まず、私達は日頃からの生き方として「自分と他人」を完全に区分（分断）している。私とあなたの関係である。自分さえ旨くいけば、全ては問題ないと最初に割り切っている。この考え方が完全に分裂社会のスタートになっていることを知らない（無自覚）。この「自分さえ良ければ全てよし」の考えは一体何処からきているのであろうか？　私達は日頃「自由」「競争」の標榜はいいのであるが、ただそれを維持するのに多くの努力している。しかし別項でも述べているように、この世に自由、競争が許されるものは最初から何処にもない。これは日頃の教育や、マスコミなどの無知なる宣伝に乗せられている結果だと思われる。自分中心、自由謳歌の考えは、世界中で近年更に増え始め、とどまるところが無いが、これは最初から大間違いと思われる。世の中が言うから、世界が言うから正しいいのではない。この思想は混乱をまき散らしているだけの幼稚な思想と思われる。まずこの点を自分自身で見直す必要がある。これは子育てだけに限らないのであるが。

　このことをキチント説明出来る論者は少ない。各方面で勝手な理論評論は沢山あるが、人間社会のトータルを考える思想は殆ど育っていない。自分さえ良ければ、勝ちさえすれば、自分の業界だけのことであるが、と思い込んでしまう思想が何処にでもはびこっており、手が付けられない状態であるからである。近年になるほど個人、集落、会社、国　のそれぞれの単位で同じようなことが行われている。しかしこれをキチント総合する基本の思想はまだ何処にも現れていない。あるのは単独の自分の立場だけの小さな理屈（宇宙からにると屁理屈）のみである。聞いてみるとそれぞれ立派であるかのように振舞っているが、それだけのことである。トータル的に説明できる人がいると言っても、どこかの高名な大学の先生であるとかで、現実味は無くなる。実質これらをまとめる者が何処にもいない。なぜだろう？

　この真の原因は、私達が自分自身の正体をハナから誰も知らない、或いは感じていないからではないだろうか？　私達は今の社会生活では、先ほどのように全てが分断されている。別項でも述べているが、金銭、法律、習慣、今までの教え、国際的縛り　など地球的約束事でガンジガラメであり、何一つこれから抜けることは出来ないでいる（自縛）。この縛りは宇宙の縛りそのものには（これが本当の縛り）あまり気づいておらず、これ以外、私達人間が作った社会的縛り、のちのちに私達が勝手にくっ付けたものばかりである。しかも宇宙的には本来不必要なものばかり。

　そこで私達はこの後付けの縛りをまず、自ら取り払うのが最初のような気がする。つまり金銭、法律、習慣、慣例　などを取り払うのが先決のようである。そこで残るのはこれ等、金銭無しでも生活できる方策を考えるのが最初の方法ある。つまり大昔の考え方に戻るのである。大昔？　といぶかる人もいるだろうか、このＨＰでは世に言う、“進化論”などは全く信じていない。逆である。つまり金銭などはこの世に無いほうが、私達はよりまともな生活が出来ると考えている。金銭による人間関係は途方もない歪み（ひずみ）をもたらし、人間同士の分断化、摩擦を生んでいる。これを止めさせなければならないのが本当の社会施策である。この不要なシステムを廃止すること。これが第一であろう。　次に法律である。私達は別項でも述べているように、金科玉条のごとく法律を今は重んじるようになった。立法国家だと言っているものの（これを自慢さえしている）、しかし実情を知ると、これほど日常生活に手間の掛かる生き方はない。先ほどのように私達が最初からウソを互いつかなければ、それで済むだけのことである。たったこれだけの習癖（悪習慣）のために、この基本そのものをすっかり忘れ（悪習を直す前に）、膨大なこれらのシステム（ウソの取り締まり）に時間をかけて先に造り上げ、正に自爆の状態が今の私達ではないか？　基本的悪習慣を直すのが先なのに、それを全くやろうとはせず、ほっかむりをしたまま　金銭社会、立法社会のこの複雑なスステム構築に血道を挙げ続けている。この様は、私達が自分の行いを日頃誤魔化そうとする単純な行為（根っからの嘘つき）から生じていので（これが根幹にある）、これを直せばよいだけのこと。ただそれだけのことに過ぎない。この単純で重要な点を無視し見ぬふりをしているから、その内にだんだんと複雑でおかしくなるだけのこと。手順が全く逆になっているのである。このための膨大な社会ルールが無限に生まれたことに気付いていない。相当にお馬鹿さんなのである。この説明にピンときますか？　つまり皆が根っからの誤魔化し、嘘つき、の癖をまず先に直せばいいものを、それを一切しないで先に法律や取り締まりだけに時間を費やしている、正にこのお馬鹿さんの意味が解りますか？

　自分達のこの悪い癖を最初からきちんと直すなら、私達の社会生活は途方もなく、簡単になる。このどうにもならない嘘つきの癖を直すことなく、今のように縛りを山のように作ろうとするのは、正に愚者のやり方ではないか？　つまり“愚か者”を自らせっせとやっているだけのこと（後手後手）。これが今の私たちの現実である。この現状をこのように把握し、ものごとを見るなら世は実に簡単に直せるのではないか？　今までの理論や、法律、裁判、弁護士、議論、理屈、言い訳　の繰り返しは、これまでのようにたくさんは要らない。実にすっきりするようになる。これらの議論は単に、自分（人間自身）の嘘つきの本質を誤魔化す理論に過ぎないことがハッキリする。これを私達自身が直視するのが先決だということ。私達はこのようはっきり言われると、いやな顔をする人が多いだろうが、全ての原因はここに尽きる。

　さて人間の本体、本質であるが、今の私達にはこれを他人に言われるのが最も苦手な課題である。なにせこの方、長年に亘って人間のこの本質を問うてこなかった。すっかり忘れたのである。自分たちで作ったこれらの縛りに自ら混乱させられて、考える暇さえなったのである。「人間とは何のために生きているのだろう、私達の本体は何だろう？　地球は何？　宇宙は何？」　これにまともに答える人もいない、文献もない。というより暗黙の了解で、いつの頃から問わないことにしてしまったから。あっても意識的にその知識は捨てるか文献破棄をしてきたと思われる。そんなことより、金儲け、勝ち負け、立法、裁判、法律、言い訳手段、自分の権利、無駄な会議、スポーの勝ち負け、賭け事、娯楽などを楽しむのが先でしょうと騒いできた。皆がこのように騒いでいるので、人間の本体、正体などとは誰も気にしていない。そんなものは好きな者に言わせておけばいいと。全く物事の本質の捉え方が真逆になってしまった。

   これを放置していると、当然のように私達人間はいやでも最後に自滅する。誰もコントロールできなくなり、地球環境も簡単に破壊してしまう。この理屈が理解できますか？　私達はこのことを事前に予知できないし、しようともしない。なぜか？　そんなことは知りません、俺の責任ではないからと、分裂分断精神で皆がこのように強く言い張っている様なものである。私達は各分野の分析はいいのであるが、分野で全て分断されており、これを自力で超えることがでいないのである。最初から各自が自縛の状態だから。地球が大きな変動を起こしても、その時まで人々はこのことに気付きもしないだろう。自縛、自滅とはこのことである。

    このように私達は、法治国家？とはいいながら、遂には精神分裂分断国家となったのである。金銭、法律で構築された人間関係は、途方もなく、人間同士の分断を生む。これ等のシステムは結局、人間社会を幸せにはしないことが、明確に理解できるのではないだろうか？　このように人間の基本を押さえていない社会は、何をやろうともブザマなことになる。　今のこの平準化の一つである　個人の自由、個人活動の自由　はいいのであるが、今のように無限に進めると、結局自己と社会の崩壊、破綻を招くことを予想出来る。これはおバカな者にもわかるのではないか。一部分では、今のままの社会で大そう満足している人々がいるかもしれないが。基本に戻るということはこのように非常に大切なことと思われる。

　ここで“他の惑星”の情報を少しでも私達も持つようになると、このあたりの地球の現状が更に明確に理解出来るようになる。地球だけの情報では分析不可能なことにも、これらの不自然さにすぐに気付くようになる。地球だけの研究は、結局視野が狭いままで（視野狭窄症）、おかしいなと思っても、真の原因に私達だけで気付くことは決してない。他の惑星からの情報はいま迄多くは私達に提示されたことはないので、すぐには理解がしがたい。彼らの情報は最初は違和感もある。がよくよく吟味すると、私達地球の言い分の方が段々とお粗末に感じてくる。如何に立派な地球の思想、哲学、宗教、経済性　を山ほど並べても、私達のこれら自前のものとは格段の開きがあり、私達のものはお粗末すぎて、比べることさえ出来なくなってくる（アワ-5の対比表を参照）。

   では究極、私達人間の本体や、生きる目的は何だろう？　金銭、法律、儲け、など今まので考えをなくして、何の目的があるのだろう？　金銭、法律などをなくすと、確かに私達には現状では何にも出来なくなる。頼るもの、論拠、がなくなるからである。腑抜けのようになるのではと。だから現状がいいのだと言えるだろうか？　人間は今のように、金銭、法律、儲け、勝利　プライド　にこだわっている間は、人間自身、自分自身が全く見えない。客観的に自分を見ることが全く出来ない。この世（宇宙を含め）は本来これら金銭、法律等で全く決められるものではないからである。金銭等は地球の人間のみが勝手に作りした極地的価値観（地域限定）であり、宇宙や万物は全く関係しないものであることを私達が判っていない。これが私達地球人を宇宙から離していった根本原因である。つまり天国から私達が地球に逃げて戻らなかった原因というわけ。　その昔“神の生活”を嫌って私達が自らその生活を捨てたのである。私達はその後、地球でも互いの付き合いが旨くいかず、社会スステムを複雑化し（法律、金銭社会）、挙句もともとありもしない人工の“進化論”を信じるようになった。それでますます競争が激化され、無残な互いの競い合いがはじまった。いつも競争、そして直ぐに争い、戦争である。そのためいつの間にか地球には完全に神はいなくなった。各人の中に有るべき神が住んでいない異常な事態である（神様の居なくなった地球は別項でも詳述する）。

　すると、今までの矛盾を無くすには、昔あった各人の中にある神の部分を取り戻すことが必要ということが理解出来る。まさかと思うかもしれないが、これが本当の里帰りである。素直に神の里に帰ることが出来るなら、少しずつ私達は自分の何たるか、自分が何をしたらいいのか、各人のそれぞれの役割が見えてくる（自覚出来る）、これが本当の進み方、生き方ということが理解出来ると思う。「こんな馬鹿げたことが出来るわけがない。誰も信じないと思う」　と地球ではこれに直ぐに反論が大勢の中から出ると思われる。まだ他に方法があるのでは？　と思う人もたくさんあると思われる。　では代案をここで出してもらいたい。はっきりした代案が誰しも欲しいのである。誰もが解り易い方法を示してほしい。これ以外に端的ここで誰かが出せますか？

　この土壇場になって示し得る案として、最もふさわしいものは、今のままでははっきり言って地球内からは出ないし、出せる訳がない。私達は宇宙から見ても、極端に自己中心の思想に染まっているから。こんな時、一番頼りになるのは、近隣惑星の情報であると思われるが、どうだろう。　別項でも述べているように、近隣惑星は自分達の情報を地球でも利用してもらいたいと言っている。それを知らないのは（本気にしない）当の地球人のみであると。勿体ないことこの上ないもので、今この情報を使うのは最上の機会であるし、最適だということ。ボンヤリして見逃すことはない。それこそ私達のいう費用というものは掛からないし、誰でも試すことが出来るので、勇気ある者はこれに挑戦すべきである。宇宙の情報は直ぐには取っ付きにくいかもしれない。今迄すっかり忘れていたから。注意すべきはこれに対し逆情報（イカサマ）がたくさん出回っているから。これに注意さえすれば、私達も必ず可能なことである。

　地球では多くの挑戦を人類としてやってきたかもないが、今までのような自己満足、自分中心がいっぱいの自画自賛のものではない、ここで述べる挑戦は、無私で皆に真の貢献をするものである。これからの地球に必須で、絶対に必要な生き方、指針である。駆け引きも全くしないもの、これ迄の自分中心を一切止めて、真に必要な改革である。今までの小手先の小さな改革は皆ニセモノに過ぎない（申し訳のような社会ボランティアなど）。本当の改革は、自他を区別しない無私のやり方でしかやれないからである。

　そして最も知るべきは、人間はその生き方を学ぶときに、自分だけ、あるいは地球だけで独断で決めないことである。なぜかというと、人類は元々自分だけで、あるいは地球だけでものごとを決めずに、キチント他の近隣惑星と相談する、というのが本来の宇宙的生き方であるからである（他の惑星の情報では大昔からそうなっている）。これが最も正しいと思われる。他の惑星の彼らはこのことを何度も説明している。これを無視すると、地球は本当にトンデモナイことになる。現在のやり方の単なる延長になるからである。この結論は誰でも判ると思われる。この説明をすれば小さな子供ですら判ること。　それから彼らは人間の本質を自ら考えよと勧めている。他人から教えられても、ものにはならないから、自力でそれを考えよ、人間の本質、ヒントは自分の中に既にあると言っている。ものの本質は宗教や高名な先生が教えるものでは決してないと。有志ある者は真摯に各自で取り組まないとモノにはならないと。ここまで言われて自覚出来なければ、私達は今までのようにお粗末な生活を依然として続けるしかないということ。

　「子育て」のことで、ここまで話したが、物事の本質は、何処を取り出してもみな同じになるはず、でなければならない。地球のように分断し、分裂したやり方（それぞれの専門家が回答する）では何時までも解決しない。物事は全てがリンク、関連しているからである。これからは全て宇宙的に物事を解決し、今までのようにやたら個人の功績に気にして自慢などすることは、宇宙的に意味のないことに早く気付くことではないだろうか。個人の功績等は最初から私達に必要のないことであり、現実的に如何に皆がまともな生活（宇宙的）に戻せるか、これが今の最大の目標であると考えられる。

　子育てについてここまで事前に判ると、子の接し方も自然に判る。徹底して子供の立場で考え、感じればよいことである。今のように自分（親個人）の都合を最優先するのではなく、まず子供の都合を優先させることである。そして産んだ子を大切に育む（はぐくむ）ことである。それに自信がなければ、子供は自分で産まないということ。無理に生むと子供は必ず不幸になるし、社会自体が困る。要約するとただこれだけのことになる。そして個々の私達は前記のように早く宇宙の大人になるのが先である。わけも解らず、やみくもに子供を産むようなことはしてはいけない。産んだ子供に対しも大変に失礼でもあろう。このように答えは実に簡単である。そして私達は“真の共生の生活”の手法を地球人として、独自に各人が創らなければならない。これが私達の本当の努力のしどころである。決して今のように個人の財産を貯めたり、高価な車を自慢したり、勝ち負けにこだわったり、プライドを沢山持つこと　などこのようなチンケなことは一切しないことである。そして何よりもっと地球外の宇宙（他の惑星）を早く知ってもらいたい。他の惑星は今も立派に生活をしており、私達地球よりも遙かに効率よくスマートに平等な生活を謳歌している。これは確かな事実である。今の地球が事実であるのと同じように。

　　（注）文中にある「彼ら」とは他の惑星の人々のこと

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明治維新と宇宙維新

　明治維新はご存じのように、今から150年以上も前に、日本の国の大きな開国解体の一大事件であった。当時、最も活躍した人々は、ご存じのように名もない下級の武士の多くの人々であり、それまで目立たなかった人々である。そして彼らは突然表に現れ、日本と世界を見据えて国の改革をして見せてくれた。またこの武士たちだけでなく、たとえば島津斉彬（なりあきら）は地方の大名であったが、自ら文明開化の波を強く感じ、部下とも率先してその改革に当たった。彼の行動は驚異的である。同時に西郷らを従えた彼らの活躍も見事なもので、大きな影響を国中に及ぼした。部下だけではなかったのである。（もし斉彬ではなく、君主が久光であったならまるで異なった出来事になったであろうが、改革にはならなかったかもわからない、それほどの違いもあるが）。ともかく島津藩だけでなく、全国の藩はその有志達が国の改革に精を出し、外国勢力に侵入されることもなく、独立したまま大きな改革を獲得した。この経緯は多くの人が知っているし、ここでは簡単に語りつくせないものが多くあるだろう。

　ところでこの維新に似た雰囲気が最近、感じられるようになった。これは明治維新という範囲のものではなく、宇宙維新という感覚である。もっと大きなスケールでこの維新が起きるかもしれないと。つまり地球スケールで行われるかもしれないという感じである。地球自体はよく見ると、私達人類がこれまで暴れ回り、荒らしまわってどうにもならない状況である。これ以上何をするのであろうか？という雰囲気になってさえ来ている。地球を探索したい放題、ほじくりまわし、紛争で人を殺しまくり、暴れ放題である。どうしようもない地球人という雰囲気がいよいよ強く出ている。いずれ私達は地球の外に出るしかない雰囲気があるのではないか。これがすでに出始めている、今はほんのおしるし程度のことであるが。これを本格的な宇宙開発、宇宙維新を始めてた方が良いのではという感じが私達はしている。地球だけにしがみついて生きるのは、これぐらいでやめにして、他の惑星、他の太陽系を知る必要があるのでは？　という感じが強くする。

　どうであろう、今後は今までの能力、精力を地球の中だけで使うのではなく、宇宙開発へ向けて使ってはどうだろう。これが宇宙維新である。 そして今迄の地球人の評価による人材ではなく、全く今まで見い入られなかった人材の中に、宇宙開発に適した人々が地球にすでに居ると思うわれるのであるが。この人達を引っ張り出して、今からは大いに活用する時代と思われる。丁度明治維新のように隠れた人材である。人材を選び間違うとトンデモナイことになる。つまり当面は、斉彬、西郷のような先見性のある人材（現在あるいはこれからの時代に適した）を探すのである。今度はそれほど昔みたいに人が目立つ必要は全くない。静かにそっと、しかし迅速に始めるのである。宇宙は地球人が騒ぐように慌ててはいないのであるが。これから行うそのスケールは相当に違うが、しかし本当にやりがいのある仕事だと思われる。今までの地球の価値観とは違い、戸惑いもあるだろうが、その価値観の基本を見直しするなら、その意味で大いに維新なのである。地球は私達にはすでに狭すぎる。ならば出るしかないのである。その感じが最近してきた。良くも悪くも地球は地球人に荒らされ過ぎた。元の綺麗な地球に戻すべきである。そのためには、地球の真の姿を、他の惑星から一旦みて見る必要があるのではないか。地球だけを四六時中見ているだけでは何も判らない。この場合、他の惑星のことを私達が知るのが何より一番である。

　このHPでは相当以前から、他の惑星のことをＧ・Ａの手助けを借りて紹介している。そして地球は狭い井戸の中だと言ってきた。この考えは明治維新と同じである。「狭い日本」と昔は言っていた。これを今度は地球から宇宙へ広げるのである。気分は同じ。そして中身のスケールをこれより無限大に広げるのである。私達は今まで地球だけが住屋だったと思い込んできた。それを宇宙へ大きく広げるのである。そしてかつてと全く異なるのは、人間の認識の度合いを更に大きくする必要がある。今度は狭い地球だけの感覚では物事が収まらないから。今迄の自分自身を含めて、宇宙に対する考えを改める必要が出てくる。

　つまり個人の認識改革、これが最初に来る新しい維新になるだろうということ。社会の生き方だけでなく、各人の生きかたそのものを問われる変革である。宇宙と自分、人間、社会、これ等の関係を私達が宇宙的に捉える試みは今回が初めてである（大昔には知っていたがその後忘れたもの）。それを改めで確認する作業でもある。このことを同時に並行して進めないと、旨くいかないだろう。なぜなら、私達地球人が自分の何たるか、宇宙の役目を全く知らずに、宇宙にいきなり出向くなら（今迄の地球だけの都合で）、この維新は旨くいかないからである。今迄の地球常識を保持したままでは効果がない。明治の維新のときはそうではなかったし、地球をそこそこ知っていればよかった。しかし今回の維新は真の人間改革が含まれる。ただ宇宙に出かければよいのではない。他の惑星人が大勢居るからである。つまり他の惑星人と自分自身を理解することがまず必須となる。今までのような感覚で勝手に宇宙に出て何でも出来ると思ったら大間違い。地球人は人間自身の立て直しがまず最初に出てくる。宇宙は　採算性優先、早い者勝ち、嘘つきが勝ち　などの地球的価値観は全くそぐわないし、通用できないからである。この地球人の習性をまず止めることが前提であり、先決条件になる。それから宇宙に通じる宇宙船を自力で早く開発することが急がれる。他の惑星人は容易に宇宙船を貸してはくれないから。宇宙に通じる本物の宇宙船がどしても必要になる。今のロケットは危なくて使えない。技術が幼稚で宇宙を汚染してしまうだけだから。そこで真の宇宙旅行にふさわしい、宇宙船を必死で開発し、自力で宇宙に出かける力がないと、彼ら（他の惑星人）は真に相手にはしてくれないだろう。これは自力が基本であり、他の惑星人を全面的に頼ってはならない法則があるからである。

　ところでもう一つ、私達の現在の価値観、動機であるが、日常は経済性や金銭をかなり重視している。採算が合うかどうか、儲かるのかといつも盛んに気にしている。今後、宇宙を開発するにあたって、直ぐにこの採算性を前面に出してくるだろう。本当にこれでよいのか？　この発想がまづ第一に心配になる部分である。つまりこの価値観が私達地球人は余りにも薄っぺらで内容が自己中心的であること。この動機で宇宙に出てもおそらく何の成果も得られないのではないか？　というより自分で行っている行動を客観的に見ることが全然出来ないのではないかと心配をする。これまでは誰しも自分は優秀だ、選ばれた人間だ　というプラインドが常に高く、客観的に自分を見る素直さが殆どないために、自分を素直な目で見ることが出来ない。競争社会育ちで余りにも育ちがいびつで非宇宙的なのである。これは地球人の特徴である。それより今まで地球で目立たなかった人材が宇宙に適してると思われる（宇宙ではまるで逆の評価になるだろう）。何でもないそこいらの人材の人々の方が宇宙には適していると思われる。目立たないが、重要な人材はこの中に居る。この人材を真剣に発掘しなければならない。今の地球での目立ちたがり屋さんは、宇宙にはこれからの人材としては全く向かない。ただ当面の資金調達段階等では必要になるだろうが。が本格的に宇宙の開発に入ると、人材は宇宙的な人々に変える必要がある。これが本職の人、適任者が自然に沢山出てくるはずである。ゆめ、これをとり違った選定にしないように注意すべきである。

　この宇宙維新に必要なことを纏めると概ね以下の通り。　

①開発の趣旨、目的を地球人自ら明確にその内容を自覚すること。　

②特定の個人、集団、に利するものではないことを明確しておくこと。　

③宇宙を学ぶのが基本の目的にすること（地球的商売はし一切考えないこと）。　

④近隣惑星に植民地を作るのではないこと。　　

⑤他の惑星を侵略することではないこと。　

⑥必要な資材、人材は地球で賄うこと、宇宙船も自力で建造すること。　　

⑦他の惑星人とは徹底して平和的に接すること、彼らに学ぶということを基本にすること。　以上。

　　他の惑星に、自力で地球人が出かけるだけで、今の私達は大きな衝撃を受けるであろう。今迄の私達は直ぐに何か記念品とか、獲得物、褒美を欲しがるが、宇宙を知ると、そのようなものはどうでもよくなると思う。もっと大切なものに気付かされるであろうから。 これが私達の目的（宇宙へ出かける）の核心部分である。人類自身、そして自分自身を知ることがメインになるから。今まで私達は自分の本当の姿を知ることはなかった。この宇宙維新を体験することで、地球人は皆、地球での本当の生き方を知ることになるであろうということ。つまり見た目の世界だけでなく、自分の中を良く知るようになる（人間を知る）こと、これが真の目的である。何か好きなものでも分捕って来るという感覚ではけっしてなく、本当の自分の中にある宝を知る旅行になる。宇宙旅行から帰ったら、その人達は生き方を激変させるであろう。これからどうして生きて行くのかの、指針が明確に判り自覚が出来るようになる。宇宙維新を真に体験するからである。またこの体験には終わりはない。この学びに終点はないからである。地球人は次の旅行にまた出かけるであろう。

　この着手を今やってみませんか？　やるとしても当面は相当難儀であろうと思われますが、それだけの見返りは十分にありますよ。今まで以上の宇宙の魅力が私達にも判るようになるということです。

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地球宗教の起源

　　私達地球惑星の本当の秘密には、地球人自身が気付いていないことがあると思われる。この状態はいつの頃より始まったのであろう。その一つ、まず私達自身は天からの移住者（他の惑星から）であるが、この肝心なことを私達自身で隠してきたと思われる。この点は別項でも少し述べているが、これをもう少し詳しく見てみよう。

　　その後、移住に関する秘匿が行われたが、その代わりに、私達の精神不安を補うものとして、宗教というものを慌てて造ったのではないだろうか。そして移住元（他の惑星）のことを大衆が忘れるように秘かに操作したのではないか。つまり地球人の出自の根源を宗教の中に秘かに隠してしまい、私達大衆が魂の迷い人になるように、仕立て上げたのではないだろうかと思われる。その後この真実（宇宙船で移住したこと）を完全に秘匿（ほっかむり）したのではないだろうか？　

　　ともかく私達も移住当初は生活も旨くいっていたと思われる。なにせ元は皆が「神の生活」をしていたのであるから。しかしその内に勝手にものごとを進めるヤカラが多く出てきて、自分等でこの混乱を次第に始末しきれなかったのであろう。身勝手な者達を自ら取り締まらなければならなくなった。そして社会で大小の騒動が起き、精神不安を申し出る者も多くなったのではないだろうか。この時点で宗教的な教え、教義を述べる人がぼちぼち現れたのではないかと思われる。いわゆる精神指導者、または宗教指導者という人達（専門職）である。

　　このために宗教は人々に必須のものだと、その時シツコク、テイネイに教え込んだのではないか。精神不安には宗教が最もいいのだと。私達の真の故郷を忘れさせるためにでもある。このように考えると、今の私達は自前の“宗教の根源”がより深く理解できるようになる。というのは真理が今はすべて逆になっているからである。つまり、このように逆転の発想をすることで、今までの地球の多くの不合理、混乱がきちんと説明、理解がしやすくなるからである。元は各人が自分主体で考えなければならない「自分や宇宙のこと」を、今はどこかに居る神様の方へ関心が誘導され、人間や自分が肝心なものと乖離（かいり分断）した形をとっている。そして神は各人の中にはおらず、本人とは違うはるか彼方に追いやってしまった形にしたのである。この頃から神様は私達から完全に縁遠くなったと思われる。本来、神は最初から私達身近な中に居たはずなのに（自分の中に）、これを誰かがアザトク隠し、私達から見えなくした（いんぺい隠蔽）のであろうと思われる。この仕業はまさしく大罪、愚行である。宗教のスタートとはこの仕掛けがあったのだと思われる。宗派、国に限らず。そして宗教はことさら難しく、ややこしく神様を今のような宗教的な説明にしたのであろう。人々がこれを真に理解できないように。そこで地球では結果的に神様とその存在が誰しもよく理解されないものになった。個人から神が離れた瞬間である。

　　これと同時に、時の為政者も同時に民衆の精神安定を求めた。大衆が騒ぐので安定剤が必要であったのである。そこで為政者側と宗教者側との結託みたいな暗黙の了解が生まれたと思われる。政治をする側として、宗教者との相互協定をするなら、互いに旨くいくだろうと。ただし為政者側と宗教者側に、人間の神様の本当のカラクリを教えないよう、互いに暗黙の合意をしたかもしれない。本当のことは言うまいと。この変革から地球の大衆は互に自分自身を完全に見失い、宗教側に精神的根拠や主体を委ねるようになったと思われる（魂を抜かれること）。当然、肝心な当初の「他の惑星からの移住」のことなどは、誰しもすでに忘れかかっていたのでちょうど都合がよかったのではないか。勿論、これを信じない者もいたであろうが、これを脅すのにわけはない、“これを信じなければ地獄に落ちるぞ”と言えばよいのであるから。

　　この辺の事情があって、私達地球人が魂を失くした根本原因があると思われる。それを見抜けなかった私達大衆にも大いなる責任があるが、ことの発端はその仕掛人（これらの段取りや仕組む者）が居たと思われる。そのときの知恵者は、現在誰に引き継がれているか私達は知らないが、今も確実に現存していると思われる。その後、各人に神のいないことが原因で、地球では人間同士の混乱、もめ事、殺し合い、戦争などが次第に大きく起き始めて、結局自分達で今の様に社会のコントロールが出来なくなったと思われる。神を人間の外に追い出すと、本来いろいろと都合が悪くなる。その結果が長く続き、現在の混乱の根本原因になっていること自体に、誰もが気づいていないと思われる（知っているのは陰で仕組んだ者達のみである）。それでも真面目な人たちは、自分なりに多くの工夫をし、話し合いを持ってきたのであるが、いずれも本質が的外れとなり、最も良い方法は今に至っても何一つ見つかっていない。民主主義といって最良のシステムと言いながら、問題だらけである。これに拮抗している共産などの専制主義も同じ。　それもそうであろう。自分の本体（神様）の真の在りかを両方ともすっかり見失っており、あらぬところをやたら探し回り、未だに自分を見失っているからで、本物は絶対に何処にも見つかるはずはないのである。神の居ない私達の行う方策はその全てが的外れになる。そして宗教の教義の中に全てを曖昧に押し込んで、神そのそのものの在りかが未だに判らない（各個人の中の真の神様が隠されているので）。これで肝心なことは明確に言わないように世の中を仕込んだ。あたかも神は宗教の権威の中や、空のかなたや神秘の世界にあるようなイメージ、各人の外部に神が居るかのように、大衆が抱くよう誘導したと思われる。これが現在に至っている。このままでは今後も同じような混乱状態がいつまでも続くであろうことがきれいに判る。

　　そこで、この状態を無くすには全く新しい考えを説く必要はないことが判る。ただ元の状態に戻せばいいということ、考え方は簡単なことであることが知れる。「神を本来の各人の中に呼び戻せばいい」のである。この時点で難しくこれを説明するのはニセモノであろう。そして今までの宗教専門や宗教家に、この世（地球）から撤退して貰えばいいのである。つまりこの地球上から宗教、迷信、神秘ごとを無くすのである。そのために私達が宗教自体への考え方を変えること、元あった本来の生き方考え方（哲学）を復活させることにあると思われる。この哲学とは、本来生き方の本質を知らせるものである。つまり自然に即した元の生き方を取り戻すことになる（各人の独立）。元からある人間同士の優しさや、親切さ、回りのために徹底的に無私で奉仕すると、などの哲学である。そしてなにより自分の中の神様を取り戻すことになる。これは実は子供にもすぐに判る内容である。但し今迄の宗教、迷信の教義は、完全に廃棄するのが絶対条件である。

　　これをいきなり行うと、今のままでは精神的に一時不安になる人々が多く出てくるかもしれない（今迄の宗教的習慣から）。そのため、同時にこれまでの地球の経緯を理解してもらわなければならない。きちんと包み隠さず説明をするのである。逃げずに事の経緯を説明し、理解してもらうしかない。その代わり今迄の曖昧な人間や神様、宇宙に関する説明を、皆にきっちり行い納得してもらう必要がある。あやふやなこれまでの説明より、明確な説明が必要である。まずは他の惑星から逃げてきた私達の先祖の経緯を理解して貰い、そして神様のカラクリもキチンとその時に説明をする必要がある。同時に当然、他の惑星の人々の存在の説明を十分に行う必要があるだろう。

　　そもそも神様は宗教が教えるように、人間以外のどこか遠いところに居るのではない。神は常時、私達自身の中に最初からずっと事実存在しており、いつも私達の中で活動してきたし、今後もそうすることなどである。考えてらいたい。神がいなければ、私達自身は今でも一瞬も生きて行けないのであるから（宇宙もしかり）。自分の身体ですらそうなっているこの事実を、先ず私達が自ら認めなければならない。まさかと思うなら、自分で確かめたらよい。人は死ぬ直前まで意識（生きている感じ、フィーリング）をずっと持っている。そして周りにキチント反応を示す力、能力がある。しかし肉体の死と同時に自分の「意識、フィーリング」は無くなる。その亡くなった意識、フィーリング、魂こそが私達の生きる本体であり、神が存在する部分そのものと考えたらよい。この神は私達の身体をこれまで統括し、陰からコントロール（身体機能から内臓の動き、心や精神活動全て、私達の魂）しているもの。宗教的には何と表現出来ているかは判らないけれど、ともかくこの本体は精妙で私達肉体、心の部分そのものまでも、造ってきたもので、“エネルギーの塊”のようなものである。そして肉体の死とともに、この魂の部分は実は無くなることなく、肉体を離れ、次の肉体に移っていくのが実態と思われる（転生のエネルギー移動）。ここで思い出すのは、地球の「エネルギーの不滅原理」である。私達自前の地球科学でもエネルギーの不滅が既に証明されているのであるが、これと同じようなものと思えばよい。この科学が示すエネルギーは種々に形が変化するが、魂のそれは継続するエネルギーであり、勝手に無くなったりはしない。

　　ここで私達が迷うのは、日頃の「心」の部分である。心は基本的に「肉体」に属しているが、同時に「神」にも一部が属しているのである。ここが微妙な人間の造りの部分と思われる（私達の混乱のおお元）。つまり私達の身体と神様との仲介者が、私達の｛心｝であることが重要である。心が両者の仲介者であることを、私達は今まで全く教えられたことがなかった。いままで精神活動などの全てが（自分で考えること）心だと思っていたが、そうではないこと、このような分析は、今まで私達に示されたことは一度もない（他の惑星からの情報のみ）。各人の心は、神と同じある種のエネルギーの一部を引き継いでいるということになる。それは身体にも属しており、かつ神の分身でもあるということ。ここで注意すべきは、心は本来、神に従う従者の役割と思われることである。この従者の方だけで、今まで地球では単独行動をしており、神と逆行して主人となっていたのである（このため神が何処にいるのかを知らず、判らないままの状態）。この構造のために自分の心、神（魂）の区別がつかずいつも精神混乱、錯乱して、無意味で多大な努力をこれまで行ってきたと思われる（能力が潜んでいるのに気づかない）。このように私達は神の存在のありかを知らず、しかも心と神の主従関係が知らぬ間に正に逆になってたのであるが、このことさえ日頃感じていない。あまつさえ、神を自分の外側にあるように宗教などの影響で今まで誘導されている。これでは人間がまともな生活が最初から出来るわけはない、過ごせるわけがない。つまり私達は今まで自分の中に住んでいる神を真に認知することもなく、完全に自ら外に追い出して生活しており、心のみの生活をしていたと思われる。神を邪魔物のように実質扱ってきた（無視）。今では「神様は居るだろうか？」と一般人に聞いたらよい。居るはずだと確信を持って言える人は殆どいないと思われる。「いないんじゃない？」と答える人は沢山いる。「はい、いると思います」と言える人は殆ど宗教人である。この神は宗教者の教えるニセの神様になる（知識として教えられたもの）。つまり自分で本当に感じる神ではないのである。結局、地球の現代人はいずこも神の存在を知らないままに、平気で生きているということになる。これで真の平和が来るわけはないと思いませんか？　

　　いくら平和を心で願っても無理というものになる。そして「明日はどうなるか」を誰しも全く知ることはない、迷いの人間となって本当に情けない生活を日々行っている。地球の私達は寝言のように明日はどうなるかを問うている。不安で仕方がないのである。それもそのはず、自分を解明できていないから。　“自分を知る”　とはこのことを指していると思われる。

　　宗教はこのようにアカラサマな説明は一切しない。そして魂は別の世界（霊界や別世界、神秘の世界など）に出かけるとか、魂は動物に生まれ変わるとか、最後はオドオドロしい話まで付いてくるものまである。しかし人間の転生の実態は、このように不可解なものはなく、本当は実に解り易く現実的で単純と思われる。今まで私達がこの死の実態を知らないがために（情報が遮断されていた）、恐ろしい死を考えたり、神を難しくしてしまったと思われる（宗教側で作為的に）。しかし真実はこのように単純である。しかも転生による厳粛な魂エネルギーの移動であることが実態である。人は人に転生し、人間が他の生き物に転生することは決してない。宇宙はそんなバカげた、無駄、無意味なことはしないことを知ってさえいればいいのである。常識で考えればいいことである。

　　私達に死の実態がこのように誰でも知られたら、ものごとを難しくとらえることは必要がなくなる。もちろん宗教などは要らない。葬式も全く要らなくなる。子供が日常生まれてくるように、死ぬこととはその魂が淡々と生まれ変わるだけであるから。翌日は別の子供の肉体に生まれ変わるので、新しい生活がそこから始まるというだけに過ぎない。新生児や子どもたちをよく見たらよい。人の生まれ変わりということが実に良く判るから（その子特有の個性を最初から持っていること）。ただし今の地球人全てがそのまま地球に即、転生とは限らない（直ぐ地球に生まれ変わる人もいるが、しばらくしたあとて地球に再度転生してくることは沢山あるだろう）。そして転生は狭い地球だけには限らない。これは別項でも述べているように宇宙的になされ、地球以外の多くの惑星にも転生するのである。そのための沢山の惑星、太陽系の存在だから（転生先については別項も参照のこと）。

　　ここで注意すべきは、この転生で一人の人間はそれまでの体験を同時に継ぎ足して、次の新しい肉体で生きると思われること、つまり神（魂）の部分はそのまま前と同じ実態が継続されるということである（記憶を持つ）。その魂は自分が経験できた範疇（はんちゅう）の中でその後を継続し、同じように生き方を理解して生きて行くのである。ところが地球の場合、この転生の機会で必ずしも進歩だけするのではない。過去のものが継続されるというのは保証されるが、身体を新しくしたから同時に魂まで無条件で進歩（レベルアップ）するのではないようである。ここが肝心。今までの私達のように、生き方で横着をしていると（あるいは神を知らないで生きていると）、精神レベルはそのまま直前の状態、或いはそれ以下の状態となって引き継がれ、魂は進歩することなく、そのスタイルを繰り返す羽目となる。この自分の実態を地球人は知らないままの方が多いのであろうと思われる。当然この場合は生まれ変っても、本人は過去世を思い出せない。思い出せない真の原因は、先ほどのように、今、生きている間に本当の神の在りかを自ら見つけられていないからである（迷い人）。

　　この転生で注意すべきは、死ぬ迄のその人の生き方そのものに決定権があることが判る。横着のまま生きるか、真摯に自分の神、魂の部分を大切にして来たかで、新生（新しく生まれた）のときの設定が決められるようである。この時は日頃の個人の“趣味や好み”だけで転生先（生活環境、惑星）は決められないのである。なぜならこれは、自分の中の神が決めるのであるから。表側の自分（心、自由意志、好き嫌いをいう日頃の自分）は決してその決定事項に口は挟めない。勝手な自由意志の自分は、転生には手が出せない仕組みである。別項で示しているように人間はこのように、二人の自分が潜んでいるから。

　　逆に建設的に日頃ものごとを処理し、公明正大であるなら、ある範囲で自分の目標とする場所に再生（生まれ変り）が出来ると思われる。このとき今のような地球の土丹の環境にわざわざ生まれることはないし、生まれ変わりでステップアップ（他の惑星）も叶えることが出来るであろう。できるなら私達はステップダウンではなく、アップの方を望みたいものである。私達地人は結果的に今までこの転生で進歩がなく、平行か繰り返し、あるいはダウンが多く、互いにこの精神的進展が無かったことの真の原因であろうと思われる（地球惑星はその具体例になる）。残念であるが社会自体の劣化もあり、同時に魂の劣化が多く、人そのものが相変わらずメクラ状態（相乗効果）になっているのである。あるいは類は集まるという法則のためである（同じレベルの惑星に同類が集まる）。　実はこれが問題。そして地球は科学技術の進歩はよいのであるが、残念ながら精神の向上がサッパリ（アンバランスで片手落ち）なのでその結果、皆が知るようにその積み上げで、自ら地球惑星を破壊するかもしれないところまで来ている。技術の向上と精神レベルは、この場合決して比例しないのである。これ肝心。地球ではこの辺りも勘違いしている（宗教と同じように）。技術の進歩は、精神的に同時に進歩があるだろうなどと言う人が地球では大勢いるが、これはトンデモナイ大間違い。今の文明論者にはこの手合いの人が多く、文明とやらを大きく勘違いしている。

　　この辺りが地球の最大の課題である。一人の個人としては、そんなものは知らないよ、と知らんプリするのは勝手であろうが、互いの相乗効果を考えると、この無関心は絶対に避けるべき思われる。分断、分裂の思想は結局自分のためにも社会のためにもならない。

　　このように、自分の本体の在りか、神の在りかをしっかり知るということは、実は私達の生活の仕方を根本から変える働きをするものである。宗教の縛りから自分を開放すること、これだけでも大きな改革ができ、基本的な「自分と宇宙の真の関係」を知るキッカケになると思われる。これは個人でなすことが求められ、この認識を少しずつ周りに互いに広めることが有効と考えられる。この世で効果があることは、このように目立たず、確実に、現実的にものごとを進めることであり、今までの社会運動などのように、派手に大きく宣伝し改革することでは決してない（個人が目立つことは厳禁）。また宗教のようにうわの空で、人間や、神を理解することでもない。すると牧師や僧侶の生活のためにお布施をするのは、少しも建設的なことではないことが判る。もっと現実的な人間の実態（神の存在）を知って、それに沿った現実的な生き方をすること、これが今からの地球人の新しい生き方になると思われる。宗教は決して私達を救ってはくれない。宗教家自身は民衆が今迄のように、無知である方が最もふさわしいいと常に考えている。しかし今後の私達はこれでよいと思ってはならず、自力で自分を救うのが、これからの時代には最もふさわしい考え方と思われる。つまり宗教、そして今の政治、教育などを当てにせず、各人が自力で基本に戻ることになると思われる。

　　宇宙は本来ものごとを簡単にして考えるなら、判りやすいと思われる。必ず自分の神を意識して行動すること。今のように神を疎外し自由意志（心）のみで難しくするなら、社会は今のように益々、とんでもなく手に負えなくなるから。今後は近隣惑星の情報を誰でも手に入る機会も多くなると思われることから、積極的にこの情報を利用するのが得策である。難しく考えずに、この基本を元に新しく仕切り直すのが、今の地球には最もふさわしいとやり方感じるのであるが、どうだろう。　要は私達地球人の出方次第である。情報が無いのではない。すでに肝心なものが今は目の前に示されている。それを個人が利用するかどうかである。考え込んで落ち込むのか、思い切ってさっさと切り替えるかの選択肢である。

　　他の惑星の人々は今まで、ではなぜ積極的に地球に情報提供、干渉をしてこなかったのか？　と誰しも思うかもしれない。実は戦後の間もない頃、今から70年ほど前までは彼らは積極的に地球に干渉やコンタクトはしてこなかった。情報も出さなかった。しかし彼らは地球のことはそれ以前から実に良く知っており、地球人が日頃何を価値観にして生活しているか、科学技術はどのようになっているかを、常に把握してきたようであるが、これまで大きな問題はならなかったから、そのまま静観の態度であった。しかしその後、地球では科学技術のみが急速に進み、核実験、核爆弾の投下などが始まり、その影響が他の惑星（太陽系）にも及ぶことが彼らでも解り始め、そこで始めて地球への警告を出そうとしたのである。この核物質の爆発や拡散は、地球だけでは済まない（もちろん地球の環境にも大きく影響する）ことを彼らでも判り始めていたのである。そこで彼らは地球に直接警告をしてきた。これが1952年である。これはアメリカで行われ、米国行政府にも直にそれを伝えられたのである。この時点で地球側の情報提供に携わったのはＧ・Ａである。しかしこの警告は事実上、無視された（地球内部の強力な抵抗のため）。そして地球での核物質の開発、実験はその後も続けられた。地球側は他の惑星人の存在を当時もよく知らなかったからであり、今も地球の中枢の者達で、これを信じない者が多く居るのではないだろうか。また一部はこの現実をよく把握しているが、一般人の知識が既存の政府、宗教などのために、低次元でいまのこの現実を把握公表できない。政府や宗教の高位者の者が、この現実を率先して認めるなら、市民や信者は短期間に今の地球の現実を知ることが出来ると思われるが。このとき住民は一気に情報閉鎖の呪縛から解放されるかもしれない。

　　現在は核爆弾についてはこの作動抑制が間接的になされており、今は核爆の使用は出来ないようになっていると思われる（爆弾のメガトンがどの程度かは不明であるが）。いつの頃からかも判らないし、方法、技術も知らないが、爆発しないよう、なんらかの彼らからの処置がなされるようである。核の担当者自身（地球人）が“幾らボタンを押しても核爆弾は発動しない”と言っている。地球は私達がすでに勝手に出来る惑星ではなくなっているように思われる。このようしたのは私達自身の責任と思うしかない。このことを知っている地球の国の指導者と、知らない国があるようにも思われる。

　　これに限らず、他の惑星の人々は私達の知らないところで、既に地球惑星に相当に手を打ってきており（危機の回避）、知らないのは住んでいる当の私達地球人だけのように感じる。わめいているのは地球人だけということ。実に恥ずかしいと思いませんか？　地球は勝手に科学技術が進んだから、好きに何でも出来るとは限らない。宇宙から見て平和的でない、あるいは利用出来ない技術なら最後は制限を受けるということ。このような爆発物は地球にかぎらず、他の惑星にも大きく影響があるものは、他の惑星からの見えない干渉が入るということを知る必要がある。地球は自分だけの惑星ではなく、最初から太陽系の一員であるからである。このことを私達地球では、子供達に学校でも全く教えてはいない。現実的に公然とこれら肝心な情報は教えるべきであり、これこそ秘密にするべきではない。地球と他の惑星の関係を含めて皆が知るべきである。

　　つまらぬ、人間同士の競争事（非宇宙的）、紛争事などを一切止めて、大昔の共生の生活を早く取り戻すのが最優先である。いまマスコミ等でシツコク宣伝されている“ニセ進化論”　“ニセ競争原理”　などはとっくに見破られてしまっている。これらを信じる必要は私達にはそれこそ全くない。そして他の近隣惑星には途方もない昔から大勢の人類（地球人と全く同じ）が住んでいるのが現実、実態であること。地球での宇宙に関する情報は、先ほどの宗教と同じ手法で、ごまかし情報が絶えず優先し先行していると思われる（地球人は宗教などのために宇宙情報オンチ）。よくよく心を静かにしてこれら情報を、自分で、自力で分析してみたらよい。何が本当かを自分で決めるのである。決して宗教者、政治家、国家、マンガ、マスコミ、トンデモ逆情報　などのいうことには残念ながら真実は一つもない。自分で分析できない者は、彼等の言う通りにするしかないのであるが（物まね）、自分で決めようとする者は、自分の責任で進むべき道を最初から自分で決められる。これが本来の人間の生き方と思われる。他人やマスコミの意見はほって置いて、まず自分で考えてみてもらいたい。これ等の基本の考え方は原則、子供でも理解できる内容である。神の在りかに迷いがなければ確実に通じるものである（神の在りかの詳しい続きは別項でも述べる）。

　　さて地球では先ほどのように、誰かが宗教を大衆に広めた。ずいぶん以前のことである。そしてそれまでの本物の哲学を潰し、隠してきたと思われる。日本でも同じことが起きたようである。時代が古くなるほど、哲学は次第に正しくなるからである。日本の宗教は元々大陸系（韓国、中国）の伝来もので、仏教のように既に劣化しているものが多かった、最後は戦後、民主主義として別の宗教が改めて入ってきた（レベルは更に相当低下した）。また、これ等の低劣な宗教の仕上げとして、いわゆる進化論、競争原理、スポーツ論などのニセ物が追加で多く現われ、いまでもこの補足のダメ押し論が多く出されている。この進化論などは今までの宗教の双子の兄弟とみられる。セットものと思えばよい。これを見破れない現代の科学者、教育者は、むやみにこれを信奉し、いまもこの趣旨に沿って研究、教鞭をしている。さらに今では恐竜の世界的発掘研究もその類と思われる。その努力はいじましく大変なものであるが、これらの目的は、地球外の宇宙にも多くの人類が昔から存在するという、宇宙の真理にこれは目を背けさせようとする学問なのである。判りますか？　これ等は全て“私達人類が最初から宇宙の住人だ”ということを忘れさせるための工作と思われる。他の惑星（近隣にも）に多くの人がごく普通に現実に居ることがはっきり判ると、このような旧い化石の研究や、進化論に偏執狂みたいにこだわる必要な無くなりますからね。地球の周りの”惑星人”達のことをより早く知るのが最優先だろうと皆は気付くから。化石などはホッポリ出して。

　　気付かないだろうか？　私達人類が最初から宇宙の住人なら、進化論なんていらないということを。生物が永遠と進化してその結果、最後に人類が現れるという、この貧粗なこれまでの思想、哲学、これが実は進化論です。宜しいでしょいうか、生きものはどのような生物であれ、その生き物として最初からその時代の惑星環境に適して発生し消滅すること、それで宇宙に貢献するように神が作ったものと思われる。神は試行錯誤を繰り返し、よたよた進化して創ったのではけっしてない。その気候や環境に適した生きものがその都度適切にサッサと出現しただけなのに、進化論が言うように、個体の形質の微細な変化などは進化ではない。この変化は環境対応で当然なことであり、新しい種を生むものではない。これらにいつまでも拘泥していると、私達はその本質を見誤る。同じように人間もその本質は変わらないものと思われる。人間は人間として最初から「万能」で生まれたもので、進化論などが当てはまるわけはないのである。実はこの進化論の変な理屈は、人間の感度を地球に閉める強力な作用をしており、十分に注意すべきものである。多くの人はこれに気付いてはいない。つまり最初に言っている、宗教と同じ部類のものなのだと思われる。この類似に気付きませんか？　ピンときませんか？　早くこれ抜け出してください。

　　宗教、進化論、を信じていると、私達は肝心な他の惑星の人々に何時までも気づくことはないだろう。同じ目的で発想された唯物論も同じ部類。それでなくても、他の惑星には人が居ない、空気がない、水がないなど　恐ろしいことをＮＡＳＡなどが陰に陽に今まで世界中に情報をバラまいて発表をし皆を洗脳している。実際はこれが全く逆と思われる。逆転の発想を私達が自分で出来るようになると、宇宙は綺麗に見えるようになると思われる。残念であるが、このようにみると、地球はニセモノの情報ばかりで、まともなものは殆どありもしない。それこそ一つもない。地球で真実といわれるものを、逆の方向いで見ることでその真実が初めて現れてくる。地球はそのような惑星だと思われる。そろそろ私達大衆もそのカラクリに気付き、本当のことを自分で知る時期に来ているのではないだろうか？　

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ニセ情報はよく広がる

　　世に、「ニセ情報はよく広がる」と言われる。するとこの逆は「真の情報は広がらない」ということにもなる。程度もあろうが、本当のことは広がらないし、皆はそれを見ようとはしない。気付いても見ぬふりをするし、強いてそれを避けるのである。それよりも少しはニセ情報の方を知りたい、どれ程の嘘かを知りたい、などと私達は嘘の中身を知りたがる。嘘でいいからそれを聞きたいし見たいと思っているのである。私達はこのように綺麗ごとのみでは済まない生き物になっている。日常のトラブルでも刺激が必要であると言って強いてそれを乗り越えようとしているし、その境遇を乗り越えるのが人生だ、などと言って突き進むところが大いにある。私達は平和を本当に望んではいない。

　　平和と戦争のことであるが、大きな戦争を体験すると、その直後は誰しも二度とあんな戦争はまっぴらだと、頭から否定する。しかしそこから数十年や百年も過ぎると（世代が変わる）、このことをすっかり忘れる。そしてまた騒いで紛争、戦争をし始める。歴史を引っ張り出して、昔はああだった、こうだったと言ってその自分達の正当性を言い張る。相手側にも同じような詮索好きな人物がいて、両者は互に言い争うようになる。だからこんな時に「歴史の研究」が私達には絶対必要になると言い張る。そして昔をやたら掘り返しこれが新しい紛争の始まりにもなる。

　　このような中で、ニセ物本物の情報が飛び交うことになる。そして真に本物はその陰に次第に引っ込んでしまうのである。不思議であるが本物であればあるほど、表には出ない。皆が少しずつ嘘をつくからだろう。力では嘘の方が強いようである。僅かな嘘でもその内に次第に大きくなるということか。冷静で物静かな真の情報はその内に蹴飛ばされ、より刺激的な内容がより好まれ、それが本物でなくても残される。本当は陰に隠れているものが正しいと知りながらが、表向きは賛成するが、結局ウソの情報を手に取り、喜んでいるようなものである。

　　さてここで宇宙の情報である。地球以外のことに関しては皆が素人である。これに関し本当の玄人はそれこそ何処にもいない。そのためこれに関し、皆が嘘のつき放題が出来る。何が本当かを誰も知らないので（随分昔に忘れたので）、何でも嘘が許されると思っている。そこで子供にも宇宙に関する情報を、大人はキチントしたものを教えることが出来ないでいる。しかもその嘘で金儲けが出来るなら、これほど嬉しいものはないと考える。儲けなくてもぜひやりたいという人すら出てくるだろう。嘘は大好きだから。宇宙もので子供向けの劇画などはその例である。宇宙の話で本当はウソなど決してついてはならないし、実はこれはトンデモナイことである。嘘は地球内だけで、ついてもらいたいものである。他の惑星にこれを地球人の癖でいつものように持ち出されては困る。もっとも地球の嘘などは他の惑星では直ぐにばれるのがオチであるが。最初から宇宙に関してはウソの付きようがないのであるから。事前にスッカラカンに見通しされているからである（彼らから）。それでも嘘をつくなら、いよいよ私達は彼らに相手にされなくなるだろう。今までがそうであったように。

　　ところで真の宇宙情報であるが、これは当然ウソの逆になる。私達地人は元の神の世界に戻るという話を前項でも話した。私達は昔帰りをするのが良いと。この本質は、私達は日頃から嘘が多いので、この生き方を止めて、素直な生き方に大変換をするのが良いというものである。これが出来るなら私達は地球外の進歩した惑星にも、そのまま住むことが出来る。そこでは今のようにいつまでもウソを付き合った生活をする必要はないのである。素直な生活がそのまま営める。このことから、私達が素直になることは進歩した惑星に移住するのに、必須条件だと判る。要するに、地球は思いっ切り嘘つき合戦の惑星である。地球は本当のものごとを教える惑星では決してない。

　　よく見たらよい。地球で真実を知ろうと思えば、探求者は相当な苦汁、深刻な悩みを強いられる。「はい、本ものはこれですよ」とは誰も決して教えてはくれない。相当な回り道を強いられる（真実を探すのはウソより断然難しい）。そこで探求者はウソの“逆情報”を探し回ることになる。つまり何が正しいのかを見極める真剣な各人の作業である。

　　これにはかなりの時間がかかる。繰り返しの確認作業である。これ等のことから　今、地球の中で真の情報を探すには、嘘の逆を探せば良いということに行き着く。つまり目立たぬ情報、誰も気にしない情報、道端に無造作に屑と一緒に捨てられた情報など、これが本物のカケラ（歪になっているものもある）につながる。真の情報はないのではない。そこにあるが最も目立たないもの、これこそが私達がこれから探すべき情報につながると思われる。今、世に目立っている情報はおそらく、みなニセモノに違いない。つまり今の時代の風潮、流行りに見合った情報などは特にそうである。最先端情報などもニセモノの代表みたいなものである。このように逆の在り方を知ると、本物は探しやすくなるということ。道端の野草のように持てはやされず、ごくヒッソリと、探してやっとあるモノこれが本物、あるいはそのカケラにつながる。あるいは今はニセモノとして蹴飛ばされ、踏みつぶされているものである。この中に私達に将来役に立つ本当の情報が隠されている。本物を知りたかったら、今流行のものに自分の牛耳を取られてはいけない。全く誰も触りもしない、見向かないもの（人が顔を背ける）ものこそが重要である。これが真の最先端の情報とするのが正しいようである。地球にある真理とはこのような特異の形をしている。地球はともかく皆が嘘つき合戦中の只中にあることは違いない。この根本原因は、私達がからきしテレパシーを互いに持っていないからでもある。これが嘘のまかり通る全ての原因でもある。

　　テレパシーは私達を正直な生活をとり戻す要諦である。地球の嘘つき合戦をいい加減止めたいのであるなら、結局、このテレパシーを各人が真剣に獲得するしかないという考えに行き着く。これで他の惑星人の言い分が、身をもって理解出来るようになる。地球人の生き方、嘘つきの修正、テレパシーの獲得、これらはみなリンクしていることがよく理解できる。本当に地球の生活を良くしようと思っていますか？　そうならばやるべきことは、自分と冷静に向き直り、生き方を正直にすること、そして掛け値なしにこの方向に自分自身で立ち向かうしかない。浮ついている回りの他人は暫くほっておいて、自分で立ち向かうしかないと思われる。これが本命である。そして判断はいつも自分の直感、テレパシーである。得票数や多数決、噂、SNSなどではない。多数決などは真実の判定に全く何の役にも立たないことを知るべきである。

　　この肝心なやり方を私達は今まで明確に気づかなかった。特に重要なのはこのテレパシーであるが、これを大変におろそかにしてきた。そのつけが今の世の中の多大な不合理が生じた原因になったと思われる。それでもテレパシーの重要性に内々気付いている人は、それを秘かに個人で有効利用してきたであろうが、世に知られることはなかった。私達のやるべきことは今までのようにウソや言い訳を沢山並べることではなく、その前にテレパシーを獲得することであったと思われる。

　　すると、今までのややこしい人間同士の手続きは一切しなくてもよいのであったと思われる。嘘つかなければ、いろんな証明や、お金を互に支払うこと（金銭決済）も一切必要が無くなる、皆が素直で正直に生きればいいだけのことである。テレパシーは原則、人を素直にさせる。素直でないとテレパシーは出来ないから。格好をつける必要も本来ないし、ただスーッと生きればいいのである。そしてテレパシーを知っていれば多くの苦労もすることは一切ない。生き方はただそのまま素直で良いということである。ここから本物の情報の根源が少し見えるのである。これに近づけば近づくほど本物になる。逆にこれから遠くなればなるほど嘘になる。私達は今その一方に偏った生き方をしている。全て自分次第である。この辺りでイエスの言葉が一つ二つ、フイと思い出されてきませんか？

　　いまのように下手な嘘をついて、長年苦労をするぐらいなら、その生き方を一切止めて素直に生きる方向に転換したらよい。もっと私達は生きること自体で気が楽になると思われる。気が張っている人ほど、本当は自分や他人に嘘をついたり、強がりを言っていることにもなる。全てが自分次第になる。そしてこの素直な生き方はただそれだけではない。テレパシー能力と同時に全く新しい生き方がその次に見えてくるのである。そこで今いる地球がはるかに小さく見えるだろう。そして今までになかった大きな世界、他の惑星の人々との多くの付き合いが可能となる。この転換をいま私達は始める必要がある。この転換は今までになかった途方もない転換になると思われる。自分のためにだけ、朝から晩まで嘘ついて頑張る時代は、これからは流行らないと感じられるだろう。この広がりを知ったら、今迄の時代は完全に終わったと思われるだろう。もう古くて見るにしのびない生活のスタイルに見えるだろう。早く私達は自身の姿（後ろ姿）に気付く必要がある。ニセ情報に付き合うのはこれ位にして、真の情報を皆が身に付ける必要がある。あまりに身近で目立たない考えかた、目立たない行動、言わなくても判る（感じる）判断、これを知ってよくみていると判るようになる。

　　ウソの渦の中で今まで通り生活をまだ続けますか？　さっさと抜け出しますが？　決めるのは私達自身である。今までのような地球全体で嘘つき合戦をやっていてはキリがない。はやく本物を互いに取り戻し、ウソのない真面目な生活を地球全体で取り戻したらどうだろう？　そうすると断然生活しやすくなると思われる。大昔はそうだったのだから。　そんな生活は何処にある？　と思うなら他の惑星を調べたらいい。それが多くの惑星の常識だから。逆に地球はみなとても非常識でだから。仕方なく自分から、多くの　しばり、会議、約束、条約、決まり、金銭取引、裁判　などを無数の約束ことを作ってきた。そのためこれらが足かせとなってこの取り締まりに大わらわ。こんな惑星は近隣にはない。他の惑星の状況を少しでも知ったら、この地球のやり方は大変にバカバカしく、やっておれなくなる。恥ずかしくて見てられない（地球人は何も知らないのでこれらを法治国家といて自慢している）。逆である。真実は全く逆。多くの他の惑星ではまるで、この反対の生き方をしている。

　　そろそろ気持ちを取り直し、私達は心静かに自分の内部のささやきに気を配り、真実の生き方を求める必要があると思われる。嘘つき合戦はこれ位で終わり。真面目な生き方を各自が徹底して探る必要があると思われる。地球全体が浮かれ、浮足立った今迄の生き方はこれでおしまい。過剰な利益、過分な資産、余計干渉、余計なプライドの追求、在りもしない恐怖への恐れ、過度のこだわり、などを持たなければ（今の支配者たちや一般人の特性）、世界は直ぐに平和になると思われる。たったそれだけのことに過ぎない。ではなぜこれが出来ない？　私達の根本思想（価値観）が、幼児のまま遅れているということを私達自身認めるしかない。残念であるが、これが宇宙の中の地球の真実。この幼児性を覆い隠すために、自らの神を隠し、膨大な約束ごと（法律等）を自分達で造ったのであるが、その始末に大変に困り、足元がからまっている状態、これに自ら全く気付いていないこと。競争社会、進化論、唯物論などはそのために随分あとで追加で創作されたもの。しかもこの中に真実は一つもない。早く見切ることである。

　　今までの縛り、約束事、法律をこれから幾ら作っても、焼け石に水だろう。それこそ私達には何の役にも立たない。もとの基本をすっかり忘れているから。昔から泥縄式といっているものがあるがこれがそれ。本来の人間に生き方を変えるしかない。それを自ら悟るしかない。この生き方を確信するには近隣の惑星人の生き方をただ知るだけでよい。

　　私達はその上、大変に頑固である。そのためこの新しい情報を見ようとはしない。　私達には情報が無いのではない。私達が見ようとしないだけ。判れば実に簡単。今はその瀬戸際と思われる。頑固のままで今の生活をしつこく続けるのがよいのか、あっさり素直になって切り替えるかの瀬戸際になる。本ものの情報は実に見えにくいが、すぐそこにあることは確かである。本気で探しさえすればよい。

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資本主義と専制主義の国家

　　別項でも述べているが、この両国家は、住んでみると結局たいして変わらないという評価がある。この両方の国に住んだことのある人の言である。その両者には住んでみて一長一短であると。

 　　もう少し調べてみよう。資本主義では、原則誰もが自分の生き方の方針を、他人から強制されることはない。この選択は自由である。学校に行って卒業をし、自分に合った職業を選ぶことが出来る。身分や家柄などでは原則その制約を受けない（この制約を未だ受けている人もあろうが）。この意味で生き方は自由であり、自分に合った生活様式を決めることが出来る。自分の能力に合った選択が可能なのである。貧富の差で多少のルート選択の違いがあるかもしれないが（生まれた境遇など）、ともかく選択の幅が広く見える。

　　一方の専制独裁国家では、学校生活の中で、自分の適性が判断され、本人に向いた仕事の中身を体制側から告げられるであろう。「君はこの方面の仕事をするのがよい」とあてがわれる。その指示通りに就業するなら、スムーズに仕事にありつける。ここで文句でも言うなら冷や飯食いの道となるだろう。ともかく自分で選択するより、自分の適性は国の方で見つけ出してもらい、それをあてがって貰えるということ。国民はその国の資産であり武器あるから。あまり個人で自分の将来を考える必要はない。国の方は適者を適宜配属で旨く人材を使おうとするだろうから、将来の選択の苦労は個人がするには及ばない。勿論本人の希望もあるだろうが。

　　両者を比較すると、自由度は確かに資本主義の方がある。しかしこの資本主義の方法はともかく自分で決めるのが基本である。国は決めてはくれない。自分の仕事が何に合っているかの判断は、若い頃では誰しも判らない。そこで社会に出て、あれこれ沢山の仕事をしてみることになる。これは体験にもなるが、ある意味大いなるムダでもある。達観的に仕事の向き不向きを先輩や他人に任せた方が楽かもしれない。自分で勝手に職業を決めるのは、社会的に大いなる無駄かもしれない。それより、専制主義の国は個々人に養成の段階から、適者配属を分類整理して決めているので、個人的にはこちらの方がが大変に楽であろう。

　　それから個人の生活であるが、資本主義ではこれも一切自分で仕事を探し、住み家を自分で探し、そのすべてを段取りするのである。大変な苦労である。この苦労が体験的にいいという人もいるだろう。しかし専制政治はある範囲は、国やその担当部所が、個人の仕事、住まう家などは皆あてがってくれる。自分で段取りは不要である。文句を言わなければ楽に生活のスタートが切れる。自由度で言うと、資本主義は自由度が広いということ。しかし専制政治はこの自由度は狭い。そこで自由を求めれば、その後の縛りがきつくなり、自分勝手に何かをするかでその後の昇進も難しくなるだろう。

　　両体制で大まかなこのような違いがある。そして住んでみた実際の体験談からは、この両者に大きな違いはなく、不自由さ、不合理があることでは、互いに変わりはないという点である。資本主義からは専制がより窮屈に見え、解放してあげたいという気持ちにもなる。だが専制政治の中で住んだことのある人々からは、逆に何でも自分でなさねばならず、何でも自分で探し回るのは大変だろうと。ともかく自由競争の世界で互いに食い合いを自ら演じることは、うっとうしいと思う人も大勢いるだろう。自由経済は互に自由競争なので下手をすると、最後は落ちぶれて乞食にされてしまう可能性もあるが、逆に大きな個人的な進展が見込めることもある。しかし専制では上司の言うことを聞いてさえいる間は、食いはぐれはない。贅沢を言わなければ最小限の生活は出来るのである。生活安定性から見ると遙かにこちらが良いのではないか？　となる。そこでこの互いの欠点が見えるから、これを以前からその体制同士で非難し合っているのである。結局この差は僅少差というとこであろうか。また専制体制側では、この窮屈さを多少緩めるために、資本主義の自由度を導入したシステム（金銭の自由市場採用）に次第に制度を作り替え、折衷案の方式に実際は変更してきている。完全な共産体制は現実的に出来ないからであろう。

　　この両体制に共に不足するのは何であろうか？　このままほって置いていいのでは？　勝手にそれぞれの体制で社会を維持しようとするのであるから、手を出す必要はないという結論も出る。しかし私達がこれらの社会システムを互いに今のように造ってからも、両者の言い争いが収まらない。昔からある国境紛争、宗教紛争と同じで、主義には関係ないようである。どちらが正しいと思う生き方かを飽きもせず、互い揉め合っている。この両者の紛争原因には、本当の解決策はあるのか？　

　　第一に私達には根本原因を探して、解決しようという意図がないようにも見える。第二にそもそもこの原因を探す力がないこと。第三に有効な解決策をどちらの社会も未だに一度も出せてないこと、これらの生き方の方向違いが大きな原因となって、常にもめ事が繰り返されているだけ。つまりお互いに争いが維持出来ることが、それ自体で良いことだと判断している節もある。争い、紛争、戦争、これらのことは私達地球人にとって普通であり、戦争などはある時代の間隔で、必須の出来事、年中行事の催しの出来事ぐらいに捉えている節もある。その内に本格的な戦争になって社会のすべてが、“トンガラガ”となることを秘かに願っている人々もいる位である。それまでの自分の行為はご破算になるという願望である。やりかえせる、ならそれで良いではないかと。一種の悪い悟りのようなもの（社会を造り変えてしまえというもの）。私達の争いの原因はこのように絶えない。それだけではなく私達の社会では混乱のために沢山の犠牲者が出てしまうが、これを全く気にもしていないように、その都度たくさん葬式を出すのである。　これは民主主義、独裁主義に限らないのである。このような沢山の犠牲を出さなくて、もう少し私達に利口なやり方が他にないのだろうか？

　　平和になろうとするなら。どうしても平和になる根本原因を見つけるしかない。そしてそれを自力で探すしかない。さらにその対策を自力で立てるしかない。まずは私達の地球の混乱の原因は前項でも述べているが「各人が人間の本体を知らないこと」、ここに大きな原因があると思われる。つまりお互いが自分自身を知らないことにあること。　「自分を知らないとは、そんなことはない！！」　私はこのように自分は日頃しっかりしているのに、と皆は大きな声で反論するだろう。私達はこの言い文には間違いはない。紛争、戦争が常にあったが、これからも続けるだろうということ、しかし何時までも自分達で、紛争を克服することは出来ないだろうということ、これを自ら認めるしかないのではないか？　なぜなら私達の長い歴史を見ると、紛争だらけで自慢できるものはそれこそ一つもなかったから。紛争、戦争の中止はいつも単なる中休みに見過ぎなかったから。

　　ではその方策は各人が自分を再度見つけ出すことになるが、これをどうするのか？　本当に見つめ直すことが出来るのだろうか？　まず大きな手段として、私達地球人だけでこれらの難問を解決できるか？ということになる。地球人だけで解決できたなら、今までの過程でその手段がたいがい見つかっているだろう。何度も同じ過ちをして来たことだから。しかし同じ地球人のままで根本原因に気付くことは不可能というのは、誰しも判るのではないだろうか？　それは無理だと。ならば人を変えるのか？　人の入れ替わりなんて簡単には出来ないでしょう。ならば私達地球人が考え方の根本を変えるしかないことになる。「人が変わらなくて生き方を変えるのはむりでは？」と誰しも思うが。ここが問題。

　　私達はいずれの主義を使っても、はっきり言って常に糞詰まりの状態。何を対策しても良きことを見つけられる状態ではない。今ではこれを直感的に皆、感じるのではないだろうか？　資本主義であろうと、専制主義であろうと同じなのではないか？と。　どちらもドングリの背比べ、たとえ新しい政治体制が今後発明され、革命が起きても同じことという直感がさきに働くのではないか？　地球人のいまの知恵で何かを絞り出してもたかが知れている（失礼だが）。観念してもいいのではないだろういか？　これまでの私達の自慢？の地球の歴史を幾ら調べまくっても、より進歩的な新しい、アイディアを生み出せるレベルにないことが、それこそ直感で納得が出来るのではないか？　私達の自由体制側では、資本主義などが最も進歩した政治形態だと自慢する人が多くいるだろう。あるいはこれからもこのシステムは発展するのだと、かたく信じている人もいるだろう。これは果たして本当か？　

　　試しに身の回りの人達に聞いたらよい。著名な方でなくても、そこいらの普通の人に聞いた方が早いかもしれない。恐らく同じ答えが多く出てくるだろう。今のままではこれ以上良いアイディアは出て来ないだろうと。同じ繰り返しではないの？という答えがあっさり返ってくることが予想される。議会制の先進国である、ヨーロッパでも議会は日々無数に運営されているが、中身はどうだろう？　同じ党員の員数を数えて、多数決をとり、ものごとを決めているが、員数を揃えるのに四苦八苦、党派を多くしたり寄せ集めたり、同盟を結んだりするのに多大の苦労をしている。その裏工作、駆け引きで苦労のしずくめ、しがらみ、因縁、頑固、どうしようもない昔からの駆け引き。これを永遠と繰り返しているだけではないか？

　　ここで行うのは思いっ切り発想の転換である。地球人だけでどうにももらないときは、自分達だけで考えるのではなく、他の惑星の生き方、考え方を入れるのがとても有効と思われるが、どうだろう。　「そんなこと出来るの？」　実はこれが端的、他の惑星の生き方を知ることは有効である。他項でも多く述べているように、地球は元から単独の惑星ではない（大昔から）。地球のこのように糞詰まりのときは、何でもいいから他の惑星の情報を手にしてみることである。今のように地球の先行きの全くない対策をやたらこねくり回すより、騙されたと思って他の惑星情報を手にしてみたらよい。そこにヒントが全くないのか、本当にあるのかを現実的に自分で確かめたよい。それから判断しても全く損はないのである。それほど時間もかからないから。残念ながらこの方法は今まで誰も試したことがない（長年）。これが欠点である。みな勇気がなくて。

　　この情報に手を出す興味を持てれば、あるいは自分で手を出せれば、後は簡単である。この切り替えが大切であるが。今まで地球の低次元（精神的）の極みを私達はこのように突っ走ってきた。いきなり他の惑星の情報はショックが大きいかも知れない。しかしこの転換をある程度（ある割合）の人が出来るようになると、話はもっと早くなる。そして今迄、無言ではあるが、この話を納得できる人がすでにある程度の確率で、住んでいるということを知った方がよい。なぜなら多くの一般人が、今までの地球人の生きざま、やり方、行状、もめ事などに長年ウンザリいているからである。どうにもならない生き方で、どうにかなるだろうというレベルではないと、地球に「見切りをつけている人々」のことである。かなり達観をしている人々は多いような気がする。彼らは証拠が無いので今まで黙っているだけで、それを静観しているが、すでに薄々変化を感じている人々である。この人達は社会が動き出すと、急速に自分達も行動をするだろうと思われる。この類の人々は馬鹿ではないので適切な行動を自分の判断を取るだろうと思われる。次の新しい時代を率先して周りを引導していくと思われる。そのような予感がする。時を待っているという感じ。判りますか？

　　このように地球の今の状態の脱出には、大きな変革が必要である。しかし暴力的ではなく、これらは平和的に行う必要がある。これ行うには私達地球人の大人達が、まず自分の状況を上記のように知るべきことが少しある。予備知識である。いままでの資本主義、専制主義など政治システムに頼らず、これ以前に全く示されなかった、人間の本質についての確認である。人は何のために生きている？　生きる目的は何？　死とは何？　他の惑星はどうなっているのか？　これらの質問に的確に答え出し、明確な回答、将来ビジョンを示す必要がどうしても生じてくる。次に私達の回りにあった長年月に亘る誤った常識を、問い直すことが非常に大切になるだろう。その理由と、明確な目的を示す必要がある。今までの資本主義や専制体制に優るものを、キチント示さなければならない。でないと誰も見向かないだろうから。現時点までこの世は真の統率もなく、長年、常に荒れ放題になっていた。だからこのチャンスがいいのではないか？　今まで気付かない人もこの機会に何かを知るだろう。私達は今のままで進んでも何の解決策も出せないことは、日を見るより明らかなこと、ここらで自分達が今お手上げ状態であることを自認するしかない。イヤだろうがこの認識が最も肝心なこと。

　　その次に私達が認めなければならないことは、他の惑星人の存在である。“地球だけにしか人は存在しない”　などという地球的の社会常識（大変に遅れた情報オンチ）を自ら意識的に破ることである。これが現存の一般の普通の大人達には最も困難ことなのかも知れない。地球は今まですべてにわたって確かに頑張ってきた。何でも身の回りのことをしっかり責任をもって生活してきたと自認（誤認）している。しかし私達の活動の場、考える基本条件が余りにも知らなさ過ぎたことがあり、これが地球だけが私達の生活の場という縛り（思い込み）である。この大いなる縛りは、今後は完全に解除されなければならない。私達人間の生活の場は地球だけではなかったのである。地球はそのたった一つであり、他にも多くの住むべき惑星があったことを知る必要があった。これを知ると知らないでは、桁違いに認識の差が出る。子供と大人の認識差とはこのことである。私達は子供の感覚で長く地球内で狭い生活をしてきた。地球の中にのみ顔と頭を突っ込んで、他の惑星のことなどを全く知らず、気付かず、無関心で長く過ごしてきた。この真の原因は多くある（別項で詳述）。がこの原因を今知ったからとて何も戻るものではない。それより、これから現実的に他の惑星の人々の存在を、先に素直に認めることが重要であろう。この人類が存在する惑星は我が太陽系でも当然であり、他の太陽系も同様であること。その内容にはこれら太陽系に例外はないということ。

　　惑星の中で地球にだけ人類が存在し、進化し、たまたま私達人類が存在するという考えは、宇宙から見ると、実に狭小でトウヘンボクな考えであり、宇宙を知らない田舎者であると言われても仕方がない。またこの考えは恐ろしく傲慢な考えである。これまでこの宇宙情報のツンボサジキにされてきた真の原因は、別項でも述べているので、くどくど言わないが、結局私達大衆にも原因があるということが真相になる。だからこれを咎め（とがめ）て今さらどうにかなることではない。それより、あっさり認めるのが先である。地球人の情報のなさの理由なんて解ってしまえばどうでもよいことになるから。私達が毎日、人間同士もめ事が長年続き、解決できなかった根本原因は、この辺の認識の無さ、視野の狭さ、拙さにあることは間違いない。他に原因もあろうが、この人間自身の認識のなさは決定的である。お判りだろうか？　ではなぜ他の惑星の人々は、もっと早くこのことを私達に知らせなかったのか？　判ってしまうとこのような疑問も出るだろう。

　　実は私達はこの自分達地球内の揉めごとに気を取られ、今までこの実態にすっかり気付かなかったというのが真相である。彼らのこの情報が正確に私達に与えられたのは1952年である。今からおよそ70年前になる。しかしこの情報は地球内のある団体からストップがかけられ、スムーズには大衆の手には渡らなかった。そのために大衆の周知が相当に遅れたのである。彼らのこの種の警告は何回もやれない。一回きりである（肝心なことであるが、だからこそくどい説明は多くは出来ないと言っている）。この点について私達は聞き逃すと、次の情報提供はないと言っているのである。一回でそれに気づき、マスターしないとまた宇宙からオイテケボリをくらうのは私達自身だと言っている。すると時間的にもあまり余裕はないと思われる。彼らは私達にやるべきこと（情報提供）は既にやっているのである。キチント役目を果たした。これに答えていないのは地球人の責任者、大人達である。この責任者とはいま無名の人々であり、現在社会的な責任者や目立っている人々とは、全く異なる種類の人々であるので注意のこと。いま社会で目立っている人々はこの改革には手が全く出せないだろうし、この大改革には大反対するだろうし、また相応しくないからである。いま無名の人々にやってもらうのが最も適していると思われるのである。

　　そしてこの改革で次に最も必要となるのは、今までの主義、権威などで示されてきた子供の教育方針の変換になる。いよいよ私達の将来を決定する基本でもある。これは当然大人も同意しなければならないことであるが。この子供教育指針となるのは、別項でも述べているように、“テレパシー教育”が基本ベースになると思われる。今までの言葉、言語教育ではなく、その手前にある“魂”の教育を行う必要がある。言葉や、言語はそこそこでよい。最も力を入れるのはこのテレパシーであると思われる。この能力を私達も手に入れるなら、人間同士の意思の伝達の阻害もなくなり、嘘もつけなくなり（つく必要がなくなる）、生活の手段が全く変わってくることが予測、理解できるであろう。解るだろうか？この社会激変に。今は電子機器の使用などで現在多少は便利になったが、この能力の獲得で人間同士の意思は、互に深層まで当然理解出来るようになり、電子機器の利便性どころでの騒ぎではなくなる。これで社会システムは完全に今の考えとは100％以上がヒックリ返ってしまう。そして今迄の人類同士の地球紛争は全く最初から要らなかったことが、誰しもはっきり理解が出来るようになるだろうということ。このレベルに近づくと、人の生きて行く本当の理由がみな理解出来るようになる。その時なぜ今までこの方法（テレパシー）を使わなかったのだろう？　とこれまでの大きな疑問への回答が誰しも自ら出来ると思われる。これが地球難問解決の唯一の答である。

　　資本主義、専制主義あるいはその他の政治形態など、これに似たものをいくらこねくり回してもこれは全く今後のことに役に立たないことははっきり判る。埒が明かないのは明白である。早くこの地球惑星を飛び出した思想を、皆が持つ必要があると思われる。少しこの情報を得てみませんか？　私達のいままでの多大の方策の失敗は、全てこの基本が判らなかったからと思われます。

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神様の在りか

 　　別項で〝宗教の起源”を述べた。地球では宗教家が私達の「神様」を何処かへ隠してしまった、そのために私達は神の在りかを知らない、迷い人となったという話である。そこで神の在りかについてここでは詳しく見てみよう。

　　本来は私達の神は、各人の体の内部にも存在し、同時に私達の外部や宇宙にも存在すると思われる。神の居ないところはないと思えばいいのであるが、私達はこの宗教などの影響もあって、神は長年このような存在だとは真剣に思っていない。神は特別な存在で、自分とは別で外部に居るのだと日頃感じているとも思われ、決して身近な存在とは思わなくなってしまっている。

　　そこで神様が自分の外であるなら、これを幸いに神様の見ていないところで、悪さをしてもよいだろうと、私達はいつもコソコソ隠れ、やましいことを誰かれなく沢山してきたと思われる。自分の内緒を人に言わなければ誰も見てないし、どんなことでも人にバレなければいのだと。私達が嘘をつくときは誰も同じだと。そして一旦、悪さをして見つかると、私達が自ら造った「法律」で裁かれる羽目となるのであるが。ここで役に立つのがこの私達人類自慢の法律の出番となるのである。決して神が裁くのではないのである。自前で私達は神が居なくても人を裁くことが出来るようにしてしまったから（いつの間にか）。これを元に立法国家だと大いに自慢しているものになる。このため人は自身が神の代わりとなって人を裁く羽目となった。真の神はそこには依然として居ないのである。実はこの考えから私達の大きな社会混乱の真の根源にもなっていると思われる。

　　では本当だろうか？　このときの神様は一体どこに居るのであろうか？　はっきりしているのは、このように私達がこれ以上のものは自分達しかいないと思うことである（うぬぼれ）。私達は何処に居ようとも、常に自分自体は必ずいると感じる、すぐ傍に何時も自分がいることである。自分というものが居なくなったら、それは死んだことになろうと思われる。だから常に見ているのはその自分を見ている「自分自身」であろうと思われる。実は常に自分と共に居るのは「その自分」と思っているからで、これでどうやらそこでは二人の自分の始まりのようである。この感覚が実は神様に近づく初歩の基本でもある。

　　さて前項でも述べているように、自分の身体を見ると判るが、常に自分の体は自分から切り離すことが出来ない。そしてこの体は、自分がそれを感じ初めている頃から、常に体全体をコントロールしているようであり、その肉体の内部は今の自分が知ろうと知るまいと、どうやら何者かに完全にコントロールしていようでもある。これはいつも前面に出ている〝普段の自分”とは別物のようである。では体をコントロールしている者は本当に何者だろう（もう一人の主は）？　どうやらこれで二人は無縁ではなく互いに通じ合っているようである。そしてこの両者を見ている自分がまた別に居る。ということは私達には三人の自分が居るのではないだろうか。

　　「第一の自分」とは通常生活をしている自分である。「心」とも言っている。文句を言いながら、わめきながら生活をしている日頃の自分ということになる。そしてもう一人は第一の自分が気付こうが気付くまいが、常に自分の体を内部で秘かに体をコントロールしている自分で、これが「第二の自分」になると思われる。これらは自分の体の中のことであるから他人ではないことは確かである。そしてこの他、両者を同時に見ている「第三の自分」がおり、客観的に見ている者である。このように私達は三人の自分が居ることになるのではないだろうか。

　　まず、第一の自分（通常心というもの）は大変に判りやすいだろう。説明の必要はないほど身近で。誰しも知っている日頃の自分である。わがままが多く自分でもコントロールが効かない、日頃手に負えない自分でもある。いつも横着で、強がりを言い、オタオタして、短気な生き方、恐怖も多く味わっている自分である。相手側にも同じように当然備わってい存在するものである。この者たち同士は互いにもめ事や喧嘩をし、張り合い、日頃多くの喧騒の中で活動をしているのはこの自分である。私達はこの心と言われるもので認識や判断が行われ、日常は殆どこの生活がなされている。

　　そしてもう一人の自分であるが、自分の肉体などを自動でコントロールしている第二の自分は、第一の自分の活動に大きく影響を受けながら、ひと時も休まず活動する内部の自分である。よく見るとこの自分はまさに驚異的な活動を休まず続けている。この活動に第一の自分は日頃気付かないし、気にもしていない。第一の自分が最優先しているのは目の前の都合だけ（目の前で起きる現象）のみ気にしいるのが特徴であり、第二の自分は勝手にそのように追随して活動するのであろうと僅かに感じているだけである。しかしこの第二の自分は、実は私達本体の重要な一部のそのものであろうと思われる。そしてこの第二の自分は第一の自分から多くの影響、衝撃を受けるのであるが、その影響が日々大変に大きいということである。本来は第一の自分は第二の自分の方から派生したものと思われる。逆ではない。普通は逆と感じているが、本来はそうではない。それは体全身も元からコントロールしており、第一の心の生みの親でもある。この見えないもの（第二の自分、神の一部）が体と心をコントロールしていると思われる。では私達（第一の日頃の心）はなぜこれをいつも逆に感じているのか？　第二の自分が元々私達をコントロールするのであるなら、そのように私達はなぜ日頃感じないのであろうか？　これが難問の一つである。ともかく私達の身体の不都合が生じると、否応なく身体そのものや第一の自分すらも死を迎える、

　　それからもう一つの自分、つまり第三の自分であるが、これは第一の自分を感じながら、第二の自分も同時に感じることであるが、これは私達心の能力の発達、発展に伴うもの思われる。つまり自分を一体のものに統合出来る自分（感じられる）ということになる。第一の自分だけでは生きる初歩的な知恵だけであり、誰でも出来る。何も考えなくても、強いて感じなくても出来るようになっている（初歩的能力）。が、第二の自分を感じるのは、そのままでは難しいようである。そして第二の自分を感じながら、かつ第三の自分を明確に知るのであるが、実はこれが私達のいま求められる、本来の生き方のように思われる。

　　この段階で感じるものが、各人に本来備わっている神様の一部と思われる。私達の身体のコントロールと、精神（心）の部分、この両者を神はまとめてコントロールしていると思われる。これを統合し〝自分”（第一、第二、第三の自分を含めて）となるのではないだろうか。このように私達は自分が何者かが、直ぐに気づかない構造になっている。私達人間は、動物達より複雑な造りとなっており、すぐには自ら自分を分解、整理が出来ない。人間は元から神様に近い造りとなっているからで、自分の解明は相当慎重にしないと、簡単に気付かない構造である（気付くように知らぬ間に私達は試練を受けている）。直ぐに理解が難しい造りである。しかしこのように手順を踏むと理解が出来るものと思われる。人間のこの構造は無駄ではない。私達人間が動物と同じような生き方、行動をするだけなら、人間は最初からこの世に要らないだろう。私達には動物とは異なる特別の〝役目”や〝義務”があると思われる。これがこの構造の真の理由となっていると思われる。これで解ることは。自分自身のカラクリを自ら理解し、進歩した第三の自分を見つけることが私達の役目というものになるようである。言葉ではこれ位しか表現は出来ない内容である。

　　ここで惑星や宇宙の構造であるが、具体的に惑星は昔から自転している。ガリレオ達もそのことに気づいたのであるが、この構造や運動は遙か昔から行われており、私達が知ろうが知るまいが整然と行われていたのである。当然私達の住んでいる地球も他の惑星と同じように自転している。同時に太陽系の他の仲間も自転している。そして極小の世界、原子、分子、素粒子なども同じように回転活動をしている。宇宙の中で死んで静止しているものは何もなく、すべてこのように活動をしているようである。これが正常な生き方、運動ということになる。そしてこの万物が整然と活動する原理は、前述の第三の自分の立場にならないと解らない（理解できない）と思われる。初歩の第一の自分のままでは感じることが出来ない。俺はそんなものは見なくてもいいという者も沢山いるだろうが、これは人間放棄の態度になる。いずれ私達人間は第三までの態度をもって見る義務があるようである。地球ではこれ等のことに無関心な者が多く、そのために結果として、自ら人間同士の社会を旨くコントロールすることが何時も生じている。みな第一の心のみで早とちりの判断をし、その生き方に拘るので、その場で言い争いなどをし、行動をいつも狭い範囲で決めつけている。第二の神や第三の心を感じる機会が少ないので、社会全体を自らコントロールが出来なくなっていると思われる。今の状態で出来るのは、互いの競争や醜い争奪戦、仕返し騙し、などで、真に紳士的なことは殆どできるレベルにはない。或いはこれらに代用される金銭活動や、法律論争、スポーツ合戦などが地球ではとても盛んであるが、これにのみ日ごと専念し、拘泥（こうでい）している。これは完全に第三の心を少しも持っていない証と思われる。おおかた第一の心のみに頼っている生きやり方である。

　　ここで人間の「心」の構造細部であるが、私達は前述のように日頃第一の心の中でその殆どの生活をしている。ここから通常抜け出すこはしないし、しようとも思っていない。実はこの心は、殆ど肉体に側に属しており、そのままほっておくと、身体、肉体、目で見る現象、のみに非常に拘泥する性質を持っている。しかし同時に人間のこの心は前述にあるように、神を見る力を本来持っているのが特徴である。つまり心は現象を見ると同時に不可視の神を見ること、一段と高み（広範囲）を見る能力が本来あることである。しかしこれもバランスが崩れると、私達人間は日常生活が旨くいかない。このことが私達をもう一つ苦悩させる原因にもなっており、仕組みでもある。逆に日常で足元を忘れ、神のみを気にしていると、これも周りとの生活が旨くいかず（極端な精神主義のアンバランス）、これがトラブルの原因となり、解決が困難になる。だからここはバランスの問題にもなる。

　　先ほどのように神様はすでに昔から私達の中に住んでいること。心はむしろ新しい住人であると思われる。この心を昔からの住人（第二の心）に旨く慣れさせるようにしたらトラブルは少なくなるだろう。昔からの住人は何でも知っており、素直に聞いたらあらゆることを教えてくれる。実はこれが各人に潜んでいる、神様そのものと思われる。つまり第二の自分に、この本人に真摯に聞くのは第三の心、真の自分となる。そのように生き方を変えるのである。すると第三の自分が明確になってくる。実はこれが神をミックスした心になっているから。

　　言葉では神については、これ位の表現しかできないが。しかし太古からの、或いは私達が大昔知っていた神の方向性はこれに近いと思われる。そしてこの神は広い宇宙の神とも同時につながっているということである。自分の中の神を信用出来るようになると、私達は同時に宇宙のことも次第に知ることが可能となる意味になる。

　　私達は日頃多くの研究（科学分野、医療の分野など）をするが、実はどのような研究も、どうして自然は最初からこのような構造や、カラクリをしているかの根本思想、哲学、目的そのものを探ることはあまりしない。常に人間側が自然から何かを発見したら、それは自分の功績だと直ぐに周りに主張し始める。あたかも自分が見たものを造った神様かのように勘違いし、本物の神の存在を忘れ（逆転）、謙虚さを感じることはない。これが地球人の自然研究姿勢のそもそもの欠点であり、間違い（態度）である。私達が研究する分野は、その全てが神様はすでに以前から全体を統括をしているものであり、私達人間が発見したから自然の側がそのように自然の法則になったのでは決してない。はるか以前から自然はその全てを自前でコントロールしており、人間側はそれを一部利用する、あるいは仕組みの一部を知っただけに過ぎないのである。私達の人体もその通りである。最初から人体は完全である（いつの間にか地球では人間、人体は私達の言う進化論で進化したと言い出しているが、決してそうではない）。それを知らないのは私達人間の第一の心と思われる。人体や宇宙の構造は、今の私達が発見したからそのような構造になっているのではなく、私達が知る遙か以前からそこに存在するのであって、私達は認識の方向を逆にする必要があると思われる。私達は何でも調べ回るはよいのであるが、その態度に謙虚さがない限り、将来も良い結果を得ることはないだろうと思われる。自然や自分の身体に対しても、この謙虚さをもって研究するのが原則である。これから外れると、良いことは一つも起きない。これまでのようにトンデモナイことばかりが身の回りに起きる。私達は自分以外の自然を研究するとき、例えば多くの惑星、衛星の存在を知るのはいいのであるが、誰それが何々を発見したなどということは、最初から決して自分の自慢すべきことではない。そうではなく、どうしてそのような構造になっているのであろうかと、畏敬の念をもって真摯にその真意に、聞き耳を立てるのが先ではないだろうか？　つまり神の真意である。しかし私達はそんなことより、まずは自分の努力や発見、手柄を際立たせ、発見したら、大声で周りに知らせ、ことさら自慢にし、勲章や褒美まで貰おうとする。これが今までずっと長く続いており、この態度、考え方自体そのものが間違っており、完全に人間側が自然とズレていると思われる。人間の手柄なんて実にチンケであることに、全く地球人は気付いていない（自然はその法則を私達が発見しようがしまいが、最初からそのように整然と活動しているから）。そんなことより、宇宙の厳粛な構造を畏敬の念で見させてもらう、という謙虚な態度の方が正しいのではないだろうか？　この態度が地球人には昔から全くできていない。つまり第一の心だけで突き進むこと、これが大きな難題。科学技術の研究姿勢の方向がお粗末だとここで言いたい。個人の功績や自慢のネタのために自然研究するようなら、そのような研究は即、止めてもらいたい。これが宇宙の神様の本音でもあろう。この態度を続けると、今後ますます私達はこの惑星での生活がし辛くなっていくだろう。この真の原因や遠因は、先ほどのようい私達が自分の神様の在りかを、何処かで亡くしてしまったからと思われる。

　　さて神様はこのように自然研究の中でも見ることが出来るし、日常の中でもいつでも見ることが出来る。ただその研究方向、態度をいずれも人間の側が謙虚なものにすることが必須ということも判るし、私達がこの態度で研究励行すべきことが大切であることも理解できる。今まで間違った姿勢のために、私達の科学技術は破壊的なものに、次第に変化しきたのであると思われる（いびつな技術）。これは私達が謙虚さの姿勢が一つもないからである。

　　前述のように神様は私達からは三様に見える（第一の心、第二の心、第三の心）。つまり一様ではない。最後はこの三つを融合するのが私達人間の目標である。三つのまま分裂することなく融合させると、そこで神の意志が見えるだろうということ。そのために私達には伝達手段として「心」が与えられているようである。実は心はいかようにも変化をするし（変幻自在）、有効にこれを旨く使い、三つの心の融合を行って、これを如何に利用が出来るかが私達人間の日頃の大きな課題であろうと思われる。先ほどのように私達の知っている心は大方第一のものばかりであり、元から神を知らないものである。この状態が今迄長い時代続いてきたと思われる。心は使い方を知らないと、地球の私達のようになる。だから心は慎重に、神と相談をしながら、進めるのが最も適切である。

　　神様の存在は、結局自分の「心」を用いて覗くのであるが、最後は各個人の自分の心のコントロール次第だという要諦に帰してしまう。心静かにして神の意志を聞くこと、そうなると神との直結が出来るようになり、その身近な神の存在を自分で確かめることが出来ると思われる。そうすると、神様はどこにいるのかといって今迄のように、探し回ることも一切なくなる。神様は最初からいつも自分の内側や、宇宙にいるから。だから安心してよいのである。決して宗教が言うような場所に神様が居るのではないことが次第に判る。

　　ここまで判ると、私達の生き方は大きく変わる。慌てる必要が常時なくなる。「いつも神様は自分の中にいる」、同時にこの神は惑星やすべての天体を含めてコントロールしている。これだけで、どれだけ精神的に安心ができ、生きる自信を持つことが出来るだろう。これでいまの私達の生活の仕方自体が、大きく激変すると思われる。

　　さてこの生き方であるが、どうするのか？　やり方は実は簡単で、常に正直に、素直になるということになるのが基本になる。誰でも出来るやり方になる。これは子供でも判る内容であるし、実現可能なこと。だから日頃隣人との付き合いで、大人たちの今迄の癖である、嘘をついたり、駆け引きをしたり、騙したりする、これら一切をただ止めればいいのである。かつこれを徹底して行う。そしてさらに重要なことは隣人と同様に自分自身に対しても当然に、正直、謙虚であれということになる。何故なら相手も自分と同じ神様に違いないのだから。これ肝心。これには相当な各人の覚悟や、今迄の自分の行動の反省、地球人全体の生き方を確認自覚する必要があろう。つまり地球人としての今迄の間違った価値観、態度との引き換えが要る。

　　するとこのとき社会はどうなるだろうか？　予想が出来ますか？「そんなこと出来はしないよ」と言下に主張する人が、どこもかしこも大勢出てくると思われる。これはものごとを日頃から真剣に考えていない証拠である。チャランポランな生き方を正に優先してきたのである（自分さえよければの生き方）。嘘を今まで通りにつきたいという私達のやり方である。今の生き方を変えたくないという多くの人々、ではその人達はどうするの？　例えば日常、金儲けだけや、株の売買などに精力をつぎ込んでいる人々（投資家、或いは自分だけの資産を秘かに増やしたいとそれこそ真剣に願っている人々、これは世界中で行われているいま大流行の博打行為）は嘘やだまし、無責任が前提に生きているが、正直に出来るわけがないと彼等は自ら否定すると思われる。互いに騙し合いの世界を股にかけてやっているから、「そんな馬鹿正直なことは、いま騙しの最中なので今は出来ません」と大声で言うだろう。あるいは「我々は合理的な法律、商法でその行為が守られており、何のやましいこともしていない」、と大声で主張するだろう。実はこの法律とは、私達が神様を自分の中からその昔、ほっぽりだして無くした際に、改めて自分等が神になったような気分で、この世に作り出した代物である。お判りだろうか？

　　ここで話が最初に戻る。つまり別項で述べているように、宗教家が大衆に教えた、嘘の神様の存在である。本当の神様を知らない、嘘だらけの社会が同じように私達の前に、これで再出現されることになる。そして現在のような混乱が更に、いつまでも今後続くということになろう。解りますでしょうか？　このときの混乱、困った最中で幾ら会議をしても、幾ら決戦の最終選挙や争いをしても決まらない、最後は紛争だらけになるだけの実にお粗末な今の社会、これを永遠と私達は続けなければならないと言っているに等しい。皆さん、本当にまたこの続きを皆で何時までやるのですか？　いま悟らないと、今後何千年も同じ次のスパンが続きますよ。

　　神様の在りかを知ることは、今後の私達にとっては、このような意味でとても大切なことになることと思われる。自分の中のこの神様、そして我が地球惑星、他の惑星、我が太陽系、これにつながる多くの他の太陽系など、一切無駄がないということ、すべて神様が用意したということを自ら知った上で、ただ謙虚にこれを感じる必要があると思われる（いまこれを言っている事柄自体はそれこそ先ほどの地球宗教ではありません）。何度も言うように私達が発見したから、その宇宙があるというのでは決してない、この点は私達が発見しようがしまいが、最初からこのように神は用意しているのだと思われる。この手順を私達自身が真摯な気持ちで認めるのが先決と思われる。これを先ほどのように新発見だと言って自慢気に回りに公表することは、実は恥ずかしい行動なのである。このような不遜な行為は即刻止めるべきと思われる。そうではなくこれ以前にもっと生き方をマトモに、真摯に、直感的に考え直すことが最重要と思われる。

　　「心」は先ほども言ったように、私達に最も身近な存在である。だから全てはこの心から全ては始まると言ってもよい。そして心は神をも見る力も同時に持っているということになる（心は潜在能力含めると万能）。このために、私達は自然研究する場合、ときに自分を見失い、あるいは我は万能なりと相手を見誤る（見下す）ことになる。自尊とプライドで周りが見えなくなるのも、これが心の一面なのである。自尊やプライドは神を見ようとするときに、大変に障壁、大敵になるものと知る必要がある。絶対にやってはならないこと。例えば核物質を兵器に使用するアイディアが生じるのはこのせいである。この兵器を造った者本人は全くその重大な責任を感じていない。ケロリとしている。このようなことを平気でしでかすし、研究者自身はこの現実に何の責任も感じていない。なぜ兵器として早く使わないの位しか考えていない。

　　私達地球人はこの神様と、自分の心の扱いかたを、今まで全く勉強しておらず、慣れていないせいもあり、その結果、自然を大変にゾンザイな扱い方をしている。これが原因でこの地球惑星自体をおかしな方向に追い詰めている。しかもその自覚もないのである。宇宙の実態を知っていたら、絶対にしない行動を平気で日頃やっている。ものごとを知らない「無知」とはこのことであり、その恐ろしさを今はまざまざと互いに自ら見るはめになっている。いま最先端（と言われる）の科学者の説明や、行動の動機そのものを彼等に聞いたらよい。或いはその挙動をよく見たらよい。時々この類の研究者がテレビのインタビューなどで出てくるが、彼等には哲学が全くないことが本当に良く判る、或いは誰しも例外なく大変にお粗末な思想であることが判明する。子供と同じレベル。これでいいのであろうか？　地球の科学者（全てではない）は精神レベルが実際は低能児並みなのである。その個人の知能とやらはともかく、神を知らないし、宇宙のなりわいを知らない、神に関し全くのド素人なのである（宇宙を研究しながら実は人間自体の素人になること）。これが今の教育の大きな欠陥ということすら社会自体も全く気付いていない。教育者も科学者も共に神を全く知らないし、その在りかも知らない。真のド素人集団なのである。これではおそまつすぎる。

　　私達はこのように真の神様に誰しも自ら真摯に気付く必要がある（これはいまの宗教を述べているのではない）。このためには現在のやたら小難しい学校教育は方向転換が必須と思われる。神様のいない第一の心のみで行われる現代教育は、災いのみを造る。そのことに教育者自身が感じていないから（メクラ状態）。実際には、自分で各人で前記のような真の神様を確かめたらいいのであるが。日本人なら、かなりの人々で、それが出来る能力を最初から持っていると思われる（潜在能力）。私達の中の真の神様を自力で見出すのが最重要。この神様は宗教が教えるものとは全く違うものになると思われるので注意。他の惑星でも普通に感じられている本来の神様になるから。そして地球の学校でも今はやりの「競争社会」、「プライド」、「勝利」というものが、この神様を私達の中から蹴散らしてしまう働きしかないので、十分に注意すべきである。「進化論」や「競争社会」などの考えはいまの私達大人が現に慎むべきことであると、いち早く気付き、取り除かなければならないことである。私達を大変に劣化させるこれ等の逆宣伝にピンときますか？　子供達の教育は大変に重要であるが、この基本を押さえていない教育は今のように腑抜けで破壊的になると思われる。神様のいない人間は、これをバケモノ或いはゾンビと昔から言われるものになる。

　　神様は、ともかく私達自身の中にも、万物にも存在するが、この神様を自ら感じて、正しく融合出来るのは、このように私達人間の役目でもあるように思われる。神様だけでは何もできないが、それを人間の中にある進歩しようとする心が、前述のように融合するなら、私達の前には今とは全く違った世界が出現することになる。これが神様と人間の心の目的でもあるように感じられるのである。私達の心は決して無駄ではない。他の惑星の人々はとっくの昔にこの融合を実現しているが、地球は今の説明の理由のために、これが未だ行われていない。今は私達自分の「心」の構造すら解明出来ていない初歩段階にある。

　　そしてこの心と神の融合は単に現象としてそうなるだけはなく、実は私達の大きな目的である、各人のテレパシーの獲得に直結していることでもある。このテレパシーとは私達が考えている単なる「当てっこの技術」などを言うのでは決してなく、人間や生命の本質を私達が知る究極の手段となると思われる。これについては既述の別項を参照。

　　なお神様とは、Ｇ・Ａの言うところの〝意識”ということになると思ってもよい。原文では　consciousness　とあるが、日本語では　意識　あるいは　スピリッツ　の訳となるのでこのように翻訳されている。別項でも述べているが、宗教臭さを出さないためにＧ・Ａは強いて　神様　と言わずにこの意識を用いたのであろうと思われる。趣旨は同じと思われる。この　consciousness　はＧ・Ａの著書の中では無数に出てくる。理解しがたいときは一度このように入れ替えたらよい。これを宗教の言う神様とゆめ間違わないようにすればいいのである。日本人ならこの違いに感づくであろう。

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付き合いのもどかしさ

　　私達はものごとを決めるのに、話し合いをする。もちろん言葉を多用する。言語が違えば互いに翻訳を挟んで会話する。その内に議題が煮詰まってくると、結論を出そうとする。途中で大きな反対意見が出ると協議が中断される。ここでグループが二つ、三つに分かれ再度協議のし直しをする。長引くとそれぞれに持ち帰って、各自が改めてものごとを詰めていく。そしてまた全体会議を行う。これが延々と続くのである。ディスカッションとか、ワークッショプとも言われる。これらの会議や協議は日ごとに国や世界でも行われ、終わることはない。

　　このやり方を少し考えてみると、ちょうど長い棒を使って、互いに玉を穴に入れようとし、棒を激しく突っつき合っているようなものである。玉を手で掴んで直接穴に入れば直ぐに済むのであるが、これが互いに決めた厳しい自前のルールがあり、これで旨く出来ないみたいなものである。つまり不便な道具をあえて先に使って、この棒と穴にやたらこだわり、ものごとをこのように決めよう、行おうとする。ものごとは何でもよい、子育てでもいいし、日頃の付き合いでもよい。政治も同じである。つまり不便な道具を介し、私達はそれにしきりに拘り、ものごとを進めようとする。私達は日頃この手段自体に拘り過ぎてはいないだろうか？　言葉とか、道具とか、お金、ルール、決め事、法律、国際法、そして今の玉入れとかに。それぞれの自分の集落とか、国のそれぞれしきたりまであるが、これらの縛りに拘り過ぎるのではないか？

　　例えば子育ての肝心な点は、無私で子供をただ　“しっかり抱きしめる”　ことが第一なのである。これでおよそ90％は決まる。しかし私達はこれをせず、その前にあの手この手でその子を自分のいいように引き回そうとする。私達はこのように抱きしめる前に言葉や屁理屈を並べ、自分の意見が優位だとまず周りに主張する。理屈が先なので、先ほどの長い棒で事態を自分に有利なになるように、しきりに無駄な労力を行うようなものである。つまり言葉などという便利な道具を操って、何とか自分で手にしたいものを掴もうとしているのである。直接子供を無言でただ抱きしめればいいものを、先に間接的にこのように棒のようなものを盛んに使おうとしている。これでは子供に親の本心は伝わらないだろう。口を開けば、自分の体面、理屈や、権利、世の決まり、金銭支払い、入れる穴のことばかりで、子供からみてもウンザリの理由である。子供に対し棒の先で何かを表現しようとしても伝わるはずもない。これを私達は日頃やっている（努力して）のではないか。そして本人達はこの異常な表現に気付いていない。愛情はこれで子に伝わっていると親本人は一方的に信じている。しかし言葉や、棒の先で愛情を伝えることはしない方がよいのではないか。

　　言葉や棒の先だけだと、このようい真心はサッパリ伝わることはない。子供からすると、親のやることは上っ面の表現に見えて、どうでもよいと感じる。小さな赤子でもその感じは直ぐに直感で解る。棒の先でこねくり回し、愛情のない表現をいくら目の前でされても、子供は白けるだけなのである。

　　私達はこのような棒の先や小手先でものごとを処理しているものが、子育て以外でも多い。口先はこれと同じものである。このほかにも例えば、金銭である。この金を使って多種の表現をする。お礼をする、お祝いをする、小遣いをあげる、などの日頃の行いである。金銭は便利なようだが、実は人の縁をつなぐようでもあり縁を切るものでもある。（金銭での人間関係の縁きりについては別項も参照）

　　私達は金銭を介することで、このように真の付き合いをしようとはしない（出来なくなくなった）。棒や金の代用品で付き合えれば、証拠も残るしこれでよいと考えている。真の付き合いは、実はこの方法ではない。ものを排した中で行うのが真の付き合いが本当のものである。これが、ハート、直感で行うのがこの付き合いになる。子供と付き合うのも同じ要領、領域と思われる。

　　私達はその意味で道具を沢山持ち過ぎている。そのため自己表現がその分、大変に下手になっているのであろう。真実から外れた表現を日頃たくさんしているということになる。元からある直接表現は、ハート、直感をそのまま使えばよいのである。他の道具は本来不要なのであろう。またお礼も本来必要ではない。つまりハートをもって日頃の挨拶をすればそれだけでよいのである。ものや言葉は最初から一切要らないことになる。顔を見ただけで一切は済んでしまう。あるいはそのハートをもって相手に想念を送るなら、一切が済んでしまう。

　　私達はいつの頃からか、この金銭、物のやり取りのある付き合いを始めた。これがあるために、人間同士の付き合いが次第にややこしく、おかしくなったのであろうと考えられる。それまでは人間同士はまともだったのではなかったか？　付き合いの方法が正しかったのであろう。しかし金銭、物社会になってから。皆がよそよそしくなった推測される。私達は正しい真面な付き合いが、次第に出来なくなったと思われる。

　　このように考えると、今の私達の態度、行動の日頃の原因が理解できるようになる。いつも他人のような態度、一枚何かを挟んだようなものの言い方、一体感のないよそよそしい付き合いの原因などのその真相が見えてくる。私達は付き合いが本当に下手であるが、この根本原因がこの辺りにあるのではないだろうか？　そして私達は付き合いの中で、よく酒を飲む。当然のようにキチガイ酒をのむ。この中で普段言えないものごとを吐露したりする。これで気が晴れるのだと。この本当の原因もこの辺りにあるのではないだろうか？

　　すると、最初からものを挟まない、綺麗な付き合いをするにはどうするかが判る。当然付き合いには、金銭、物を挟まないのは前提になるだろう。それからややこしい言葉の表現を半減することも必要になるだろう。国ごとの無限の表現がある言葉も、もっとシンプルで良いと思われる。その代わり、直感、テレパシーを重視する方法が考えられる。つまり人間本来の私達の生き方に戻すのである。これで相当に私達の生活はシンプルになる。付き合いのもどかしさが無くなる。これは本当に真心のある人間付き合いが出来る元になるのではないだろうか。

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この世の楽園

　　地球は狭いのであるが、住んでいる人は多く、生き方も国によって様々である。旧い話であるが、かつて日本に調査に来た外国人（使節）は多くいるようであるが、近世以来は西洋人としては　イエズス会宣教師（宗教がらみ）などが多かったようである。彼らが一様に言っているのは、日本人はみな勤勉、清潔、質素。礼儀正しさ、謙虚、そして小さい頃から字をよく読むし、国民の多くは文盲が少ないこと、などと言っており、当時から驚異の目で日本人を見ていたことが判る。日本に来る途中で立ち寄った他の国々とは、全く様相が異なり、日本だけは特別だと。東の果てのこの島国でどうしてこのような文明国が存在するのか、皆がとても不思議がっていたようである。

　　では現在の段階で、この日本風俗をどのように言っているであろうか？　日本もその後すっかり西洋化されて、その特徴は次第に薄れているようにも見える。それでも例えば　ケント・ギルバート　という人はこれに関し最近（2020）本を出して、「日本人は世界一の楽園に住んでいることを知っていますか？」　というものを書いている。この中でも日本や日本人をとても褒めている。例えば、道徳心、自由さ、公の精神、宗教に縛られないこと、正直なこと　などの賛辞がやまない。これらは著者自身が外国に住んでいたから出てくる言葉で、日本人自身は殆どその自覚はないであろう。私達自身はここが楽園ですとは今まで言っていないから。

　　ある意味、すでに日本人は楽園、天国に住んでいるようなものかもしれない。まさかと思われるが、実はそうだと私は以前から感じていたのであるが。いま日々外国からのニュースを聞くと、日本より他国は大変だなと感じることが私もよくある。ギルバートさんは、この世に楽園があるなら、それは日本だと、いま確信していると言っている。とうとう彼は日本を本当に気に入り、この地に住み着いてしまったようである。外国をよく知っているならそうかもしれない。改めて天国を探すよりも、ここ日本に住めばいいのではないかと。これは私も正解だと思う。彼の経験がそうさせるものであろう。私も日本を我ながらそのように思うことがよくある。このために、海外旅行に強いて出かけようとは今まで思わなかった。何故多くの人々は外国（ヨーロッパなど）にせっせと出向くのだろうと、我ながら気が知れなかった。大したことも無いのにと。

　　日本は昔から天国であった（本当は更に大昔からである、この話をすると中身がハズレルので止める）。しかし日本人自身がこれを自覚しているかといえばそうでもないと思われる。人によっては生活が苦しいと文句をいつも言っている日本人も確かにいるが、世界から見ると、実は日本の国は大いにホットする国であろう。しかしながら日本も今まで相当に苦労があった。特に最近では二次大戦の時点まで（1945頃）国民は大きな苦汁を味わい誰しもが多いに苦労した。そして間もなく戦後の生活が始まったが、不思議なことに戦前の予想に比して、なんなく新しい生活にも直ぐに慣れてしまい、日本人の新しい生活を短期間で満喫するようになってしまっている。しかも戦前以上に自由に生活をしているのは確かである。窮屈ではなくなった。アメリカ軍は日本人を予想に反し、戦勝国でありながら日本人に優しかったし、思ったほど国民を虐めもしなかった（戦後の米具による占領政策は実際、陰では過酷であったと思われる、国民にはその内容全く知らせてないが）。当然、昭和天皇の見えない功績も多大であった思われる。そのため生活は元の日本人の闊達さが直ぐに戻ったようである。元から極悪人はいないし、何でも安心できる生活が可能であること。これは戦前と変わりない。変わったのはより西洋的な民主主義の強化（この悪習も含めて）である。これでさえも何でもなくクリアーしているように見える。例えば選挙の時の投票や、票の集計などもいつも早く、もたもたすることなく翌日、あるいは当日の晩には当落が大方判ってしまう。そしてこの結果に文句を言う人は一人もいない。外国では選挙するだけでも大もめして大変であるのに（アメリカの大統領選挙なんぞは大げさで、みっともないことこの上ない）。また韓国人などが日本を理解するには、その経験から10年からそれ以上かかるそうである。彼ら隣国人の体験談からすると、日本人の真の理解は直ぐには判らない。長年住み着いていてやっと理解が出来るとも言っている。反日的な韓国人などには最初、日本人が馬鹿みたいに見えると言っている。が長く住むと日本人の良さが少し理解できてくる。がそれは周りには言えない、それでもこのことを正直に吐露している韓国人はいるようである。今はこの手の本も出ている。中国人もこれに同じ。

　　戦後、日本人はしばらく戦争のことなどは考える必要が無くなった。そのせいもあって日本の経済は急激に進展した。アメリカが全て日本の国防の表側を見てくれたからである。おまけに日本人は武器を持つなと、戦後の日本の法律の中に作り込んだ（くれた）ので、日本人が自ら戦争をする必要が無くなったのである（戦争放棄）。そのせいもあって、日本人は急激に経済成長をその後伸ばした。伸ばし過ぎて一時は世界の工業生産をこの一国で賄うのではというところまで発展し、慌ててアメリカは円高の為替操作（強制）にはいり、これでなんとかアメリカの面子は収まった。今では敗戦によるアメリカ支配は、結果的に功を奏したのである。さらにおまけに日本は西側諸国の強力な一員に収まってしまっている。こんな国はアジアには何処にもない。戦争で負けてもすぐに立ち上がり、経済でもほって置けばアメリカを凌ぐほどになり、その効率の良さは皆が認めるものとなった。戦後から日本の経済力は意識的な過少評価が行われ、先程のように常に半分あるいはそれ以下の評価されてきた。戦勝国アメリカがそのように仕組んだのであるが、表では為替の自由市場なるものに切り替えただけで変な操作は一切していないと説明されるが、現実は全く別ものであったと思われる。今でも気付いている人は少ないと思われる。日本ではこのことを誰も荒立てて言わないし、いまでも秘密、為替のイカサマがそのまま、まかり通っているのが国際金融である。それでも日本人は全く文句や苦情をアメリカに言わなかった。現在もそうしている。このため多くの企業が国内ではやって行けずに、随分以前からアメリカや中国に直接進出していったのである。為替の縛りから抜けるために。これで切り抜けることが出来きたが、そのせいもあって今度は国内の技術力や生産力は今では激減し、破綻してしまった。しかし近い将来またもや自前の辛抱で盛り返すであろう。日本人は国際性の感覚も優れているし、どの国に出かけてもやっていける。遜色は少しもないのであるから。

　　日本人は実際どこに出かけても楽園を造ることが出来る。場所をいとわない民族と思われる。外国の遠くのどこでも日本人は出掛けて行って、満足に生活をしている。そしてその地でトラブルを出すことはしていない。これが大きな特徴で、このような民族は日本人以外何処にもいないのである。（この真逆な民族もいるが知っていますか？　世界で最も嫌がられている民族、ここでは言いません）。日本民族は何処でも楽園を造れるのである。しかも本人達はそれを意識はしていない。結果がそうなるのである。これを積極的に考えると、この日本人を旨く利用して本当の地球での世界平和が造れるのではないか？　このように正しく考えてはどうだろうか。全世界に日本人をばらまいたらどうだろう？　と言いたくなるほどである。この小さな国の一か所にこの民族を閉じ込めとくのでは勿体ないので、分散したらどうだろうと。これは世界平和の種になるのではないか。ただしその核の人材が日本の国内に居なくなるのは惜しい気もするが。

　　この考えは我田引水ではない。日本人種の特徴なのであろう。世界はもっとこの人種を旨く利用するのが良いと思われる。実際的、現実的に行動できる人種が日本人である。目的が平和であるなら、例えばその平和を既に江戸時代におよそ300年近く実現してきた日本人である（実証済）。それを世界に広めること、これは日本人の能力の範囲にあるのではないだろうか？　マレーシアのマハティール元大統領という人はかねてから、日本の国を注目してきた人で、自分のマレーシア国民に、「日本を見習え」というのが口癖のようであった。戦前と、戦後の日本人の立ち直りを含め、日本人の価値を十分知っていたのだと思われる。二次大戦の経緯や、アメリカの戦後の逆宣伝で日本人を随分悪く言う人々が、今でも日本国内ではマスコミなどに多いが、実際のところ、今見ると本当に性根が悪かったのは　アメリカ、ソビエト（ロシア）、イギリスなどであり、戦後の結果を見て、これが長くなってくると、次第にその真実が暴かれてくるようである。アメリカ側の日本での徹底した戦後支配教育（日本破壊、民主教育、戦勝国支配教育、アメリカ留学）の中身に気付いている人はまだ少ないが、長年の日本人の生き方を知るなら、二次大戦も日本は極悪人ではなかったことが次第に判るようになると思われる。今でもアメリカの尻馬に乗って日本の悪口をバカみたいに言い続けている人（マスコミ関連や、アメリカ留学で洗脳され仕込まれた人々）は今のうちに見直した方がよい。また同時に日本の数千年のあるいはそれ以上の歴史の長さと、その中身をよく知った方がよいと思われる（アメリカは僅か年の歴史しか持たない）。同時に考古学のみが古い歴史ではないことも知っておくことも必要がある（今の考古学のやり方は物事の真実を知るのに有効な手段では全くないこと、この歴史学習法は殆ど役に立たない）。

　　楽園作りは実は日本だけではないと思われる。本来、地球はどこでも楽園であるはず。それがどうして、紛争が世界中で無くならないのだろうか？　なぜ他の民族は少なくとも日本人のように平和にものごとを進めることが出来ないのであろうか？　日本人は遠い昔にこれらの経験を既に済ましているのではないだろうか？　早手回しでこれを体験済であるということかも知れない。ならば、これは民族の転生に絡むものになる。直ぐには説明が出来ない内容となる。だから日本人はこの意味で民族のまとめ役、模範役を担う者ではないだろうか？　そのように考えると解り易くなる。地球世界は私達日本人を、今以上に旨く使い回すのが今の時代ではないだろうか。世界が平和になりたいなら、日本人を旨く使ってくださいと言いたい。どうぞよろしく。

　　ＮＨＫでは日頃、日本の宣伝番組にも見えるようなものを長年放映している。「クール・ジャパン」というものである（BS番組）。この番組は日本の習慣、習わしなどを取り上げて、外国人と一緒に見る番組。これは結局日本への誉め言葉、事例が多いのであるが、日本人を客観的にみる目を養うのに大変に便利である。本当はこれに至る日本人のルーツの部分があり、この本当の理由を追求してもらいたいが、これは大変に根が深いので、今の取材ベースでは情報取得が難しいかと思われる。

　　昨今は、観光ブームも相まって、日本人気が更に高まっている。日本の文化を取り入れて、ついでに日本人の生き方の真の部分を深く感得し、自国に持ち帰って役立てて貰いたいものである。また現実にそれを実現しようとしている外国人も徐々に増えている。楽園はどの民族も自分で造ることが出来ると思われる。日本人のように相手に一見負けたように見えても、したたかにその後、自分で立て直すことも必要と思われる。今、世界で虐げられている人達も日本と同じ要領で立ち直ってもらいたいのである。結局、天国は自分で作るものと思われるから。他力では天国は出来ません。

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