私達私達の周りには、通常の生活の他ボランティアが多くなされている。真摯な気持ちでこれを行っているところが大半であろう。逆に義務を伴うことや、また言い訳のために行わざるを得ない人も沢山居るだろう。実はボランティアを更に突き詰めると、この活動の精神は最後に、誰でも苦労をせずに、生きていける社会を実現することになるだろう。つまり私達がそのとき誰しもボラティアをそのまま続けるなら、遂にはボランティアだと言う必要がなくなるということ。

　　これは宇宙的な共生の生活に皆がなるということになる。ボランティアが高じて本物になるということである。これは願ってもないことである。今の世でボランティアを続けることは大変な困難に合う。気安く出来ることではない。この思想の根本は困った人を無償で助ける、便宜を与えるということである。これをもう少し宇宙的に見ると、全く当然のことをしていると思われる。つまり特別のことをしているのではない。当たり前のことを当然のように行っている活動に過ぎないと思われる。すると、私達はすでに宇宙的な活動は、少し実証済ということができる。ボランティアは特別な活動ではないのだと見る必要がある。少し見方を変えると本物の宇宙的な生活の実現が可能であると思われる。身近なことでこれらの活動は、ほんの少し考え方を修正するだけで、宇宙的活動に変化できる。すでに私達はこれが出来るということになる。

　　さらにこの考えを広く見ていくと、大半の経済活動はほんの少しのことで、宇宙的な考えの転換が可能かもしれない。すると、少し本物のボランティアが私達も獲得できるかもしれないと思われる。ボランティアは考えると不思議な活動である。誰しもこのボランティアを継続できるなら、この世はどうなるだろう？　当然のように日々の生活にボランティアが入り込み、すでにボラティアだと特別に言わなくなるのではないか。この活動が日常の生活に完全に入り込んだら、強いてボランティアですと言わなくてもよい感じになる。助け合うことが全く普通になること。ボランティアをする者、される側も何の負担もなく、普通に生活できる関係、これが本来のボランティアであろう。　地球では普通は、ボランティアをやっていますという証明が必要になる。誰も見てないところで奉仕活動をしても、誰もそれは認められないというのではなく、本当は人が見ていようがいまいが、さっさとこの実作業を先にやってしまう、これが真のボランティアである。昔からそうであった。大げさにボランティアをこれ見よがしにやることは、それは本来やってはならない態度である。これでは全くボランティアにはならない。こんな人は沢山いるのであるが。

　　でもこのボランティアは常に中途半端である。ボランティアに精力をつぎ込むと、本業が成り立たない。本業のみこのボランティアが無報酬でいつまでも継続できるなら、これは本物である。一切、いや事も言わない。黙々とボランティア作業を行うこと、これが本物と思われる。宇宙の造りは本来このように、構えてボランティアをやるのではなく、全く互いに見せつけることもなく、自然に援助する、援助される関係を築くのが共助の関係となる。いちいち言わなくても助け合うこと、これが共生の原則である。この関係を無意識に続けることが、真の共生生活になる。私達の社会だと批判される。ごく僅かな人が目立たない場所で隠れて、真のボランティアをやっているが、ほとんど皆はこれを知ることもない。本人達は強いてこのことを知らせようとしないから。ボランティアは私達地球人だけの現象で、他の惑星では存在しないはずである。このような紛らわしい活動形態はとらない。やる必要もないからである。だからボランティアをやるなら、周りには一切何も言わずにさっさと自ら実作業を始めればよいだけのことになる。

　　いま地球ではクルマ産業がたけなわである。何でも車の時代である。車さえあればどこでも行けると、このところ皆はさらに車に熱を上げている。しかし道路は車だらけ、事故だらけで安心はできない乗り物になっている。国の経済もこのクル産業が大きな比率になっており、日本産の車は世界中を席巻している。しかしこのスタイルの車はそのうちに頭打ちになるだろう。何時までもこの調子は続かないと思われる。危なくてこんな乗り物は誰しもうっかり乗れないから。

　 これからの新しい乗り物は実は、これらの地上に這いつくばった車のような乗り物ではなく、宇宙開発に移っていくと思われる。道路の路面に張り付いてしきりに走るのではなく、空間を走る車の時代になるだろう。今の時代が遅からず地球でも空間を走る乗り物の時代が始まる。つまりタイヤは要らなくなる時代。路面もない、事故もない、空間を走る車が沢出現するだろう。これからの交通改革である。勿論、ガソリン、燃料も要らない。エンジンは宇宙空間からエネルギーを直接取り入れる方式のものに代わり、排気ガスも出なくなるだろう。勿論タイヤも要らない、大きな音もしない乗り物になり、そして交通事故が劇的になくなるだろう。事故そのものが防げるシステムの自動制御の乗り物、そしてぶつかる前に互いに避けることが出来る乗り物、誰でも安心して乗れる乗り物、これがこれからの乗り物の本命になる。今のタイヤを付けた車は、そのうちに全く要らなくなる（タイヤメーカーには悪いが）。当然、事故が未然に防げるので、事故対応もアタフタと今のように騒ぐ必要はない。面倒な交通ルールも、安全システムも車自体に組み込まれるので、人がいちいちハンドルに携わることは要らなくなるだろう。

　　この地表面の乗り物の他に、私達は宇宙空間（惑星間）を進む乗り物に、次第に大いに興味を移すだろう。つまり宇宙空間を走る宇宙船である。これはおそらく、長さは１ｋｍ～１０ｋｍの長さ以上に及ぶと思われる。この宇宙船のスピードは今の車の何百倍以上の早い乗り物になるだろう。つまり光に近いほどの速さである。しかも互いにぶつかることも、宇宙塵などにぶつかることもない、自動的に障害物を磁気的に避ける安全な乗り物になる。同時に宇宙空間を汚さない乗り物になるだろう。この乗り物は惑星同士、或いは他の太陽系にも出かけるだろうと思われる。当然、このとき、地球人の他の惑星との交際も多く広がることになる。このときの付き合いは、今の様に地球だけとか、狭い範囲の付き合いでは一切なくなる。多くの惑星、或いは他の太陽系とも付き合いが少しずつ広がると思われる。この時点の地球人の認識の広さは今とは格段に広がり、見紛うばかりの認識の広さを見せるであろう。同じ地球の人類かと、見違えるほどになる。人類の進歩とはこのようなものになるということ。想像出来ますか？

　　すでに私達地球人もこの時点になると、生き方の基本が今迄とは全く異なり、これまでの地球内の紛争、もめ事などはすでにもうすっかり無くなっているに違いない。そのようなタワゴトに気を揉んでいる人間は、既にいなくなっていると思われる。昔の地球を懐かしく思い出すであろう。なぜ早く、このようにさばけた社会に出来なかったのであろうと、しきりに反省するであろう。何が当時の私達は、間違っていたのであろうか？と　そのキッカケは今になってみると、何でもないことだのにと、何故に今のこのまともな生活を得るまでに、何千年も私達は必要としたのであろうか？？　と。あまりにも無駄な時間がかかり過ぎたのでは、と大いに疑問、不可解さを持つだろう。

　　一番の問題は、地球を離れた生活を、私達が全く経験しなかったことのように思われる。この経験を誰しも出来るようになったこの時点で、皆の意識が激変するように思われる。この体験は一番大きかったと思うだろう。この体験が無かったなら、私達はまだ昔のままの地球的価値観のまま、ズート今も古い生活していただろうと考えると思われる。今思うと、空恐ろしくなると。視野が狭く、地球以外を強いて見ようともしなかった、かつての価値観は、今では考えられないと。

　　このように私達は、将来反省しきりになると思われる。そのとき早く意識の転換をやって本当に良かったと思うに違いない。なぜ地球惑星だけに執着していたのであろうと反省しきりになることは間違いない。　実はこの盲の状態が今の私達地球人自身なのである。地球のみから宇宙を見ると、不安で先が何も見えなかったから、と理由はいくらでも説明出来る。が宇宙を少し知ると、もうそんなことは言ってなんかおれない。まるで認識する世界が違ってくるから。話にならない位に感じる世界がけた違いに広くなる。そして宇宙は全く怖くなくなる。今までは怖がって見もしなかった宇宙が、格段に広くなり、皆の視野が広大になり怖くもない。かつてとは話にならない位に視野が広くなり、今では昔に全く戻れない感覚になっているであろう。

　　この時点の感覚に地球人がなってくると、人間の生き方、考え方、他人との接し方の基本が、皆、人間本来のものに変えることが出来るようになる。手トリ足取りされなくても、宇宙の生き方が誰しも自覚でいるようになる。そして人間同士の争いが急激に少なくなるだろう。今までのように、そんなつまらないことに多大の時間を費やすより、もっと建設的、前向きなことに大いに時間をさくように誰しもなるだろう。そして今まで地球にあった、在来哲学や道教育徳の類が如何なるものであるかが（宇宙生活には全く不要ということ）、これらを自ら含め誰もがきれいに判断できるようになる。すっきりした新しい宇宙哲学を自ら素直に理解出来る段階となる。こうなると、私達の今迄の迷いは、全く無くなる生活が可能となるから。

　　このように宇宙的生活の中身や、結果を少し知ると、いまの地球的生活の現実が、誰しも明確になる。いかに今の地球の私達の生活方法、価値観が、効率が悪く、最低の生活方法を、しかも最上のものとだ逆に思い込み、自ら選び、地球上で繰り広げていたかかが、身をもって理解できる。こんな生活は根本から、早く宇宙的なものに切り替えるのが良いのだと、身をもって感じるだろう。それも早く行動するのがよかったのだと。

　　宇宙は未知であり、怖いものだと先入観を持って私達は、今まで考えている。またこれに先行する、いかがわしいうわさ話（宇宙に対する多くのニセ情報）に気を取られ、本当の宇宙生活を全く予想出来なかった、この私達の生き方は、自ら破壊しかねない、最もつまらない生き方を、自ら選んで生活していること、このことを地球のみんなが早く自覚するのが良いのである。早いほどいいのである。このような実行は実に簡単なことに気付くだろう。

　　宇宙に対するニセ情報は、地球では絶えず身の回りにばら撒かれている。これらは絶え間なく意識的に活動がされており、私達地球人が正常な宇宙的感覚にならないように、多大の犠牲を払って努力がなされている。実に馬鹿げたことなのであるが、これにひたすら精進をしている集団が昔から地球には居る（大昔から）からである。この努力を逆に宇宙的にすればいいのであるが、これを企む彼等は大昔からこの全く反対を進んでいる。自分達自身は気が狂っていることに、気づいていない様子なのである。私達一般の人間は、これらのキチガイ達に気を取られることなく、平常心で堂々と渡り合えば、負けることはないと思っている。以前から大変に強力な集団であるが、常識を持った私達大衆も捨てたものではない。これ等の障害を蹴飛ばして、宇宙的に進めるものと考えている。恐れることはない。宇宙は最初から庶民私達の味方であるから。私達が敢然と自力で宇宙に向かうなら（決心を持って）、怖いものは何もなくなる。宇宙での私達の見方はすでに沢山いるからである。ここで迷うと、この罠にはまってしまうから、十分に留意すること。

　　この宇宙開発に私達が本格的に手を付けるよういなると、私達は多くの労力がこの宇宙方面に必要とするようになる。全く手が足りなくなくなるだろう。新しい宇宙的技術開発など、多くの分野で未知の開発に取り組むことになるだろう。今までの地球開発などと言う古い分野には誰も見向かなくなるだろう。そして多くの分野で、利益優先という従来の方針は、すでに何処にも見られることなく、純粋に宇宙開発、探求という姿勢で皆が研究に打ち込むようになると思われる。つまり開発に皆が、一体開発の姿勢で臨むようになる。競争意識や商売根性ではなく、純粋に宇宙開発を望むという雰囲気で全ての努力を皆がつぎ込むことになろう。今までの地球での技術開発は、利益優先、競争優先であったが、これからはこの利益、採算性というものが全く無くなるだろう（金銭が無くなるので）。そして公益のために、皆が協力するという体制である。こうなると、私達の開発の動機も一段と高度化し、宇宙計画として更に望ましいものとなるだろう。この時点になると、個人の功績、個人の欲得という低レベルの従来の動機、目標は、無視されるようになるだろう。いかに皆のために貢献できるか、如何に目的が公共に向くようになるか工夫すると思われる。この方法が人間本来の生き方に、地球の誰しも気付く時代になっているだろうから。今までのガツガツと自分の功績のための行動する動機を、皆が既に捨ててしまっているからである。

　　宇宙開発は今の地球のように利益、採算性優先などの動機はない。これらは最初から要らないのである。新しい私達人間の未知への興味を純粋に開拓するもので、各人の能力は持って生まれたものを最大限に生かす方法で、皆で利用する方向に進むと思われる。適材適所を十分に生かす方法がとられるであろう。採算性などはその時、今の地球のように誰も考えないであろう。かといって無駄なことはしないと思われる。効率性や、高度な安全性が求められる方式となるであろうから。

　　地球には大勢の生きもの達が住んでいる。そこの主人であるところの私達人間自身が、よく自分自身の立場を自覚できていない。そのために他の生きものは大変に迷惑を被っている。丁度、立派なお屋敷のご主人はいつも気が狂っており、家来の皆が大変に迷惑を被っているのと同じ状態である。せっかく立派なお屋敷があるのにそれに相応しい主人の生活態度、自覚であれば何でもないのであるが、相応しくない態度で日夜生活をすると、家来や周りの生き物が大変に困るのである。いつも主人は子供じみたことでわめいているが、誰もそれをとがめる者がいない。殿のご乱心である。家来はすべてが判っているが、面と向かって主人に刃向かうことは出来ない。これを決めるのは、あくまでこのご主人本人であるから。家来が身代わりにこれをやるわけにはいかないのである。

　　私達の地球はこの状態によく似ている。これが惑星に住む人間の役割である。人間以外の他の生きものは、人間に意見を面と向かって言うことも出来ない。家来は彼らなりに淡々と生活をするしかないのである。主人の人間を家来の回りが直接とがめることが出来ない仕組み。言っても素直にそれを、主人は全く聞きもしないであろうから。

実は地球全体の惑星雰囲気を作り出すのは、これと全く同じでそこに住む “人間”なのである。なぜなら人間は地球の主人であるからである。人間はその力を天性として与えられているのである。他の生きものが身代わりになることは決して出来ない。ところがどうした訳か、私達地球の人間にその主人としての自覚が全くない。その目で見てみると、それこそこの自覚が微塵もないのである。そのために無茶苦茶な蛮行が、人間により地球で大なり小なり行なわれてきた（これをいちいち取り上げたらきりがないほど）。しかも我が馬鹿殿様自身はその現実を、まったく自覚していないのである。現在もこれが治っていない。

　　他の生きものとは、勿論動物、昆虫たち、植物たちであり、微生物たちであり、野や山や川、そして惑星全体である。全ては私達人間のために用意された学校であり環境、題材であり、無償で提供されている貸与物である。主人が生き方を学ぶ教材そのものなのである。その意味でかけがえのない友人、環境である。これを主人（私達）は何を勘違いしたのか、その重要な相手方を自分勝手に乱暴このように扱っている。これまでその自覚（自分が主人という）も無く、貴重なこれらの相手方を大変に乱暴に扱ってきた。　同時に私達人間同士も大変に粗末に扱ってきた。その大切さ、かけがえのなさに気付かずに、相手の人間自体にも横柄、横着に扱ってきた。むしろその相手を競争相手と見なし、数千年、数万年前からこのスタイルを続けてきた。相手の人間とは、同胞になる相手方である。最初から敵などでは決してなかったのであるのに。

　　いつの頃からか人間は自分達が戦いで生き残り、最も進化した生き物と勘違いをしている。この地上では最強であると感じている。地上で戦いを起こしたら私達人間は負けるものが無いと、日頃感じているかもしれない。だが、そもそもこの地上で他の生き物となぜ戦う必要があるのか？　これが最初からおかしな疑問である。私達は随分と昔から、人間同士が馬鹿げた戦い、争いを起こしてきた。そして勝った方が上位だ、何でも自分のものにすることが出来る、という短絡価値観で過ごしてきたのである。この低劣な価値観はいまでも地球では全てに通用しようとしている。このように地球や他の生きものにまで、価値観適用をしようとしている。ついにこれを勘違いし、“進化論”なるものを発見するのである。ここで私達はトンデモナイ迷路にはまってしまったのである。今もコレから一歩も抜け出せず、ジタバタしている有様。私達人間はより優れた生き物だと思い込んで、この態度で地球上をガサガサとさらに荒らし回っている。（しかも、これからの宇宙開発にもこれと同じスタイル価値観で出かけようとしている）

　　そこで地球の人間と共に万物は、互いに何時も安心できない不安定な生活環境になった。常に精神が安定しないのである。これは主人以外の多くの家来達も同じである（その他大勢の人間も同じスタイルに巻き込まれている）。ご主人がいつも乱心召されているので、ウカウカ出来ないのである。最近での出来事では原爆など、途方もない爆弾をいじくり始め、ついに地球惑星が修復できないかもと思われるほどの愚行を始めている。これ極まれりという状態になっている。そして人間自身はこれにさっぱり自覚がないし、この先何をしたらいいのかの判断すら全くつかない有様。

　　万物は最初から私達の大いなる味方なのであり、住む惑星内には敵は最初から何処にもいない。すべて地球における私達人間にかけがえのない相手であり、身を助ける重要な友人である。ところが私達にはこの自覚も殆どなく、自分の都合だ、自分の利益だ、自分の勝利だ、おらが土地だ、自国の都合だ、自分の研究だ、これぞ科学者の偉大な発明だとわめいてばかりで、そのために思いっきりこの惑星を粗っぽく扱ってきた。

　　このため人間を含め、万物は常に不安定な状態にしてしまっており、それが今まで治っていない。治す機会もないし、本人は気付きもしない。私達主人自身が常に安心した状態でないからである（精神不安定）。私達のこの不安な精神振動は、万物にそのまま伝播する。これは当然私達自身の責任なのである。地球や自然自体の責任では決してない。この状態は更に私達人間同士に、相乗作用を起こして不安にさせ、地球全体、或いは同時にこの太陽系までを不安に陥れる。皆を更なる緊張状態に落とし入れる。　今のところ私達自身は、精神、魂の安定をとり戻す気配は全くない。地球人の現在の混乱は、その極みに今は達していると思われる。

　　ではこの解決策は？　はっきりしているのは最初に私達人間がこの状態をまず自覚する、ということであるのは明確である。そして原因が人間自身にあることを自ら知ることであろう。これをまず行わないと何も解決しない。地球という惑星は他の惑星とそれほど変わった環境ではない。多少の差異はあっても殆ど同じ条件である。みな住みやすい環境を最初から提供されてきている。違うのはそこに住む主人、人間である。この人間の精神状態と、自覚だけが問題なのである。御主人の理解度と、精神波動レベルのみの問題となる。

　　丁度、気が狂った状態で、自分の子供を育てるのは適切でないと今の私達も多少なりとも判断出来るが、私達は広い意味で大人達が精神障害きたし、集団で気が狂っている状態に陥っているようなもの。争いが身の回りや、世界中で絶えないのはそれを示している。このことは専門家でなくても、すぐに明確に診断できるし、これは誰も否定出来ないのではないだろうか？　そしてこのキチガイ状態を人間自らが止めない限り、地球は今後、安心して生きていく環境にない、また自分の子育ても、まともに成長出来る場所でもないことが解る。地球に住んでいる誰しもが例外でなく、一蓮托生なのである。

　　つまり私達はせっかく神聖な生活環境を与えられてきているのに、荒らし回って自ら住みにくい環境を私達はせっせと作っていることになる。手が付けられない。誰の責任ですか？　答えはどこかに責任者がいるというレベルではない。その全て私達人間が責任者なのである。その大昔、本当の原因を作った者もいるだろうが（別項参照）、今更どうにかなるものではない。数千年前のその者を引っ張り出しても何の役にも立たないだろう。彼等ははっきりしているが、責任をとれるレベルではない。私達の従来の責任の取り方や、論理的説明、科学的説明、法律論ではそれこそ何も解決しえない。全くこれら責任論は無力でトウヘンボクである。この様にだれも根本の責任をとる能力もないし、発想もない。最初から自覚自体がないのだから。この状態を自ら確認し気付くことすら出来ないのである。つまり私達は無能と言われても反論できない。

　　この中で、では私達はどこから本当に解決していけるのか？　ここまで私達の実態を説明すると、何が原因かは明確になる。隠しようのない事実であるから。とどのつまり「私達人間は、自分を知らず、これ迄の事実の認識不足で、生活態度が大変に横着になったままである」という一言に尽きる。このように実に簡単な原因に絞られてくる。

　　この反対意見は勿論「生き方の謙虚さ」である。横着が謙虚さに変化するなら、私達がいま体験しているあらゆる困難、困り事は一気に解決に向かうだろうということ。これは保証できる。実はこのことは子供でも解る理屈なのである。では原因が解ったので、当面のこの解決策は？　具体的に出来る方策はあるのだろうか？

　　その一つが、他の惑星の現状のはっきりした認知であろう。今さら地球が旨くいっていないことを事細かに並べて、これ以上分析しても始まらない。そのような段階では既にないからである。この混乱を逆に利用して（反面教師として）、より良い生き方は実際にはどうなのか、という具体的対策が先に示されれば私達には有り難いことになる。空論ではなく現実論が欲しいのである。

　　解決策の第一は、私達人間の存在意識の改革という、子供でも自覚出来る問題に突き当たる。本当に子供にも自覚出来のか？　例えば生命の大切さ、自分と他人、或いは他の生き物などである。これは子供にキチントした説明を行うなら、その重要さは何時でも出来る。小さい子でも納得が出来るだろう。これが人間である。ただし、これを納得させるには、日頃の親達の生活態度を、まともなものにまず直さなければならないだろう。つまりこの生活態度自体である。原因になる大人の生き方を真摯な態度に常識的に、宇宙的に、当然のように正さなければならないことが解る。私達大人が日頃、つまらないことで自分勝手で利己的な生き方をしていては、子供に真摯な態度をとれとは言えない状態だから。

　　しかし、逆に大人が日頃真摯な態度がキチンントとれるようになるなら、いつでも子供を正し、叱ることが出来るだろう。何も遠慮せずに叱っていいのである。これが現実論になる。ではこの真摯な態度は何処から持ってこれるのか？

私達自身の改革案は、実は目の前に無造作に転がっていると思われる。非常に大切な摂理、論理、原理がそこにはあると思われる。つまり大人たちが自ら自分の回りにあるものから本物に気付き、それを実行すればいいのである。自らの生活態度、そのものを見直すことになる。

　　この点で今の私達に最も困難な点は、今まで地球に蔓延している、“競争原理”と“生物進化論”あるいは“金銭信奉論”そして“プライドを高く持て”“強い者が生き残る”などの日常のこれら地球常識である。つまり個人主義の信奉になる。ここに挙げるこの思想は、大変な害毒を昔から社会に出し続けており、しかもこれを私達大人たちがそれに全く気づいていないもので、以前から社会に猛毒を出したままなのである。この思想だけではないかもしれないが（他にも沢山あるだろう）、このため、他の生き物を人間以下に見る悪習（同時に人間同士の差別思想）が何時までも止まらない。この修正が出来ないままで今まで生きて来ている。先ずこの現実論を改めなければならないのではないかと思われる。このお馬鹿で、貧粗、貧欲、劣悪なご主人の思想は、自ら早く抜け出すのが要諦である（私達自力で）。　これらは何時までも人間から万物に対する考えを、対人関係を頭から否定排除する思想であり（人間同士の差別含め）、私達大人達がそれを自ら自覚出来ない根本原因でもあると思われる。根源、病根と言うべきものである。

　　そもそも、私達人間は、他の生き物をまともに見る力が少なかったと思われる。人類の中では、特に日本人は、他の生き物を、自分ことのように感じる能力があったのであるが、他民族ではこの能力が最初から希薄だった、または完全に喪失していたのではないかと思われる。近年になって、この感じ取り方の違いがハッキリ判るようになりすべてに亘り、この差の原因が判るようになってきている。欧米思想が近年になってから、世界で最優先されてきているが、本来は逆と思われる。日本人の感じ取り方は、今まで通りでよく、治す必要はないのである。むしろこの日本の思想を、そのまま世界が続ければよいのである。直すべきは欧米のからくる差別思想、勝利思想、合理思想、権利思想、個人主義　の方である。同時に自然の研究方向自体も、自然を中心にするなら、これで大きく地球は変わるだろう。

　　西洋思想は、基本的に相手の対象を征服する思想、自分と自然は別物（区別）と徹底的に考え、自分の配下にそれを置く考えが顕著である。万物、他人との融合という思想は、殆ど重要視されない。敵対をして相手を打ちのめす、征服するのが第一目標であり、相手（自然や人間までも）を常に敵とみる習慣が身に沁みついている。残念ながらこの中には融合の思想を持っておらず、最初から自然との逆思想なのである。

　　これに対し、我が日本思想は少し違う。西洋ほどの自他の区分はない。最初から敵対はせず、穏やかに付き合うのが普通のように思われる。生き物たちは日本人の方が付き合いやすいと思われる。この違いを日本人に説明すると、直ぐに納得するだろう。欧米では直ぐには納得出来ないと思われる。自分と自然の間に最初から断絶があるから。人間と自然や対象物には大きな断絶感を持つこと自体を、彼等は常識に考えている。これが分別、区分だと言って。

　　自然に対する分別、差別は当然と今まで考えられてきたが、この子供じみた偏屈思想はそろそろやめた方がよい。宇宙から見ると、これは地球人の精神分裂に過ぎないからである。人間は他の生き物とは全く違う生き物という思想は、実際には反宇宙的な生き方になる。本来、宇宙に全てを頼っている人類でありながら、いつも反宇宙的行動をしているのは、これはどうしたことだろう？　この点が最も地球人の不可思議なところでもある。あのですね、宇宙に散々世話になっている人間は、そのことを身近に感じていないのか？　これでいつも反宇宙的な生活をしているのはなぜなの？　この自覚のなさ（相対認識の欠如と軽薄さ）、これ自体が地球では最も問題だということになる。

　　「私達の生き方自体がそれほど問題だとは思わない」　言われた私達地球人はポカンとするだろう。誰が言っているの？　と言いながら現実味を持たないだろう。人間以上に進化した生き物は居ないのであるから、一体誰がそれを言っているの？　と。まず西洋思想はこのように考えるだろう。あくまで人間と自然はまったく別物だと言い張るであろう。私達進化した頂点にいる人間、全ての生き物の主人だと言い張る。

　　思い上がったこの主人は、これ以上進化した生き物は人間以外にないいと信じ切っている。今でもこの思想から抜け出せない。それなのに、いま地球上でなされている私達の行動は、一体何であろうか？　このバカ騒ぎはなんなのか？　これが進化した生き物人類の行動の果てであろうか？　嘘でしょう、実に信じられない！

　　この西洋の思想は実に馬鹿げた、勘違い、思い込み過ぎである。この傲慢は地球人の理論から早晩に自ら蹴飛ばさなければならない。そしてこの思想を根拠とする、多くの理論が地球上で、いつまでもはびこっているので、全ての地球破壊行為の原因となっていることを認めさせる必要がある。つまり地球人全員の懺悔が必要である。その一部を懺悔し、改心の心があっても間に合わないかもしれないが。地球人の過半の者がそれを認める必要があるということ。心からの懺悔である。日本人はこの考えを飲み込むのは早いと思われる。元から他の生き物を自分のことのように感じる能力があるから。しかし西洋思想に完全に犯された人々はそうではないのである。噛んで含めても説明しても、解らないかもしれないから。それほど奥深く治りにくい病と思われる。人類に入り込んだこの差別思想は抜けにくい。これが私達地球人（一部日本人を含め）の放埓さの根本原因である。

　　なお日本人の中には、特に戦後のみの教育、常識を見に付けた人々は、昔からの日本人常識の感覚を忘れた人が多くなっている。特に戦後教育の効果が顕著になり、最近はこれが激しいと思われる。特に物質主義、勝利主義、個人主義が完璧に蔓延して、息のする隙間もないのである。この日本人の精神性の劣化は、実は相当に早い段階で始まっていると思われる。別の機会でも説明すると思うが、劣化が始まったのは私の知る限りでは、早い時期では縄文時代後期から弥生時代の切り替わりの頃である。恐らく日本人が大陸系の人種と交わり始めた頃と思われるが、その後彼等と交わる密度が多いほど次第に、私達日本人の劣化は進んでいる。逆はない。つまり精神性は彼等と多く交わるほどに劣化していると思われる。悪貨は良貨を駆逐する例えの様に、交わるほど精神性は低落している。今日本にはこの良さのかけらが今少しだけ残っているのである。その文化が、痕跡として、マンガ文化などの中に、見出されているのであろうと私は思う。その良さを外国から見て、それを新しく発見しているのが現今のような気がする。何時までこの状態が続くか判らないが、今日本には、この元を再生するような力がまだあるかどうか。これが問われているようである。ほっておくとジリ貧である。日本人の創造のネタさえも無くなる。日本もその内に精神性の基本を再建しなくてはいけなくなる。

　　私達はこの精神性を、よく知った上で、今後の生き方、生活の仕方、他人への思いやり、万物への思いやりを見直し、明確に宇宙的生活のスタートを切り直す必要があるだろう。ボヤボヤしておれない。敢然とこの考えを貫く必要がある。迷っていては間に合わない。西洋的な間抜けた生き方はこれからは流行らない。理解できない人々はオイテケボリするしかない。彼等はほったらかしで良いと思われる。彼等を救うより、日本人の良さを再認識するのが先決と思われる。

　　最近、日本のマスコミには健康の話が多く出る。「ともかく、健康でいたい、病気はしたくない」などの話が多く出る。私達の希望としてはおかしくはない、素直な願いであろう。これを言ったからといって何も悪くはない、誰しも日頃からそれを願っているから、責める人は誰も居ないだろう。

　　私達はこのようい健康で長生きしたいのは、本来誰しものことであろう。が、しかしその次の話が全く出ないのである。つまり健康であれば、本当にそれでおしまいなのか、ということに大きな疑問がいつも沸く。私達人間の生きる目標を、単に健康だけだとすると（短絡する）、そうではないだろうと言いたくなるのは、私だけではないと感じている。私達人間の目標は、本当はこれとは少し異なり、これとはズレるのではと思われる。健康で生きることのみが、目標になっているこの短絡思想は、大事な何かが抜けているのではないか？（間抜けの思想）　相当にこの単純目標は人間の本質から大変にズレいているのではないか？　全くこれに疑問を感じない人も多数いるのだろうが　と。

　　他項でも書いているように、この地球上で本来私達の生きる目標そのものが未だに全くもって何も解っていないのに、この目的を今まで一切探しもしないで、その前に単に「健康で長生きしよう」などの単純目標を立ててもそれは意味が無いのではないか？　長生きしたところで、それが何なの？　となるからである。中身のない健康、目的のない長生き、それは最初から無意味でしょうに、と言われてしまうのでは？　生きる目的の無い老人をみんなで何時までも囲って生活をさせても、その国は大変でしょうとなる。しかもである、他の国をみると、自国の子供ですら養えなくで、目の前で戦死者、餓死者が毎日沢山出ている。同じ今の地球内であるのに。私達地球はバランスが全くとれていなくて、貧富の差が激しいままにほっておいて、何が長生きですか？　と感じるのは私だけではないだろう。これら同時に互いに生きていることが極端な違和感がある。このことを全く無視して、一方では健康だけを気にしている。大変に困窮して毎日、死者が大量に出ている。しかしそれは他国のことでしょうと居直る人も沢山居るだろうが、その生きている態度自体が狂っていると思いませんか？　地球全体としてもバランスがとれておらず、地球人は合わせて皆がキチガイ沙汰と思われてもしかたがない。健康だけなどは生活に困らない富める者だけの理屈だろうか。このアンバランスは地球人としてみっともない限りではないか。実は私達はこのどちら側に居ようとも、大変に恥ずかしい生き方であると思われる。このようなことを地上から無くすのが（全力で）先ず第一と思われるが、如何だろうか。それにこの考えと対になるかも知れないが、巷でよく言われる「人生は一回だけなのだから」という説明が最近は更に増えたように思われる。平気でこの言葉を書籍含めたマスコミでも皆が口にしている感じがする。確認したこともないことを、よく言うなといつも感じている。これでは私達はやりっぱなしの生活ではないのか？　この功罪は、一回だけの人生ならば、死後のことは何も考えなくて良いのだという、短絡思想を生むことである。つまりやりっぱなしの人生を推奨してしまう。確かに放埓に生きるのも一つの方法であろう。それが今の地球の生活法である。しかし放埓な生き方はそれだけで堕するのみ、進歩することは何もないのでは？　宜しんでようか、人生一回きりなら確実に皆やりっぱなしになりますよ。

　　一部では、お金を沢山ためて老後は安心して生活しようとする、しかし本来生きる目標が私達のように「無目的で浅はかな」なものならば、そのお金を貯めた行動は一体何の価値が有るの？　と言いたくなる。身近な個人目標はよいのであるが、本来の人間の生きる目標をすっかり忘れた行動は、実はどの様な行動をとろうとも、宇宙的には価値がないと思われる。つまり辻褄が全然合ってないのである。例え多くの資金をかけて、或いは時間を掛けようとも、宇宙的なものを忘れた私達の行動は、はっきり言って無価値という意味である。どの国であろうとも同じ。これは個人でも、国でも同じ。厳しい意見であるがそうなるのではないか？

　　長生きの事例としては、莫大な予算をかけて医療的に健康で長生きの薬、治療薬を開発しようという動きがある（先進国同士）。細胞レベル、分子レベルで高度な医療開発をする。もちろん後進国にはない、膨大な予算に糸目をつけず開発競争をしようと目論でいる。勿論採算性はとれると関係者は踏んでいるようである。生活に困らない富者の理論である。その動機はこれも単なる長生きのみとなる（開発す側は利益のため、医療を受ける人は自分個人の長生きのためのみ）。いずれも個人的な動機、目的が大変に卑近で個人性が濃いものである。

　　また極端な行動として、例えば自分の体や細胞を保存冷凍しておき、後で、細胞を取り出して、復活させ自分の肉体を生き返えらせて、これで時代を未来にずらして生きよう（見た目の長生き）とする目論見もその内にあるだろう、これ等の努力は宇宙的には殆ど何の意味もないことは確実思われる。なぜかというと、この方法は人間の本体の実態を知っているなら（別項参照）、全く意味の無いことが直ぐに判るからである（あがきに過ぎない）。肉体、本体を結合を壊して肉体、細胞だけにしたその時、本人の本体はすでにそこには居なくなるからである。また細胞が復活して再生されたところで、その時の人間本体は、必ずしも以前の自分の本体になるとの補償は、全く何処にもないからである。見た目は一見細胞的に以前の肉体そっくりになると思われるが、二度目の中身本体そのものは、確実に別人が宿るのは間違いないからである。人間の魂、本体は私達が勝手に考えるような保存や分割できないし、転生自体も今のガリガリ亡者の意思レベルでは、思うようには転生が出来ない。これが天からの法則なのである。これを知らないと、このように天に対し不遜な行動となる。

　　私達は人間自身の本体、肉体のカラクリの実態を知らないからこのような話が平気で出る。だからこのような無駄なことは元からしない方がよい。宇宙から見て明確に恥ずかしい行動に見えるのである。そんな姑息な生き方、生き残りをして利己的（健康で長生き）で何かを得ようとしても、その手段はいくら精巧に細工しても生命の中身は誤魔化せないということに尽きる。宇宙から見ると子供だましであり、本来の人のやるべき努力とは何の関係もないことになるが、今の地球の科学技術がこのまま進むと、これを本当に企てる者が沢山現れるかもしれない。そして“なんとか倫理委員会”とやらが出来てモタモタと長い間、審議するであろう、果たして生命はそんなものでいいのか？と。疑問にならない疑問を出し、回答にならない回答を作り出し、自己納得を勝手にするのオチだろう。

　　それより現実的に、自分の本来の生き方に、真剣に行った方が意義あることと思われる。いま肉体をもって生まれたその体と本体で、自分が何者かの実態を知る方が遙かに重要であるから。これ以上に私達に重要な確認事項はない。まず自分の実態を知ることが先決なのであるが、これ自体が私達普通では困難なことである。そもそも自分そのものが判らない中で、私達が自分探しなんぞは最初から、土台無理な相談というのが現実であるかもしれない。

　　本来、自分探しは何処かへふらつくことから得られるものではない。探すのは、最後は自分の中である。世界旅行などをいくら時間かけても、自分は見つからないはずである。私達は自分の中を真剣に見ることもなく、自分の外にいくらふらついても何も知ることはない。自分の中に全てはあるのだと、感じるまで相当に時間がかかるだろう。私達は何時も自分の外側をガサガサ探しており、まさか自分の中に全てがあるとは気づきもしないから。まさかのドンデン返しである（かの空海はそのことを最後に説明していると思われる、仏典の中には探してもないと）。

　　私達の在りかは自分の外にははい。実はそれは自分の中にあること。この究極は今までの地球だけの情報では全く判らない。私達は指針のない進路をやみくもに進んできており、情報が地球内に限られている。このため宇宙を見たことがない。私達の情報範囲は非常に狭小で、個人的に短絡したものしか集めることしか出来なかった。このまま進んでも、或いはいくら狭い情報源の中で集めようとしても、効率的に真の中身を得ることが出来ない。幾ら地球最上の情報だと自慢しても見苦しいだけである。止めた方がよい。多くの在来の地球哲学や道徳、主義や多くの地球宗教の教義ははっきり言っていまの私達には役に立たない（少しの例外はあるが）。むしろ無い方がよいと思われる。これらの教えは膨大にあり、今も少ないながら研究を進められているが、これが今までに真に私達の進歩に役立つことは少なかった。なぜか？　地球を完全に離れた観点で、地球自身、自分自身を見ることが殆どなかったからである。

　　この今の地球で様々な現象は崩壊の表れかもしれない。目的を探しきれず目的を無くし、次第に短絡の生活に皆が慣れてくると、何をしていいのか自分でも判らなくなる。最後は気が狂ったようなこと（健康で長生きなどに拘るなど含む）を誰しも平気でやるようになる。自制が効かない状態である。皆の中に神様が無くなった状態と言える。自制がないとは、このようなことになる。そして信じられないようなことを平気で行動するようになる。これが単に健康でいたい、という願いになるのだろう。しかも何のために生きるのかの質問がそれこそ一切出ない。探す気なんかはさらさらない。質問がこれ以外に出来ない状態。この点が人間として異常なのである。そんな短絡の生き方は、最初から何の価値も無いのではないか？

　　私達は、生きる目的が解っているなら、それを知っているなら、何も急ぐことはない。健康もそれ程重要でなくなる。これを気にする必要はない。無駄も価値の内という考えもあるが、それでは実に情けない。再度提案したいが、これ等の無駄をなくすには、私達自身が地球惑星以外の他の天体の実態を先に知る（或は予感する）ことが、最も大きな効果を出すと思われる。地球以外の外界を知らず、私達は実際にはものは何も言えないと思われる。余りにも思考範囲が狭小でお話にならないからである。ともかく目を開き地球外の情報に注意を向けるべきである。手段はともかく。

　　ここです注意すべきは、この地球外の情報につき、何でもくらいついてはいけないことである。地球内は今でもこの手の情報の中で、まともなものは出されていないから。特にこの地球の宇宙情報の関してはそうである。ウソ、ニセもののオンパレードが沢山並んでいる。この中から本物はどうして選別するのか？　これが私達地球に今生きている者の真に努力する点なのである。他に努力することはそれほどない。本物を自力で探すこと、これが最も重要なことになる。むしろ私達の本職と言ってもよいであろう。私達はニセモノを手にして努力しても報われない。無駄である。だから時間を掛けても、真実のものを自力で探り当てるのがよい。偽物は解った時点で早晩捨てるしかない。未来に役に立たないから。 

　このためには別項で述べているように、各人のテレパシー能力がどうしても必須になる。目の前の情報が本物かどうか、何処に進むべきかどうかの自己判断である。これを自分なりに本物だとフィーリングする、あるいは感じられる情報を早く自分で、自力で見つけることである。これをいちいち他人に聞くようではお話にならないから。感じるのは全て自分の内部である。外部ではない。迷っている他人の意見などではない。自分の内部の意見こそ最も重要である。ここが正念場と思われる。そして一人一人が感度を高めることが肝要であろう。 

　　いま私達地球人が盛んに行っている教育息方針は、基本的に個人主義である。互いの共生という題目は殆どない。スポーツで戦うときに、身内の仲間は協力し合うことが大切だと、盛んに教えられる。しかしスポーツを一旦離れると、互いの協力は関係が薄くなる。私達のいう、この協力とは真の協力ではないのである。自分達の都合のための身内の協力であり、汎用的な協力などとは殆ど関係がないことを知っておく必要がある。戦争をするとき仲間内で連携協力をするのと同じ。

　　私達地球での子供に対する教育方針は、基本は自分中心の教育であり、競争重視の教育である。つまりより競争に強く、各個人同士が争って如何に勝つのかを重要視する方式としている。人間が互いに共生する、或いは共存することを目的とした方針は殆ど示されていない。表向きは共生の考えを示してあるが、中身は純粋に個人の競争社会を目指している。だから弱い者は蹴飛ばされる仕組みにきちんとなっている。この競争に勝った者が、全てに優位になるような社会システムである。だから負けた者は決して優位に立つことは出来ない。つまり個人主義が最優先され、勝者のみが優先される。あらゆる教育は教えた内容を納得したのか、理解したかをぺーパー試験で厳密にチェックされ、その理解度を点数で厳しく採点されるのである。

　　このやり方は長年私達の社会の中に浸透してきた。これは正に競争委社会のシステムそのもの。どの国も例外なしに強力に行っている。そしてどうしてなのかはよく判らないけれど、この学んでいる学業の中身そのものについては、殆どチェックすることもなく誰も気にしない。回答が正解か否かのみを中心に注目し、中身そのものは一切問わない。ただそれだけのことである。このような中身がチェックされない、教科の採点のみを気にしたこの教育法は、そろそろやめた方がよいと思われる。中身のチェック無しに、長年月子供に教え込む理不尽な学習行動を強いるのは、早晩やめた方が良いと思うからである。このための損失も甚だしい。本当にこの中身をよく見たらよい。本当に必要なものは実は何もチェックされていない。それこそ宇宙的な教えはただの一つもない有様。本当に人間の共生に関することなどは、ただの一つもないから。実に情けない。

　　ではなぜこのように教育方針に、短絡したのか？　教育方針の中身をいろいろ考えるより、正解、間違いの判定にのみ、問題を短絡した方が、採点がし易かったのである。他に理由は何もない。そして正解率の点数で個人の優劣を単純に判定する。ただそれだけであった。他に採用理由は何もない。膨大な子供の時間を、これだけのために費やす、この努力はいかほど価値が有るのか？　しかも授業の中身はこのように全く中身のチェックがされていないものばかり。これでは子供は大変に飽きるだろう。直ぐによそを向いてしまうだろう。それでも強引に子供達に詰め込む、これが最良の勉強だと信じて教える。一体この行動は何をしようとしているのか？　おそらく、教えている教師も真実を全く何も判っていないものと考えられる。まともに答えることは出来ないと思われる。教科書にあるものは、最初から正しいと頭から信じ込んでいる、教育界全体が間抜けな行動ではないのか？

　　この教育方針の中身は、先ず第一に、自分中心の考え方、知識を教え込むこと、排他的な徹底した個人主義である。それに競争を前提とした争奪戦の、予備戦を常に想定しているように見える。つまり各個人が戦争をしている状態を想定いているようなもの。この中に、共生や、共存の思想は微塵もない。教育の中身をチェックせずに、そのままありきで強引な教え込み、これらをすべて詰め込んで考えると、一体私達の教育システムは何者か？　大いに疑問が付きまとう。だが誰もこのやり方に疑問を抱く者もいない。国全体、地球全体は、世界全体は、これらの教育に心身を費やし、これが何の役に立つのかも誰も知らないままに、日夜突き進んでいる。膨大な時間をこれに費やすことになっている。特に初等教育後半からから中等教育以降は全てこの傾向が強い。しかもこの無慈悲な時間に耐えられず、逃げ出す子も大勢いる。それはそうだろう。キチント教育の中身の説明は子供達にも一切することなく、ただ覚えろと強制されるのは、子供にとっては理不尽に感じる子が多いはずだから。自分中心、競争心の煽り、の二本仕立てで、強要されるこの教育は、子供にとって苦渋の何者でもないだろう。特に読み書き、計算の苦手な子にとっては、正に生き地獄に違いないであろう。

　　これがいまも大いに進められている、地球の子供教育の実態。教師はこの逆の教育は出来ない。勝手な教育はそもそも御法度である。これを破ると、自分たちの教育自体が出来なくなる。では国がこの教育方針を、もっと皆が納得できる教育に変更できるのか？　国の方針の変更も更に無理であろう。今ではガチガチで動きが取れないと思われる。自分達で長年引き継いできたこの方針を、勝手に変更する力量も無いので変えることも出来ない。八方塞がりの教育の世界、昔から決められた方針を、オウム返しの様に繰り返すしかないのであろう。教育について全体を見る目の人が何処にも一切居ない証拠である。

　　この改革には、国民一人一人が、宇宙を見る目を養う機会が必要になると思われる。地球に居たままではこれがサッパリ何も判らない。これを理解すにはある程度の人数で、他の惑星の見学に出かけることが最も効果が出ると思われる。地球にだけ張り付いて生活するのではなく、宇宙の感覚を地球の先生、子供たちにも身近に体験させること、この方法がいま一番手っ取り早い効果があるのではと考えられる。つまり宇宙空間、あるいは他の惑星の様子を、少しでも地球人が知るなら、私達地球の教育も雰囲気が全く異なってくると思われる。これは大きな可能性のあるアイディアである。先生や子供達にこの経験をさせると、その子達は全く今までとは異なる反応をするだろう。そして子供達はさらに宇宙に興味を持つようになるだろうから。このとき地球の今迄の教育の内容（競争、分裂主義の内容）はあっさり捨ててしまわれるであろう。子供達は見向かなくなる。

　　この実現性であるが、地球人のこの行為を、シツコク反対しているグループが大昔から居ると思われるので、十分な注意が必要であるが、これからの私達地球人にはこの過程は必須のことである。地球でこれまでのつまらない教育を無限にやらされていることより、この宇宙体験は子供達にとって遙かに最重要なことと感じられるだろう。けた違いに大きな地球人の体験、収穫になること、請け合いである。教育の影響はいまより、はるかに大きく変化するだろう。いまの私達にはこれを予想することは困難かも知れないが、このトウヘンボクな私達大人にも大きな影響が生じると思われる。教育とは、今の様に地面に這いつくばったような先の見えない、糞詰まり差別教育を際限もなくやるより、もっとさばけた宇宙を目指す教育に大転換するのが、いま私達に求められていると思われる。今の実につまらないことを朝から晩まで子供に詰め込むより、さわやかで実用的な情報を早く子供達に知らせるべきであろう。この差はとんでもなく絶大である。

　　一度この柵を地球人が乗り越えると、止まらないと思われる。実はこれを想定し警戒している人達が、この地球内には大昔から巣造っている。つまり地球の逆情報である。一旦、地球人が宇宙に目覚めると、歯止めが効かないことをよく知っている人々である。彼等は以前から、これにバリアを張ってきた。大衆が真の宇宙に気付かないように慎重に監視をしていたと思われる。つまらない教育、ゲームや、恐怖映画などを数限りなく造り、マスコミに安く頒布し子供達を熱狂させる類のもの、これは地球人にとって大きな、そして巨大な損失である。　私達一般大衆が、これとは逆の、宇宙の魅力に一旦気付くなら、今まで地球人のこだわり、縛り、教育などがバカバカしく、付き合いきれないものだということが大衆にばれてしまうからである。大衆がこれに気付くと、地球は激変する。今は皆が従来通りの生き方をしているが、宇宙の実態（まともな情報に限る）を少し知るだけで、これが急激にデングリ変える（社会常識の転換が）ということ。これを何としても阻止しようとしている者達達は、必死で宇宙情報の逆宣伝を死に物狂いでしかけてくるだろう。この時、決っして皆がオタオタとタジロガナイことである。そして宇宙の実態を少し予感出来る者達は、構わず大いなる決断で先に進むが必要である。

　　この時、重要なのは、本物と偽物の区別である。今のままの大衆の価値観であれば、ニセモノに大概は引っかかるであろう。偽物は昔からのプロ級の使いて手だからである。普通にはこの区別がつかない。ではどこでこれを判別するのか？　カッコ良くてたやすそうな情報はまず避ける必要があろう。ゲームの様に面白く皆が飛びつきそうな内容も避けた方がよい。金になりそうな旨い情報も避ける必要がある。つまり個人のプライドや金儲け、勝利感、個人をくすぐる情報はまず先にアウトにすることである。つまり私達の心に心地よく、楽そうな情報はアウトにすることである。これとは真逆になる情報は、私達が試してみる価値があろうというもの。これは私達自身が常日頃、何を考えているかで決まるものであろう。日頃我欲の塊で生きているようなら、直ぐにこの偽物に引っかかる。しかし日頃、我欲を出さず、地球のことを真剣に考えている者なら、このニセ情報に決して引っかかることはない。ニセ物は事前にイヤな匂いがするので、避けることは自分で判別可能である。

　　この宇宙旅行の実体験であるが、最も効果があることは十分判っているが、この具体的な実現性となると、今の私でもそのアイディアが具体的に湧かない。小数の人数でも良いのであるが、これを秘かに回数増やして、体験者を増やすことが出来るなら、地球は次第に変わると思われる。少しずつ皆が、宇宙の実態、本当のその中身に気付くようになると思われるから。教育者と子供達をセットにして行うのである。最初は相当に嫌がられるかもしれない。変なことをしている地球人達として、差別を直ぐに受けるだろう。宇宙旅行に行く理由は、このＨＰの中にたくさん書かれているのでそのまま利用でいると思われる。地球の教育では何時まで経ってもらちが明かないという理由になる。これはいきなり地球の教育の悪口になる。これをそのまま世間はほってはおかないかも知れない。しかし体験者が少しずつ増えていくと、そしてその体験者が、何かを喋るであろう。この体験談が宇宙旅行の広まるになるキッカケになると思われる。ともかく宇宙に出かけなければ、地球はこのままで少しも変わるキッカケが得られない。宇宙のことは言葉でしゃべっても理解するには、相当の努力が要るから。残念であるが、私自身は未だ宇宙旅行の経験は正直ないが。しかしこの転換の方向性は間違っていないと思う。　

　　私達は通常、死んでしまった人に対しては、その人は過去の人と思っている。歴史上の人でも特にそのように考え、二度と会うことのない人と思い込んでいる。はるか昔のことで、決して今ではないと。また死んだ自分の親や祖父母に対しても、死んだら永久に逢えないと思っている。しかしここで私達人間が、転生を含めて理解しようとすると、次の疑問が当然沸いてくる。実際はどうなのだろう？　と。

　　人間の転生については何度もすでに取り上げているが、その結末を含めて再度取り上げる。転生について、判り易くここで短くまとめてみる。　転生が理解できると、ボケタことは言えなくなる。死んだ人の本体は、別の肉体で何処かに（殆ど地球ではない他の惑星）に住んでいるわけで、強いて逢おうと思えば逢えることになる。逢う必要があるかどうかは別にして。直ぐそばにいるかもしれないし、全く現実に会えない場所にいる人もいるだろう。しかし転生に確信を持てるなら、肉体で死んだ人は実際にはどこかに住んでいることは確かである。それが今住んでいる地球なのかは判らないものの、その人は確かにいると思えばよい。幽霊の話しでは決してない。

　　これは親類だけではなく、過去の多くの人々はこの宇宙から抹消はされることはなく（特例がなければ）、今の自分と同じようにキチンとどこかに実在として住んでいる。こう考えると、結局私達の本体は、死がないという意味が、現実味をおびてくる。以前に死んだと思った人には、再会ということもあると考えた方がよい。それは地球の歴史上で有名だった人であろうが、無名であった人であろうがその差はない。その意味で私達は日頃、誰に対しても、常に失礼がないように対等に、丁寧に付き合う必要があるということが十分に理解できる。逢ってもその後死んだらあとは逢うことはない、という訳にはいかないのである。誰しも今まではこの考えが多かった。死んだらその人は忘れろ、また会うこともないのだし忘れてもよいと。しかし本当はそうではなく、生きていようと、死んでいようとその相手は、いつもと同じように対等に感じるのが本来のものかもしれない。相手は何時でも生きているわけであるから。この感覚が生きて行く上で実は重要であるということ。死んだ人間は忘れろ、ではなく互いに影響し合った中で互いに意識することになる。死んだら相手を完全無視するのは、地球人の独特の身勝手さであると思われる。

　　宇宙では、私達が考えているような人間の死はないということを理解し、今の肉体を抜け殻にして、生れ変わったその本体は、常に別の肉体を持って生きている、ということを認める必要がある。別項で述べているように、これが地球を含めての太陽系、銀河系の意味であり、近隣惑星群の存在理由でもある。各人の本体は、死ぬことなく新しく生れ変わるだけで、新鮮な体験をすることを目的としていると考えられる。そのとき過去の体験は、キチンと次へ持ち越されており、私達の不可視の母性記憶（個人の深層記憶）の中にしまい込まれる。そうすると私達が考えているように、今も行動体験は、常にやりっ放しで済むものではない、ということがよく解る。連綿と生命体験は続いているのであり、互いに断絶はないと考えられる。特別な事例を除いて。

　　このようにして私達は、いま地球に互いに転生を経て生まれてきている、と考えた方が最も理解しやすい。実際のところ私達が感じていた、「地球で死んだらそでおしまい、人生は一回きり」という今までの短絡思想は、結局私達に全く何も教えてはくれない。この旧い従来の考えから私達が知る結論は、地球だけにしか通じないニセ進化論や、生き残り論、金銭論、戦争論、宗教、道徳論などでしかない。これらは何も私達の本質を教えてくれるものでは決してなく、大勢の人々を無責任に暗黒の迷路に放り出すだけである。

　　人間の転生は同時性を示している。つまり死のない生き物（本体、魂）の同時性であり、常に生命全体は宇宙と切り離せないという考えである。過去も現在も、そして未来も、全体で動いていると考える方が、はるかに合理的である。私達は今まで過去と現在、そして未来を、何時も別ものと考えてきた。つまり強引に区別し、断絶していたのである（都合よく）。しかし人間の転生を知る（或いは感じる）ことで、実はこれ等は切り離せないもの、ということが現実味をおびてくる。私達は自分を含めた生命の考え方を、このように問い直すことで、これまでの短絡した区別思想から、連続した真の大人の考え方のほうへ進歩できる（宇宙的に）一つのキッカケをつかめるようになる。また私達人間の転生は特別なことではなく、当然のことのように考えることが素直に出来る。私達の区別や分別思想、ご都合主義は、視野が狭く、他人や他の生き物と自分を融合できなかったことによる、当座の逃げの手段に過ぎない。私達はこの転生を知ることによりにより、生命連続性や更に進歩的な生き方を、直に知ることが出来る。

　　この各人の転生については、他の惑星の人々の存在を私達が知ることと、同じくらい重要なことで、私達地球人に大きな変化の起点となる。私達の転生と、他の惑星の人の存在　この二つを一気に感得するのは困難かもしれないが、現在起きている地球の動き、騒動、混乱をよく見て、そして同時にこの二つのことをしっかり理解出来るようになると、その結論はより明確になる。人の転生と、他の惑星の人々の存在が真に現実となるだろう。地球人の悩みは、いつも混乱が無数に出ていること。しかもこれを真剣に解決しようと思う者ならば、大事なこの二つの事柄を各自で再確認する必要がある。他人が言ったことを聞いただけでは人は動じない。自分が困難にあってどうにかしようと感じたときに、これらの宇宙情報が私達にヒントを与える。それがチャンスである。ぜひこの情報（人が死んだらそれっきりではない）を無駄にせず、有効活用して貰いたい。物事の解決に多大なヒントをくれる。

　　転生を知ることは、このように私達地球人に大きな進歩を与えてくれる。今までの様に地球にへばりついて生きてきた私達にとって、大きな進歩のキッカケになるのは確実である。他項でも説明しているように、人間の転生は、多くの太陽系、惑星が宇宙に存在する本当の理由でもある。なぜ宇宙には多くの惑星がるのだろう？　これを天文学や研究者は一切説明しようとはしない。する気もない。ただ望遠鏡で何かを研究しているが（星の数やその変化）、肝心なことは何も知らない。調べてはいるが大切なことには気付いていない。多くの惑星はどれも人が例外なく住むためにあるのだという、最も肝心なことを全く知っていないし、知りたがらない。本当に知らないのである。一体何を彼等は研究しているのでしょうか？　地球からだけの光学的研究しても、空回りでシンドイと思われる。今の研究内容ならば、向こうの惑星の人に直接聞いてみてもいいのではないか？　光学や電磁波などによる研究ならむしろ彼らに聞いた方が早い。これは実際可能であるから（もちろん彼らと交流するのが前提であるが）。人は地球だけの存在ではないのである。大昔から多くの惑星に人が住んでいたのである。知らない（あるいは忘れた）のは残念ながら、近隣ではこの狭い地球の私達地球人だけである。この辺から来る、私達の了見の狭さは如何ばかりか。

　　この立場から、今迄の地球内の物事の説明などを聞くと、その多くが納得いくことが多い。例えば、地球内だけに限って説明できる物事、重力のカラクリとか（今の説明は地球でしか通用できない）、太陽は常に煌々と輝いているとか（実際には宇宙空間では太陽は輝いておらず黒い天体）、地球より遠い惑星は地球より寒いとか（実際には一太陽系は皆、気候条件はほぼ同じになっている）、地球以外には人類は住んでいないだろうとか（どの惑星にも例外なく住んでいる）、住める惑星は確率的には相当低いだろうとか（皆どの惑星、衛星にも人は住める）、これら地球の身勝手な説明など、みな我田引水であり一つも当たっていない。ましてや私達人類のことに至っては更に盲状態である。私達の推測は自分勝手が実に多すぎるし、かつ自分自身を知らなさ過ぎる。先ずは人間の転生を証明し、納得するのが、今の私達の最も良いテーマになると思われる。確実なことであるから。

　　宇宙の星々は何のためにあるのだろう？　これは是非、子供達も聞きたいところであるから（このテーマは既に他項も参照）。人間が転生するために多くの住屋（すみや）が用意されているのだと説明したら、子供達は大喜びをするだろう（多くの住屋の説明は既にイエスも二千年前に説明している）。これで皆が納得する。今の地球の大人たちは、この説明を今までしたことが一度もない。星が夜空になぜあんなに沢山あるのかの説明も一切なかったし、出来なかった。星は綺麗なだけでいいのか？　何の役目？　大昔に実は誰かが言い忘れたのである。それ以来誰もこの肝心なことを言わなくなった。口をつぐんできた。地球ではその後、小競り合い、争いが次第に増えて、この始末でそれどころではなくなったのである。このドサクサの中で人の生まれ変わりの肝心なカラクリも、私達本人が忘れてしまったのである。情けないったらありゃしない。もっと私達はしっかりすべきである。この様にだらけると、変な集団が何処からともなく顔を出してきて、私達人間世界の人々をひっかき回し、本当のこれ等の情報をぐちゃぐちゃにしてしまうのである。これが現在の地球状況であると思ったら間違いない。このかき回し集団は金銭や金融、株、利息、獲得競争、勝利のプライド、などと言ってどこでも民衆にシツコク付きまとい、人々をこの低劣な精神レベルに引き込んで、人の宇宙的目覚めを阻害しようと企む。これからもこの集団はますます私の中にのさばっていくだろう。

　　早くこのドグマから逃げ出す算段を私達は講じた方がよい。金融や金利、権利などに気を奪われている間に、私達は今以上の途方もない自縛混乱に引き込まれ、後戻りが全く出来なくなる。早く私達自身の今の本当の宇宙的立場に気付く必要がある。意味のない金銭などに、常時拘っているような時ではない。この地縛霊みたいな変なヤカラなどからは、早く抜け出すのが一番である。早く自ら振り払う必要がある。

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　　教育は有り難い。出来ればたくさんの教育を子に受けさせたい。そして国のために子供が活躍できるようにしてもらいたい。これは今までの皆が望んでいた教育であった。ところで最近はこの目的が非常に個人的になった。子供が条件の良いところに就職できるように教育をと、親も子供も皆言っている。国のためになどとは一切誰も言わない。もっぱら個人的な収入や生活安定性やその待遇の扱い、見栄えだけを気にしている。つまり教育の動機がとても矮小なもとなり、大変に劣化したのである。皆のために、世のために等とは決して言わなくなった。この状態はこの先が見えているようなもの。教育の動機が劣化しているのである。

　　も要う一つ重なことは、教育の中身自体である。これは皆正しいと初期時点で頭から思い込んでいる。誰も疑わない。ひたすらその学業の高得点を目指している。中身の吟味などとは誰もさらさら言わない、言えない。特に戦後は特に激しい。猪突猛進である。勉強の最終目的が前記のように、非常に個人的な短絡目的であるので、教育の中身などには、教育する側もされる側も全く気にしていないのである。中身が真っ赤な偽物であれば「何をか言わんや」であるが。教育の本来の意味が全く何処かへ吹っ飛んでしまっている。単なる短絡教育の仕訳区分のために過ぎない。ガリガリ亡者のタワゴトを日夜子供達は努力して勉強に勤しんでいるに過ぎない。子供達が嫌がるはずである。

　　　教育の中身が出鱈目であるなら、教育など有り難迷惑そのものである。本当の教育を受けたい者にとってその教育は大きくずれているのであるから。どのようにずれているのか？　端的、自己利益で個人的になったということに尽きる。世のため、社会のためなどという目標が何処にも全くないのである。自分さえよければ他人のことは何も考えなくてもいいとなる。非常に目的自体が単純で自己目的のみとなった。自分側だけを考えればいいので、誰にも判り易く、理解しやすいので便利であるのだが。　　この一括教育を受けた人材たちは、世に出た時はどうなるのか？　世の中の全体を考える者が全く居なくなるのではないか？　本当にこれで良いのだろうか？　実に空恐ろしくなる。私達が持つ、競争原理で勝ち抜いた人材たちは、とてつもなく利己主義であろう。ものごとをやるには先に自分の都合を最優先し、周りのことを全く考えないこの「優秀な人材？」がいずれ世の中を牛耳るということか。

　　そしてもう一つの宇宙的に行われる教育の基本は、自分と、宇宙万物のなりわいを、先に教えるものになろう。つまり人間と宇宙との関わりである。これと同時に、人間自身のテレパシーの意味を、しっかりと教えることになろう。テレパシーは自分の他、万物との関りを知るには、不可欠の手段ということを、子供達に第一に教えるだろう。そしてテレパシーの具体的手段や、その方法をしっかりと教えることになる。言葉でしゃべる言語自体は基本的にまず一種類教える。しかし基本はテレパシーである。テレパシーが完全なら、言語の重要性は小さくなるからである。テレパシーは言語に比べ、はるかに多くの情報を一瞬に相手に伝えることが出来るからである。テレパシーを教えることで、すでに人は互に誤魔化せないこと、すべて正直ベースでしか物事は進めないことが、子供はしっかり理解出来るのである。強いて、嘘はつくなとか、正直ベースで生きて行けとは、あえて言う必要はなくなるから。テレパシーを主体に生活するようになると、強いてこれらは言う必要が無くなり、正直ベースの生活が最初から実現できるだろうか？

　　私達はよく思い込みをする。自分と他人の考え方の違いである。意見のトーンが合っていない状態をいう。自分だけが思い過ぎをして、後で大いに反省することもある。そして最初からもっと相手のことや、全体を最初から見ればよかったとしきりに反省する。

　　このとき大切なことは視野の狭さと広さである。行動する前に視野を広く持てるか狭いままに行動するかである。視野を狭いままにして行動すると、いつも良いことはない。そのまま行動すると常に周りと摩擦を起こし、前に進むことはない。私達の日常の行動すべてはこのようなものであろう。丁度自分が小さい頃の抱いていた考えと、大人になった今の考えには大きな開きがある。視野が狭かった頃と、多くの体験を重ねた今では、その判断には格段の開きが出てくる。誰しもこの経験はあるだろう。そしてこの体験も見る目、思考範囲をその都度広くしないと同じ過ちを繰り返す羽目になる。人との摩擦が多いときは、一旦日頃の歩みを止めて自分で視野を見直した方がよい。自分でこれが出来る人は既に争いは無くなっているのであるが、出来ない人は何時までも自分の流儀にこだわるし、その人の回りは摩擦だらけとなる。

　　この過ちを犯さないために、私達は経験により判断力を高めるのであるが、地球での体験には限りがあり、一気には経験の範囲を広めるには無理がある。そこで回りの体験を自分のものにしようとして、他人の体験談を自分の中に取り込もうとする。そのために本を読んだり、人から話を聞いたりするのである。

　　この外部からの意見を取り込むのはよいのであるが、その内に外部の人の意見を聞かなくなった頃から、その人は次第に孤立していくようである。この孤立の状態は将来、誰しも何時でも起きるし今でも起きる。何らかの外部からの強力な影響を受けると、このように人は誰でも大きく変化するが、自分の意見は次第にその間に変化をしていく。その内にこれがその人の個人の意見でもあるし、個性にもなっていく。特に新興宗教などを始めると、とたんに人格そのものが大きく変化する。別人のような感じになる。どちらも同じ生活をしているが、これに対しお互いにどちらが良いのか判断はつかない。ともかくみんな自分が一番いいのだと、思い込んでいるから。

　　この突合せはどうすればいいのであろうか？　誰しも長い目で見て、正しい方向に自分は居たいのである。しかし暫くそのままみていうと、そのいずれかは生き方で大きくずれていることが判明することになる。着手前にこれが判明するならもっともよいが、現実はそうはならない。結果的に狭い道を強いて通るようなことがよく起きる。思い込みである。

　　するとこの思い込みというものは、いずれ誰しも通らなければ済まない道ということでもある。その内に自分で選び方を知るだろうという考えに落ち着く。狭かろうか、広かろうが、自分なりにやるのであるから、気にしなくてもよいとなる。その中でも体験が大切なので、そっとしておけとなる。本当にほっておくとトンデモナイことになるので、その時に少し親や、先輩たちが手助けをすればいいということである。人間は生まれながらに完全に自分の行動をとることが出来ない。赤ん坊のままでは何も出来ないのと同じである。親の手助けがどうしても必要である。身体的にも精神的にも同じようなことなのかもしれない。

　　これと同じように、精神的に私達地球人はどうやら、いつまでも赤ん坊のようなところが誰しもある。生き方そのものの右左が判らない。そのため互い大人になっても喧嘩が絶えず、いつも争いをしている。静かになったかと思えば、陰で盗みや裏取引や悪さをしたり、嘘をつくようになる。この精神レベルを良しとする社会全体の容認自体も、いつまでも直せない。強い者、早い者、気が利いた者　に優先権があるとう、子供的な発想をいつまでもこの社会は止めることがない。法律で罰されることがないから何も悪いことではないだろう、と私達は平然と悪さをする。

　　このときの私達の思い込み、これは何であろう。法律に照らし正しいか、正しくないかを結局問うているのである。そもそも法律は皆で決めたのであるが、その元は皆が旨く生活出来るようにといって造ったものである。公平性を欠かないために。この法律は皆で決めたのは間違いないこと、皆の精神レバル（現在の平均値）に相応しい様に作ったのは間違いない。それ以上でも以下でもない。これですと言って出したものが今の法律であろう。当然この法律も変化していくことは当然となる。

　　ところでこの法律は地球だけの法律で、他の惑星の都合などの考えは全く入っていない。気にもしていない。私達は他の惑星には人が居ないと地球では判断する人が多いので、当面はこの法律は地球人だけで造り管理すればよいと今は信じ込んでいる。ここに居ない人の意見を取り入れえることは出来ない。だからガチガチの地球版の法律になる。そこに宇宙性は微塵もない。

　　この法律は私達のいうところの理性のなす技であろう。ほって置くとまとまらないので、誰にもわかる文章でとりしまろうというもの。誰にも判り易く直ぐに効果のある文章で人を取り締まり、規制をかけるというものである。一旦この規制をかけると、これを守らなければならない。当然であるが、この守ることも大変である。毎年同じように多くの法律をつくり、今ではこの法律だけで自分達で抱えきれないほど、管理しきれないほどの無数の法律を持っている。住民ですら知らない法律は五万とある。その大半は知らなくてもよい法律である。またこれを意識して生活をすることもない。がこの法律のために、いやでも一生をこれに付き合わされる人もいる。

　　この法律を無視して現代生活は実際出来ない。何かでトラブルを起こすと、法律の専門家の出番である。今ではあまりに法律が多すぎて、その専門にする家業ができている。一般人はこの人達に頼るしかない。そして何でも法律を交えて互いに争う羽目になる。日常でも身近な話である。イザとなったらすぐに家庭裁判所あたりに出向くことになる。ここで自分の考えと世間の違いに大いに思い知らされることになる。裁判所に世話にならないためには、ともかく身近なことでもトラブルを起こさないことにつきる。ということは日頃、トラブルや問題を起こさなければ、法律は本来要らないことにもなる。私達の生き方のコツはこのように、互いにトラブルを起こさないことに尽きる。しかし実際には自己主張がお互いに強いので、その内にイヤでもトラブルとなってしまうのであるが。そしてさっそく法律の出番となる。

　　このゴタゴタを無くすには、どうしたらいいのか？　最もいいのは周りと最初からゴタゴタ自体を起こさないことである。これが肝心な要諦である。では相手の言いなりになるということか？　まさにその通りである。自己主張を相手に負けないように行うと、最後はケンカや、裁判になってしまう。争いには皆が負けたくないと思っているが、そんなものは最初から捨ててしまって、欲しいだけ相手に何でも相手にくれてやればすれで済む。これが最も早い解決法である。少しでも相手に負けん気を起こすなら、直ぐに裁判となる。これを最初から一切抵抗せず、相手に好きにさせるのである。これが最も宇宙的な生き方となる。頑固に自己主張をするなら、直ぐに地球的意地の張り合いとなる。だからこの行動を最初からとらなければよい。ただそれだけである。実に簡単な手法である。これをさらりと出来るか、これにかかっている。いつまでも負けん気を起こして張り合うと、これは出来ない。つまり最初から地球的価値観を捨ててしまって、達観する必要がある。こんなことにかまけては宇宙的生活が出来ないと、ふんぎりを付ければいいだけのことである。

　　私達は自分の権利、保証された利権、これ等に大変にこだわる。これが保証されるなら、自分の生活は安泰で安心できる。このために大変に自己保存にこだわりをもつ。当然であろうが、これに拘り過ぎるので、私達は宇宙から見たとき、トンデモナイ拘りに気付かないのである。そして自分が宇宙に住んでいる人間自体をすっかり忘れてしまうのである。そんなことは自分には関係ないと無視をする。これが地球内の紛争がいつまでも無くならない、根本的な原因に一つである。紛争自体が生きがいになっている様子である。

　　ここで達観のやり方が大きな効果を表す。つまり、宇宙から見た自分の立場である。問題は事の結末が、いずれになるかは実際大きな問題ではない。両者のこだわり自体が大きな問題なのである。ただそれだけに過ぎない。宇宙から見ると実際どちらでもいいことである。チンマイことに私達はいつまでも大変に拘る。勝ち負けに大変い敏感である。この生き方のこだわりは、地球全体に広がっており、簡単に解消できない性分なのである。だから何とも知れないこの地球に、今互いに住み着いていると言って過言ではない。イヤな連中と顔を突き合わせて、見たくもない相手と同時に住んでいる。これが我が地球なのである。

　　最も早い解決法は、ぶつかったその時に、素早く自分から身を引くことである。即撤退するのが最も正解。ゴタゴタに時間を掛けて揉めるのは、宇宙的ではないから。普通は負け犬を言われて馬鹿にされるが、我が地球ではこの方法が実は一番、宇宙的なのである。平気でその場を去ること、これが一番なのである。本当はトラブルを事前に察知してその場を避けるのが、最も正解なのであるが、私達はどうしても鉢合わせになることが多いと思われる。この鉢合わせも、事前に予知し避けるのが本当の知恵なのである。バカな人は強いてこのトラブルを引き寄せて、そのドマン中に居ることである。これは地球人の証そのものになる。私達はそろそろこのトラブルを事前に予知して、全て避ける手段を取ることを学ぶ必要があろう。バカの標本みたいにトラブルをよしとする思想は、もう止めにした方が最も正し生き方。トラブルを起こしても何も自慢にもならないからである。出来ればトラブルは事前に予知して、旨く避けるのが最もスマートな生き方で、宇宙的である。地球ではこの全く逆を強いて行っており、みんなこのトラブルの周りを囲んで、喜んではやし立てている。これが私達地球の今の精神レベルなのである。しかも何時までも飽きずにこれをやっている。この状態から、少しは賢い生き方に変換するのが、よりよい生き方ではないのか？　これを薦めるのが、このＨＰの基本思想である。一旦、宇宙を知ったら、地球のこのようなダサい生き方は全くお勧めではないからである。

　　宇宙から見たら、地球でトラブルを避ける生き方はダサく見えるだろう。恰好はよくない。がこのダサい方法は、何も恥ずかしいことではない。正しければ敢然と生きていけばよいのである。宇宙的に恥ずかしくなければ、気落ちすることは少しもない。それで十分である。これをもう少し要領よくやるには、予知をすることが最上である。トラブルを事前に察知して、その中に最初から入らないことである。自然に避けることこれが最もスマートなやり方になる。これをぜひ勧めたい。

　　私達は今まで地球内での人類の発祥を、考古学や進化論を基本に考えてきた。学校でもこのようにしっかり教えてきたからである。しかしこのＨＰではこの説を採用しない。ダーウィンの進化論は別項でも述べているように、この説を偽物と考えているからである。今の地球考古学も実はこの進化論に相当影響を受けている。このせいもあって、文明は昔になるほど未発達であり、必ず物質文明、文字文明は時代とともに進歩してきたと一方的に思い込まれている。このＨＰでは人類はこのように地球だけで進化してきた生き物とは全く考えていない。形だけで、或いは地球内だけの限られた狭い範囲の情報だけで人類の発祥を、このようにうかつに言えないからである。勿論、進化論で人類の発祥が証明された事例は今までにない。原始的な生き物から、次第に進化したのが人間などとは考えていない。人間は最初から完全な人間であり、他の動植物も最初から自らの完璧な形態を持っているのである。これを素直に認めたらいいだけの話なのである。

　　私達地球人は余りにも地球外の宇宙情報（他の惑星、太陽系）を知らなさ過ぎた。その状況からこれらの情報に関し、目や耳を自ら塞いできたというのが実態である。地球外のことを知ろうとしても、本気で調べようにも方法がなかったからでもある。もちろんこれらを積極的に調べて公開した先進的な人（ガリレオやブルーノのような）はいたが、私達大衆は直ぐには受け入れることはしなかった。今でもこの傾向は強く続いており、地球の生活がよほど楽しいのかもしれないが、その後多くの地球外の獲得情報もあったものの、困ったことに、これら宇宙情報に関し、この地球では同時に大変にニセ宇宙情報が同時に意識的に多くばらまかれており、私達大衆は一体何が本当かを決めかねて、今でさえも確信が持てないままである。まともにこれらのニセ情報に多くの人は引っかかっているのが現状である。同時にいまの地球内の自分の目先の必死の仕事（必須で切実な仕事）や様々な遊びごとに興じる方に気を取られている。宇宙に気を配っている暇は本当のところないのが現状である。

　　ところで以前から「宇宙考古学」という言葉が言われるようになった。直ぐに飛びついた人もいるだろう。しかし普通は信じられないと思われる。在来の考古学研究者は見向きもしない。研究に値しないという判断であろう。地球で在来の考古学をすでに粛々と研究しているのに、宇宙考古とは何だとなる。ふざけているのではと思われるからである。ひたすら地球内のことを調べているのであるから、いきなり宇宙とはなんぞやというわけ。

　　しかし両者の意見を見ると、宇宙考古学の方では、現在の考古学で全く説明できない地球内の遺跡を多数紹介しており、これを現在の考古学で逆に全て説明するには大変に無理があると感じていると思われる。どうやら両者には大きな断絶があるよう見える。一体度どちらが正しいのか？

　　例えば　①ニネべの常数　②テオティワカン遺跡　③ギザのピラミッド　④アトランティス大陸　⑤日本の縄文時代・・・・・・・　など多数ある。これらの遺跡には今から見ても説明できない部分が多く、今までその謎が放置されたままである。

　　①  ニネベの常数の謎はフランス人のモーリス・シャトランによって近年解明された。今まで不明で放置されていた１５桁の膨大な数は、実は太陽系の全惑星（12個）の公転周期から来たものだということである。1959992×100000000秒／86400　＝2,268,000,000日　（86400は一日の秒数）という数値は太陽系の全てが解っていないと説明できないものなのである。ではニネベの時代に一体誰がこの常数を知っていたのか？　いまの文明論では誰も納得のいく説明は全く出来ない。口をつぐんでしまうだろう。当時太陽系の惑星全てを知り、その公転周期を把握できるなんぞ不可能だったからである。今はまだ太陽系の惑星の数すら地球では全てが解っていない。9個だ、いや8個だと言っている程度なのであるから。今ですら未発見の惑星を含めてすべての惑星が一堂に同期する周期、これがニネベの常数というわけ。これは地球外の知識が無いと判らない知識であることを、私達地球人は素直に認めざるを得ない。他の惑星人の彼らが私達に何かの機会に、数千以上も前に地球人に教えたに違いないのである。

　　②  テオティワカン遺跡は中南米最大の古代遺跡である。この民族の始まりやその終焉が解っていない。特に現代の私達に理解できないのは、彼等の造った都市には、外敵への防御の施設や壁が一つもないことである。現代人には大変に理解しがたいのである。なぜ防御する必要が無かったのか、どうして平和に生活が永くできたのか、　そして突然彼らはその後何処へ行ったのかその経緯が全くつかめないまま。勿論彼らの地球への最初の来訪も解っていない。しかもこの民族はその周りに進歩的な多くの文明の明かりを示したようである。そして彼らは突然消えってしまった。彼らは戦争のない社会を実際に実現しており、外敵を一切考えない生活を享受した民族なのである。その後の地球人の今の私達からはとても想像できない。

　　③  ギザのピラミッドは通常、クフ王の墓と言われているが、これには異論も多いようである。エジプト文字で遺跡にクフ王の名が書かれているからと言われてもいるが、これで判断するのは早計だと考えられる。あれ程の石の細工をした建造者が、クフ王の名など文字を使って書くだろうか？　精神レベルが違い過ぎて、そのような落書きを建設当時はしないと思われるからである。基本的にこの遺跡の建立目的自体が未だに解明出来ていないと思われる。地球自体の尺度などを表現しているようであるが、当時、建設者は地球が一周４万ｋｍということ等を既に知っていたとことである。この遺跡自体が地球の度量衡の原器のようなものになっているようだが、誰が当時、地球の全体の大きさや丸いということ、その規模も当時知っていたのか、これが今の私達には大きな疑問なのである。さらに内部の通路の構造の意味は未だに未解明である。あれ程の石の遺跡を残しながら、その究極の目的が未だに解明されていない。

　　④  アトランティス大陸　についてはプラトンなど多くの人が著書で触れている。この大陸は今地上にはない。かつて太西洋か、太平洋にあったとされる大陸である。ここで高度に進化した文明が地球にもたらした知識は、今の西洋文明、エジプト文明などの元になっていると考えると全てが説明つく。この民族はこの大陸の崩壊前後、ヨーロッパ全土にその一部の人々が逃げ延びたようである。その移住者の子孫はヨーロッパ各地に今も住んでおり、その痕跡をそれぞれ持っているように見える。この一つがピラミッドかもしれない。なべてアトランティスの時代の文明は、精神的に今よりかなり高度であったと推測される。

　　⑤  日本の縄文時代　この時代の遺跡には、テオティワカンと同じように人間同士で争った形跡がない。当然、武具もない。皆が平和に生活を享受出来たように見える。死んだ人の頭骸骨などには傷がないのである。彼らの時代は原則平和が基本のようである。これ以降の弥生時代になると、急激に人間同士の争いの形跡が増え、遺跡の中には武具などの道具が増えてくるし、かめ棺の中の頭骸骨は争いで無残な穴が大きくあけられている。弥生時代の精神状態は現代に近く、野蛮なものが次第に多くなる。しかし縄文時代は精神的に大人である。弥生時代以降には精神レベルが低下しており、見る影もない低劣な生活混乱状態である。今も私達はその状態が続いていると思われる。また稲作や文字の使用はいま言われている時代より遙かに古いのではと思われる。これらは全て縄文かそれ以前が起源のようである。また文字や筆記用具の起源も遙かに古く、考古学が言う年代とはかなり異なるように思われる。

　　文明を逆方向に進めると、地球の文明は原始の時代から、現代は次第に進化しだのと一方的に考える現代人の癖をもって、上記のような文明論は何も説明できない。それより地球のこの進化論的思想から一旦自分を解放して、宇宙的にものごとを見ると、地球の文明は退化論の方が、よりふさわしいと思えるようになる。私達は進化したのではなく、文明が退化（精神が劣化）していったのだと考えると、うまく説明が出来そうである。そして現在では膨大なトラブル、紛争を抱え込み、どこもこのもめ事が解決しそうにないものばかりである。争いの恨みは次の恨みをつくり、これを永遠と繰り返している有様。旧い時代の良き生き方を、全く忘れてしまったようでフヌケの生活様式である。これははっきり言って、民度、精神性の低下というほかない。真の知恵を忘れた哀れな人類の姿に見える。日本だけではなく地球全体が次第にそうなっている。同時進行がなされているのである。つまり地球惑星全体の文明退化論である。進化論自体は精神的な面だけを見ても、とっくの昔に、破綻崩壊しているのである。お判りだろうか。

　　さてここで前記のように、説明のつかない文明の跡をどう説明するのか？　ニネベの常数 などからすると、どうしても地球外からの情報提供者が居たと考えられるのが、最も妥当な説明になる。今でも地球では宇宙船をまともに造れないであるが。その昔、地球人に我が太陽系の常数などを、外部から教えた者達（宇宙船で飛来）が居たとするのが最も順当であろう。テオティワカンの遺跡からは争いのない文明の実績は、そのような人々がある時代にメキシコに飛来して住んだ跡が示されているのではないか。最初から地球上の人種だと思い込むみ、これを説明しょうとすると全く不可能になる。またギザのピラミッドには無言の表現が、今の私達に示されているように思われる。この今の私達の争いごとに関し、警告をしているようにも感じられる。また日本の縄文からは私達は先入観で弥生文明より遅れた先史文明と信じ込んでいるが、実は精神文化の進化の過程は真逆と思われる。これが正直な感じである。精神性は縄文化の方がはるかに上であると思われる。

　　つまり時代が経るごとに、私達人類の精神性は低下をし、今では見るも無残なレベルに落ちてしまったと考えられる。何処をとっても自慢できるものは何もなく、低次元化したようである。現代は単に物質文明が意味も無くやたら進歩しているが、これは真の進歩では決してない。アダ花というのがふさわしいニセ文明である（私達のいう進歩した科学技術を含む）。精神性を伴わない文化や技術は私達を基本的に人を幸せにしてくれないからである。今は互に争うことに何の疑念もなくなり、日常化しているが。便利な機械でその過去の記録を無数に再現し、世界中で見ることが出来る。つまらぬ私達の争いの実績を再現し見ることで、それが如何に詳しい画像であろうとも、実は自慢にもならない技術に見えてくるのである。膨大な無駄なデータを日々いじくりまわしているだけになる。よく考えてみたらいい。現在アマゾンの森の奥で現地の人が携帯電話を使えるからと言って、即それが民度の向上とはなにも関係ないではないか。物質文明はそれに触れたからといっても全く人を賢くしてはくれないのである。私達は完全な勘違いをしている。地球文明の発達は進歩だと完全に勘違いをしている。誤ってはいけない。これは完全な退化である。本人の私達がそれを感じていないし、実態、真実を知らないだけである。

　　さてこれ等の事例を見ていると、我が地球の近隣には私達とは違った惑星人が住んでいることが、薄々判るのではないか。地球人の特徴は、平和を自ら維持を全く出来ていない、コントロールも出来ていない。大昔からそうであったと思われる。精神的自立出来ない性分なのかもしれない。我が地球ではほっておくと直ぐに喧嘩や争いごとを始める。この混乱の中で他の惑星から旅行者が来て、地球の平穏な場に住み着いて、しばらく生活をしたのではないかという仮説が成り立つのである。地球はどこも精神レベルが低劣で、安心できる場所は少ないが、その中でも住みやすい場所を選定して、彼らは住み始めたのではないだろういか？　これが以前から言われる“宇宙考古学”　と言われるものの発想原型と思われる。文明は必ずしも地球から起きたのではなく、地球外から与えられたというものである。今まで遺跡から場違いなものが発掘されると、考古学の専門家はそれをひたすら無視を続けてきた。今までの進化論にそぐわなかったからである。しかし素直に見てそのまま遺跡を解釈しようとするなら、私達は残された遺物を素直に認めるしかない。同時に近隣惑星とのつながりを認めるしかないであろう。これが正しい研究姿勢であると考えられる。つまり地球を超えた研究態度の素直さが求められる。しかしこの態度は、私達地球人（頑固で一途）は最も苦手な行動規範である。素直になれない横着さが先行しているからである（今迄の地球人の性分から）。あまり騒ぐと、気が狂ったといわれ、仲間外れになってしまい、立ち往生するから誰もしない。

　　地球だけから見た従来型の考古学は進展性が全くない。先ほども書いたようにこれはニセ進化論が底辺にあり、今後も全く発展性がないからである。ものの発想を全く変え、地球の文明を退化論で考えると、全てが旨く説明できる。地球を含めた宇宙は地球が全てではなく、元から宇宙が全てであり、他の惑星は恐ろしく私達地球より進歩的な文明が既に多数あるということである。私達はこの事実を何時かはいやでも認めなければならないだろうし、その方がすべて旨く説明ができるから。

　　この厳然たるこの事実を認めない限り、地球の現状は変えることも出来ない。地球惑星ははっきり言って大変に遅れた（認識範囲の狭さや視野の狭さ）惑星なのである。この事実を私達が明確に自覚する必要がある。これを踏まないと、やることなすこと全てが説明できなくなり、おかしくなる。謙虚に地球の現状を認めるほかはない。これからも多くの遺跡で、逆の事実を私達は突きつけられるであろう。そのつど説明を求められても、地球専門家は煙にまいて曖昧に答えるしかない。しかし歴史があろうともなかろうとも、事実は事実なのである。

　　人類発祥についても同じような議論となる。我が地球では人類はアフリカ辺りの何処からか発生をし、進化して現代人になったと盛んに説明しているが、とんでもない勘違いである。実は人類は大昔からアフリカのみならず、地球上の何処にも、そして他の惑星にも多数住んでおり、我が地球だけが人類生息しているのは決してない。人類はいたって身近に何処の惑星、太陽系にも昔から住んでおり、珍しくもない生き物である。惑星と人類は対になっていずこも生息しており、進化論の言うよう最後に生き抜いたすぐれた生き物という訳では決してない。人類は全く普通に生息する、何処にもいる普遍的生き物である。しかし住んでいる人類は実はものの認識度合い、価値観で大きく生き方が異なる。今の我が地球人はこの中で最低の精神レベル、認識度、価値観を持っていると思われる。なぜか？　その価値観に低さ、互いに人間同士の共生が未だ実現できていないこと、他人や他の生き物を大切にしないこと、常に人間同士が紛争をしていること、他の生命を粗末にしていること、他の生物以下の精神生活をしていることなどから、レベル的には残念ながら、最低部類の人類と思われる。地球人の言う人間は最高の生き物などと、恥ずかしくて言えたものではない。今の地球進化論は、この全く逆をしこたま自分達の子供に教科書で教え続けている。これが害毒以外の何物でもないという理由である。

　　まず私達は人類が地球以外にも沢山住んでおり、同時に彼らは私達より精神レベルが相当先に進んでいることをまず知る必要がある。なぜなら彼らは既に私達のように紛争や大騒ぎを一切せず、平和裡に時代を長年過ごしてきているので、精神文化は地球と比較にならない程に先に進んでいるから。地球はとっくに先を越されて、自分達が一体どこにいるのか、宇宙の何処にいるのかが、皆目見当もつかない今の哀れな精神状態なのである。人類は互に戦争、争いをすると、精神性が低くなり、唯物的となる特徴がある。まさに私達がそれで低次元のままガムシャラに生きている状態。同時に肝心な人間自身の転生のカラクリにも殆ど気付いていない。

　　ピンときますか？　私達の立つ位置を宇宙へすり替えると、上記にあるような　宇宙考古学　というものが誰しも現実的に把握できるようになると思われるし、もっと身近に感じらえると思う。つまり当然という感覚が私達でも持てるようになる。今まではこの地球は、情報オンチになり隅っこに追いやられ、冷や飯を食らっているのが実態と思われるが、宇宙の全体を皆が理解するようになると、これが何でもない単なる事実になる。その内に地球はみんなの考え方が、大変に旧かっただけだと気付くようになる。視野が狭かっただけだと。この違いが判りますか？　あまりにも私達は地球の狭い範囲で全てのものごとを考えてきた。そろそろこの狭小な思考を止めにして、広大な宇宙を一度取り入れてみませんか。損することは一つもないですよ。必要なのは勇気と実行力のみである。今までの既存の権利や習慣は、これからの考えには全く馴染みません。あっさり捨てさるのが正解です。念のために。

　　但しくれぐれも偽物には十分に注意すること。これを嗅ぎ分けるには自分側が常に公明正大にしておくことが肝心になる。