化し、たまたま私達人類が存在するという考えは、宇宙から見ると、実に狭小でトウヘンボクな考えであり、宇宙を知らない田舎者であると言われても仕方がない。またこの考えは恐ろしく傲慢な考えである。これまでこの宇宙情報のツンボサジキにされてきた真の原因は、別項でも述べているので、くどくど言わないが、結局私達大衆にも原因があるということが真相になる。だからこれを咎め(とがめ)て今さらどうにかなることではない。それより、あっさり認めるのが先である。地球人の情報のなさの理由なんて解ってしまえばどうでもよいことになるから。私達が毎日、人間同士もめ事が長年続き、解決できなかった根本原因は、この辺の認識の無さ、視野の狭さ、拙さにあることは間違いない。他に原因もあろうが、この人間自身の認識のなさは決定的である。お判りだろうか? ではなぜ他の惑星の人々は、もっと早くこのことを私達に知らせなかったのか? 判ってしまうとこのような疑問も出るだろう。

  実は私達はこの自分達地球内の揉めごとに気を取られ、今までこの実態にすっかり気付かなかったというのが真相である。のこの情報が正確に私達に与えられたのは1952年である。今からおよそ70年前になる。しかしこの情報は地球内のある団体からストップがかけられ、スムーズには大衆の手には渡らなかった。そのために大衆の周知が相当に遅れたのである。彼らのこの種の警告は何回もやれない。一回きりである(肝心なことであるが、だからこそくどい説明は多くは出来ないと言っている)。この点について私達は聞き逃すと、次の情報提供はないと言っているのである。一回でそれに気づき、マスターしないとまた宇宙からオイテケボリをくらうのは私達自身だと言っている。すると時間的にもあまり余裕はないと思われる。彼らは私達にやるべきこと(情報提供)は既にやっているのである。キチント役目を果たした。これに答えていないのは地球人の責任者、大人達である。この責任者とはいま無名の人々であり、現在社会的な責任者や目立っている人々とは、全く異なる種類の人々であるので注意のこと。いま社会で目立っている人々はこの改革には手が全く出せないだろうし、この大改革には大反対するだろうし、また相応しくないからである。いま無名の人々にやってもらうのが最も適していると思われるのである。

  そしてこの改革で次に最も必要となるのは、今までの主義、権威などで示されてきた子供の教育方針の変換になる。いよいよ私達の将来を決定する基本でもある。これは当然大人も同意しなければならないことであるが。この子供教育指針となるのは、別項でも述べているように、“テレパシー教育”が基本ベースになると思われる。今までの言葉、言語教育ではなく、その手前にある“魂”の教育を行う必要がある。言葉や、言語はそこそこでよい。最も力を入れるのはこのテレパシーであると思われる。この能力を私達も手に入れるなら、人間同士の意思の伝達の阻害もなくなり、嘘もつけなくなり(つく必要がなくなる)、生活の手段が全く変わってくることが予測、理解できるであろう。解るだろうか?この社会激変に。今は電子機器の使用などで現在多少は便利になったが、この能力の獲得で人間同士の意思は、互に深層まで当然理解出来るようになり、電子機器の利便性どころでの騒ぎではなくなる。これで社会システムは完全に今の考えとは100%以上がヒックリ返ってしまう。そして今迄の人類同士の地球紛争は全く最初から要らなかったことが、誰しもはっきり理解が出来るようになるだろうということ。このレベルに近づくと、人の生きて行く本当の理由がみな理解出来るようになる。その時なぜ今までこの方法(テレパシー)を使わなかったのだろう? とこれまでの大きな疑問への回答が誰しも自ら出来ると思われる。これが地球難問解決の唯一の答である。

  資本主義、専制主義あるいはその他の政治形態など、これに似たものをいくらこねくり回してもこれは全く今後のことに役に立たないことははっきり判る。埒が明かないのは明白である。早くこの地球惑星を飛び出した思想を、皆が持つ必要があると思われる。少しこの情報を得てみませんか? 私達のいままでの多大の方策の失敗は、全てこの基本が判らなかったからと思われます。

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神様の在りか

   別項で〝宗教の起源”を述べた。地球では宗教家が私達の「神様」を何処かへ隠してしまった、そのために私達は神の在りかを知らない、迷い人となったという話である。そこで神の在りかについてここでは詳しく見てみよう。

   本来は私達の神は、各人の体の内部にも存在し、同時に私達の外部や宇宙にも存在すると思われる。神の居ないところはないと思えばいいのであるが、私達はこの宗教などの影響もあって、神は長年このような存在だとは真剣に思っていない。神は特別な存在で、自分とは別で外部に居るのだと日頃感じているとも思われ、決して身近な存在とは思わなくなってしまっている。

  そこで神様が自分の外であるなら、これを幸いに神様の見ていないところで、悪さをしてもよいだろうと、私達はいつもコソコソ隠れ、やましいことを誰かれなく沢山してきたと思われる。自分の内緒を人に言わなければ誰も見てないし、どんなことでも人にバレなければいのだと。私達が嘘をつくときは誰も同じだと。そして一旦、悪さをして見つかると、私達が自ら造った「法律」で裁かれる羽目となるのであるが。ここで役に立つのがこの私達人類自慢の法律の出番となるのである。決して神が裁くのではないのである。自前で私達は神が居なくても人を裁くことが出来るようにしてしまったから(いつの間にか)。これを元に立法国家だと大いに自慢しているものになる。このため人は自身が神の代わりとなって人を裁く羽目となった。真の神はそこには依然として居ないのである。実はこの考えから私達の大きな社会混乱の真の根源にもなっていると思われる。

  では本当だろうか? このときの神様は一体どこに居るのであろうか? はっきりしているのは、このように私達がこれ以上のものは自分達しかいないと思うことである(うぬぼれ)。私達は何処に居ようとも、常に自分自体は必ずいると感じる、すぐ傍に何時も自分がいることである。自分というものが居なくなったら、それは死んだことになろうと思われる。だから常に見ているのはその自分を見ている「自分自身」であろうと思われる。実は常に自分と共に居るのは「その自分」と思っているからで、これでどうやらそこでは二人の自分の始まりのようである。この感覚が実は神様に近づく初歩の基本でもある。

  さて前項でも述べているように、自分の身体を見ると判るが、常に自分の体は自分から切り離すことが出来ない。そしてこの体は、自分がそれを感じ初めている頃から、常に体全体をコントロールしているようであり、その肉体の内部は今の自分が知ろうと知るまいと、どうやら何者かに完全にコントロールしていようでもある。これはいつも前面に出ている〝普段の自分”とは別物のようである。では体をコントロールしている者は本当に何者だろう(もう一人の主は)? どうやらこれで二人は無縁ではなく互いに通じ合っているようである。そしてこの両者を見ている自分がまた別に居る。ということは私達には三人の自分が居るのではないだろうか。

  「第一の自分」とは通常生活をしている自分である。「心」とも言っている。文句を言いながら、わめきながら生活をしている日頃の自分ということになる。そしてもう一人は第一の自分が気付こうが気付くまいが、常に自分の体を内部で秘かに体をコントロールしている自分で、これが「第二の自分」になると思われる。これらは自分の体の中のことであるから他人ではないことは確かである。そしてこの他、両者を同時に見ている「第三の自分」がおり、客観的に見ている者である。このように私達は三人の自分が居ることになるのではないだろうか。

   まず、第一の自分(通常心というもの)は大変に判りやすいだろう。説明の必要はないほど身近で。誰しも知っている日頃の自分である。わがままが多く自分でもコントロールが効かない、日頃手に負えない自分でもある。いつも横着で、強がりを言い、オタオタして、短気な生き方、恐怖も多く味わっている自分である。相手側にも同じように当然備わってい存在するものである。この者たち同士は互いにもめ事や喧嘩をし、張り合い、日頃多くの喧騒の中で活動をしているのはこの自分である。私達はこの心と言われるもので認識や判断が行われ、日常は殆どこの生活がなされている。

  そしてもう一人の自分であるが、自分の肉体などを自動でコントロールしている第二の自分は、第一の自分の活動に大きく影響を受けながら、ひと時も休まず活動する内部の自分である。よく見るとこの自分はまさに驚異的な活動を休まず続けている。この活動に第一の自分は日頃気付かないし、気にもしていない。第一の自分が最優先しているのは目の前の都合だけ(目の前で起きる現象)のみ気にしいるのが特徴であり、第二の自分は勝手にそのように追随して活動するのであろうと僅かに感じているだけである。しかしこの第二の自分は、実は私達本体の重要な一部のそのものであろうと思われる。そしてこの第二の自分は第一の自分から多くの影響、衝撃を受けるのであるが、その影響が日々大変に大きいということである。本来は第一の自分は第二の自分の方から派生したものと思われる。逆ではない。普通は逆と感じているが、本来はそうではない。それは体全身も元からコントロールしており、第一の心の生みの親でもある。この見えないもの(第二の自分、神の一部)が体と心をコントロールしていると思われる。では私達(第一の日頃の心)はなぜこれをいつも逆に感じているのか? 第二の自分が元々私達をコントロールするのであるなら、そのように私達はなぜ日頃感じないのであろうか? これが難問の一つである。ともかく私達の身体の不都合が生じると、否応なく身体そのものや第一の自分すらも死を迎える、

   それからもう一つの自分、つまり第三の自分であるが、これは第一の自分を感じながら、第二の自分も同時に感じることであるが、これは私達心の能力の発達、発展に伴うもの思われる。つまり自分を一体のものに統合出来る自分(感じられる)ということになる。第一の自分だけでは生きる初歩的な知恵だけであり、誰でも出来る。何も考えなくても、強いて感じなくても出来るようになっている(初歩的能力)。が、第二の自分を感じるのは、そのままでは難しいようである。そして第二の自分を感じながら、かつ第三の自分を明確に知るのであるが、実はこれが私達のいま求められる、本来の生き方のように思われる。

   この段階で感じるものが、各人に本来備わっている神様の一部と思われる。私達の身体のコントロールと、精神(心)の部分、この両者を神はまとめてコントロールしていると思われる。これを統合し〝自分”(第一、第二、第三の自分を含めて)となるのではないだろうか。このように私達は自分が何者かが、直ぐに気づかない構造になっている。私達人間は、動物達より複雑な造りとなっており、すぐには自ら自分を分解、整理が出来ない。人間は元から神様に近い造りとなっているからで、自分の解明は相当慎重にしないと、簡単に気付かない構造である(気付くように知らぬ間に私達は試練を受けている)。直ぐに理解が難しい造りである。しかしこのように手順を踏むと理解が出来るものと思われる。人間のこの構造は無駄ではない。私達人間が動物と同じような生き方、行動をするだけなら、人間は最初からこの世に要らないだろう。私達には動物とは異なる特別の〝役目”や〝義務”があると思われる。これがこの構造の真の理由となっていると思われる。これで解ることは。自分自身のカラクリを自ら理解し、進歩した第三の自分を見つけることが私達の役目というものになるようである。言葉ではこれ位しか表現は出来ない内容である。

   ここで惑星や宇宙の構造であるが、具体的に惑星は昔から自転している。ガリレオ達もそのことに気づいたのであるが、この構造や運動は遙か昔から行われており、私達が知ろうが知るまいが整然と行われていたのである。当然私達の住んでいる地球も他の惑星と同じように自転している。同時に太陽系の他の仲間も自転している。そして極小の世界、原子、分子、素粒子なども同じように回転活動をしている。宇宙の中で死んで静止しているものは何もなく、すべてこのように活動をしているようである。これが正常な生き方、運動ということになる。そしてこの万物が整然と活動する原理は、前述の第三の自分の立場にならないと解らない(理解できない)と思われる。初歩の第一の自分のままでは感じることが出来ない。俺はそんなものは見なくてもいいという者も沢山いるだろうが、これは人間放棄の態度になる。いずれ私達人間は第三までの態度をもって見る義務があるようである。地球ではこれ等のことに無関心な者が多く、そのために結果として、自ら人間同士の社会を旨くコントロールすることが何時も生じている。みな第一の心のみで早とちりの判断をし、その生き方に拘るので、その場で言い争いなどをし、行動をいつも狭い範囲で決めつけている。第二の神や第三の心を感じる機会が少ないので、社会全体を自らコントロールが出来なくなっていると思われる。今の状態で出来るのは、互いの競争や醜い争奪戦、仕返し騙し、などで、真に紳士的なことは殆どできるレベルにはない。或いはこれらに代用される金銭活動や、法律論争、スポーツ合戦などが地球ではとても盛んであるが、これにのみ日ごと専念し、拘泥(こうでい)している。これは完全に第三の心を少しも持っていない証と思われる。おおかた第一の心のみに頼っている生きやり方である。

  ここで人間の「心」の構造細部であるが、私達は前述のように日頃第一の心の中でその殆どの生活をしている。ここから通常抜け出すこはしないし、しようとも思っていない。実はこの心は、殆ど肉体に側に属しており、そのままほっておくと、身体、肉体、目で見る現象、のみに非常に拘泥する性質を持っている。しかし同時に人間のこの心は前述にあるように、神を見る力を本来持っているのが特徴である。つまり心は現象を見ると同時に不可視の神を見ること、一段と高み(広範囲)を見る能力が本来あることである。しかしこれもバランスが崩れると、私達人間は日常生活が旨くいかない。このことが私達をもう一つ苦悩させる原因にもなっており、仕組みでもある。逆に日常で足元を忘れ、神のみを気にしていると、これも周りとの生活が旨くいかず(極端な精神主義のアンバランス)、これがトラブルの原因となり、解決が困難になる。だからここはバランスの問題にもなる。

   先ほどのように神様はすでに昔から私達の中に住んでいること。心はむしろ新しい住人であると思われる。この心を昔からの住人(第二の心)に旨く慣れさせるようにしたらトラブルは少なくなるだろう。昔からの住人は何でも知っており、素直に聞いたらあらゆることを教えてくれる。実はこれが各人に潜んでいる、神様そのものと思われる。つまり第二の自分に、この本人に真摯に聞くのは第三の心、真の自分となる。そのように生き方を変えるのである。すると第三の自分が明確になってくる。実はこれが神をミックスした心になっているから。

   言葉では神については、これ位の表現しかできないが。しかし太古からの、或いは私達が大昔知っていた神の方向性はこれに近いと思われる。そしてこの神は広い宇宙の神とも同時につながっているということである。自分の中の神を信用出来るようになると、私達は同時に宇宙のことも次第に知ることが可能となる意味になる。

   私達は日頃多くの研究(科学分野、医療の分野など)をするが、実はどのような研究も、どうして自然は最初からこのような構造や、カラクリをしているかの根本思想、哲学、目的そのものを探ることはあまりしない。常に人間側が自然から何かを発見したら、それは自分の功績だと直ぐに周りに主張し始める。あたかも自分が見たものを造った神様かのように勘違いし、本物の神の存在を忘れ(逆転)、謙虚さを感じることはない。これが地球人の自然研究姿勢のそもそもの欠点であり、間違い(態度)である。私達が研究する分野は、その全てが神様はすでに以前から全体を統括をしているものであり、私達人間が発見したから自然の側がそのように自然の法則になったのでは決してない。はるか以前から自然はその全てを自前でコントロールしており、人間側はそれを一部利用する、あるいは仕組みの一部を知っただけに過ぎないのである。私達の人体もその通りである。最初から人体は完全である(いつの間にか地球では人間、人体は私達の言う進化論で進化したと言い出しているが、決してそうではない)。それを知らないのは私達人間の第一の心と思われる。人体や宇宙の構造は、今の私達が発見したからそのような構造になっているのではなく、私達が知る遙か以前からそこに存在するのであって、私達は認識の方向を逆にする必要があると思われる。私達は何でも調べ回るはよいのであるが、その態度に謙虚さがない限り、将来も良い結果を得ることはないだろうと思われる。自然や自分の身体に対しても、この謙虚さをもって研究するのが原則である。これから外れると、良いことは一つも起きない。これまでのようにトンデモナイことばかりが身の回りに起きる。私達は自分以外の自然を研究するとき、例えば多くの惑星、衛星の存在を知るのはいいのであるが、誰それが何々を発見したなどということは、最初から決して自分の自慢すべきことではない。そうではなく、どうしてそのような構造になっているのであろうかと、畏敬の念をもって真摯にその真意に、聞き耳を立てるのが先ではないだろうか? つまり神の真意である。しかし私達はそんなことより、まずは自分の努力や発見、手柄を際立たせ、発見したら、大声で周りに知らせ、ことさら自慢にし、勲章や褒美まで貰おうとする。これが今までずっと長く続いており、この態度、考え方自体そのものが間違っており、完全に人間側が自然とズレていると思われる。人間の手柄なんて実にチンケであることに、全く地球人は気付いていない(自然はその法則を私達が発見しようがしまいが、最初からそのように整然と活動しているから)。そんなことより、宇宙の厳粛な構造を畏敬の念で見させてもらう、という謙虚な態度の方が正しいのではないだろうか? この態度が地球人には昔から全くできていない。つまり第一の心だけで突き進むこと、これが大きな難題。科学技術の研究姿勢の方向がお粗末だとここで言いたい。個人の功績や自慢のネタのために自然研究するようなら、そのような研究は即、止めてもらいたい。これが宇宙の神様の本音でもあろう。この態度を続けると、今後ますます私達はこの惑星での生活がし辛くなっていくだろう。この真の原因や遠因は、先ほどのようい私達が自分の神様の在りかを、何処かで亡くしてしまったからと思われる。

   さて神様はこのように自然研究の中でも見ることが出来るし、日常の中でもいつでも見ることが出来る。ただその研究方向、態度をいずれも人間の側が謙虚なものにすることが必須ということも判るし、私達がこの態度で研究励行すべきことが大切であることも理解できる。今まで間違った姿勢のために、私達の科学技術は破壊的なものに、次第に変化しきたのであると思われる(いびつな技術)。これは私達が謙虚さの姿勢が一つもないからである。

   前述のように神様は私達からは三様に見える(第一の心、第二の心、第三の心)。つまり一様ではない。最後はこの三つを融合するのが私達人間の目標である。三つのまま分裂することなく融合させると、そこで神の意志が見えるだろうということ。そのために私達には伝達手段として「心」が与えられているようである。実は心はいかようにも変化をするし(変幻自在)、有効にこれを旨く使い、三つの心の融合を行って、これを如何に利用が出来るかが私達人間の日頃の大きな課題であろうと思われる。先ほどのように私達の知っている心は大方第一のものばかりであり、元から神を知らないものである。この状態が今迄長い時代続いてきたと思われる。心は使い方を知らないと、地球の私達のようになる。だから心は慎重に、神と相談をしながら、進めるのが最も適切である。

   神様の存在は、結局自分の「心」を用いて覗くのであるが、最後は各個人の自分の心のコントロール次第だという要諦に帰してしまう。心静かにして神の意志を聞くこと、そうなると神との直結が出来るようになり、その身近な神の存在を自分で確かめることが出来ると思われる。そうすると、神様はどこにいるのかといって今迄のように、探し回ることも一切なくなる。神様は最初からいつも自分の内側や、宇宙にいるから。だから安心してよいのである。決して宗教が言うような場所に神様が居るのではないことが次第に判る

  ここまで判ると、私達の生き方は大きく変わる。慌てる必要が常時なくなる。「いつも神様は自分の中にいる」、同時にこの神は惑星やすべての天体を含めてコントロールしている。これだけで、どれだけ精神的に安心ができ、生きる自信を持つことが出来るだろう。これでいまの私達の生活の仕方自体が、大きく激変すると思われる。

  さてこの生き方であるが、どうするのか? やり方は実は簡単で、常に正直に、素直になるということになるのが基本になる。誰でも出来るやり方になる。これは子供でも判る内容であるし、実現可能なこと。だから日頃隣人との付き合いで、大人たちの今迄の癖である、嘘をついたり、駆け引きをしたり、騙したりする、これら一切をただ止めればいいのである。かつこれを徹底して行う。そしてさらに重要なことは隣人と同様に自分自身に対しても当然に、正直、謙虚であれということになる。何故なら相手も自分と同じ神様に違いないのだから。これ肝心。これには相当な各人の覚悟や、今迄の自分の行動の反省、地球人全体の生き方を確認自覚する必要があろう。つまり地球人としての今迄の間違った価値観、態度との引き換えが要る。

     するとこのとき社会はどうなるだろうか? 予想が出来ますか?「そんなこと出来はしないよ」と言下に主張する人が、どこもかしこも大勢出てくると思われる。これはものごとを日頃から真剣に考えていない証拠である。チャランポランな生き方を正に優先してきたのである(自分さえよければの生き方)。嘘を今まで通りにつきたいという私達のやり方である。今の生き方を変えたくないという多くの人々、ではその人達はどうするの? 例えば日常、金儲けだけや、株の売買などに精力をつぎ込んでいる人々(投資家、或いは自分だけの資産を秘かに増やしたいとそれこそ真剣に願っている人々、これは世界中で行われているいま大流行の博打行為)は嘘やだまし、無責任が前提に生きているが、正直に出来るわけがないと彼等は自ら否定すると思われる。互いに騙し合いの世界を股にかけてやっているから、「そんな馬鹿正直なことは、いま騙しの最中なので今は出来ません」と大声で言うだろう。あるいは「我々は合理的な法律、商法でその行為が守られており、何のやましいこともしていない」、と大声で主張するだろう。実はこの法律とは、私達が神様を自分の中からその昔、ほっぽりだして無くした際に、改めて自分等が神になったような気分で、この世に作り出した代物である。お判りだろうか?

   ここで話が最初に戻る。つまり別項で述べているように、宗教家が大衆に教えた、嘘の神様の存在である。本当の神様を知らない、嘘だらけの社会が同じように私達の前に、これで再出現されることになる。そして現在のような混乱が更に、いつまでも今後続くということになろう。解りますでしょうか? このときの混乱、困った最中で幾ら会議をしても、幾ら決戦の最終選挙や争いをしても決まらない、最後は紛争だらけになるだけの実にお粗末な今の社会、これを永遠と私達は続けなければならないと言っているに等しい。皆さん、本当にまたこの続きを皆で何時までやるのですか? いま悟らないと、今後何千年も同じ次のスパンが続きますよ

  神様の在りかを知ることは、今後の私達にとっては、このような意味でとても大切なことになることと思われる。自分の中のこの神様、そして我が地球惑星、他の惑星、我が太陽系、これにつながる多くの他の太陽系など、一切無駄がないということ、すべて神様が用意したということを自ら知った上で、ただ謙虚にこれを感じる必要があると思われる(いまこれを言っている事柄自体はそれこそ先ほどの地球宗教ではありません)。何度も言うように私達が発見したから、その宇宙があるというのでは決してない、この点は私達が発見しようがしまいが、最初からこのように神は用意しているのだと思われる。この手順を私達自身が真摯な気持ちで認めるのが先決と思われる。これを先ほどのように新発見だと言って自慢気に回りに公表することは、実は恥ずかしい行動なのである。このような不遜な行為は即刻止めるべきと思われる。そうではなくこれ以前にもっと生き方をマトモに、真摯に、直感的に考え直すことが最重要と思われる。

  「心」は先ほども言ったように、私達に最も身近な存在である。だから全てはこの心から全ては始まると言ってもよい。そして心は神をも見る力も同時に持っているということになる(心は潜在能力含めると万能)。このために、私達は自然研究する場合、ときに自分を見失い、あるいは我は万能なりと相手を見誤る(見下す)ことになる。自尊とプライドで周りが見えなくなるのも、これが心の一面なのである。自尊やプライドは神を見ようとするときに、大変に障壁、大敵になるものと知る必要がある。絶対にやってはならないこと。例えば核物質を兵器に使用するアイディアが生じるのはこのせいである。この兵器を造った者本人は全くその重大な責任を感じていない。ケロリとしている。このようなことを平気でしでかすし、研究者自身はこの現実に何の責任も感じていない。なぜ兵器として早く使わないの位しか考えていない。

  私達地球人はこの神様と、自分の心の扱いかたを、今まで全く勉強しておらず、慣れていないせいもあり、その結果、自然を大変にゾンザイな扱い方をしている。これが原因でこの地球惑星自体をおかしな方向に追い詰めている。しかもその自覚もないのである。宇宙の実態を知っていたら、絶対にしない行動を平気で日頃やっている。ものごとを知らない「無知」とはこのことであり、その恐ろしさを今はまざまざと互いに自ら見るはめになっている。いま最先端(と言われる)の科学者の説明や、行動の動機そのものを彼等に聞いたらよい。或いはその挙動をよく見たらよい。時々この類の研究者がテレビのインタビューなどで出てくるが、彼等には哲学が全くないことが本当に良く判る、或いは誰しも例外なく大変にお粗末な思想であることが判明する。子供と同じレベル。これでいいのであろうか? 地球の科学者(全てではない)は精神レベルが実際は低能児並みなのである。その個人の知能とやらはともかく、神を知らないし、宇宙のなりわいを知らない、神に関し全くのド素人なのである(宇宙を研究しながら実は人間自体の素人になること)。これが今の教育の大きな欠陥ということすら社会自体も全く気付いていない。教育者も科学者も共に神を全く知らないし、その在りかも知らない。真のド素人集団なのである。これではおそまつすぎる。

  私達はこのように真の神様に誰しも自ら真摯に気付く必要がある(これはいまの宗教を述べているのではない)。このためには現在のやたら小難しい学校教育は方向転換が必須と思われる。神様のいない第一の心のみで行われる現代教育は、災いのみを造る。そのことに教育者自身が感じていないから(メクラ状態)。実際には、自分で各人で前記のような真の神様を確かめたらいいのであるが。日本人なら、かなりの人々で、それが出来る能力を最初から持っていると思われる(潜在能力)。私達の中の真の神様を自力で見出すのが最重要。この神様は宗教が教えるものとは全く違うものになると思われるので注意。他の惑星でも普通に感じられている本来の神様になるから。そして地球の学校でも今はやりの「競争社会」、「プライド」、「勝利」というものが、この神様を私達の中から蹴散らしてしまう働きしかないので、十分に注意すべきである。「進化論」や「競争社会」などの考えはいまの私達大人が現に慎むべきことであると、いち早く気付き、取り除かなければならないことである。私達を大変に劣化させるこれ等の逆宣伝にピンときますか? 子供達の教育は大変に重要であるが、この基本を押さえていない教育は今のように腑抜けで破壊的になると思われる。神様のいない人間は、これをバケモノ或いはゾンビと昔から言われるものになる。

  神様は、ともかく私達自身の中にも、万物にも存在するが、この神様を自ら感じて、正しく融合出来るのは、このように私達人間の役目でもあるように思われる。神様だけでは何もできないが、それを人間の中にある進歩しようとする心が、前述のように融合するなら、私達の前には今とは全く違った世界が出現することになる。これが神様と人間の心の目的でもあるように感じられるのである。私達の心は決して無駄ではない。他の惑星の人々はとっくの昔にこの融合を実現しているが、地球は今の説明の理由のために、これが未だ行われていない。今は私達自分の「心」の構造すら解明出来ていない初歩段階にある。

  そしてこの心と神の融合は単に現象としてそうなるだけはなく、実は私達の大きな目的である、各人のテレパシーの獲得に直結していることでもある。このテレパシーとは私達が考えている単なる「当てっこの技術」などを言うのでは決してなく、人間や生命の本質を私達が知る究極の手段となると思われる。これについては既述の別項を参照。

  なお神様とは、G・Aの言うところの〝意識”ということになると思ってもよい。原文では consciousness とあるが、日本語では 意識 あるいは スピリッツ の訳となるのでこのように翻訳されている。別項でも述べているが、宗教臭さを出さないためにG・Aは強いて 神様 と言わずにこの意識を用いたのであろうと思われる。趣旨は同じと思われる。この consciousness はG・Aの著書の中では無数に出てくる。理解しがたいときは一度このように入れ替えたらよい。これを宗教の言う神様とゆめ間違わないようにすればいいのである。日本人ならこの違いに感づくであろう

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付き合いのもどかしさ

  私達はものごとを決めるのに、話し合いをする。もちろん言葉を多用する。言語が違えば互いに翻訳を挟んで会話する。その内に議題が煮詰まってくると、結論を出そうとする。途中で大きな反対意見が出ると協議が中断される。ここでグループが二つ、三つに分かれ再度協議のし直しをする。長引くとそれぞれに持ち帰って、各自が改めてものごとを詰めていく。そしてまた全体会議を行う。これが延々と続くのである。ディスカッションとか、ワークッショプとも言われる。これらの会議や協議は日ごとに国や世界でも行われ、終わることはない。

  このやり方を少し考えてみると、ちょうど長い棒を使って、互いに玉を穴に入れようとし、棒を激しく突っつき合っているようなものである。玉を手で掴んで直接穴に入れば直ぐに済むのであるが、これが互いに決めた厳しい自前のルールがあり、これで旨く出来ないみたいなものである。つまり不便な道具をあえて先に使って、この棒と穴にやたらこだわり、ものごとをこのように決めよう、行おうとする。ものごとは何でもよい、子育てでもいいし、日頃の付き合いでもよい。政治も同じである。つまり不便な道具を介し、私達はそれにしきりに拘り、ものごとを進めようとする。私達は日頃この手段自体に拘り過ぎてはいないだろうか? 言葉とか、道具とか、お金、ルール、決め事、法律、国際法、そして今の玉入れとかに。それぞれの自分の集落とか、国のそれぞれしきたりまであるが、これらの縛りに拘り過ぎるのではないか?

  例えば子育ての肝心な点は、無私で子供をただ “しっかり抱きしめる” ことが第一なのである。これでおよそ90%は決まる。しかし私達はこれをせず、その前にあの手この手でその子を自分のいいように引き回そうとする。私達はこのように抱きしめる前に言葉や屁理屈を並べ、自分の意見が優位だとまず周りに主張する。理屈が先なので、先ほどの長い棒で事態を自分に有利なになるように、しきりに無駄な労力を行うようなものである。つまり言葉などという便利な道具を操って、何とか自分で手にしたいものを掴もうとしているのである。直接子供を無言でただ抱きしめればいいものを、先に間接的にこのように棒のようなものを盛んに使おうとしている。これでは子供に親の本心は伝わらないだろう。口を開けば、自分の体面、理屈や、権利、世の決まり、金銭支払い、入れる穴のことばかりで、子供からみてもウンザリの理由である。子供に対し棒の先で何かを表現しようとしても伝わるはずもない。これを私達は日頃やっている(努力して)のではないか。そして本人達はこの異常な表現に気付いていない。愛情はこれで子に伝わっていると親本人は一方的に信じている。しかし言葉や、棒の先で愛情を伝えることはしない方がよいのではないか。

  言葉や棒の先だけだと、このようい真心はサッパリ伝わることはない。子供からすると、親のやることは上っ面の表現に見えて、どうでもよいと感じる。小さな赤子でもその感じは直ぐに直感で解る。棒の先でこねくり回し、愛情のない表現をいくら目の前でされても、子供は白けるだけなのである。

  私達はこのような棒の先や小手先でものごとを処理しているものが、子育て以外でも多い。口先はこれと同じものである。このほかにも例えば、金銭である。この金を使って多種の表現をする。お礼をする、お祝いをする、小遣いをあげる、などの日頃の行いである。金銭は便利なようだが、実は人の縁をつなぐようでもあり縁を切るものでもある。(金銭での人間関係の縁きりについては別項も参照)

  私達は金銭を介することで、このように真の付き合いをしようとはしない(出来なくなくなった)。棒や金の代用品で付き合えれば、証拠も残るしこれでよいと考えている。真の付き合いは、実はこの方法ではない。ものを排した中で行うのが真の付き合いが本当のものである。これが、ハート、直感で行うのがこの付き合いになる。子供と付き合うのも同じ要領、領域と思われる。

  私達はその意味で道具を沢山持ち過ぎている。そのため自己表現がその分、大変に下手になっているのであろう。真実から外れた表現を日頃たくさんしているということになる。元からある直接表現は、ハート、直感をそのまま使えばよいのである。他の道具は本来不要なのであろう。またお礼も本来必要ではない。つまりハートをもって日頃の挨拶をすればそれだけでよいのである。ものや言葉は最初から一切要らないことになる。顔を見ただけで一切は済んでしまう。あるいはそのハートをもって相手に想念を送るなら、一切が済んでしまう。

  私達はいつの頃からか、この金銭、物のやり取りのある付き合いを始めた。これがあるために、人間同士の付き合いが次第にややこしく、おかしくなったのであろうと考えられる。それまでは人間同士はまともだったのではなかったか? 付き合いの方法が正しかったのであろう。しかし金銭、物社会になってから。皆がよそよそしくなった推測される。私達は正しい真面な付き合いが、次第に出来なくなったと思われる。

  このように考えると、今の私達の態度、行動の日頃の原因が理解できるようになる。いつも他人のような態度、一枚何かを挟んだようなものの言い方、一体感のないよそよそしい付き合いの原因などのその真相が見えてくる。私達は付き合いが本当に下手であるが、この根本原因がこの辺りにあるのではないだろうか? そして私達は付き合いの中で、よく酒を飲む。当然のようにキチガイ酒をのむ。この中で普段言えないものごとを吐露したりする。これで気が晴れるのだと。この本当の原因もこの辺りにあるのではないだろうか?

  すると、最初からものを挟まない、綺麗な付き合いをするにはどうするかが判る。当然付き合いには、金銭、物を挟まないのは前提になるだろう。それからややこしい言葉の表現を半減することも必要になるだろう。国ごとの無限の表現がある言葉も、もっとシンプルで良いと思われる。その代わり、直感、テレパシーを重視する方法が考えられる。つまり人間本来の私達の生き方に戻すのである。これで相当に私達の生活はシンプルになる。付き合いのもどかしさが無くなる。これは本当に真心のある人間付き合いが出来る元になるのではないだろうか。

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この世の楽園

  地球は狭いのであるが、住んでいる人は多く、生き方も国によって様々である。旧い話であるが、かつて日本に調査に来た外国人(使節)は多くいるようであるが、近世以来は西洋人としては 彼らが一様に言っているのは、日本人はみな勤勉、清潔、質素。礼儀正しさ、謙虚、そして小さい頃から字をよく読むし、国民の多くは文盲が少ないこと、などと言っており、当時から驚異の目で日本人を見ていたことが判る。日本に来る途中で立ち寄った他の国々とは、全く様相が異なり、日本だけは特別だと。東の果てのこの島国でどうしてこのような文明国が存在するのか、皆がとても不思議がっていたようである。

  では現在の段階で、この日本風俗をどのように言っているであろうか? 日本もその後すっかり西洋化されて、その特徴は次第に薄れているようにも見える。それでも例えば ケント・ギルバート という人はこれに関し最近(2020)本を出して、「日本人は世界一の楽園に住んでいることを知っていますか?」 というものを書いている。この中でも日本や日本人をとても褒めている。例えば、道徳心、自由さ、公の精神、宗教に縛られないこと、正直なこと などの賛辞がやまない。これらは著者自身が外国に住んでいたから出てくる言葉で、日本人自身は殆どその自覚はないであろう。私達自身はここが楽園ですとは今まで言っていないから。

  ある意味、すでに日本人は楽園、天国に住んでいるようなものかもしれない。まさかと思われるが、実はそうだと私は以前から感じていたのであるが。いま日々外国からのニュースを聞くと、日本より他国は大変だなと感じることが私もよくある。ギルバートさんは、この世に楽園があるなら、それは日本だと、いま確信していると言っている。とうとう彼は日本を本当に気に入り、この地に住み着いてしまったようである。外国をよく知っているならそうかもしれない。改めて天国を探すよりも、ここ日本に住めばいいのではないかと。これは私も正解だと思う。彼の経験がそうさせるものであろう。私も日本を我ながらそのように思うことがよくある。このために、海外旅行に強いて出かけようとは今まで思わなかった。何故多くの人々は外国(ヨーロッパなど)にせっせと出向くのだろうと、我ながら気が知れなかった。大したことも無いのにと。

   日本は昔から天国であった(本当は更に大昔からである、この話をすると中身がハズレルので止める)。しかし日本人自身がこれを自覚しているかといえばそうでもないと思われる。人によっては生活が苦しいと文句をいつも言っている日本人も確かにいるが、世界から見ると、実は日本の国は大いにホットする国であろう。しかしながら日本も今まで相当に苦労があった。特に最近では二次大戦の時点まで(1945頃)国民は大きな苦汁を味わい誰しもが多いに苦労した。そして間もなく戦後の生活が始まったが、不思議なことに戦前の予想に比して、なんなく新しい生活にも直ぐに慣れてしまい、日本人の新しい生活を短期間で満喫するようになってしまっている。しかも戦前以上に自由に生活をしているのは確かである。窮屈ではなくなった。アメリカ軍は日本人を予想に反し、戦勝国でありながら日本人に優しかったし、思ったほど国民を虐めもしなかった(戦後の米具による占領政策は実際、陰では過酷であったと思われる、国民にはその内容全く知らせてないが)。当然、昭和天皇の見えない功績も多大であった思われる。そのため生活は元の日本人の闊達さが直ぐに戻ったようである。元から極悪人はいないし、何でも安心できる生活が可能であること。これは戦前と変わりない。変わったのはより西洋的な民主主義の強化(この悪習も含めて)である。これでさえも何でもなくクリアーしているように見える。例えば選挙の時の投票や、票の集計などもいつも早く、もたもたすることなく翌日、あるいは当日の晩には当落が大方判ってしまう。そしてこの結果に文句を言う人は一人もいない。外国では選挙するだけでも大もめして大変であるのに(アメリカの大統領選挙なんぞは大げさで、みっともないことこの上ない)。また韓国人などが日本を理解するには、その経験から10年からそれ以上かかるそうである。彼ら隣国人の体験談からすると、日本人の真の理解は直ぐには判らない。長年住み着いていてやっと理解が出来るとも言っている。反日的な韓国人などには最初、日本人が馬鹿みたいに見えると言っている。が長く住むと日本人の良さが少し理解できてくる。がそれは周りには言えない、それでもこのことを正直に吐露している韓国人はいるようである。今はこの手の本も出ている。中国人もこれに同じ。

   戦後、日本人はしばらく戦争のことなどは考える必要が無くなった。そのせいもあって日本の経済は急激に進展した。アメリカが全て日本の国防の表側を見てくれたからである。おまけに日本人は武器を持つなと、戦後の日本の法律の中に作り込んだ(くれた)ので、日本人が自ら戦争をする必要が無くなったのである(戦争放棄)。そのせいもあって、日本人は急激に経済成長をその後伸ばした。伸ばし過ぎて一時は世界の工業生産をこの一国で賄うのではというところまで発展し、慌ててアメリカは円高の為替操作(強制)にはいり、これでなんとかアメリカの面子は収まった。今では敗戦によるアメリカ支配は、結果的に功を奏したのである。さらにおまけに日本は西側諸国の強力な一員に収まってしまっている。こんな国はアジアには何処にもない。戦争で負けてもすぐに立ち上がり、経済でもほって置けばアメリカを凌ぐほどになり、その効率の良さは皆が認めるものとなった。戦後から日本の経済力は意識的な過少評価が行われ、先程のように常に半分あるいはそれ以下の評価されてきた。戦勝国アメリカがそのように仕組んだのであるが、表では為替の自由市場なるものに切り替えただけで変な操作は一切していないと説明されるが、現実は全く別ものであったと思われる。今でも気付いている人は少ないと思われる。日本ではこのことを誰も荒立てて言わないし、いまでも秘密、為替のイカサマがそのまま、まかり通っているのが国際金融である。それでも日本人は全く文句や苦情をアメリカに言わなかった。現在もそうしている。このため多くの企業が国内ではやって行けずに、随分以前からアメリカや中国に直接進出していったのである。為替の縛りから抜けるために。これで切り抜けることが出来きたが、そのせいもあって今度は国内の技術力や生産力は今では激減し、破綻してしまった。しかし近い将来またもや自前の辛抱で盛り返すであろう。日本人は国際性の感覚も優れているし、どの国に出かけてもやっていける。遜色は少しもないのであるから。

    日本人は実際どこに出かけても楽園を造ることが出来る。場所をいとわない民族と思われる。外国の遠くのどこでも日本人は出掛けて行って、満足に生活をしている。そしてその地でトラブルを出すことはしていない。これが大きな特徴で、このような民族は日本人以外何処にもいないのである。(この真逆な民族もいるが知っていますか? 世界で最も嫌がられている民族、ここでは言いません)。日本民族は何処でも楽園を造れるのである。しかも本人達はそれを意識はしていない。結果がそうなるのである。これを積極的に考えると、この日本人を旨く利用して本当の地球での世界平和が造れるのではないか? このように正しく考えてはどうだろうか。全世界に日本人をばらまいたらどうだろう? と言いたくなるほどである。この小さな国の一か所にこの民族を閉じ込めとくのでは勿体ないので、分散したらどうだろうと。これは世界平和の種になるのではないか。ただしその核の人材が日本の国内に居なくなるのは惜しい気もするが。

   この考えは我田引水ではない。日本人種の特徴なのであろう。世界はもっとこの人種を旨く利用するのが良いと思われる。実際的、現実的に行動できる人種が日本人である。目的が平和であるなら、例えばその平和を既に江戸時代におよそ300年近く実現してきた日本人である(実証済)。それを世界に広めること、これは日本人の能力の範囲にあるのではないだろうか? マレーシアのマハティール元大統領という人はかねてから、日本の国を注目してきた人で、自分のマレーシア国民に、「日本を見習え」というのが口癖のようであった。戦前と、戦後の日本人の立ち直りを含め、日本人の価値を十分知っていたのだと思われる。二次大戦の経緯や、アメリカの戦後の逆宣伝で日本人を随分悪く言う人々が、今でも日本国内ではマスコミなどに多いが、実際のところ、今見ると本当に性根が悪かったのは アメリカ、ソビエト(ロシア)、イギリスなどであり、戦後の結果を見て、これが長くなってくると、次第にその真実が暴かれてくるようである。アメリカ側の日本での徹底した戦後支配教育(日本破壊、民主教育、戦勝国支配教育、アメリカ留学)の中身に気付いている人はまだ少ないが、長年の日本人の生き方を知るなら、二次大戦も日本は極悪人ではなかったことが次第に判るようになると思われる。今でもアメリカの尻馬に乗って日本の悪口をバカみたいに言い続けている人(マスコミ関連や、アメリカ留学で洗脳され仕込まれた人々)は今のうちに見直した方がよい。また同時に日本の数千年のあるいはそれ以上の歴史の長さと、その中身をよく知った方がよいと思われる(アメリカは僅か年の歴史しか持たない)。同時に考古学のみが古い歴史ではないことも知っておくことも必要がある(今の考古学のやり方は物事の真実を知るのに有効な手段では全くないこと、この歴史学習法は殆ど役に立たない)。

    楽園作りは実は日本だけではないと思われる。本来、地球はどこでも楽園であるはず。それがどうして、紛争が世界中で無くならないのだろうか? なぜ他の民族は少なくとも日本人のように平和にものごとを進めることが出来ないのであろうか? 日本人は遠い昔にこれらの経験を既に済ましているのではないだろうか? 早手回しでこれを体験済であるということかも知れない。ならば、これは民族の転生に絡むものになる。直ぐには説明が出来ない内容となる。だから日本人はこの意味で民族のまとめ役、模範役を担う者ではないだろうか? そのように考えると解り易くなる。地球世界は私達日本人を、今以上に旨く使い回すのが今の時代ではないだろうか。世界が平和になりたいなら、日本人を旨く使ってくださいと言いたい。どうぞよろしく。

   NHKでは日頃、日本の宣伝番組にも見えるようなものを長年放映している。「クール・ジャパン」というものである(BS番組)。この番組は日本の習慣、習わしなどを取り上げて、外国人と一緒に見る番組。これは結局日本への誉め言葉、事例が多いのであるが、日本人を客観的にみる目を養うのに大変に便利である。本当はこれに至る日本人のルーツの部分があり、この本当の理由を追求してもらいたいが、これは大変に根が深いので、今の取材ベースでは情報取得が難しいかと思われる。

   昨今は、観光ブームも相まって、日本人気が更に高まっている。日本の文化を取り入れて、ついでに日本人の生き方の真の部分を深く感得し、自国に持ち帰って役立てて貰いたいものである。また現実にそれを実現しようとしている外国人も徐々に増えている。楽園はどの民族も自分で造ることが出来ると思われる。日本人のように相手に一見負けたように見えても、したたかにその後、自分で立て直すことも必要と思われる。今、世界で虐げられている人達も日本と同じ要領で立ち直ってもらいたいのである。結局、天国は自分で作るものと思われるから。他力では天国は出来ません。

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夜空になぜたくの星があるのか

 天空の星の存在を解り易く実用的に説明した人は、地球ではなかなか見ない。天文学ではこんな星やあんな星が沢山あって、それがどれほど遠いとか、大きさがどうのとか、その動きはどうのとか、占いに使用できて便利である、などの議論や説明(物証的)はたくさん昔からあるが、肝心な星自体の存在目的、理由そのものを、実用的に説明した人は少ない。肝心なことであるにも関わらず日頃、皆は知らん振りである。それを知らない皆も星を見て勝手気ままにおとぎ話をつくり(アニメでの宇宙物語を含めて)、聞いて、それなりに皆満足しているが。当然いままでは地球外の惑星や星に簡単に行けなかったから、これもやむを得ない事情なのであるが。地球惑星は自分で住んでいるので判るが、他の惑星との関連が私達はいま一つ、或いは全く判っていない。

 このように星は 何のために、どうしてあれ程の無数の星があるのか、そして宇宙自体はなぜあるのかの回答は、今まで誰も実用的に説明しようとはしなかった(このテーマは他項でも既に少し述べているが、重要なのでここで再掲する)。 そしてこれと同時にもう一つ大きな問題、疑問は、私達人間自身の存在目的である。この二つの重要疑問はこの地球人の根幹に関わる問題のように思われるが、これを真剣にあるいは実用的に考える人は今も少ない。宗教的には沢山の専門家が教義の中で述べられているかもしれないが、或いは占星術の中などでは理由はともかくこの星を大いに取り上げている。

 しかしこのように星の存在の根本的な話を日頃することなく、果たしてこのようなことで私達はよいのであろうか? 昔から夜空に星々があるのは、それは元から決まっているもので、今さら疑うこともないのだ、という答えが多いと思われる。しかしこの星々の現実的な説明が今では可能である(現在は他の惑星の情報が少し地球の私達の中にも入ってきたので)。私達は地球内のことをこれ以上はないというくらい、探検や珍しい景色を探しまくった。高い山などは危険を冒してまで皆が何度も登るようになった。だが肝心なものを見ていないようである。つまり地球の外の様子である。宇宙は広いことはなんとなく解っているが(地球内とは問題にならない位トンデモク広い)、なぜかそこに積極的に行こうとはしていないし、この意味でさほど関心を向けていない。勿論簡単には行けないのは解るが、あまりにも私達の思考範囲が狭すぎるのではと思われる。宇宙は地球よりもっと広大なのに、ごく小さい範囲のこの地球だけに限って、そこだけで大満足している。地球の高い山や、海の中に何度潜っても、地球は地球なのである。私達は常にもっと地球の外、宇宙に多く目を向ける必要があると思われる。  

 まず我が太陽系とその惑星のことであるが、ここから改めて少し見てみよう。見た目ではこの太陽がその中心であり、昼と夜、私達から見ると空で最も光って見える天体である。そして地球の天文学が教えるように、この太陽には多くの惑星(私達地球を含め)が付き添っているが、惑星と太陽はいずれもそれ自体は、実は最初から自らは光っているのではないようである(これは他の惑星からの情報)。本当は太陽と惑星とが互いに力を出し合って、惑星内で太陽の光の素を放つ(化合させる)のが本当のようである。つまり太陽も惑星もそのままでは光ることはないようである。太陽は最初から自分で光っているものだ(核融合反応とかで)と今まで私達は教えられているが、本当はそうではなさそうである。太陽は最初、自ら黒い光(ある種の磁力線のようなもの)を出しているようで、地球人が見るように煌々と最初から光を無駄に天空に放っているのでは決してない(地球では太陽光輪が大きく見え、自ら光っているように見えるが)。 本当の宇宙空間では太陽は黒くて、目では見えない天体のようあり、かつ太陽本体も私達が考えているように、それほど大きくはないようである。常にこの天体は宇宙全体を明るく周りを照らしているのではない(このような無駄はしない)。そもそも光を放つには太陽の他に相手の惑星側の磁力線、大気(空気)の存在が重要であり、これが不可欠の要素となり、この両者の結合(太陽の力と地球の力で化合する意味)で初めて光が発生するという仕組み(父母性原理のようなもの)。つまり惑星内での発光現象(化合作用)がそのとき初めてで起きる。地上からは昼間に太陽が輝き、夜に多くの星々が見えるのは、太陽の力と地球の大気内の力が多く存在するからで、我が太陽だけでなく、他の星々も地球の大気のおかげで見ることが出来るというわけである。だから逆に私達自身が地球から遠く離れ(宇宙船で)、大気のない宇宙空間に入ると次第にこの星々は見えなくなるし(宇宙空間は真っ暗だと言っている)、しかも太陽自身も真っ暗となって何も見えなくなるのが真実のようである。

 そして地球などの惑星や月面など他の天体に私達が降り立つと、初めてそこには大気があるのでその効果でまた太陽や星が見えるようになる。例えば私達が地球で飛行機に乗ったとき、上空1万m位(10km)の高い高度になると、平地より天空は明るく青さを増すのではなく、意外にどす黒くなる。これは自分の目で飛行機の窓の外、上方を確認したらよい(東京~福岡便などはこの高さで飛ぶ)。そして太陽の光輪も地上ほどまぶしくはない。さらにこれが上空になると、次第に空は暗くなっていくと思えばよい。最後に天空は真っ暗になるだろうということ。太陽は宇宙全体を煌々といつも照らしているわけではない。

 地球の知識では月面には大気が無いのだと(公式にはほぼ真空だと)今でも言われているが(NASAは月面に行っても大気がないこと証明しようとしたが、本当にこれが成功したかは不明)、実際には多くの大気が月にはあるが(地球の50%程度 別項参照)。だから夜になって月面に立つと星(地球も太陽も)が見えたと思われる。これは地球と同じ。月に大気が無いと、その姿は地球から見えないはずであるが(これ肝心)、私達日頃、月の姿を地球から見える。これは地球の大気と月の大気があるからである。月面から地球を撮影したNASAのカラー写真があるが、地球は月面からでも綺麗に見えている。つまり太陽エネルギーや他のエネルギーなどは、宇宙空間では無駄なことはしないで、実に効率的な仕組みをしているようである。そして近くの惑星、遠くの惑星も均等に太陽の黒い磁力線が届くように、惑星間(天体空間に)には適宜ブースタ装置(惑星間の増幅機)があり、太陽から最遠の惑星でも均等にこの太陽磁力線が届くようになっているようである。だから地球の今天文学が教えるように、太陽から近い惑星が熱くて(水星、金星)、地球のみが人類や生物生存に適し、これより遠い惑星(木星、土星、冥王星など)は凍るほど寒くて住めない、ということではない。正しくはその太陽系の惑星はみな均等な環境保持がなされているのが実態のようである(この説明は地球では未だされていない)。そして太陽の見た目の大きさであるが、本体は私達が考えているよりは遙かに小さく、他の惑星ほどの大きさのようである。太陽は地球よりけた違いに大きいのだと、今まで私達は考ええているが(今の天文学の教え)、これは光輪のせいで実際の本体は遙かに小さいのではないか。この太陽と惑星の仕組みは、惑星同士が均等の機会が与えられ互いに差別がないようにとのようである。地球では勝手な差別を他惑星にも抱いている感じてあるが、宇宙はそのような地球人の勝手な判断は全く不要のようである。太陽も必要最小限の働きで、そのものは黒い天体であり、大きさも控えめで私達が考えているように巨大な天体ではないのかもしれない。惑星も皆同様な環境が保持出来る様に造られており、地球だけが生物生存に適する惑星では決してない(実は地球人のこのしつこい説明は地球製の進化論を堅持するためのもの、つまりニセモノ情報保持のためと思われる)。他の惑星は心配しなくてもすべて、ほぼ地球に近い環境が大昔から維持できているようである。地球人のように他の惑星を異常な環境(人類生息不可能とよく説明される)を持っている、などと最初から心配することはないと考える方が正しい。他の惑星の生活環境を心配するのは宜しいのであるが、地球惑星がほぼ全表面に亘って生活が今出来るのと同じように、他の惑星でも人類などは生息が可能なように最初から創(つく)られていると思ったらよい。当然、空気とか水も存在している。かといって何処でも生活が直ぐに出来るという訳ではない(後述の別の意味で)。生息そのものは原則どの惑星でも出来る環境と考えるのが正しい。

 ここで星の存在であるが、上記の基本的考えを持っているなら、結論からはもちろん無駄な星、惑星は何処にもないということになる。地球自体が大切であるように、どの星、惑星も無駄なものは最初からただの一つもないのである。すべて基本は地球とほぼ同じ(これは重要な情報)。私達が考えているように地球だけが特別ではなく、宇宙的には無数の惑星が同じようにその役目を果たしているのである(地球の進化論、宇宙論はこれとは違ったことを日夜シツコク主張しているが)。この地球人の間違った感覚をまず見直す必要があると思われる。

  我が太陽系に付随している惑星は現在地球人が現在知っただけでも9個ある。このうち冥王星は(別項でも述べているように)粒が矮小で小さく、他の惑星とは同等に扱えないという不平等な扱いを受けて、以前に惑星から公式に外されてしまった。これはとんでもない話で、冥王星はしっかりした太陽系惑星の仲間一つで(第9番目)あり、人も住んでいるはずである。いずれ冥王星は太陽系の惑星に慌てて戻されるであろう。そして更にであるが、この外側に他項でも述べているように3個の未知の惑星がまだある。このうち10個目はかなり前から地球でも予想されてはいるが未発見になっている(未発見の本当の理由は判らない、あるいは既に知られているかもしれない)。そして更にこの外側に2個ある。すると、我が太陽系には合計12個がそのメンバーなる。この形が他の太陽系をも含めた普通の形態だと彼らは説明している。他の太陽系もほぼ同じと思えばよい。この惑星の生活環境は皆、均等に与えられており、極端に差別した環境はなく、何処も人類や他の生き物の生息に適した環境が造られている。    

 地球ではそこには何が住んでいるかも判らない、人類が住めるかも全く判らない、空気があるかも判らない、水はあるだろうか、など相当に人類生存は不可能という勝手なイメージが既に多く作られているが、何ということはない、どの惑星も、人類生息、動植物の生息に何の不足もない惑星や衛星である。地球とあまり変わらいと生息条件が与えられていると考えてよい。これが宇宙の原則である。多少に違いがあっても、地球内での環境変化程度を知っているなら、驚くに当たらないものと思えばよい(地球内の生息可能な環境だけでも実際に驚くほど幅広いから)。最近日本では独自にごく小さな星のカケラを見つけて、探査機で調査をしているが、いずれも同じような結果が出るはずである。同じ宇宙のチリから創造されたもので、地球内の鉱物と大して変わるものはないはずである。  

 さて本題の他の惑星や星々の存在意義であるが、我が地球を見ると判るように、最も重要な目的は人類の生息と同時に、他の生き物の生息である。もちろん生きるだけではない。特に人類は生きてその意味を学ぶこと(自覚と覚醒)、これが最終目的なようである。覚醒とは人類自身の大きな目標になっており、残念ながらこの学びの点で私達は大きな勘違いがあり、その意味の多くをとり違っており、迷ったまま(お互い日頃から馬鹿げた互いの生存競争にだけ今だに明け暮れているので)の情報不足が長年続いてきたのであるが、ともかく我が地上では人間同士の争い、混乱が現在も止まらないままで、実にブザマな生き方をしている。これは全く間違った生き方で、宇宙的に見てあってはならない生き方になっている。この混乱のため平和が来たためしがない(この数千年かそれ以上)。この混乱のために宇宙情報が自らまともに手に入れられず、気づかず、少しも覚醒が出来ないし、このため私達の生き方自体がいつまでも定まらない。かつ地球に住んでいる人々は他の星々に真剣に興味をまだ持っていない(地球内ではすでに人々はもめごとでウンザリしているためか宇宙にも興味も持たず、情報閉鎖)。自分達の混乱が原因で身の周りが大変に忙しく、他の惑星のことなど興味を本気で未だに示す余裕がないのが実情である。あまつさえ地球以外の情報に関しては、出鱈目なニセ情報(宇宙の実態を大衆に知らせないためのヤラセ、カクラン情報が多く、ニセ進化論などがその一つ)が大変に多く、これが隅々まで流行っており、この日常のニセ情報のため、まともな宇宙情報が広まる雰囲気はない(意識的に混乱情報を強力にまき散らしている人が陰に居ること、本人達は全くその自覚もない人々、あるいは明確に知った上でまき散らす人がいる)。また同時に身勝手な宗教などが沢山ばらまかれており、この中で誤った宇宙論、世界観が好き勝手につくられ、キチントした宇宙観を皆が今迄もつに至っていない。それでなくても日常の生活は、自分達の糊口(ここう)をしのぐだけの世界的最悪システムが強引に採用されており、誰しも緊迫した大変な思いをしている。宇宙を含む世界観を考える余裕が誰しも日頃持っていないのである(これにも根本原因は大衆操作がなされていると思われる)。日本はまだいいが、世界を見渡すと更に皆が身の回りの生活に汲々としており、宇宙を考える暇はそれこそ全くない(そのように強いてさせられている)。ぼんやりしていると自分の命すら危ない。宇宙から見ると、実に滑稽な事態、これがいまの我が地球の偽らざる現状である。こんな状況で地球人が宇宙に思いをはせることは至難の業でもある。がしかし宇宙は宇宙なのである。  

 ここで話は変わり、人間の転生の話になる。他項でも多く述べているが、転生は今の私達には大変に理解しがたい(感覚次元が日常と異なるため)。私達の周りで何の疑問もなくこれを認めることが出来る人は実際の数は少ないと思われる。統計を取ったわけではないが、しかし昔からゼロではないと思われる。自分の転生をはっきり自覚して、その一生を黙っている人がいると思われる(これをあからさまに言うと通常は周りからキチガイ扱いにされ、住みにくくなるから黙っている)。  

 人は転生で死んだ後に他の星に生まれ変わること、これが肝心な点と思われる。この星々や他の惑星自体が、実は転生先の対象(住む場所)となるという意味である。このように多くの夜空の星はこの転生の移住先そのものであること(地球でいう霊界、幽界などでは決して無い意味にもなる)。日々地球でも多数の人々が死んで自然に転生をするが(地球人はこれを殆ど通常は無視、無自覚)、私達人間にはこの移住先が私達人間には絶対に必要なのである。人間は死んだらあとは何もないということはあり得ない、それが転生である。よくこの世は一回回きりの人生と言われるが、果たして一回きりか? 一回きりなら「思いっ切り好きなことをやったらいい」と無責任な人々は大きな声で周りに言いふらす。これが実はトンデモナイ大きな間違い。進歩のない生き方を今迄通り繰り返してよいならそれでもよいだろう。生きる意味を全く考えない無責任な生き方は確実にそうなるから。さてこれで良いのですか? いま地球では皆がトダンの苦しみを味わっている。日本はそれほどでもないが、地球全体はいよいよ行き場がなくなっている現在の状態である。これを自分だけは「そんなこと知るか」と言って無視できますか? 人間はこれを無視できない生きものであり、これを逆にあたかも自分のことのように心配して当然なのである。究極、私達は誰であろうと、人の死後はどうなるかの大問題を個人でも国家としても抱えざるを得なくなる。無視できない本来のテーマなのである。逃げてもよいがいずれ自分に関わってくることので、ここからは逃げられない。しかしこのカラクリは判ってしまえば実に簡単なことになる。これ以降を読むと誰でもすぐ理解できる。 

 つまりこのカラクリとは、「転生」のことである。生命エネルギーの移動のようなものである。命の仕切り直しと言ってもよい。人間の肉体は機能的に不具合や、寿命、事故死 等がくると、その本体の方は(エネルギー)肉体から離れて即、例外なく移動をする。そして肉体はそのまま残り、周りの者は通常今でも葬儀をして埋葬や火葬をするのであるが、一方、本人の不可視の生命本体は例外なく、一瞬で移動をする。このエネルギーは宇宙を平気でまたいで行く。誰しもそうであるから普通であり珍しくもない現象と思えばよい(但しそのエネルギーは目に見えない)。私達がその実態を自分で知らないだけ。自分のことなのに或いは、今まで誰しも何度もそうしてきたことなのに、それに気づかなくなったのである(古い昔は知っていた)。       

 私達は誰しも多くの転生を既に重ねてきている。エネルギーの保存則と同じように、不可視のこのエネルギーは肉体が死んでも、消えないと思われる。これが有難いかどうかは今の私達には全く判断つかない。これが転生。いやでもそうなると思ったらよい。宇宙の仕組みは、いま地球の私達が急いで結論などを言える立場にない。同時に転生もそうである。自分が死んだ後の仕組みについて、今の地球人は全く無知になってしまっている。その結果、地球で私達は好き勝手を沢山するようになって来たし、自分の魂に責任を持とうという感じも無く、今後もしようとしていない。果たしてこのような生き方でいいのか? もっと進んだ考え、現実的で更に納得できる考えはないのか? 他の惑星からの情報によると、人間は死によりそのエネルギーは他の惑星に瞬時に移動し、次の惑星で赤ん坊の生活を始めると明確に言っている。つまり転生になる。死んだ肉体はそのままにして、生まれ変わるというのが正解。時間はかからない。瞬時にこの生命エネルギーは移動するようである。逆に地球に生まれてくる人々も同じ。他の惑星から転生してきたものと考えられる。転生の途中で天界や、幽界にウロウロするのは、地球人のこれまでの説で、これらは皆無視してよい。これらの雑多なものにこだわると、宇宙がいよいよ判らなくなる。  

 するとこの多くの惑星、星々が人間には必要になると考えられる。それが夜空の星、あるいは惑星となる。これが判ると(ピンとくる)宇宙的なこの説明に大変に納得がいく。無数の星はそのために輝いていると考えると誰でも解り易い。そして子供達にもこの説明が旨く出来るし理解がし易い。実にすんなりした説明になる。これで今まで地球で説明されていた、霊界とか、動物界とかに行く、地獄に行くなど、あるいは人間の一生は一回きり、とかの今まで実に怪しげで、トンチンカンな説明は殆ど意味はなくなり必要で無いことが判る。この説明で真の生命カラクリ説明が互い出来るようになる。生きることの実態証明が、自分でも理解できるし、誰しも互いに生きることの実態を共有できるようになる。曖昧な生命説明を今後しなくてもよいようになるから。

 このように転生を私達各自が明確に自覚できるようになると、自分や宇宙、生命のカラクリの基本が宇宙の星々を含めて誰しも少し判ってくる。転生が何なのかを、地球内で幾ら今迄のように議論しても(物証探し、証明、データ、論理造り、霊界ほか)、この宇宙のカラクリを実感することはまず出来ないだろう。しかしこのような宇宙的説明がなされると子供達でも納得できる感じになる。しかしこの場合に我が地球では、その転生を物理的な説明をせよ、あるいはデータ、数値、物証、証拠、記録 はあるのか?と、直ぐに多くの人々が理屈っぽく迫るであろう。しかし今の科学レベルではこれを地球的に説明する手段はない。出来ないのであるが、実際にはする必要もない。自分たち自身もそうしているから。つまり本来これをむきになって今の理解レベルで説明(低レベルのまま)する必要はないと思われる。これが元から(大昔から)の宇宙の仕組みであるから。先ほどのように私達の先人たちはおよそこのカラクリを知っていたようであるが、別項でも述べているように、私達は自堕落で、怠惰な生活を永く続けているうちに、この肝心なことを知る、知覚やその能力を忘れてしまったのである(目の前の損得のやりとり、駆け引きだけにただ気を取られていたので)。

 そこで今になり、皆は転生など認められないと公に言っているだけで(大声を張り上げて)、かといって今の私達が持っている最新の自慢する科学自体で、では人が死んだ後のことや、人間の存在理由、その目的、そして我が太陽系、他の星々の役目をキチント、これと同じように自分達で説明、照明できますか?  今までの生活態度(自分勝手)、姿勢ではおそらく絶対に何も説明納得は出来ないと思われる。お手上げであり、今までのように知らんふりするのが関の山というのが最初から判っているから。今までがそうであり、これからも理解レベル自体を上げない限り、間違いなくそうするであろう。 

 命を先ほどのように有意義に説明するのは、このまま横着な態度(地球内ではこの考えが殆ど行き渡っている)では今の私達には無理であろうと思われる。死んだら人間はその後どうなるのかの結論が、今もこのように自分たちの科学や哲学で誰も結論を出せずに、大いに揉めたまま曖昧なのである(なんとか結論を出そうとしているが)。私達は結局肉体そのものだけに何時までも拘るので、生命の根幹本質に積極的に手を付けようとはしない(逃げの一手、或いは怖さもあると思われる)。死んだら何処に人間は行くのでしょうか?と、ポカンとしたままになる。実に情けない状態。まさに生命の本質に対し、今の私達が持つ、科学や医学はド素人なのである。人間の死は肉体の死のみだと盛んに今も確認している(病院では心臓に聴診器を当てみたり、心電図の確認のみでおしまい、これ以上の生命の有無の確認は一切しない)。 先ほどのように実は死んだら本体(生体エネルギー、又は魂の表現しかできないが)はその直後に別の所(肉体)に移動し直ぐに転生している(例外ない)。いつまでもその場にもたもたして居るのではない。死んで残された肉体は生気が途端に無くなり、殻になって、本体が居ないものになり、その肉体は単に腐り始めるだけのことである。これが本当の真実。もちろん今まで肉体を造っていた分子そのものは肉体としての貢献した記憶(分子としての)はあるが、それだけのこと。一番大切なのは私達が今よくやるように死体(ナキガラ)ではなく、直前に転生して行った本体(エネルギーまたは魂の力)の方なのである。別項でも述べているように、これは先ほど書いたように私達の科学いうところの “エネルギー不滅の法則” の様に捉えたら解りやすい。これが次の新生児(新しい肉体のエネルギー、パワーとして宿り)いずれかの惑星(地球を含め)で誕生し、そのエネルギーが新しい肉体の核となり、その後また一生を歩んでいく。転生の本体はその惑星に移動して生き始め、一つの核として生命を継続すると考えるのが最も合理的である。私達は今まで人間の真の本体という意味で、肉体のみにこだわっており、肝心な人間の本体を見過ごしてきたのである(見失っている)。人、隣人、万物をおろそかにする今の私達の傾向、性根は、この辺から来るものと思われる。私達は人間の本体をいままで、心、心臓、脳の組織、神経、などと想定したりしているが、どれも的を射てない。それもそうである、人の本体は見えない不可視のエネルギー、あるは魂、意識、であるから。実は私達の「心」は不可視であるが、心は真の実態ではない。これは肉体と意識をつなぐより肉体的なものであり、肝心なのは魂、意識、エネルギーそのものと考えた方が正しい(この辺りのカラクリは他項を参照)。 

 そして肉体が死ぬときにその魂は自分にふさわしい惑星、肉体を自ら間髪を入れず速やかに選ぶのである。このやり方は誰でも同じ。この過程はしかも自動的になされる。私達がいつも物語りで説明している「閻魔様」も「地獄」も実態はさっさと通り過ぎてしまうのである。閻魔とか地獄は現世で私達が勝手に想像したもので(宗教界が主に教えたもの)、地球以外にそのようなものがあるわけではない。人間はそもそも最初から(生まれる前から)宇宙的なのである。それを私達地球人自身が日頃殆ど自覚をしていないだけである(自堕落した生活のみをしていると)。私達の今の生命に対する理解度がいまそういうレベルだと思えばよい。

 逆に見ると、誰であろうと死んだ人はこの魂の肉体的受け入れ先がないと、宇宙的に大変に困るのである。急に死ぬ場合で転生を受け入れるとき、あるいはいかなる時でも、その魂に相応しい肉体、惑星を用意する必要がある。そこで地球を含め多くの惑星を宇宙的に予め用意しておくのではないか。急死の事例も地球では多々あり、その為の用意は宇宙にはあるのだろうか?と思われるが、実はこれは数においても全く心配には及ばない。いつでも宇宙はこの受け入れができる。これが宇宙全体である。私達の日頃の死や突然死も平気で受け入れる。つまり宇宙からみると地球の死ぬ人の人数など、ものの数ではないから。今の地球人の大半が一度に死んでも宇宙は受け入れるだろう。ご心配なくといったところ。だからといって大半が死ぬようなことは決してあってはならないが。 

 このことで地球では死んだ肉体のみをことさら大切にし、ミイラや骨を末永く祭っている。本当は居なくなった本体の魂(エネルギー)の移動して行った方が最も重要なのに。このトンチンカンな行動を私達はこのように永くとってきていたのである(これは大半が地球の宗教の影響が最も大きい)。何が大切なのかを親達自身も知らないし、子供にも教えていない。互いに教えられないままである。私達は今まで生死の前後の経緯は盲のままで生活してきたし、今後もそうしようとしている。勿論生きている時もこのように私達の考え方は盲で幼いのであるが、そのため死んだ遺体や骨のみ、位牌などをことさら重要にして、本来の魂、本体をお粗にしており、死後は自分の生命本体が何処に行ったかも知らないまま(自覚がない)。扱いが完全逆になっている。これで互いに地球人はまともな良い生活が送れるわけはないでしょうと言いたい。全く人間本体を反対に扱っており、しかもこの逆転生活を自ら感じていない。いくら骨を敬って、仏壇や祭壇を大げさに飾っても何も効果は全くないのである、これこそ真実。私達は人間の本体を最初からとり違っているであるから、良きことが願い通りに何時までも起きるわけはないである。

 つまりは生きている隣人を正に今生きている間に、その時にこそ大切にすること、これが私達には肝心な行為なのであって、決して死後に抜け殻や、骨を祭ることではないないのである。今のように死んでから人を大切にするのは、タイミングを完全に逸しており、生命本質のとり間違いを最初からしている。このままで私に幸せが何時か来ると思いますか? とても無理ということが誰しも明確に判りませんか?       

  ところでこれらの魂の認識の方法であるが、単にこのような説明で、あそうですか、と一言のもとに了解されるようでは説得し難いものであるが、これが人間の存在理由と、星々の存在理由は、対になっていると考えたら判り易い。片方では成立しない。ではこのカラクリの納得はどのようにして行うのだろうか? これは私達が今まで経験するような地球的論理性や、視覚の確認は要らないものである。これにこだわると転生、生命が全く判らなくなる。実はここが今の私達に理解困難なところである。

    これを解り易く簡単に言うと、例えば今私達の中で特定の異性が好きであるというときに、あるいは、あの音楽や、絵が好きだというときに、私達は理屈や論理性を必要とするだろうか? おそらくそんな論理や理屈をそのとき聞かれても、相手は野暮な質問だと感じてウンザリするだろう。同時に好きな理由を自分本人としても明確には答えられない。これはつまり“直感”または“フィーリング“に類することであり、これ以外にないと考えられる。転生における魂の移動の理解は、これと同じ”感得“が必要、あるいはこれに近いフィーリングと思えばいい。全く同じではないのであるが、ほんの少しばかり近い。 転生、生まれ変わりはワンサカ日常的にどの惑星でも普通に行われているが(地球は特に多い)、 この中で生命、魂、エネルギー の真の理解、感知を行うにはこのように直感、フィーリングが不可欠の類と考えるのが判り易い(ピンとくるか否か)。そのものでは決してないが、この説明が最も近い。これでもピンとこない人は多くいると思われるが。私達はここに出てくるこの「直感」を日頃、意識的に磨かないかぎり(鋭敏にする)、これら魂の移動転生、存在意義などは理解することは何時までも出来ない(テレパシーの理解もこれと同じ)。 別名これが「五次元」とか言われたものである(次元という言葉は使わない方がいいかもしれない)。私達も近い内に転生時のこのエネルギー移動を証明できる機械(地球的に、視覚的に、物理的に)が出来るかもしれないが、あっても意味があるかどうかは不明であるが。いつまでも今の低次元の地球的理屈(数値や映像の証拠、論理、データ、屁理屈)に拘っている限り、納得はしないだろうということ。そして転生なんてないし、それが他の星の存在とは無関係なのだと頑固に言い張ると思われる。当然自分の死んだ後の行き先も最後まで自分の中では不明なままウヤムヤとなる。このせいで私達地球人は自分の惑星での役目や、自分自身の人間としての本来の役目、この肝心なことが教えられてもいないし(機会がない)、そもそも自分で感じる力がこのように誰しも今はない(低次元で直観力が貧弱)。そして首を地球の穴の中に突っ込んだまま、意固地になって宇宙、生命本体をまともに見ようとしていない態度に見える。”その証明が必要だ“と自分の流儀(三次元のみにこだわり)に固執し何時までもここから抜け出すことが出来ない。その間に宇宙はどんどん変化し動いているのに。

  ここで少し話を変えて、宇宙飛行に絡む事例であるが、別項でも幾度も説明しているが、NASAで月面に到達したスタッフの中には、宇宙空間で地球では感じなかった感覚を感じたと、多くの者が説明している(著書も出ている)。これが実は直観と思われる。このメンバーはそもそもこの感受力で特に優れて人材という訳で選択された者では決してなかった(飛行士の人材採用で直観力が項目で取り取り上げられてはいないと思われる)。その意味で普通のアメリカ人なのであった。しかし真のこの宇宙空間(地球の勢力圏から外れた空間)では人間の感受力を変化させたのである。というより人間本体の元からある感覚が復帰するのである。ガチャガチャした混乱のさ中の地球上では感じなかった感覚、これが元に回復するのである(里帰り)。そこで彼らは宇宙船や、月面で不思議な感覚(飛行士は旨くこの感覚を地球に帰ってから説明することは出来なかった)を感じたのである。つまり直感、フィーリングの回復である。言葉による説明のグダグダは要らない世界のことである。なおこの感覚については、NASAは帰還後に特に飛行士にこの点を問うことも誰もなかったようである(その変化を彼等スタッフも元から知らなかったし、予測出来なかったから)。そのため飛行士の彼らはこの感覚を強いて自ら喋ることもなかったと、のちに別の人からインタビューを受けて説明している。そしてこの点を聞かれたときに、「よくぞ聞いてくれた!!」とほっとしたように回答しているのである。実はこのことが最も最重要な月面での獲得情報であったと思われる(拾ってきた石ころなんかよりも遙かに)。これはNASAスタッフも米国民もそのとき知ることがなかった。そこでこの宇宙空間のフィーリングの変化は、誰も気づくことでは無かったし、どうでも良いこととして捨て置かれたのである。私達の地上の価値観は最初から逆転しているから、これが理解できないのである。つまり私達がこの直感を大切に日頃生活しているなら、宇宙空間の意識変化はたやすく理解が出来、テレパシーによる前向きな情報をさらに利用出来たに違いない。折角宇宙に行ったのに実に残念なことであった。積極的にこの実験をするべきであったのであが、地球外で得られるこの貴重なチャンスを知る由もなかった。地球内では残念ながら精神波動がどこも低劣で宇宙空間のように受信する機会がほとんどないのである。    

  転生の説明でみると、地球で生まれた子供達はいままでの過去世を持っているはずである。過去の体験を多く経ている、ならばその子はその過去世を思い出すのか?ということであるが、残念ながら地球に生まれてくる子は(親と同じで)互に簡単には思い出せない。何故なら過去世でも今と同じように見境のない自己中心の、親と同じ生活をお互いがしてきており(感覚が今の地球レベルの生活)、本人は来世も過去世も判らぬまま、いま地球に住んで居るという状態だと思えばよい。すると、自分は一体どこから生まれ、死んだら何処に行くのだろう? という根本的な宇宙的質問に自ら答えることがまず出来ない。言えるのは人の一生は一回きりだという、実に情けない金科玉条のような私達の決め文句である。転生なんてあるか?と寝ぼけた強がりをいつも言っている。 地球と宇宙の大きな違いがここで理解できますか? 彼らとの認識のとてつもない大きな開きがあます。これを私達は知っておくべきです。     

 私達が生まれ変わりを認めざるをえない理由としてその事例を挙げてみると、私達が日常よく見るのは子供の誕生である。日常私達はよく見る光景であるので注意したらよい。生まれてくる子供をよくよく見るのである。幼少の頃よりその子は自分の好き嫌いや趣向がはっきりしており、自分というものを明確に主張するものである。親、兄弟とは全く関係なく、各自の個性が生まれながらに明確にすみ分けを主張する。これは親が教えたわけで決してはない。持って生まれたものとしか言いようがないものである。予測も全くつかない。これはどの様な人でも例外がない。自分で言葉も未だ云えないような小さなこの生命が、生まれた時から個性を持って自分を持っているのである。これ自体が過去世からくるものと考えた方が最もすんなり理解できる。誰に教わることもなく、内部で知っているもの、これが過去世、個性というものである。すると、転生は自分の過去世をもって地球に生まれてきているという、この説明が少しは現実味が出てくるのではないか。そしてその子の死んだ後は、この地球体験をもって他の惑星に生まれ変わることになるという、この説明が何の不思議でもなくなる。これが生命の連続である。判るだろうか? 転生のときは今までその子が持っていた日常に見られる能力とは少し違う、転生の力を使って瞬時に他の惑星に生まれ変わる。同時にこれで判ることは各個人の個性特徴は勝手に親や大人たちがいじってはならないという法則である(これは別項でも述べているもの)。     

 ところで私達の身体そのものはどうであろう。人間の身体は最初から高度な作りになっており、私達がいま耳にする“進化論”などで、何万年もかけて複雑に進化してきたというのはトンデモナイ大間違いである。この人体構造は創造の最初からそのようにイメージされ、精密に造られたものと思われるのである。こちらの方が正解。正に正確の法則(迷いが最初から全くない)で人体は創造されたと言ってよいであろう。進化論が言うようにあとで次々に機能を慌てて追加されたものでは決してない。他の地球の生物も同じ。手抜きはない。だから人体に私達の幼稚な知力(叡智ではない)で手を加えるところなどは微塵も、何処にもない。同時に人間の直感は私達自身が訓練することでこれから身に付けていくものであり(本来の能力を思い出すこと)、単に身体自体の進化で身につくものではない。そしてどこの惑星自体も人類がそれを利用すべく、同時に創造されたと(人体と同じように)思われる。人類と惑星、宇宙は対になっている。偶然は何処にもない。これが正解と思われ、素直で肝心な考え方と思われる(この話は地球の宗教の話ではない、進化論自体の方がメクラになったニセ宗教なのである)。その意味で私達は、直感を含め既に万能の潜在能力を持って生まれていることが肝心な点である。本来人間には最初から付け足すものは何もないと思われる。身体的、能力的に付け足すものは本来何もない。実は進化させるべきものは身体的機能ではなく、私達の個人の視野そのもの、考え方、感じ方の進歩、進化であり、この自分の持って生まれた内在の機能にどこまで自分で自分に気付くのか、いつ気付くのか、という本来の全体能力の自己確認がその本分であろうと思われる。 

 これが「学び」だと昔の人は教えた。「おのれを知れ」とは正にこのことだったのである。皆が既に必要な機能は最初から身体的にも備わっているという意味になる。そうすれば他人や周りへの質問は自然と無くなる。つまり悟る意味になる。当然このとき星々の存在理由も自ら知ると思われる。そして自分自身を造ったのは各人の内部にある、神の部分であり(要素)、宇宙に偏在する神でもあるということも理解できる。これ等は分離することなく、一体で作用すると思われる。私達地球の人間は(心の分野レベル)常に今の様に分裂し、争っているが、転生のカラクリには誰しも分裂などは一切ないと思えばよい。そこでの出来事は宇宙の法則に従っているから。    

 しかし今地球の私達は転生などの自分の本来の能力を日頃気付いていないし(遠くの昔に忘れたので)、自覚して利用しようとはしていない。つまり自分の有り余る能力を持っていながら、単に中途半端な人体、中途半端な知覚能力(通常の心の学習能力のみ)の使い方だけをしているので、今の様に互いに低次元な争いだけにまみれ、地球では人間同士、相手を傷つき合っているのである。そして最も私達が疎かにしている能力とは、先ほどの直感(テレパシー)の能力である。大変に勿体ない生活方法(低次元)を自ら日々選択しており、これが原因で人間の摩擦が絶えないと思われる。目の前の低次元な知力だけで生きて行こうとする効率の大変に悪い生き方(例えば現在の地球学校の、成績だけを重視する偏重教育など)。人間は本来自分の何たるか、転生は何なのか、自分の能力、役目は何なのかを気付いているなら(感づいているなら)、今の争いは初手から全く起きないはず。そもそも人間は平和に暮らせるように、各人が完全な形ですでに創られているからである(先天的な素質)。人体機能を自ら本来の使い方をするなら、互いにもめごとやいじめなどは一切発生するわけはないのである。そこで各人はこの自分のカラクリをよく知る(自覚)ことが何より重要と思われる。これを成すのが、本当の進歩というもの、自分の内在のものに自ら気づくことになる。つまり、表の生活(通常の心)と、裏の直感(テレパシー)の生活を併用することになる。もともと人間はこのような構造になっており、これを一からげに今の様に表現すること自体が無理だったと思えばよい。誰でもこの基本構造は同じで差別はないのである。

 このように私達は今まで自分の直感力を有効に使うことがないから、自分と宇宙、この両者を自ら理解できないのだと考えられる(能力の低次元化)。この状態が続くと、今の地球人のように短絡思考で私利私欲に走ったみっともない生き方になる。ひいては自分自身のことなど解ろうともしないし、他人、隣人も解るはずがない。ましてや宇宙の実態(転生を含め)を自分で知ることなど出来もしない。そして最後は自ら死後のこともサッパリ気づかない(転生してきたことを知らないし、生まれる前のことも知らない)、これが地球の私達の現実と思われる。このために日頃が粗末な感覚、例えば金銭感覚、競争意識、勝利意識、プライド などを大いにぶら下げて自慢しながら生きている低次元な姿(みっともないことこの上ない)と思われる。必要もない金銭価値観などを持っても、この宇宙には全く通用しないのである。またプライドなどを大事そうに持って日頃大手振って歩いているが(これらは転生先にもたいした意味はなく持って行けない代物)、これに何時までも拘っているのが私達の日頃の生き方。これは宇宙を知ろうという態度から全くかけ離れている。    

 「そんなものは知らんでも生きていけるし、自分にないものは強引に相手を押しのけて競争で手に入れればいいのだし、競争の世界で勝てば誰も文句は言わないだろう」と。今までこのやり方で地球人は生きてきたのであるからと、迷いは私達には全くないのである。地球惑星なんて人間の思い通りに強引に造り変えればよいと思っているが、この思想が大間違い、というのは、最近の地球自体の大きな変動を見ると、いかに粗末(鈍感で無知)なこの考えの私達でも、少しは理解が出来るようになったのではと思われる。私達が惑星破壊をしていることが日々判るようになったからである(これらの情報は、地球の真摯な研究者の研究成果と、他の惑星からの直接情報が元である)。      

  この状態を見直すには、地球人だけでも可能かもしれないが、実はここで他の惑星の情報を旨く利用するのが正しいし、これは最も効率が良くかつ的確である。他の惑星がこの宇宙に多くあるのは、前記(転生先)の理由もあるが、もう一つは互いに困ったときに近隣惑星の情報、援助を謙虚に貰うという方法が直に使えるということなのである。つまり彼らの助言である。この意味でも近隣惑星や星があるというもの。転生をしなくてもこのことは出来る。惑星同士の相互連絡援助の方法は、昔から彼らは互に当然のように利用されてきた。これを今まで有効に殆ど出来なかったのがこの辺りでは、残念であるが、我が地球惑星の我々である。しかも私達地球人は他の惑星を詳しく知ろうともせず、おかしな自前の凝り固まった考え方(地球の自前の科学、霊界やあの世、宗教のタワゴト相談)だけでものを考えてきたが、本当はそのように閉じたものではなく、本来、地球も他の惑星と積極的に交流を昔からすべきであったのである(現実的に)。しかしこれを勇気出して交流することはなかった。種々の恣意的障害(邪魔)が現実にあったからでもある。政府も大衆も他の惑星との交流などは現在本気にはしていない(混乱が予想されるので公開できないでいる)。しかしこの邪魔が取れるなら(自ら自覚、目覚める)、地球人は今の地球内での紛争に既にウンザリしている人が大勢いるので、他の惑星の情報はそのまま今は聞き入れるのではないかと思われる。ある意味今がチャンスである(ここに邪魔な情報が入ると、また混乱するので皆がしっかり迷わないようにすること)。

 先ほどのように他の星や惑星は漠然とあるいは無駄に存在するのではなく、地球と同じように大変に厳然とした存在理由があると思われる。同時に先ほどのようにこれは互いに助け合うという宇宙の法則からくるもので(この考えは非常に重要)、地球人もこのことを最初から真摯に見直し、宇宙を学び直す必要があると思われる。地球人の中でも現時点ですでに建設的な人々は確実に小数であるが居るし(潜んでいる)、イザとなると助け合う方法も生まれながらに、この人達は知っていると思われる。閉鎖的でない建設的な人々である(この人達は全く利己的ではない)。この人を前面に出し有効活用するとよいのである。今のように地球だけに意固地になって閉じ篭っているだけの考えでは、宇宙情報取得は全く成功しない。他の惑星の人々も私達を援助するために積極的に情報を提供してくれると思われる。他の惑星人は私達地球人が自ら助けることを待ち望んでいる。ただし、ボンヤリしていては何も起きないし、地球の私達も気づかない。このまま自ら助けなければ、自滅するだけである。     

  ここで私達の側の心構えについて、大切なことがある。“困っているから助けてくれ”だけでは通じない。自発の真剣な自覚と意志がないからである。私達は数千年の長期にわたって、他の惑星の存在を、ミステリーの中や、宗教、非日常的なことと差別して扱い、真剣に対応してこなかったので、多くの宇宙に対する誤解がいままで社会の中に蔓延蓄積している(この根本は作為的に最初になされたと思われる、別項参照)。まずこれを自ら取り払うことが大切であろう。他の惑星人は私達地球と基本的には全く同じ人類で、同じ太陽系の惑星で同時に(他の太陽系も基本は同じ)生活をしていることを当面地球人自身が、認識を改める必要がある。彼らの背丈はほぼ地球人と同じで、高い人種で2m、低い人種で1m程度まで様々あるようだが、平均1.6m程度であると言っている。見た目、外観もほとんど同じ。しかし別項でも述べているように、いずれの惑星も住んでいる人々は、相当に私達より感度は高いし(地球でいう知能とは別もの)、地球人同士のようになれなれしくは出来ないかもしれないが、彼らは私達を馬鹿には決してしないのでその点は安心してよい。地球では直ぐに相手との知力や見た目など(地球的)の上位下位で遮二無二比較しようなど、バカなことを直ぐに考えるだろうが、この私達がこれまで気にしている知力などは、ナンセンスの類であることをよく知っておくこと。  

  用意すべきは、私達自ら事前にテレパシーの何たるかを少し勉強しておくことお勧めしたい。テレパシーが全くないと彼らも困るし、こちら側も大変に困り行き詰まるから(テレパシーによる意思疎通が全くできないことを解消しておくこと)。またこの際に外国語のような言語習得は特に要らない。テレパシーを多少でも出来るようになったら、受け入れ態勢は出来たことになる。ただしこの途中で地球内にある在来の 心霊や、心霊通信、宗教、ニセ宇宙情報、征服欲、物欲、金銭欲、愚かな知力の比較、などにはくれぐれも表に出さないようにする。これらの地球的雑学に近付かないようにしてもらいたい。これらは彼らには全く通じないし、惑星人はこの地球的な競争やこだわりとは何の関連もなく、無関係であるから。この分別にも自らの直感を私達は使う必要がある。この意味で生半可では宇宙には通じないので十分注意のこと。民族の違いは、例えば地球では多種の(白人、黒人、黄色人、褐色人)人々が住んでいる。色も様ざま背丈も様ざま、身体能力もそれぞれである。だから他の惑星人が多少の身体などの違いがあっても、驚くにはあたらないと考えるのがよい(しかし私達が地球で空想するような異形人類はいない)。      

 そして特に重要なのは地球人の価値観である。例えば互いの利害、金銭利得、権力、駆け引き・・・・・など地球にだけにしか通用しない私達の価値観、生き方は上記の様に、思いっ切り最初から一切を事前に捨てるのが賢明である。惜しいかもしれないが(せっかく磨いてきたから)宇宙や、彼らの前ではまったく役に立たない。この基本スタンスだけでも地球人は習得するのが容易ではないだろう。この学習訓練には少し時間がかかるから。ゆっくりはできないものの、この基本を各人が学ぶには、集中して時間を掛けて数年、あるいはそれ以上かかるだろう。     

 これを続けていると、人間はこれほど多くの非宇宙的情報の中でも(地球環境)、次第に宇宙的な感覚が誰でも自分で自覚(取得)できるようになる。これはやってみなければ判らない。自分の体内にある細胞は、昔ながらの非宇宙的な習慣細胞に今まで牛耳られてきたので、容易に宇宙的な振動を最初は受け入れようとはしないだろう。自分自身ですらコントロールは難しいのである(地球環境の只中では維持するのが難しい)。やってみたら自分でもわかると思う。多少の間違いやコントロールミスは仕方がない。最初から私達地球人にはレベルアップの生活は出来ないから。しかし努力を重ねると私達地球人でもこの進歩が出来ることを理解できるようになる。今までの認識の違いが次第に明確に判るようになる。地球的でない、宇宙的な振動が自力で次第に区別できるようになる。これが大きな救いである。これは決して地球の宗教とは異なる。このことは重要な点になる。キチント区別も出来るようにしておく。

 ここまで行うと私達は夜空の星を、より親近感を持って眺めることが出来る。絵空事ではなく現実味をもって感じることが出来るようになる。そして自分の本体や転生の実相も次第に感じることが出来るようになるので、沢山の収穫が望める。誰しも生きることに地に足がついてくると思われる。今まで生きることにクヨクヨ、ヨタヨタ、あるいはつまらぬことに何時までもこだわっていたことが、スッキリするに違いない。また生きることに行き詰って自ら自分の身体をあやめて自殺するなどは、全く意味が無い(愚の骨頂、ナンセンス)ことに誰しも明確に自ら気付くようになる。実際、この方向が解れば誰でも余計なことをしなくなるし、そのような無駄をする気は起きないし、はっきり言って自殺は余計なことであり目先が何も見えなかっただけに過ぎなくなる(別項も参照)。      

 そこでこの情報をもとに、我が地球の生活を振り返って見よう。私達は死んだらどうなるのだろうと常日頃から思案するが、今までこれを明確に指南する人も周りにいなかった。出来る人自体も多くはなかった。他の惑星への転生を知らないので、死んだらそれっきりという無責任な意見が地球では圧倒的に多かった。あるいは宗教的に解釈する人も多かったろうと思われる。ともかく人生は一回きりという人は今もすごく多いのである(マスコミなどで注意していると、だれしもこのことを無意識に、あるいは平気で常識のように口にしている、気を付けて見ていたら良い)。これは同時に夜の星空についても本当の意味、実態を全く知らなないからと思われる。井の中の蛙とはこのことで、これは私達地球人そのものをいうのである。同時に今の現実や、この先が何も見えない生き方であるので、人間同士もお互い相手が何者かも判らないまま、或いはいやいやながら長く付き合ってきたのである(人間同士の価値、意味が互いに判らなかった)。自分自身を知らず、他人も何者かを知らない状態が長年月続いてきたということ。このため人間同士が真の親近感をいつまでも持つことなく、そのために、傍に居ながら互いに他人のままで、気に入らないときがあると、僅かなことで止むを得ず直ぐに喧嘩やバカげた利害紛争、裁判や法律論争、金銭争奪、断絶状態になったのである。その結果、今ではこれが更に高じて大げさになり、世界中が紛争だらけになってしまっている。これ等を見ていると、私達人間は自分や他人が何者かを、早く最初から互いに知ることが(根本的に)、大変に重要なことがいやでもはっきり解るのではないか。     

 むしろ地球人のこれまでの生活手法そのものが夢物語であったのである。ずっと地球人は夢遊病状態と思えばよい。その証拠に何時も「これ程まで一生懸命に皆も個人的に頑張ってきたが、明日はどうなるか何も判らない」と常にぼやいているが、その基本原因はこの辺になる。夢を追いかけていたのは地球人の私達自身だったのである。早く互いに目覚めるのがよいのである。宇宙をこのように認識することで、今までのように私達が多くの社会改革、運動など労力のかかる活動をなどやるよりも、各人が認識そのもの先にを変換すると、はるかに労力少なく社会の根本変革をすることが出来る。そしてその効果は今までの方策よりも遙かに大きなものなることが予想される。     

 もっと早く、自分自身や宇宙の星々を知るべきであった。だが諸般の事情で地球ではこれが大幅に後れてしまい、自分たちが何処に進むのかも判らずじまい、今のように社会全体が無知、とどん詰まり、糞詰まりの状態を迎えることになったのである。この状態を他の惑星の人々はどのように見ているだろうか? 相当落胆の念も持っているだろうが、この隣人はそれでも私達のように諦めというものを持たない。いつも楽天的で前向きな考え方をする。彼らは表立って(私達の社会運動のように)地球に手出しはけっしてしない。原則、地球人が主体で立ち直るのが決まりである。地球人の内奥からの自発性(自ら悟ること、気付くこと)である。このため近隣惑星からの援助はその全てを期待するのは不可である(間接援助は期待できるが)。身をもって改革をするのは私達自身になる。今まで培ってきた地球的旧来の手法は一旦横に置き、新しく宇宙の考え方、哲学を先に学ぶのが早道であり、これが本筋である。価値観の大転換になる(心底からの)。今まで話し合いや方針転換は地球でも種々なされてきたが、ここで提言している方法は完全に価値観を逆転させる方法になる。これまでの価値観のみでは(金銭や学業、社会的地位、持ち物、勝ち負け、プライドなど)この現状を超える(ジャンプ)ことは出来ない。これらを理解して今迄の生き方を自力で転換させる(ひっくり返る)ことが肝心となる。

 この変化に即対応できる人材は地球の中に既に住んでいると思われる。この人達を探し出し、引っ張り出して担当させる(先導)のがよい。今まで社会の先頭を走っている人では決してなく、目立たずひっそり隠れている人の中に圧倒的にその適任者(意外な人)が潜んでいると思われる。立派な一流大学卒業の人材がその資格を持つということでは決してない。今までのこれ等の地球的価値観では、この判断は出来ないのでくれぐれも留意のこと。

 ここで人間の能力のことを少し確認しておきたい。前述のよう人間は地球人を含めて既に潜在能力は全てのものを持っている(全能)。そしてテレパシー能力も当然潜在している。それなのに、では他の惑星や星々の真の意味、転生時に私達がなぜ今まで自ら気付かないのであろうか? と疑問に思われる、誰しも。この点に気付くのは良いことである。また私達が既に多くの能力を持っていると思うのは正しい。しかしこれを具体的に使いこなすには今の地球環境のままでは無理がある。この潜在能力の存在は間違いないのであるが、これを自ら気付き、自ら引っ張り出すには、本人の日頃の訓練と、宇宙自身や自分のへの理解、自覚を日頃深めることが不可欠である。単に能力が欲しいからくれといっても身にはつかない。前述のようにまず私達地球人にある今までの、物欲主義、排他主義、獲得欲、差別主義、勝利欲、プライド最優先癖(地球でのみで有効)などの、宇宙に調和しないもの、この悪癖を完全に自分の中から徐々に追い出し、無くしてしまうのが先決で、これが必須となる。この障壁をぶら下げたままでは自分の感覚を宇宙的に高めることは叶わない。個人的な今迄の地球的実利だけを欲しがっても、この宇宙的なことは一切手にすることはない。宇宙の実体にウソをつくことが出来ないからである。この摂理は小さい子供でも本来理解できる内容と思われる。   

 この場合の自己研鑽の要点を記すと、別項でも少しまとめているものであるが、まず「謙虚」であること(自分と他人に対し)は最小限の宇宙マナーになるだろう。そして他人や万物に対し「尊敬」「慈愛」の念を常に持つこと、そして宇宙的なことに対し「積極」であり「関心」を持つこと、さらにこれら目標に対し「信念」を培うこと。そして最後は「諦念」である。これで七つ。

 この最後の項(諦念)は簡単ではない。これ以前にこの前段の六つを十分に日々習得する必要があるから。そしてこの前段の一つだけでも私達はなかなか進まないと思われるが、ともかくこの基本をマスターしないとスタートが誰しも切れない。

 私達は自分のこの足元から改革をこのように始めるしかない。出来れば急いでやった方がよい、ボヤボヤしておれないから。本来、こんな議論は予定にはないもので、少なくとも初歩の段階は各人でマスターすべきと思われるものでもある。そして次の段階で自分なりに少し時間をかけると、自分に内在する能力(人間本来の)が自然に湧いてくると思われる。自力をモットーに邁進すべきである。このような努力が自分自身の能力に気付く手順、過程になると思われる。私達はこのような宇宙的な関わりを今までスッカラカンに忘れ、全く努力は何もしてこなかった(自助努力)。それどころか、足元の互いの競争(人間同士)に明け暮れて、この肝心なことを忘れてしまっていたのである。 この他の具体的なヒントやレッスンの方法は既に多くが、このHPの中でも提示されている。あるいはG・A文献にも多く書かれている。かつこれを実行する更なる詳細は、これをヒントに自分で独自に開発することが肝心と思われる。 そして各自が敢然とこの中身を自ら実行するだけである(各人に合った方法を自ら気付き、選び、見出すこと)。またこのHPで書かれたことが全てではない。人や視点が変われば内容も方向、ポイントもずれて異なる。その先は各自で開発すべき独断場の事柄の世界となる。だからやり方は各自が自由に決めるべきことになる。このためこれ以上は公開する必要はないと思っている。   

 ここらで夜空の星々の話は一旦終わることにする。宇宙は自分自身でもあり、宇宙の本体でもある。また故郷であり、いずれ帰らなければならない場所でもある。宇宙は一見遠くに見えるが実は私達の中にも昔から同時にある。私達は今でも死んだら「星になりたい」という意味の言葉をときに口にするが、実はこれは正解だったのである。あてずっぽうではなかった。ただ今でもこれを上記のように地球的に証明するものや、はっきり言っくれる人が居なかっただけだったのである。まさに大正解。

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転生のその後

  前項で夜空の星々と私達の転生の話をした。大切なのでこの続きをもう少し続ける。

 実は惑星間の転生は私達の自由勝手(心の希望)には出来ない。これには法則があるようで、自分が行きたいからあの惑星に、というわけには出来ない。そもそも人間の本質そのものはそれほど変わらないから。転生は本人の今生きているベースが基準であるようである。これは誰しも隠せないもの。つまり素の地肌、魂の基本振動数というものであり、急に死のその場(転生直前)で取り繕ってどうにかなる振動ではない。勝手(利己的)に都合よく変えられないのである。それが生まれつき魂の持っている振動であるから。そして地球の現世で獲得したものに、プラスになる振動(建設的)、あるはマイナスの振動(破壊的)の積み重ねでもって、今の自分の振動、転生時の振動が決まる。これは日常の生活の中から自然に変化していくのようなものと思えば判り易い。これを繰り返して現在の独自の振動が誰しも獲得されているものと思われる。勿論、この振動数は地球学校の成績などで表されるものとは全く異なるもの。

 転生はこのように死の直前の最終振動で次の方向、居場所、つまり転生先が決まると思えばよい。この法則の中では自分で勝手(心が願うとおり)に決められるものではない。ある振動レベルに達すると、自分でそれを選択も多少出来るようであるが、地球人の私達は選択の余地がないのが普通のようである。今の私達が転生前や転生後を知らないとはこの意味である。ある程度、魂の進歩が進むと、転生先を自分でも少し選択できるものの、残念ながら地球の今の私達にはそれが出来ない。もう少し地球を根城にして魂の訓練、生きることの意味をジタバタしながら模索するしかないのが現状と思われる。

 この転生の仕分けはこのように地球では、まだ自分勝手には出来ない。が、ある種の目的をもって明確に地球に転生をして来る人が地球にはいる。目的とは、地球人の不憫さなどを感じて、宇宙の実態を知らしめようという目的のため、逆に低いレベルの地球に転生をしてくる人である。地球人にとって有り難い人なのであるが、この人達はレベルも様々であり、地球人の私達にはこの区別が全くつかない。ある時は変わり者、ある時は大変人、ある時は目障りで嫌な奴、また尊大に見える人 まったく意味不明の人などとなる。好かれないことの方が多い人々である。ズケズケと社会にものを言う人が多いからと思われる。あるいは芸事の中で社会風刺劇を行って批判活動いる人などもいるようである。歴史の中で多々現れる、この変わり者に見える人の意図はさまざまであるが、社会変革を目指す人が多いと思われる。アジりながら周りを先導する人が多い。先覚、先導者の人々と言われる人である。この人は生きている時代には理解されることがなく、常に嫌がられるのが多いようである(殆ど死んだ後に評価される)。姿かたちではあまり信用にならないから要注意である。むしろこの人達は日頃みすぼらしくて貧乏をしている人が多い。住んでいる時には(存命中)殆どその役目が、周りから理解でされない人が多いからである。通常、彼が先導者とは誰も気付かないか。皆、彼のことをあざ笑い、大いに馬鹿にする。あるいは弱い者虐めの被害者となっていることが多い。ガリレオやブルーノは端的この類である。彼らは存命中にその主張が、真に正しければ正しいだけ熾烈に社会から批判を浴びるのであるが、しかし本人の信念は少しも揺るがない。ひどい例では獄死や火炙りの刑になるも、主張を少しも曲げることは全くない。この事例は最も激しいものであるが、実際にはこれ程でなくても、パターンは同じとなる。そして更に身近で他にもこの類の人がたくさん居るであろう。

  イエスもこの中に入る。イエスという人はこれらより更に主張が強力で、人間価値観の基本転換を訴えた。そして人が生きるのはこの地球だけでなく、他の星々も地球と同様に生活しているなどを明確に説明している(地球以外にも人の館があると説明する)。当時としてはあり得ない価値観を示しており、今ですら直ぐに飲み込めないものであったのである。ドキッとするようなことをズケズケと皆に説明した。これが時の人にも大変に受けた。

  この先駆者はみな他の惑星のこと、地球のこと、その相関について薄々、或いは明確に知っていた人々である。彼らにすると、他の惑星に人が居ることは単に常識だったに違いない。これを喋り続けるといよいよ周りから虐めをくらう。痛しかゆしである。イエスの場合は最後に磔刑という処分となった。このように地球人の精神レベルの向上のために、多大の犠牲が払われてきた(周りから同意を得ることもなく)。ともかく陰に陽に地球にはこの形で援助、努力がなされている。これを逆に見てみると、なるほどという人物は、他にもいるだろう。広く今は皆が知るこれらの人々以外にも誰しも身近に住んでいた、或いはかつて住んでいた人など、又は文献で読んだ人などに気付くであろう。この様に見ると、宇宙自体は昔から、或いは今でも 身近に誰でも多く感じる(気付く)ことが出来るようになる。そして転生自体も私達により身近になるのである。具体的に現実味が湧くようになる。

  今の地球の一般人は誰しも彼らの様に、他の惑星の様子を最初から知るわけにはいかない。そこで最初は宇宙を知らない側の立場で物事を判断する。そしてしばらくしている内に、どうやらガリレオ達の言っている方が正しいのでは、と気付くようなる。そして時代が相当に経ってから、彼らの言いうことに消極的に賛同する(積極的ではない)。次第に地球はこのようにして皆がほんの少しずつ宇宙的になっていくのであろう。時間はかかるが仕方がない。そして実態は皆、宇宙への転生を経てこれがなされることになると思われる。  私達が死んだら他の惑星に転生していることを、全く感じないのはある意味、地球では好都合なことになっている。「人生は一回きり、だから好き勝手にやろう、ヤリッパナシに何でも思い切ってやろう、一生懸命にやろう」という意見は今では何も不思議でないし、地球では常識化している。しかしこの間違いの大きな点は、人の生命に連続性が無いと勘違いをしている点である。が前項に示すようにこの認識は大間違いだということがしっかり判る。私達には逃げ得やヤリッパナシは出来ない宇宙の仕組みの中で住んでいるから。これに早く気付いて正直に自分の性根から本気で見直すのが正解である。これに例外はない。ある意味、地球の私達はこの転生を悪用して、悪さをしまくっていると考えると、地球人の生きざまの理由がよくよく理解が出来る。

  恥のかき捨て、手早く自分の方が儲けた方が勝ちというような(地球人の性根の元)隠れて、コソコソしたチンマイ根性の日常の行動が多いのは、実はこのせいなのである。しかし転生を考えると、これと価値観は全く逆転する。いずれ私達の本性はどの時点でも隠せないので(いずれかの惑星で本性がより露わに出る)、もっと真摯にまともに生活を早くから見直せば、私達は互により人間らしい生活が、より早く現実的に可能だということに気付く。つまり生き方の正直をいかに自分で早く獲得するか(自覚、覚醒)、このことに全てがかかっていると思ってもよい。自分の生き方を見直す、このために宇宙自体を私達自身が有効に利用する(転生を現実的に感じること)。大げさな書き方であるが、これが本当。まさに宇宙を自分で利用させてもらうのである。各人にこれが出来るように宇宙と人間は、元からこの構造に創造されているからである。この意味でも宇宙は自分の外では無く、これこそ自分の内側にあると思われる。この意味が良く理解できる。

  さらに話を進めると、地球で個人的に多くの人が今でも、様々に求道精神を求めて数々の修業をし、多くの宗教や流派などに頼っているが、本当は既存の地球宗教ではなく、宇宙へ自分の意識を自力で向けるのが正解ということが解る。上記の様に私達の求める正解を、地球内だけに求めるのではなく、自分の内部と同時に、地球外の宇宙に求めるのが正しいと思われるからである。地球は今まで散々、皆が苦労をしてきた。苦労をした中、それが染みついた地球環境の中で、これからも改めて何かを幾ら探し回っても、宇宙的に新規なものは何もないでしょうということ。だからこれからの新しい生き方は、自分の内部と同時に、宇宙に直接求めるのが正解と思われる。意識的に注目を自分内部と宇宙に向けるのである。地球内ではない。するとそれなりに新しいヒントが私達に湧いて出ると思われる。地球人の意識を真摯に地球外に向けた場合は、他の惑星人もこれをほってはおけないから、何らかのヒントが与えられ、地球人も少なからず何かに気付くようになると思われる。

  この場合、取り組みとしては、在来の地球の習慣、宗教、地球データ、などはアッサリとチャラにする方がよい。しばらくはその端境期になるだろうが。修業の教えを始める場合に、最初はその切り口として。今ある地球の宗教を手始めに始めるのは悪くはないかもしれない。しかし単に導入部としである。いずれ自分自身として勇気を出して、宇宙に直接向き合うことをしなければならない。これはどのコースでも同じ。つまり地球宗教はあっさり捨てざるを得ない。宇宙に地球人の私達がこのように関心を向け始めると、他の惑星人も反応が変わってくるはずである。今まで地球人はその関心を宇宙に一切向けることなく、地球内だけに向いていたから(閉鎖的)。

   地球と宇宙の転生のからくりがこのように理解出来ると、もう一つ次のことが解るようになる。これが「人間は本来誰しも常に一人である」という事実である。今まで地球でも自分は常に一人であるということは少し理解していたと思われるが、転生を含めてみても人は常に一人だということが解る。一つの魂、エネルギーは常に分裂することなく、一つの実態だということである。この基本が崩れると、個人は何のために今まで個として活動をして来たのだということになり、こうしないと、生命あるいは一人の人間としての特徴や継続性が保てなくなる。この意味で人間は死のうが生きろうが、他の惑星に転生しても、その個は保たれ継続されていくということが理解出来る(個人や個性の役目、存続意味)。本来、地球も宇宙の中の一部である。その意味で当然であるが、同時に常に人は自分の「個」を持ち運んで、宇宙を旅すると表現した方がよい。この個が魂、自分本体のエネルギーというものになる。この様に考えると、人は宇宙を生きることに(役目を果たす)次第に自信を持てるようになるだろう。自分の個性と立ち位置が理解できるようになる。今までの様に自分本体がさっぱり判らず、ガムシャラに生きてきたが、どこに住んでいるのかも互いに不明のまま、ヤリッパナシの生き方を、これからはこのガムシャラをする必要が無くなる。今までとは大違いである。

  地球では「自分は小さな人間だ、何をやろうとみみっちく、自分は何の役にも立たない」と否定的に自分で考えがちだが(この認識は地球人の自殺の大きな原因になっている)、ここで宇宙や自分の転生の実態をよく知ると、全く異なった感覚を誰しも自分で持てるようになるだろう。自信をもって誰しも生きる(宇宙的に)。本来の目的の確認が出来る。地球を含めそこに住んでいる人も含め、最初から宇宙は一体の構造なっているからである。同時に変わらないのは、常に自分は一人であるという事実である。これは転生しようとしまいと変わらない。また死んだら他の生きものや他の人間に勝手に生き返ることも絶対にないということも解る。これが魂の継続、転生の一貫性になる。人はこの意味で何処に居ようとフラフラはしないということである。地球内での今ある噂のように、何か他の生き物や他人に生まれ変わったりすることは決してない、そのような馬鹿げた無駄な動きは宇宙はしないと思えばよい。自分の本体もそのまま継続されるということがこれで解る

       この辺りが理解されると、地球では常識のように言われている、「地球での人の一生は死んだらこれっキリ」という考えは、全く当てにならない無知な話しということが実によく判る。宇宙の仕組みを私達地球人は、真剣に考えていないということの証明でもある。つまり私達はいい加減に永い間日常を、宇宙的に見ても過ごしていたことになる。私達人間の生命は、このようにお粗に考えている面が多くあるが、実態は決してそのようなものではない。幾ら真剣に考えてもやりすぎることはないのである。但し真剣過ぎて、バランスを無くすのはまずいのであるが、宇宙は私達のように、やりすぎ、深刻過ぎ、ふざけ過ぎというものはまず無いが、私達自身も生きることに真面目さは当然必要である。一生懸命に生きることは誰にとっても最も必要なことである。

    これは私達の言葉で改めて言うなら、「日常を謙虚に生きるということになる」。これに優るものはないのである。なんでもふざけ過ぎて、軽視すると全てが破壊されるので注意こと。これらが判るなら自分自身の生き方に、さらに自信が持てるようになる。正直に、真摯に、謙虚に生きることに、敢然とした力のある生き方が、誰しも出来るようになるだろう。これが何時でも何処でも最も人間に相応しいのであるから。人間同士の争いや、自殺なんぞ、やっている暇は実は私達にはないとうことがハッキリわかる。今ある自尊心やプライドなど最初から捨ててしまって、堂々と生きたらよい。自尊心やプライドなどにこだわって半端な生き方をする暇があったら、真に本気で生きてみたらよい。宇宙は私達を受け入れてくれるはずだから。これ位の太っ腹で勇気を持って生きてみることである。

   それから、私達の本体の話に戻るが、これは他項でも述べているように、地球人は余りにも自分の本体を探すのに、今まで自分の肉体や物証に拘り過ぎていることである。このため自分の本体の在りかを、いつまでも探しきれていないのである。これまでの様に肉体の中だと思い込んでいると、永久にそれは見えないし、探せない。前述のように私達の本体は最初から見えない(不可視)のである。見えなければ、目で探せるわけはないでしょう。死ぬときも見えないし、生まれ変わって来たときも赤ん坊の本体は目には見えない。判るだろうか? 電気のエネルギーは私達には見えない、しかしエネルギーがあることは何とか理解できる。これと殆ど同じである。私達の本体はエネルギーと同じ形をしていると思えばよい。この生命エネルギー自体が肉体の回りにとり囲んで帯電してとき、これが私達の言う、正に生きていることなのである。しかもこのエネルギーは、肉体の生存が出来なくなると、直ちにその肉体から他の惑星間へ移動する、つまりこれが生まれ変わりである。そしてこの個体エネルギー自体はこの世から無くならず、継続していく(特別の理由がない限り)。

  私達は人間の生命の本体を探そうと、今も躍起になっているが、今までのやり方、生命のあり方を今の考えで続けている限り、その本体を探し当てることは永久に出来ないだろう。何時までも空回りするのである。その結果、今ある私達の互いの人間争いも無くなることはないだろう。互に本体の在りかを知らないからでもある。判ったら何でもないことであるのに。更にこれ以上の、心や魂の自分の自己分析については別項を参照されたい。

  この人間の転生で最後に判るのは人間の個体性の連続というものになる。私達の生命は気まぐれに生まれ、死ぬのではなく、生命は一回ではないこと、継続性があり宇宙を含めてすべて一体で産まれ生活をしていくものだということ。各個体はキチンとしたつながりがあり、断絶は個人でもないということ。この意味が大変に大きいと思われる。私達の生命の個の連続性は生き方自体を私達に教えてくれる。つまり好き勝手に生きて、それでよいということはない、このことが綺麗にわかる。今の私達のいうように、捨て鉢に、ヤリッパナシに生きると、来世でどうなるかはこれまでの説明で良く解ると思われる。トンデモナイ話はここでは出来なくなる。この仕組みが解ったら、人間は正直に生きるしかない。恥のかき捨てはいかなる時もやってはならないという真理が誰しも自覚出来るだろうから

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新聞ニューの追跡

      マスコミは今では種々ある。その違いや性格はそれぞれ異なり、時代と共に盛衰が激しい。今後も新たらしいメディアの創設、あるいは廃刊になるものなど多くあるだろう。これらはすべて情報の中身が命であるが、肝心なその情報内容も強弱左右で種々がある。ここでは主に新聞に関するニュースの雑感を書いてみる。

     新聞は身近なマスコミの一つである。昔は情報源が少なかったから新聞はラジオと並んで重要なマスコミであった。今でも新聞は重要な情報源であり続けている。日常の生活にはこの新聞よりもテレビ、インターネット、スマホ、SNS、などが実用的かもしれないが、落ち着いてニュースを知るには新聞は重要だと今も感じている。同じようにテレビでも知ることが出来るが、何か味わいが違うのである。今でも新聞は欠かさない。私は田舎育ちであったが、新聞はどのような家でも多くがとっていた。8~9割は何処の家もとっていたように記憶している。今では新聞購読数が減り、次第にじり貧と聞いている。もちろんデジタル新聞に切り替えた人もいるだろうが、若い人は今では殆ど新聞を取らない。

    まず新聞の良さや欠点は何であろうか? まず各種のニュース区分欄があり、それぞれの情報が盛りだくさんで毎日見られるという便利さである。テレビで情報は早いがそれだけのことで、一日遅くれも構わないものが大半である。新聞はこの情報をまとめて見せてくれるところが購読者としては有難い。そしてシリーズものもが多くあり、知識の分散を防ぐことが出来る。テレビはその全てを最初から皆が見ておく必要があるが(勝手にページを先にめくることが出来ない)、新聞は自分の知りたい分野を好きな時間に取捨選択が自由に出来ることは大きい。テレビは逆に関心のない分野を多く見せられる欠点もあるが、関心のあることの繰り返しの確認が常に出来るとは限らない。テレビは録画などもあるが今ではまだ面倒である。新聞の欠点は古新聞が残ることぐらいである。昔はいろいろ使い道もあったが、今は処分に困ることが多い。(しかしラジオを除いてなべて、新聞、テレビの類いは斜陽に入っている趨勢である)

    新聞は私も今まで各種購読した。西日本新聞、朝日新聞、毎日新聞、日刊工業新聞、聖教新聞 琉球新報 などである。読売新聞は一度も購買したことがないが短期に店先で買ったことはよくある。今は毎日新聞に落ち着いている。産経新聞も見たいが福岡にはない。一時期、朝日あたりが政府批判を激しくし、このあおり喰らって西日本、毎日が同調し始めた。イヤな感じもしたが結局いまは毎日に落ち着いている。なぜか? 毎日には〝仲畑万能川柳”という特設欄が昔からあるからだろうと今は考えている。この欄は息が長く、購読者のはがき投稿川柳を選者が日々選別し、1日に18句をのみを載せている。日ごとに500通近くの投稿はがきがくるようだから、選別も大変だろう。当然、通の人(常連)が居り、今では全国にわたって存在し、地方もその仲間同士が勝手に連絡を取っているようである。川柳は基本的に内容に深刻さがなく、形式題材が自由である(五七五のみ)。卑猥なこともおまけで少しある。そのむかし、江戸でも随分流行ったそうであるが、元はその流れであろう。日本人の心にすごく合うのだと思われる。くすっと笑い飛ばすモードである。何でも深刻にならないところが良い(真実も沢山隠れている)。俳句とはまるで異なった雰囲気を持っている。そしてこの川柳があるために、今では私もいつの頃からか毎日の熱心な愛読者になった。この中に出てくる様々な表現は、自分として知らないことが多くあり、たくさん勉強させられることが多い。特に日本語自体の表現である。私の知らない言葉と漢字の表現(今風のも)がよく出てくる。実に多くの表現を私達日本人は取り入れており、その漢字が無くても他のもので十分表現できるだろうが、これらの文字にこだわっている人も大勢いる。このこだわりの表現そのものが良いのだろう。最近は調べるのも面倒で判らぬままその日はパスすることも多い。川柳の意味が不明で後で気づくものもある。人の川柳を勝手に評価するのも気が引けるが、川柳の出来不出来は、日によって異なる。18句が実に良くできて(理解できて?)皆がまとまった日がときにある。このような日はスッキリして私もうれしい。それやこれや、自分としてもこれからも川柳の購読は続くであろうと思っている。この欄がなくなったら直ぐにさっさと他の新聞に変えるのは確実であろうと思っている。

  また新聞には特徴のあるコラム欄がそれぞれ複数ある。新聞記者のベテランの方が、それぞれでコラムを書いている。昔からいつもこの欄だけは欠かさず読むことにしている。その中で、朝日、聖教のコラムが、今までで一番つまらん内容で面白くなかった(記事を上手に作りすぎて優秀な生徒さんという感じ、内容の深みが浅く何も内容がなかったから)。また未だに中国信奉が直らず、その故事来歴を自慢気に何時も披露しているコラムもある。この癖は未だに直らない。中国文明自体の根幹を知らないからであろう。今ではこの信奉はすっかり無視していいのに。

      コラムで特に感心したのは西日本新聞である。ここにかつて 益田憲吉 さんという人が居られた。まいにちこの人がコラム「くるま座」というのを長く専門で書いていたのである。最初の頃はフルネームではなく、「益」「田」「憲」「吉」と日によってサインが違うので別人かと思っていたが、これはみな同じ人で記事内容やテーマで名前を変えていたのだと、こちら側で後に気付いた。この人はニュースのソースが深く、かつそのニュースの真相をチラリと表に出して書く癖があった。これが大変気に入って、朝はイの一番にこのコラムを読んだものである。切抜きもした。しかし本人が亡くなられてから直ぐに西日本をとるのを止めた。紙面自体も左傾化し始めたのでその後、ウンザリして西日本を読む気がしなくなかったからである。この方が亡くなられてからか、この新聞社の社風全体が変化したのであろう思われた。その後すこしばかり中庸な毎日にしているのである。しかしこの新聞も朝日のような無責任の政府批判癖は今も直らない。どうすればいいのかの意見を社として何も(理念)持っていない様子である。批判だけで思想がないのである。いずこのマスコミも同じだからずっとこれで今は我慢している。恐らく戦後はアメリカの機嫌を損ねる記事が書けなくなったので、アメリカ一辺倒になったせいであろう。戦前の新聞は読んだことが無いので判らないが、他の月刊誌などを参考にしてみるとその感が強い。

   テレビも同じであるが、新聞には広告欄が多くある。紙面の割合からすると、かなりの面積である。1面、あるいは2面のぶち抜きの広告もある。私はこの広告欄も熱心に読む。各紙面には全て広告欄があり、何がいま流行っているかが良く判るからである。毎日の1面下段には、書籍の広告がよくある。これも必読の欄で、初版本の書籍広告がよくあり、書店に出ていない本の広告があるため、見逃せないのである。読書専用の紙面(読書欄)も別面に用意されているが、先にこの1面の広告はよく見る。分野はランダムである。何度も同じ広告が続くものは、その本が売れている証拠でもある。この場合2刷りや3刷りとなっている。刷り数を見ると今どの程度売れているも判る。     

   かつてここの1面の下段広告で 「ナチスのユダヤ人虐殺は無かった」という感じの広告があった(正確には見出しを忘れた)。この広告にある書籍自体の名前は 「マルコポーロ」 という月刊誌か季刊誌ものだったが、出て間もない本のようだった。私はその見出しにピンと来たので、本屋にその日のうちに買いに出かけた。幸いあったのでさっそく読んでみて、その記事は本物だと直ぐに感じた。記事そのものは相当に長く詳しいものである。内容は戦前のナチスによるユダヤ人虐殺は、世に言われるほどではなかった、誇大に宣伝されたユダヤの言い分(ヤラセ情報)だという内容である。著者は日本人(医師の方で思想背景はないと思われる)であるが、ある機会に彼は現地アウシュビッツ等)に行き、著者なりに現地をつぶさに見た結論が、戦後言われるようなユダヤ人600万人虐殺など、短期では絶対に不可能と感じたという記事である(医師が専門なのでこのことを自信もって言えるのであろう)。真摯な記事である。私はこれに十分納得した(おそらく寒いときの栄養失調で、実際には発疹チフスが原因で亡くなった人が多かったのではと、私も満州生まれでなのでこの辺の事情が良く理解できる、親達からの聴きづてであるが)。冬季、不衛生で食量事情が悪くなると、この病気がたいがい流行るのである。これをナチスが負けたことで、戦後大げさにユダヤ人達から宣伝されたのであろう(この戦争でユダヤ人は完勝組になっている)。この説明写真は、結局何処で撮られたのか、原因が何かを明確にしないまま、写真だけが世界に流布されたのである。マスコミは偉大なりという訳。

    実は日本でのこのマルコポーロの記事の直ぐ後に(1週間ぐらい)、アメリカから ユダヤ名誉棄損防止連盟(ADL)というような者達がさっそうと日本に現れ、この記事を出したマルコポーロの親会社(文芸春秋社)に、発行を止めさせるよう強引な圧力を直ぐにかけた(テレビで報道)。そして雑誌 マルコポーロ は即廃刊になった。ユダヤ団体が急に現れ、日本のマスコミを潰すことを見たのは、私には初めてであった。私はもとからマルコポーロも知らなかったが、聞くとろによるとこの責任人者は 花田紀凱(はなだかずよし)という人らしい。強引な廃刊で彼はその後、不肖ながらこの発行を止め、その後から別に “WILL” という月刊誌(現在 1000円/冊 位)の編集長をしている。今はこちらを自分としてはよく読んでいるが。この内容は右寄りである。なお花田氏と同じ右寄りは 高山正之 氏などが居て・・・・・・ この話は永遠と続くのでここらでやめる。ここから判ることは、日本にはマスコミの情報などを素早くキャッチする人物、或いはそのような機関があり、日々反ユダヤに関する情報を細かく収集しているということである。一種のスパイみたいなものであろう。キョロキョロいつも目を凝らしている、そして何が不都合なことがあると、すぐさま行動をし、アメリカ本部に通知をする。そのような段取りになっていると思われる。逆に言うと、この廃刊事件で行動したユダヤ連盟の人々はいの一番に隠さねばならないことがあると、即、アメリカから飛行機に乗ってはるか日本の小さな出版社を潰す行動に出るということである。よっぽど言ってはならない(知られては困る)ことであろうことが実に良く判るユダヤ人の素早い行動であった。本心丸出しである。つまり私達一般人は、ユダヤ人600万人の虐殺は無かった(ウソ)と逆に考えておけばよい。但し0ではなかったが、戦後は宣伝が誇大であったということを知る必要がある。その理由も私達は感じておく必要があるとうこと。このことは今のイスラエル、パレスチナ戦争と深い関係もあることが調べてみて解る。

   新聞の下段広告欄からこのように大きな情報真相が引き出されてくる。今のこの世のカラクリ(真相)に触れるのである。あるいは世界の真相というものになる。この様に真相を繰り出すのはマスコミ事例からは、一般人に解り易くはないからである。よほどこちらが注意していないと直ぐに引き出すことは出来ない。しかし注意さえしていればいいことである。そのような目で観ているならばいつでも自分で繰り出しできると考えている。必ずそのシッポは出てくるものである。このときのシッポは大きすぎてどっかに投げ捨てたい気もする時があるが。特にこのユダヤ人のシッポ(隠せない程)は大きすぎて扱いにいつも困る。本人たちは隠したつもりであろうが。

   これも新聞の海外欄記事から気づかされたものであるが、2001年のニユーヨーク双子ビルの爆破事件である。これもユダヤ人に関するもので、あのビル(ツインタワービル)には当時7000人位の従業員が居ると速報でニュースでは報道された。そして時間が経ち、双子ビルの崩壊で結局亡くなった人は2970人あまりであったことが判明した。これはマスコミも嘘は付けない。最初は大方全ての7000人が亡くなったのではと報道予想が直ぐにされていたが、引き算で結局残り4000人ほどが生き残っていると言われた。この生き残りがなんとすべて例外なしにユダヤ人であったというもの。あのビルはアメリカの金融センターであったが、この事故の翌日は、別の所にあるサブ金融センター(予備)があり、サブとの切り替えをすぐ行い、通常通りユダヤ人達は金融センターを動かしていたということを聞いた。このユダヤ人たちはビルの攻撃を事前にはっきり知っていたようである。そして何事もなかったように彼等は事件当日には休み(ユダヤ人は死亡者0人)。翌日に仕事を続けていたのである。亡くなったのは確実に非ユダヤ人であった。当然、日本人もその中にいて20人余りが犠牲になった(彼らは当然、攻撃のことは全く知らされていなかった)。

     そしてこれを機にアメリカの軍部は、この仕返しと言って大急ぎで アフガン、イラク へ押っ取り刀で軍事攻撃を始めた。戦争の理由、大義名分がこのとき立ったという雰囲気。つまり戦争を仕掛けられればそれでいいという気分。当時大統領の小ブッシの押し殺したようで、しかも嬉しそうなしたり顔はよく覚えている、この両方の出来事を関連づけるものは他にもあるかも知らないが、出来過ぎである。この事件で確実に出来レ-スと私が確信したのは、その後新聞の小さなベタ記事で、アフガニスタンのパキスタン代理大使が「アメリカのビル爆破はユダヤ自体が仕掛けた・・・・・」という内容のものが小さく書かれていたからである。やはりと私も思った。ユダヤとはアメリカのことでもある。

   この会見のすぐ後に彼は死亡したとこの記事を私は直接読んだのではない。別の雑誌で知ったのである。彼を知ってはいたがこれに関連し、それからしばらく時間が経ち(半月後)、東京でのあるマスコミで小さな死亡事故が載ていたようである。ごく目立たない事件である。「長谷川浩解説主幹(NHK)は同番組の中で、世界貿易センタービルに勤務するユダヤ系の職員のほとんどが、9.11のまさにその朝に奇妙にも欠勤していたと語った。・・・・」一般に載らないことをそれまで独自に取材していたようである。その後の追跡記事はこれ等の事件の場合、何も出てこない。そして事件を皆がすっかり忘れるのを待っているかのようである(NHKもこれを詳しく報道は全くしなかった)。がしかしこのように記者の痕跡自体は何かの形で残るものだと思った。新聞の小さな記事(ベタ記事)は特に重要と今でも考えている。長谷川主幹は、ビル爆破で死んだ人、生き残った人の追跡を彼独自に逐次自分でやっていたようである。そして偶然なのか、死んだ人は全て非ユダヤ人ということに気付き始めたのであろう。これから見るに、この世は行動してはならないこと、突っついてはならないことなど区別があることが判る。日本がそうならアメリカ国内では、ユダヤ関連の情報統制はもっと多くあるだろうことが推測される。長谷川主幹は日本のテレビでも多々ニュース解説していた当時著名なNHKのベテラン記者であった。私達も彼の解説をテレビでよく見ていた一人である。

      物事はいつ真相、ボロが出るかは判らない、首謀者も予測し気づくことはない。そこで真相はポロリと出る仕組みである。これを見逃さなければ、中身の真相はその内にこれらを自分でつなぎ合わせると、自ら明らかとなる。隠そうとしてもボロはどうしても出てしまうのなのであろう。そこで関係者は口をつぐむ。すると大衆はこの世で何が起きているかを全く知られなくなる。特に事件が起きた直後のドサクサの中、そして少ししばらくしてからがポロリと出る記事が多いようである。このとき違和感のあるニュース、気になるニュースが大変に重要になる。その後は事件が次第に落ち着いてしまうので大したニュースは出ない。首謀者もマスコミの操作が終了してひと安心出来るからであろう。つまり後始末終了となる。

    ここでまた次もユダヤ人の話である。戦後間もない1947年頃にアフリカのエチオピアから、ユダヤ教徒の人(ユダヤ人)がパレスチナに空輸されたそうである。このことを私達は当時新聞でも知らなかった。実はアラビア半島のアシール地方(日本ではあまり知られてない田舎の土地)や、この隣りのイエメンからも同じように、パレスチナにユダヤ教徒が秘かに運ばれたようである。この様な記事は日本では見ることは出来ない。この情報は後で知ったのであるが、この二つの情報は大きなことを私達に知らせてくれる。この民族移動(少数者)の話は日本の新聞のべた記事にも出ていない。これは別の書籍から知ったである。何を意味するのか? 実はパレスチナの地に真のユダヤ人が今の中東「イスラエル国」を戦後建国するのに必須だったからとある。当時イスラエルを建国するには本物のユダヤ人が必須であったからと。そこでこの建国を企んだ人々(裏方)は、本物のユダヤ人のいる、エチオピアのユダヤ人、アラビア半島のアシール地方にいるユダヤ人など、本当のユダヤ人を慌てて世界からひっかき集めたのである(強引に)。後で判ったことであるが、いまパレスチナにいるユダヤ人と言われる人々は主に大半がアシュケナージといわれる白系の人々であり、民族的にはパレスチナには何の関係もない人々(別人、ニセモノ)である。元から居る今のパレスチナの人々がこのニセユダヤ人を大変に嫌がる本当の理由である。急いで運ばれたこのユダヤ人は実はスファルディと呼ばれる民族で、むかし(二千年以上前から)パレスチナに一緒に住んでいた人々である。新しくこの地にイスラエルを造ろうと企んだ人たちは、この本物のユダヤ人がどうしても必要だったのである。あとで「あなた達はニセのユダヤ人だろう」と周りから言われるのを警戒し、予め本物のユダヤ人をイスラエル建国前にコッソリ慌てて混ぜたと思われる。後で反論が出来るように下準備をしたのであろうと思われる。アシール地方など、世界が全く知らないところから、ユダヤ人を慌てて引っ張り出したところが内情をよく説明している。アシールは後述の記述からこの意味が解る。エチオピアのユダヤ人も、2000年前のディアスポラのユダヤ人である。つまりローマから追い払われて彼等はエチオピアにも逃げていたのである。

   日本人も彼等の近くに住んでいるなら、これ等のことは頻繁に情報が入ったはずであるが、遠くの日本では知る由もなかった。しかし日本人でも海外でマスコミ特派員などをしていると、このような情報は頻繁に耳に入り入手できるのである。かといってこのような記事は日本に書き送っても興味が無いので本国日本ですぐに没になるであろうということ。しかし特派員はこれら多くの海外情報に触れるうちに、世界の動きがある一定の法則で動かされていることに嫌でも気づくようである。そしてこれらの情報は公表するのがはばかられるものになることも習得する。感づき始めたこの頃に、特派員は本国に戻されるという段取りが多いのではないだろうか。本人達にこれを直接聞いたら個人的に内実を吐露することだろう。世界の秘密は言ってはならないことを含めて言うかもしれない。

   かつてこのユダヤ人のルーツに関連した書籍が出た。「聖書アラビア起源説」というものである。これも新聞の下段広告で知ったと思う。著者はレバノンの歴史家カマール・サリービーという人物で、ベイルート・アメリカン大学の歴史考古学部の名誉教授で中東史の世界的な権威の方でもある。1988年に日本でもこの本は翻訳発行されたのである。私もこの情報も新聞広告で知り、当初は少し違和感があったのだが、ユダヤに関するものだったのですぐに買った。中身は実に青天の霹靂(へきれき)である。世界中がこれを読んで誰しも驚いたであろう。よく読むと、ユダヤ人は根っからの嘘つきという内容が実に判るし、納得がいく。この民族は一から十までウソをつくとはこのことである(2000年以上前から)。ユダヤ民族は恥とかを知らない民族で、聖書の中のモーセの出来事も出エジプト記もその真偽が疑われるのである。民族と聖書の全体根幹を揺るがすものになる。これをよく考えると、宗教による世界の支配という彼等黒幕のやってきた裏部隊のことが良く見えて来る。ユダヤ人たちはもとアラビアの片隅(アシール地方)に住んでいた田舎民族であり(旧約にあるパレスチナでは決してない)、しかも宗教自体も借り物で、今のイラク(ニネべ付近)から仕入れた元からある民話物語を、あたかも自分達が独自に編み出した宗教物語りだと言いふらし、旧約聖書の創世記の中に書きこみ、世に広めたのではないかと疑われる。

    その後時代が下り、西暦AD30年頃に30歳ぐらいの大人になったイエスが再度パレスチナ現われ、今までのこのユダヤ教指導者を大いに慌てさせた。かれの言動を見ると、民衆にとっては今迄になかった大変に魅力ある教えであり、誰もが旧約のユダヤ教を見捨てて、これに見向かなくなるのではと多いに危惧したのであろう。推測すると、そこでユダヤ教の責任者は、出来たばかりのこのイエスの一派(支持者)に入り込み、この集団を旧来のユダヤ教の配下に取り込む画策算段をしたのであろうと思われる。これを実際に行ったのが(首謀者のひとり)、新約聖書に出てくる パウロ という人物ではないかということが推測される。この様にして聖書を見ると、その成り立ちが更に良く判る。つまり新旧の聖書が良く解るというものである。別項で聖書の成り立ちを既に書いているが、ここではその後このパウロについてはなにも記していなかったが、これで全ては完結する(ユダヤ教の古来からの策略)ことになる。大きなポイントとは、ユダヤ人達が(当然アシュケナージはまだ居なかった時代)イエスを大変に嫌っていた(徹底的に)という点である。イエスはパレスチナで既に相当にかれの影響が大きく出ていたのであるが。ユダヤ教の彼等はイエスのこの行動が絶対に許せなかった。イエスが完全なアンチユダヤ教であり、強く批判をしたからである。このために歴史は大きく作られ、変形したと思われる。アンチイエスの人物達が実質、新しい宗教(キリスト教という名)を変形した形で強引に引き継いだからである。ここでイエスの教えはユダヤ教化され、その分が宗教の形として(キリスト教)としてローマ帝国配下の地域に次第に広まって行ったのであろう(旧約自体の方は広まらなかった)。そして肝心なイエスの真の教えそのものは、強引にまがい物となって天井に押し上げられ、その後これが(本物)民衆の中に降りてくることはなかった。イエスが現役の頃に最も嫌ったやり方である。イエスが磔刑で死んだ直後に、満を持してこれは行われたと思われる。それがキリスト教のその後2000年の歩みとなった。聖書も二階建てとなり、新約は旧約に頭が上がらない構造となったのであろう。それ以来イエスの真の教えが大衆に届くことは決してない。かれは二階に今でも押し上げられたままになっており、私達はその教えを直接感じることはないし、見ることも出来ない。今でもそうである。当然イエスを強引に磔刑に送ったのはユダヤ教の中核に居た人たち(パリサイ派)である。実際イエスを磔刑にしたのはローマ帝国のパレスチナ総督ピラト(彼はイエスの処刑を大変に嫌がった)であるが強引にイエスをピラトに突き出したのはこのユダヤ教の人々であった。すこし込みいった話で申し訳ない。

    話は変わるがここでナチスの話を取り上げる。ドイツのナチスは戦前、ヨーロッパでは相当に名を鳴らし、大手を振って威張ったようである。なぜ、フランス、ポ-ランドへ急に軍事進行をし、その後多くの東欧諸国、最後はロシアに進攻をやったのだろうか? 歴史家は多くの理由を説明しているだろうが、真の理由はなんだったのか? そしてなぜヒトラーはユダヤ人を毛嫌いしたのであろうか? 私達日本人はこの辺りが判りにくい。その前の一次大戦後の膨大な戦争債務(天文学的な連合側のドイツに対する)があったとの理由はわかるが、ナチス党の結成や資金はそもそも陰のユダヤ資金から出されていたとも別の資料で読んだことがある。これ等を合わせると、ユダヤ戦略にヒトラー自身が最初からまんまと引っかかったのではないかと思える。そして戦争に勝ったのはイギリス、アメリカなどの連合軍ではなく、最終的にはこれ等の動きを陰で(舞台と情報、資金)仕組んだユダヤ連盟というなら事態がよく理解がし易い。そしてこのユダヤ連盟はこの頃より完全にアメリカを始め、世界を牛耳ったと思われる(金融、権利、情報、実績面で)。今から80年前の1945年頃である。このころより、そして今でもアメリカなどでは、彼等ユダヤ連盟の悪口が公然と言えなくなった。ヨーロッパも同じである。今や世界の主人はユダヤ連盟なのである。日本の敗戦でも全く同じでこの系列に当初から組み込まれている。これがその後80年続いている。今でもアメリカでは決してユダヤ人の悪口を言うことが出来ない。日本も同じ。

    そこで今(2024年)騒いでいる、パレスチナ戦争であるが、あそこは貧乏なユダヤ人達が強引に自分たちの国でもないのに、故郷だと言い張って国を造った(1948年)からにすぎない。これをバックアップしたのが金持ちユダヤ人(イギリスやアメリカに住む裕福な人々)である。彼等はパレスチナには決して行かないし、住む気もない(危険だから)。情報と資金だけを出す。これが紛争原因の基本である。今のイスラエル人が言う本当の彼等の故郷であれば、パレスチナ人とトラブルは今のようにないはずである。トラブルがあるということは、移住して行った彼等は真のユダヤ人ではなく、偽物だからではないか? だから昔からいるパレスチナ人とは絶対に融和しないのであろうということ。これが明確な証拠になる。パレスチナ人は死んでも国土守るだろう。それだけの信念がある。この本当の理由はパレスチナに後で集まってきた彼等ユダヤ人が偽者であり、パレスチナのかつての同朋ではないことに肌をもって感じ、知っているからだろう。質が違い過ぎるからである(ニセユダヤ人の持つ知られざる奇妙な宗教や馬鹿げた信念のせい)。前述のように、パレスチナの地を建国(1948)するときに、なぜかエチオピアのユダヤ人や、サウジアラビアのアシールに居たユダヤ教徒など、僅かばかりの人々を取り急ぎひっかき集め、パレスチナに空輸したのだろう。世界はその謎をそれまで知る由もなかった。 実はこの人達は前述のように、数少ない真のユダヤ人、つまりスファルディの人々(本物)なのである。今いる大勢のイスラエル人はユダヤ人ではないのである。彼等は全く違った人種でトルコ系の白人(アシュケナジー)である。彼等は自分達がニセユダヤ人と批判されるのを恐れて、早手回しで取り繕ったのである。しかも彼等の宗教はユダヤ教であるが、昔のユダヤ教徒とはいまは全く異なる異形の宗教集団(表向きのみはユダヤ教だが中身は後期タルムード)で、これがパレスチナ人に違和感をもたらす根源である。これはマスコミが公表しない中身である。このように現在いるイスラエル人はこの異形の宗教を持っており、アメリカや、ヨーロッパでは如何なく実力を発揮しているユダヤ人と同類なのである(この人達はドイツのヒトラーからも大変に嫌われたが、嫌われた根本原因はこの辺にあると思われる、つまりひずんだユダヤ教)。当初のイスラエル人(移住したユダヤ人)はこの集団から今は世界的にユダヤ援助を受けている。だから政府としてアメリカ、イギリスなどは公然とイスラエルの暴挙を批判が出来ない。ジレンマを持っているということ。なぜならアメリカ、イギリスの国をいま牛耳っているのは(金融的、法律的、利権的に)このにせユダヤ人であるから。

    ヨーロッパでのナチスの出来事(1945年)、パレスチナ建国の出来事(1948年)、は知って判ることはこの二つの出来事は完全にリンクしていることなのである。なおヒトラーがユダヤを嫌った真の原因はユダヤ人の宗教(後期タルムード)だったと思われる。このことは殆ど表に出て来ない(ユダヤ人が自分たちの出自を隠したから)。世ではヒトラーの悪さだけが大変に強調され、ユダヤのその内実は殆ど隠されたからだある。こうしてみるとなぜアメリカがイスラエル(ユダヤ)を支持するのかの上記のような明確な理由があることになる。アメリカは何があっても嫌だとは言えない理由もあることになる。首根っこを押さえられている(アメリカの国は既にユダヤの手に落ちており、アメリカ国民自身の自由は全くない、結果的に日本も同類になる)。これらのことをはっきり書くとアメリカ、ヨーロッパ、日本のマスコミ、出版社は、またもやアメリカのユダヤ連盟から一夜にして抗議され潰される。日本のNHKでも例外ではないだろうということ。国民に判らぬように陰で、一生賢明にご機嫌取りをするしかない。自国民に判らぬように。アメリカのトランプはかつて大統領のときに、エルサレムの嘆き壁の前で、しおらしく丸い帽子をかぶって祈る姿がテレビに映った。彼も最初からユダヤに取り込まれているのである。

    ユダヤ人のこの動きは実はイエスがパレスチナにいた頃より始まっている。前記のように巧妙な細工をしてイエスの一派をキリスト教という枠に収めてしまったのである(つまり乗っ取り)。そしてかつ旧来のユダヤ教の大きい枠でキリスト教を包んでしまった。キリスト教はこのため、ユダヤ教のくび木で身動きとれなくなったのであろう。これがAD40年頃と思われる。この実行した人物が先述のように パウロ(新約の中で「パウロの手紙」というものを沢山書いている人物)であるのではないか。それまで彼は従来の熱心なユダヤ教信者(旧約)であったが、ある日突然に、イエスを信奉するようになった(イエスに感銘を受けて)とあるが、正確にはイエス信奉者を完全に乗っ取る目的がその正解であろうと私は思う。聖書のどこにも書いてないが、流れからそのように判断が出来る。その後キリスト教もユダヤ教の配下になり、特にキリスト教は自由な活動が出来なくなったのである(新しい教えであったイエスの言葉はこの宗教の中に隠されてしまい、形骸化した)。イエス本来の目的とはかけ離れた今の内容、形となった。イエラム教も宗教的にその起源が同族なので同じ流れを汲んでいる。

    実のところ、ユダヤ教側の本心はイエスが大変に邪魔な存在だったのである(内輪の会議でイエスをあからさまに批判している)。この頃に大きな決断をする重要な会議を彼等は行っている。イエスの思想、影響を完全に排除、改変することである。そしてこのとき、イエスの新しい宗教を完全に潰さずに(信者を離さず)、逆に実際には飾りものとし、ユダヤ教の配下おくという重大な決定がなされたと思われる。つまりイエスの教えをネタとして、この中身を形骸化し、新宗教を造るということである。これはイエスが生きていたころの本人からすると、絶対に許さない内容である。かれはそれどころか自分をネタに宗教などは造るなと、最初から弟子たちにくどいくらいに言っていたから。しかしパウロは“イエスに感服した”などと嘘偽りを申しでし、その実はイエスの死後、さっそくかれの言動を直ぐに宗教スタイルに勝手な意訳をし(イエスが最も嫌ったであろうやり方)、聖書にあるような多くの手紙を書いてばらまいたのだ(パウロ流の改ざん)と思われる。もしイエスが生きていたときにこのような行動をしたなら、相当にイエス本人が怒っただろうと思う。とても出来なかったろうし、イエスの生存中にパウロはこれを行うことは出来なかったし、しなかった。それよりイエスの情報を旨く利用することを目論みし、イエスの死を待って後に直ぐに大胆に行動出たのである。イエスの教えの根幹にかかわる話である。このパウロの変化を経たイエスの教えは、当然に中身は大きく変化をし、イエス直言からすると中身のないスカスカの教えとなった。これから見ると、今、私達が手にするイエスの教えのある記述も、肝心な部分で抜けているところが沢山あることに気付く必要があるのだろう。聖書をそのまま何でも受けとるなという戒めである。このかけらの中から、しかしイエスの教えを拾い出さなくてはならないことになる。あるいは新約聖書ではなく、別の当時の資料(聖書以外のイエス直系資料)も併用する必要があるかもしれない。

    この手の話は、身の毛もよだつような、内輪のチマチマ話がさらに続くだろうから、長くいつまでもするようなことでもない。本当は有難くないし、全く宇宙的価値のない話である。書いてはみたが、実はこのようつまらないくびきで現実に地球世界は動いており、これらの都合や内容を気にしても、これからの私達には何の価値もないことがその内に判る。さっさと止めるべき事柄で、書いてしまって言うのも気が引けるが、お勧めできる内容は一つもない。ただ地球に生きる限り無視は出来ないが、このような内輪のつまぬ事情でことが今も進んでいるということを、遠めに承知しておけばよいということになる(認めることは必要なのであるが)。今までの地球にだけ、地球にのみ重要な事柄であり、宇宙的にはほとんど価値が無く、全く何も貢献はできないことを知っておけばそれでよい。強いて噛みしめ吟味するほどのことはないという意味である。強いてやることは他に山ほどあるから。

     ただ今までのこの歴史の中で唯一、重要で特異なことは「2000年前の、イエスの出来事のみは留意すべきことだった」と思われる。これは決して忘れるべきではない。イエスの死の後は、かれが二階に引き上げられて隠されており、今でも早く地上につれ戻し、直に対話をする必要がある。ユダヤ関連の話はここで一旦おしまいにする。新聞の記事の話から、随分と話がそれたが、長くなるのでこの辺で区切りにする。

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震災3.11と原発
 
   東日本震災の話をする。発生日は 2011.3.11である。この日の地震は三陸沖、福島沖で発生した。このことはテレビ、新聞報道でも多くなされた。記事の詳細は自分でその都度細かく記録していないのでここでは省くことにする。テレビ報道では地震の規模はその発生直後は不明であった。最初迷ったような気象庁担当者発言の震度8.0が報道され、またその直後には震度9.0位に慌てて修正になったと覚えている。地震の規模は専門家も驚いたようで最終的に急いで修正したのである。そして震源地は1か所ではないとも報道していた。だから9.0だとも。この地震の発生の様子は、宮城、福島沖を中心に一斉に同時発生(複数広範囲)した模様が、後で気象の画像データに出ていた。どうして大きな地震が複数地点で同時に発生することがあるだとう、予報官として不思議、疑問があったのだろうと思われる。津波の規模も予想されたよりも遙かに大きかった。そして甚大な津波被害が三陸を含めて及ぼしたのである。ニュース報道では“早く逃げろと”言うのに、実際はさほど住民は、その津波そのものの大きさを、慣れもあってか予想していなかったのだろう。津波が来るまで相当時間がかかったせいもある。そして避難が遅れ、結果的に多大の犠牲者が出た。
    そしてこの地震の被害はこれだけではなかった。福島第一原発の1~4号機(メルトダウンは1~3号機)までが破壊され、未だにその修復がままにならない、廃棄するにも今後相当に面倒で、今もメドも立ちっていない。
  
  この地震が発生してから直後に、意外にもアメリカ軍が行動を起こそうとし、日本の政府に唐突に働きかけた。「お手伝いをしましょうか?」と。しかし時の政権である民主党のメンバーは「要りません」とそっけなく、即座に断ったのである。「自分たちでやります」と言いきったのである。さてこれが正しかったのか?
     ここの原子炉は、アメリカから輸入された GE社製の沸騰水型軽水炉(BWR)である。このタイプはアメリカの本土では少ない方で、地震の多い地区には決して使用されておらず、東海岸に少し使用されているタイプである。このことはNHK(特番)テレビでもはっきりと報道していた。 その時に思ったのはアメリカの地震地帯に使用されていないこのタイプを、なぜ地震国の日本に、わざわざアメリカは勧めたのだろうか?と。その本質の中身はテレビでは説明が一切なかった。
    このタイプの原発を日本に設置するのは、素人目に見ても実に不適切である。あるいは設置すべきでないと指摘していた人がアメリカにもいたと、その報道の中であったように思う。アメリカの担当者(日本からの派遣者?)の一部はその部所から自発的にその職場をやめたそうである(抗議の意味で)。日本でもこの原発が設置される段になって、同じように自発的にやめて行った人(現場の技術者)が居たようである。「こんなものを日本に据えてはダメだ」と言って、この原発の欠点を自分で判断し、こんな仕事に付き合っておれるかと言って、自らやめていったという話を聞いた。これはアメリカで技術者が指摘した同じ点にあったのかもしれない。内容の詳しい説明はいずれもなかったからよくは判らない。指摘して辞めて行った人の名前や、今の仕事も知らない。まだ存命だと思われる(東電を退社後)。探せばまだ判るかと思われる。
     この福島原発(BWR型)の欠点が種々あり(私は原発の専門的には判らないが)、思うに本体の欠点のほか、特に非常用電源の不具合(設置場所)があったのではと思う。電源については私達も少しは判る(仕事で設計もしたから)。原発に何かあったときには発電機が動かないと、何処からも電源供給ができなくなり(発電所でありながら不便なことであるが)、原子炉制御も照明も出来ず真っ暗になるということを意味する。こうなるとどうなるのか? 原発ではその中心部で核燃料がそれでも燃えており、常に制御しなければ、そのままでは暴走してしまうのである。制御は電源があってこそ出来るのであって(原発は管路の制御弁などによるコントロールがやたら多い施設と思われる)、原発が止まり非常用電源も止まると、原発全体が制御出来なくなるし、原発の状態を把握する電気信号(温度計、流速計、圧力計などの信号)が出なくなり、全く何もつかめなくなる、緊急排出弁(ベント)も開けられないし、電話すらできない。つまり制御が全く出来ず、何の手出しも出来ない、そしてほっておくと原発は暴走し、「水素爆発が直ぐに起きるのでは」とその直後に言われだしたが、案の定、原発の1~3号機が次々に水素爆発した。現場では皆はこれをただ見ているしかなかったようである。
     もしもであるが、この中の非常用電源が当時健在であったなら、原発暴走は確実に防げたのである。今の原発騒ぎはなかったと思われる。電源がしっかり確保できればコントロール出来たのである。この事故の直後に、現場から知らせてきたのは、「非常用発電室が浸水し電源確保が現場では出来ない、バッテリーが無いので、あるだけのバッテリー、発電機を全国から現地に送ってくれ」という、悲痛な緊急の知らせであった。これはテレビでも緊急報道された。現場の所長さん達が一番に知らせたことである。しかし1日や2日の緊急であり発電機は結局間に合わず、その前に水素爆発が起きてしまった。あとは最悪のメルトダウンである。原子炉の炉心溶融まで起きてダウンしてまった。あってはならないことが日本で起きた。
    あとで判ったことであるが、この原発の設計製造設計はアメリカの GM(ゼネラル・モーターズ) という会社で、しかも原発の設計書、細かい設置詳細設計書も GM 社のものであった。この上、工事は設計の指示通りに施工することという条件付きであったようである。(実はこの点が設計に携わってきた私の経験としても不審に思えた)これを見て日本の現場担当者が憤慨して、前記のように辞めて行った人が居たということを聞いたのであるが、この原因の一つに、この非常用電源の設計(特に設置位置)にあったのではないかと私は思う。
     非常用電源はいかなるとき時もその安全を確保すべきもので、特に原発のような施設ではその安全性は必須と考えられる。二重三重の電源予備が必要であろう。地震、津波による発電室浸水で発電できないとなると大変であり、原発の全体コントロールが出来なくなるからである(この意味で非常用電源は肝心かなめの施設と思われる)。この原発は GM の設計はよいのであるが、この基本条件を全く満たしていなかったようである(素人でも判る大きな欠陥持ち)。この非常用発電室は本来、安全を見て海面より遙かに高い位置に設置すべきであったが、何とここの原発の発電機室は、海岸に最も近くで、施設の最も低い位置(海面より僅かに数mの高さの位置)に設計されていたのである(標高5mぐらいか?)。これもテレビで放映されていた。少しの津波でも塩水が入ってくる発電室の設計である。これで安全が保たれるわけがない。(私は原発と違う部門の設計経験者であるが、この理屈は素人でもすぐに判る)
     防水の部屋にしてあればいいのでは?と思われるが、部屋を完全防水し、かつ水が入らないように設計、工事するのは実際には困難である(発電室の配線ピット、配線、換気孔などの貫通部が沢山あるため)。それより防水対策をする前に、発電機室の位置そのものをいの一番に考慮すべきであると思われる。例えば屋上などの津波でも海水が入らない場所が最適である。ここのように低い位置に設置する理由は何もないから。それをこの GM 側の設計では全く考えていなかった(故意?)。しかも GM の設計通りに工事をしろという条件付きで、しかも絶対に設計変更をするなと当時強要したようである。実におかしな工事条件である。考えられない。
    ここで判ることは、今回の原発事故を起こしたのは実は、GM、或いはアメリカ側ということがよく判る。そしてアメリカ軍が頼みもしないのに、日本側に事故直後さっそく援助を申し入れたその理由も何となく判る気がする。時の日本側民主党政権はそんなことは知る由もないのである。彼等はその申し出を、恰好つけてかにべもなく即刻断ったのである。私から言わせると、この場合、アメリカ、GM側に緊急対策(その後の被爆対策を含め)を当然のように全てやらせるべきであったのである。かっこよくと思ったか民主党政権はその申し出をあっさり断った。その結果、大事故が連続して発生し(世界でも稀な)、その後の経緯はニュースの通りである。
    これに関連したことで、使用済燃料棒の貯蔵施設の位置がある。この貯蔵庫の位置は、ここでは必要以上に高いところに設置(屋上)してあった。そのため事故後は何もできず、停電なので近隣から駆けつけた消防車で、屋上貯蔵施設の辺まで慌てて海水を使用してまで放水し、冷却しなければならなかった。かっこ悪いことこの上なし。つまり非常用電源の位置と、使用済み燃料棒の位置は全く逆になっていたのである。GEの設計は気が狂ったような設計(お粗末な限り)になっていたと思われる。この状態を見て、アメリカの当時の担当者、そして日本の建設現場担当者も呆れて持ち場を離れてしまったのであろう。こんな馬鹿げた施設に付き合っておれるか!!と。
     大きな施設の大事故原因には急に起きることはない。それなりの前触れ、伏線があるもので、この事故の前触れとは、アメリカ側で担当者(派遣の日本人かも)が辞めたことであり、重ねて日本で現場の担当者が、現場にケチをつけて辞めたことである。このことをその時に大いに注意したなら(謙虚に)、この原発の事故は完全に事前に防げたと思われる。その証拠に、同じ頃に日本に導入された原発で 女川(おながわ)原発(福島原発に近い宮城県にある)というものがある(これは東北電力管轄で東電とは管轄が異なる)。この原発は同じGM社製で同じタイプであったが、設置などに関する縛りが、福島ほどはなく、日本人の現場裁量で決めて工事が出来たようである。そのため詳細設置計画は福島とは異なり、特に非常用発電機は海面より遙かに高い所に設置していたのである。場所は海面から15m程度高いところにしたようである。その結果、同じ地震、津波を受けながら大きな被害を受けることなく、再稼働がほどなく出来る状態であった。福島原発とは大きな違いである。原子炉そのものはGE社製であっても、福島の事例を見てそのまま造ったのではなく、日本で独自に同じものをアレンジ設置した結果である。この対比(福島と宮城)をキチント行った、原因追求したのであろうか? おそらく原因整理はいまだにされていないだろう。つまりどうして原発は爆発したのかの究極の原因や、女川との対比である。東電の体質とは、このような肝心な原因追及はで出来ないものと私は見たのである。
 
     この違いを私達は知る必要があるのではないか? かたや、アメリカやGMのおっしゃる通りに造った。この場合異論は差しはさめなかった(契約条項などでGE、アメリカ側が縛りを付けたのであろう)。しかしそれが原因でこれ程の大事故が起きた時に一体誰が、補償をしてくれるのか、当時は誰も考えていなかったと思われる。事故後もこの施設の真の設計責任について、このようい報じたり議論する者やマスコミも一人として居なかったから。
      深読みすると、状況から見てアメリカ、GM側は事故が起きるのを十分に知っており、原発の破壊実験を日本でやろうとしていたのでは?と思われる。原爆の広島、長崎と全く同じ思想であるが、これをやってみたのではないかとしか思えない。アメリカはそのような思想を心根に持っている国である(日本国民は人がいいので疑わないが)。そこで大きな事故が実際に起きた。アメリカ側は少しばかりは良心の呵責を感じてか、地震発生直後にいの一番に日本政府にその援助を申し出したのではないか? 申し訳程度に日本政府に言い寄ったのであろう。お助けしましょうかと。その事情を知らない民主党政権は、トウヘンボクな返事を即答したと思われる。これでかっこ付けられたと思っている。日本の野党の実力はこの程度と知っておく必要がある。前も後ろも判断付かないのである。
      この原発の設計をみて、辞めていった現場技術者は、今でも追及すればその本人が誰かは直ぐに判ると思われる。これ程大きな施設は当然、設計、施工計画ともに分かれる。施設がおかしいと感じたのはいずれも現場の方である。例えば東電では設計がそれでいいのか、現場はその設計で本当にいいのかの判断は、現場担当者にも責任がある。GMのアメリカ担当者(現場)は、この施設の安全性に疑問があるといって辞めてしまった。日本でもこの施設を設置する際にも、先ほどのように設計図を見て日本の現場担当者が責任持てないと言って現実に辞めている。現場からの抗議が実際にあったのである。これをGEと東電の上層部はいずれも結果的に完全無視したのである。この二度の大きな過ち(ミス)は、この稀なる大きな事故を起こした。真の原因は地震ではなく、完全に人災である思われる。事前に判っていた対策(設計変更修正)をしなかったためである。幾ら事故後のことを詳細に報道してもあとの祭りである。その原因までを徹底的に追及するのは、複雑な大型のシステム施設は不可欠と思われる。それをしないで、被害やその経過ばかりを朝から晩まで報道していたのはNHK、民放である。
      辞めていったこの現場の技術者の判断は、表に出ることはなかった。日本で言うなら、組織の犯罪でもある。というのは、東電は本社(東京)の原発担当者が居るだろうが、福島の現場担当者と、キチント一体に話し合ってはいないということである。完全に分断されていたのである。形式的な話し合いはあったろうが、東京本社の人間は、設計通りに現場がただ工事をすればいいのじゃないか? 現場の人間がゴチャゴチャ何文句を言うのか? GM側は詳細設計まで作ってそれを支持しており、勝手に現場変更をするなと言っている(学歴の低いものの言うことは聞く必要がないという意味が含まっている)。しかし現場担当はこんな設計では、事故になった時、イザとなったら原発全体が破壊される、こんな設計、施工では自分としては責任が持てない、だから直ぐに俺は辞める。・・・・ こんな具合だったのではないだろうか。本社の優秀なスタッフ(そのように思い込んでいるプライドバカ)が現場の人間を下に見るのは何処でもでも通例であろう(学歴も違うし)。ここで現場は反旗を翻したのである。これ以上俺たちが知るものかと。これが事故の直接の原因であったろうと私は推測する。この行き違いがなければ福島の原発事故(メルトダウン)は完全に防げたと思われる。たとえ地震があっても女川のように生き残った。本社のプライド高き担当者(実用性の全くない人材)は未だにプライドのためにこれを認めないだろうが、実はこれが事故の現実だったと思われる。
      もう一つ、女川の原発の件である。先ほどのようにこの施設は破壊を免れた。機械は福島と同じものを使っているが、先ほどの様に施設の配置などは自由にしてよいというGEからの了承があったのであろう。そして調べたら判ると思うが、この施設に責任をもって監督した重要人物(全体を見ているキーマン)が居たはずである。必ず存在していると思われる。その彼に聞いたらこの福島原発の事故の全てが解ると思われる。東電に聞いても真相はこのような理由で絶対に判らないのであるから。
    まとめると、原発破損の原因は ①原発GEの設計自体に大きな事故原因、瑕疵があった(意図的)。②GE側は設計通りに工事を強要した(縛りを付けた) ③重大瑕疵に現場は気付いており指摘したが、東電の本社はガンとして認めなかったし、自社(本社または現場)にキーマンが居なかった。 ④肝心の現場担当者はこの事態をみて投げ出してしまい、誰も現場の本当のこと(施設の問題点)を知る者が何処にも居なくなった。 ⑤工事はそのまま進められたが、地震が起きて原発は予想通りに破壊され、自家発電装置も直ぐに浸水し全く動かなくなった。 ⑥原発は直ぐに制御が出来なくなった(ノーコントロール)。原発は暴走し水素爆発を起こして最悪のメルトダウンを起こした。これが原発の事故のまとめである。
    すると、一番おかしいのはまずアメリカ側、GEの行いにあることが直ぐに判る。危険な施設を平然と日本に輸出したことにある(おまけに設計変更が出来ないという条件まで付けて)。日米輸出交渉の最中にこの大型取引に原発はあったので、という言い訳(文句がつけられない)があるかも知れない。それにしても日本側は見下されたものでものである。戦後の植民地支配がそのまま表に出たもので、1945年以降、全く直せていないことを示している。フェアーな取引ではなかった。原発の破損の現地実験を日本が使われるなんて。これはあってはならないことである。日本人は本当に怒ってしかるべきである。民主党のようにへらへらしている場合ではなかった。当時の契約の中に事故補償についてアメリカ、GE側は一切知りませんという条項があったのかは、マスコミ報道では判らない。巧妙にGE側はこの辺でも逃げていたのではないか(分厚い契約条項の隅っこの中で)。設計はGEの通りにせよと強制したその裏の理由である。これを確認せず、日本側(東電))は言われるままに受け取ったのかもしれない。先ほどのように女川原発は、製品は同じ形式のものであったが、自発的に津波の予測を海面から15m程度まで独自に高く見積もり、同じ津波を受けても福島原発のような破壊は完全に免れているのである。この原発は同じ津波を受けたのに今も直ぐに再稼働は出来るのであるから。この違いをよく見たらよい。そして一方の福島、東電は莫大な補償を長年続けている。これからも何時まで続くのか判らない。今でも日本は居直って、ここに書いた理由でさっさとアメリカとGEに今後の後始末をやらせたらいいのである。
 
    現場の事故後の経緯はつとに、テレビなどで細かくシツコク報道された。特に現場所長(故吉田昌郎氏)を始めスタッフは、必死の対応は命がけであったのである。そのため所長は過労もあり若くして亡くなられた。吉田所長には何の責任もないと思われる。こんな酷い仕打ちはない。東電は何を考えていたのであろう。今でも明確なこの責任を見ようとしていない。自分の責任逃れに役員含め全員(本社の技術担当含む)が汲々としているだけである。彼等上級社員のプライドだけが高い、チンマイ態度を見ていると本当に腹が立つのである。恐ろしいほどの無責任。これほど醜い態度はない。現場の人間や現地の人は何とも思っていないことの現れであろう。

  建設される施設はその製品、設計、現場技術者の意見をまとめる能力が問われる。権利、支配権、優先権、プライドを超えて安全なものを造る思想が絶対に必要である。本社、支社、現場、政府、民間などスタッフの主導権、権力争いなどのつまらぬイザコザを超えて働くべきであろう。つまり全体をしっかり見る目を持つ人材(一人でもよい)が必ず必要である。学業、学歴優秀だけではまったく手も足も出せない分野なのである。私達は大きなものごと、プロジェクトを行うときには、この肝心な点を知っておくことが必須である。これを知らないで大きなプロジェクトを行うと、必ず失敗をする。そしてプロジェクトの途中でもチェックを入れて、澄んだ頭で全体を見る人材(キーマン)を置くべきである(この人材は日本人であれば周りに必ず居る)。このとき学歴なんか役に立たない。チンマイ知識や、プライド、権威では補えられないものがあるのだ。3.11 は完全に避けることの出来た事故であった。 
 
    それから、ここで発生した地震のものであるが、これにも私は少し疑問が起きるのであるがここでは触れない、地震の起きた同時複数の場所とか、津波の方向とか。気象庁が呆れるほどの未曽有の、この不可解な大地震そのものについてである。

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